2009年11月 9日 (月)

トムカーガイ

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なんだか久し振りにタイ料理店で食べるような料理が出た。
毎日がタイ料理なのだが、家庭料理だから手抜きだったり、昨日の
残りものだったりする。この料理はタイ料理店へいけば、何処の店
のメニュウにもある料理だ。今日のトムカーガイはいつもより赤い。
「このトムカーガイは赤いね」
「そうね、トマトをいれたからよ」
辛味と酸味がきいている。酸味はタマリンドを使った。
タマリンドなんて買ってあったのを俺は忘れている。
さわやかな酸味だ。
香草が沢山入っているので複雑な香りがする。
日本の家庭の料理でもお店の味とウチの味がある。
今日のトムカーガイはお店のあじだ。

2009/11/8

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サダムが食べない

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ウチのサダムは蟹が好きだ。本物の蟹は高いから偽物の蟹をあげ
る。本当は蒲鉾なのだが、蟹の風味がついているカニボコをあげて
いる。これを蟹だと思ってサダムは食べているのかな?
蒲鉾と知っているのかな?カニボコも風味がメーカーによって違う。
サダムはあるメーカーのカニボコを食べるが、他のメーカーのカニ
ボコは食べない。本物の蟹ならちゃんと食う。
食わないカニボコがあるということはサダムは違いがわかっている
のだ。

新しいカニボコを買ってきた。
「サダムはこのカニを食べないのよ」
今回のカニボコはサダムのお気に入りにはなっていない。

また卵焼きのにおいがする。まあいいでしょ。
スプーンで卵焼きを切り取って、唐辛子ソースをかけながら食べ始
めた。卵の中に赤いものが入っている。
よく見るとサダムが食べないカニボコだった。
ヌチャナートはサダムが食べないカニボコをタイ風の卵焼きにして
俺に食べさせる。

2009/11/8

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タイラーメンと味の素

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日本の夏場は熱いラーメンの売上げは落ちると思う。
一年中が暑いタイではどうなんだろう?タイの気候は大雑把に
言って乾季と雨季しかない。
タイラーメンの売上げには季節変動があるのかな?
最近、日本のラーメンやタイのラーメンを食っていない。
特にこれという理由はない。ただ食わなかっただけだ。

俺はタイラーメンが好きだ。スーパーにタイのインスタントラーメン
があった。パッケージには漢字が印刷されている。
おかしな包装だ。タイ文字がちょこっと書かれている。
普通タイで見かける包装はタイ文字だらけだ。どんな流通経路なの
か分からないが香港の商社経由で輸入されたタイ製品だった。

「マ・マーを食べるでしょ?」
マ・マーというのはタイで人気のあるインスタントラーメンの商品名
だ。化学調味料をアジノモトと呼ぶのに似ている。
固有の商品名が普通名詞になっている。
味の素はアジノモトのブランドでタイでも売られている。
そう言えばヌチャナートも化学調味料のことをアジノモトと言う。

本当に久し振りにタイラーメンを食べることにした。
インスタントラーメンなのだが、俺が作るのとヌチャナートが作るの
では味が違う。同じように作っているように見えるのだが、俺が作る
と日本のラーメンのような味になる。
ヌチャナートが作るとタイの味になる。

2009/11/7

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2009年11月 7日 (土)

パットカイ、タイの卵焼

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これを卵焼きと言っていいのかな?
小麦粉の代わりに卵を使ったお好み焼きみたいだ。
ちょっと見た目が悪いが、味の方は合格。
珍しいことにナムプリックがない。
ナムプリックを作ってくれと頼むのも面倒だ。
俺は手元にあったアメリカの唐辛子ソースをつかった。
このハバネロを使ったソースをヌチャナートは好まない。
酸味が嫌なのかな?香りが好みに合わないのか?
俺にとっては美味いソースなんだがなー。
飯を食う時、唐辛子がないとどうも食いずらくなっている。
タイの卵焼きにアメリカのソースか。
おかしな組み合わせだ。

2009/11/7

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大根の葉の炒め物

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日本には大きな大根がある。タイにも大根はあるが、小さい。
ヌチャナートには驚異的な大きさなので大きな大根を喜ぶ。
「重たいわね」とか「大きいわね」なんて大根を手にとって笑っている。
「この大きい大根を買いましょうよ」
大根には葉がついている。
「この葉、いる?」
「いるよ。漬け物にすると美味しいよ」
以前、ヌチャナートが大根の葉を漬物にした。それが結構美味かった。
大根の葉をゴミ箱に捨てていく人がいる。
それなのになぜ農家は大根に葉をつけたまま出荷するのか不思議だ。
大根の葉は食べられる。それを捨ててはもったいない。

今日は大根の葉を炒めた。タイ人の料理だから、ナンプラの味付けだ。
それに赤い唐辛子を加えてある。
大根の葉のピリ辛炒めと言えばいいかな。

2009/11/6

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ゲソを焼く

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モンゴイカのゲソを串に刺して焼いた。味付けはナンプラを使い焼く
だけだ。これを唐辛子ソースをつけて食べる。
こんなものにまで唐辛子を使わなくてもいいと思うのだが、
唐辛子ソースで食べないと美味しくないとタイ人は思う。
まあ、俺も唐辛子ソースをつけて食べる。
それが習慣になっている。
唐辛子ソースで食べると、今までとは違う味なので「オヤっ!」と思うよ。

2009/11/6

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カオパット、タイ焼飯

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久し振りにカオパットだ。カオパットを頼むといつも馬鹿にされるの
で頼まない。ヌチャナートにとってカオパットなんて料理じゃないと
思っているようだ。そんなものを喜んで食べる俺を馬鹿にしている。
今日はどういう風の吹き回しか、ヌチャナートが
「カオパット食べる?」と聞いてきた。
本当はニコニコ笑って返事をするのだが、わざと気がないような顔で
嬉しさを隠して「うん」と答えた。
米粒がみんな離れている。これがカオパットの美味さだ。
今日はレモンが出てこない。レモンがなくてもかまわない。

2009/11/6

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野菜炒めタイスタイル

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野菜をもっと食えと野菜炒めがでてきた。
キャベツが安かったのでそれを俺に食わせる魂胆だ。
赤い唐辛子がキャベツの間にあるので、タイ料理かなと思える。
味付けはオイスターソースだ。
もうこれでどんな味付けか想像がつく。
醤油で炒めたものも美味しいが、オイスターソースで炒めたものも
いいね。

2009/11/5

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2009年11月 4日 (水)

ゲンオムヌア

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今日はラオス料理だ。ヌチャナートがラオスの料理だと言うからそう
断定できる。これを見てラオス料理だとすぐに分かる日本人は少な
いと思う。タイ料理だってバンコックとイサーンでは味が違う。
関東風と関西風の味の違いと同じだ。
毎日がイサーン料理だが、ごくまれにバンコック料理がでる。
その時は、”ああ、これはバンコックで食った味だ”と分かる。
イサーンの味とラオスの味の違いはわからない。
ヌチャナートには気の毒だが、みんなおんなじタイ料理に見える。
俺がこれを食っているとヌチャナートは笑う。
「サミイはラオス料理も食べるのね!」
子供の頃からヌチャナートが食べてきた当たり前の料理を日本人の
俺が受け入れるのが嬉しいのかもしれない。タイ人はラオス人や
ラオス料理を蔑視する。日本人が朝鮮人や支那人を蔑視して彼等
の料理も蔑視した時代の感覚に似ている。
俺にしてみればタイ料理とラオス料理の違いがわからないから
食っているだけだ。

野菜を食え食えと盛んに野菜の多い料理をヌチャナートは作る。
この料理も野菜が多い。俺も野菜を食うように努めている。
野菜を多く食うと便通がよくなるのは事実だ。
便もほどよい硬さですーっと落ちる。
昔の日本人は野菜を多く食っていた。
肉、魚の蛋白を多く取れと戦後の日本は教えてきた。
アメリカ人の食事が理想とされた。
今はアメリカ式の蛋白・脂肪の多い食事はメタボの根源だから悪者
扱いだ。

ラオスは貧しい国だ。ラオスの庶民はこのように野菜の多い食事を
しているはずだ。こういう食事の方が健康のためにいい。
健康であればパソコン、インターネット、携帯電話なんてなくても
いいじゃないか。
東京大阪間を新幹線で日帰りで往復するビジネスマンよりも、二週
間かけて歩いて大阪に向かった昔の人の方が健康だったと思うな。
こんなことを思いながらラオス料理を食っていた。

2009/11/02

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2009年11月 2日 (月)

タイ人が見た日本の料理

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「ねぇー、日本の料理 食べるでしょ?」
また、俺に気を使っている。俺は別に日本の料理を食わなくても
いい。辛いタイ料理だけで俺は平気なんだ。
気ぃー使う必要はない。
ヌチャナートの友達の日本人の旦那はタイ料理を食べない。
多くの日本人の旦那はタイ料理が苦手らしい。
そんな家では女房が食べるタイ料理と旦那用の和食を用意しなく
てはいけない。ウチの場合、
「タイ料理だけですむから簡単でいいわ」
とヌチャナートは喜んでいる。

日本人の旦那も女房となる女に出会った時は「辛い」とか「美味い」
と言いながらタイ料理を食べていたはずだ。
それが毎日、三食がタイ料理となると辛さや味の違いに耐えられ
なくなる。あるいはタイ料理を作る時の独特のにおいに耐えられな
くなる。それで女房と旦那は別々の飯を食うことになってしまう。

ヌチャナートが言う日本の料理ってなんだ?
またへんてこりんな料理を覚えてきて、作るのだろう?
俺はあまりよい返事をしなかった。
「醤油をつかうのよ。玉ネギとお芋を使うわ・・・・」
盛んに料理の宣伝をする。
「わかった。それを食べるよ。」
こんな肉じゃがが出てきた。豚肉ではなくて鶏肉を使っている。
確かに日本の味になっている。肉じゃがって和食かな?
肉を使う料理は明治以降に日本に入ってきたか創作された料理
だから、俺にとっては和食ではないように思えるんだ。
そんな歴史的背景を知らないタイ人には肉じゃがは日本の料理に
見えるんだな。ヌチャナートが日本の味を作るようになったのに、
俺の舌の方がタイ化している。
ジャガイモに唐辛子をのせて食べている自分に気付き思わず笑って
しまった。

2009/11/02

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パクチーは嫌い

俺達日本人の多くは特有の強い香りがするパクチーのにおいが
嫌いだ。俺もはっきり言ってあのにおいには参った。
しかしこのにおいに負けたならタイ料理を食えないと思い頑張った
よ。パクチーを食えるか食えないで勝ち負けはないのだが、俺には
負けてはいけないという思いがあった。
現地に長期に滞在する場合、現地の食べ物を食べていないと病気
になるのを経験的に知っている。
パクチーのにおいが嫌でパクチーを食えないとタイ料理が食えない
ことになる。タイ料理が食えないと病気になり、俺の心の中ではタイ
に負けたことになる。パクチーのにおいがタイ料理の当たり前の
においになっている今はパクチーのにおいが気にならない。

タイ人はパクチーが入った料理を平気で食べる。タイ人はパクチー
のにおいを気にしないか好んでいるも
のと俺達は勘違いしている。
日本の子供がニンジンやピーマンを嫌うように、タイの子供も
パクチーのにおいが嫌いなのだ。それを知って俺はなんだか安心
した。やはりパクチーのにおいを人間は本能的に嫌うのだ。
パクチーにす
れば強いにおいを出すことで動物に食われないように
する生存の知恵だ。人間にはあのにおいは毒を思わせる危険な
においだからパクチーを本能的に避ける。
それが何かの理由で食べ続けているうちににおいが気にならなく
なり、パクチーの薬効に気づくとあの悪
臭が良い香りに思えてくる。

パクチーを食わない子供にタイの親は
「パクチーは薬です」
「パクチーを食べると頭がよくなる」
なんて
言って子供にパクチーを食べさせているのかな?
そんなことを想像するとなんだかにんまりしちゃう。

2009/11/02

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ほうれん草の炒め物 タイスタイル

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野菜を食えと言ってほうれん草の炒め物を作ってくれた。
俺の大好きな炒め物だ。
ほうれん草の炒め物はアメリカ人も作る。
アメリカ人の場合はバターと塩コショウで炒める。
この単純な味付けも美味い。
ヌチャナートが作る炒め物にはバターではなく植物油を使う。
味付けはナンプラで赤い唐辛子を加える。
タイスタイルの炒め物もいいもんだ。
濃い緑に赤い唐辛子が綺麗だ。
この料理をほうれん草のピリ辛炒めなんて日本人は言うだろうな。

2009/11/01

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食べ物と健康X029

昔から「これは何の薬」と言われる食べ物がある。俺が子供の頃、
俺の嫌いな食べ物がでた。お袋は「これは薬だから食べなさい」とか
「薬だと思って食べなさい」と言って無理矢理食べさせた。
俺も薬だと言われると食べなきゃいけない気になり、その食べ物を
食べた。今となってはその食べ物が何だったのか思い出せない。

本屋へ行くと「○○健康法」というタイトルで○の部分に食べ物の
名前が書いてある本が沢山ある。その食べ物の種類を見ている
だけで、何を食っても健康になるのではないかと思うようになった。
それで広告のなかに食べ物と健康の関係を探ることにした。
○○健康法もファッションがあり、ブームになると思うと消えてしまう。
最近のブームはなんといっても朝バナナ健康法だろう。
一時は店からバナナが消えたほどのブームだった。

なんだか最近の健康雑誌には○○を食うとよいという記事が少なく
なったようだ。

「安心」誌 2009年12月号 マキノ出版

ハチミツ水ダイエット 飲めば便がドッサリでると話題! おなかが
へこむ

「夢21」誌 2009年12月号 わかさ出版

世界も注目ニンニクにガンも腎不全も糖尿病も改善する新しい働き
が見つかった

冬に脳梗塞が多発する意外な原因はなんと風で外科式手洗いと
緑茶うがいで防げ
これは緑茶を飲めと言ってないが、食べ物と健康に関係している
から掲載することにした。

第二は欠陥が特に詰まりやすい糖尿病高血糖の退治で妙薬は
階段歩きキクイモ イモの根茎プレゼント

2009/11/2

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2009年11月 1日 (日)

唐辛子の使い分け

ウチが買い込んだ生唐辛子の量を見て、日本人は驚くが、タイ人は
驚かない。ヌチャナートが食べるソムタムには一人前に10本以上の
唐辛子が入る。これが普通の量なんです。
毎食、毎食どの料理にも唐辛子が入っているから、何時の間にか
唐辛子はなくなっている。唐辛子を使わない料理は殆どない。
必ずと言ってもよいほど唐辛子を使う。
ウチの料理はどれを食っても辛いわけだ。

普段の料理には唐辛子の色にこだわらない。赤でも青でも気にし
ない。料理の彩を考える時には唐辛子の色を使い分けるようだ。

一番簡単な唐辛子の使い方は唐辛子をそのまま齧る食べ方だ。
これ以上に簡単な食べ方はない。
生の唐辛子を皿の端にのせて、それを齧りながら食事をする。

”鼠の糞”と言うおかしな名前の唐辛子”プリッキヌー”は生で食べる
ことが多い。小型の唐辛子で強い辛味と香りを楽しめる。
タイ人が辛いという唐辛子ですから観光でタイへ行く日本人は真似
して食べないほうがいいですよ。
この後の旅程に影響がでるかもしれませんからね。

ナンプラにプリッキヌーをそのまま浮かべることもある。
これを肉や魚と一緒に食べる。

唐辛子は料理に使う他にソースを作るのにも使う。
輪切りにした生唐辛子をナンプラにいれてソースにする。
これを肉や魚と一緒に食べる。これが基本のソースと言ってもよい。
日本でこれに似たソースは山葵醤油か生姜醤油かな。

ちょっと手の込んだ物になると、ニンニクや香草、塩と一緒に
生唐辛子を叩き潰してなめ味噌みたいなも
のを作る。魚をこれに
加えて叩き潰すこともある。このとき、タイの臼を使う。
日本のすり鉢でも作れるが、タイの臼の方が便利だ。日本で言う
手前味噌というのか、家庭ごとに唐辛子味噌の味が違い、
「おらが家の唐辛子味噌が一番美味い」という感じだな。
辛さに慣れたなら、各家庭の唐辛子味噌の味比べをするのも楽しい。

唐辛子を塩漬醗酵させてから、酢で味を調えたタバスコソースのよう
な物はウチでは作らない。これだけ唐辛子を使うのに、アメリカで
売られている唐辛子ソースはタイ人の好みに合わないから不思議
だ。唐辛子ならなんでもいい、辛けりゃいいと言うもんではないんだ
な。唐辛子を沢山使うから、こだわりも強くなる。

乾燥唐辛子は焙煎してから叩き潰す。これをナンプラに入れて
ソースにする。焙煎するともの凄い刺激臭のある煙がでてくしゃみ
をするから換気が大切だ。唐辛子の焙煎専用の鉄鍋がある。
特別な鉄鍋ではない。100円ショップの鉄鍋を唐辛子の焙煎に使っ
てい
る。焙煎専用の鍋で料理を作ると辛すぎて食べられなくなると
言う。鉄に唐辛子の辛味がくっつくとは思えない。
タイの迷信ではないか?

酢あるいはレモン汁に唐辛子を浮かべたソースをよく作った。
これは便秘に効く。タイの屋台やレストランのどのテーブルにも置い
てある奴だ。このソースを肉にかけると酸味と辛味でよい具合になる。

いろいろな唐辛子ソースがあり、料理ごとに唐辛子ソースを使い分け
ている。最近は生唐辛子が簡単に手に入るけど、生唐辛子が手に
入らない時は乾燥唐辛子を使っていたと思う。

ウチではこんな風に唐辛子を使っている。特別な使い方はしていない。
ごくごく普通のタイの家庭料理で使う使い方だ。

生唐辛子を齧って口の中が火事になったと感じる人は、唐辛子ソー
スの味を見分けようなんて考えない方
がいいですよ。
無理して唐辛子ソースの味見をしているとお腹が吃驚して下痢を起
こしますよ。

2009/11/1

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箸とテーブルマナー

箸の置き方もタイと日本では違う。タイ人は箸を縦に置くが日本人は
横に置く。先日もタイ人と食事をしていたら、タイ人は器の上に箸を
縦向きにおいていた。それが一人ならこの人は特別か偶然だろうと
思う。二人とも同じように縦に箸を置いていたから、これはタイ人の
習慣と考えてもよい。

大昔の人は箸なんか使わなかった。日本に箸が入ってきたのは
平安時代に唐から伝えられたものらしい。唐の時代は中国でも箸を
横に置いていた。唐が滅びて、モンゴル系の民族が中国に入り支配
力をもつとモ
ンゴルの風習が中国に定着するようになった。
モンゴル系民族は羊を食べるのにナイフを用いる。彼等は
ナイフを
縦に置いていた。それを真似て中国人も箸を縦に置くようになった
という話がある。

日本にモンゴル系の民族が元寇として押し寄せてきた。
神風が吹いて元寇は日本に上陸出来なかった。もし元寇が日本を
侵略したなら、日本人も箸を縦に置くよ
うになった可能性がある。

何時頃からタイに箸を使う文化が定着したのか知らない。
もち米文化のタイ東北部では今でも手で食事をしているが、その他
の地域では箸を使っていたと推定でき
る。タイ人も中国人と同じよう
に箸を縦に置くことから、宋や元以降に中国の箸を使う文化がタイに
影響
を与えたのだろう。

モンゴル系民族の影響を受けて中国でも横に置いていた箸を縦に
置くようになった。今の中国や日本は欧米の影響下にある。
欧米のテーブルマナーではフォークとナイフを皿の両端に斜めに
乗せて置くと「まだ食べますよ」という
合図になっている。この習慣が
中国や日本の箸文化に影響がでないかな?餃子の皿に箸を斜め
に置くと「まだ食べるのだから、皿を下げないでね」という合図になる。
皿に箸をきちんと並べて置いておくと、まだ餃子が残っているのに、
皿を下げられちゃう。そんな欧米の習慣が箸文化にも影響を与える
のではないかと思っている。
多分、この文を読んでいる世代ではそんな変化はでないが、次世代
では欧米のテーブルマナーが箸を使う
社会に影響を与えるのでは
ないか?

2009/10/31

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太古の食事みたい

キッチンには大きな鍋が幾つもある。
「キッチンが散らかっているな。洗わない鍋かな?」
片付けようと思い蓋をとってみると鍋の中にはそれぞれ異なる料理
が入っている。これを見て、ふと太古の食事の姿を思い浮かべた。

現代はコンビニやスーパーで毎日異なる食べ物を買うことができる。
朝は焼き魚、昼はラーメン、夜はステーキと一日三食異なる食べ物
を食べることが可能だ。俺達は同じ物を食べ続けないという食習慣
が出来ている。いろいろな物を食べなさいと言う栄養学の教えの
せいかもしれない。

カレーが嫌いという男の話を聞いた。
彼は昼飯をカレーで済ませた。家に帰ると晩飯は子供が大好きな
カレーだった。翌朝は昨晩の残り物のカレーだった。
三回も続けてカレーを食べ続けると、もうカレーを見るのも嫌にな
る。
そんな話だった。三回続けてカレーという経験は誰にでもあるだろう。

狩猟や漁業の時代では毎回違う食べ物を食べるなんて贅沢はでき
なかった。一日猟をしても鹿やウサギなど獲物を見つけることが
出来ない。海に出て魚を求めても今日は大漁だが翌日はまるで魚
がかからないなんてこともある。
今日は嵐で漁に出られないことがよくある。

漁業でも農業でも季節によって得られる物が決まっている。
ある時期は鰺しかとれない、胡瓜しかないといった状況だった。
お天気しだいで食べ物が取れたり取れなかったりする。
虫や病気で枯れる物もある。茄子を食いたいと思っても昔は茄子は
夏しか取れなかった。
太古の人々にとって食うというのは今よりももっと切実な問題だった。
食べ物を大切にして、乾燥、塩漬けなどの保存技術を発達させた。
今のように数多くの鍋や調理器具を持つ家族はなかった。
油脂は貴重な物だから炒め物なんてなかなかできない。
焼くか大きな鍋で煮炊きをして食べていたのではないか?
そして同じ物を何日も続けて食べていたと想像する。
今日は鯖が大漁だとなると、何日も鯖を食べ続けざるを得なかった。
それが太古の食生活だと思う。

ヌチャナートの食事は太古の人々の食事に似ている。
買物に行くのはヌチャナートにとっては太古の人々が漁や収穫に
でるようなものだ。今日は大漁だというのは、大安売りに出会った
のに似ている。これは安いと思うとその品を大量に買い付ける。
昔は「おいおい、そんなに買って大丈夫かい?」と心配した。
もう今は心配する必要がない。買った物を絶対に無駄にしないで
使い切るのを知っているからだ。
魚なら塩漬けにしておく。野菜ならタイ風の漬物にする。
何ヶ月もたった後に塩漬けの魚を取り出して食べることがある。
熟成しているので、この魚がよい味になっている。
魚から出た水には塩分があるのでナンプラのように使っている。

大安売りの食べ物を全て大きな鍋で煮込んでしまうこともある。
唐辛子やその他の香草と一緒に大量に煮込んだ料理は簡単には
腐らない。熱帯でも腐りにくいタイ料理だから、温度が低い日本で
はもっと腐りにくい。それを温め直して何日も食べ続ける。
一度作っておけば、温めるだけで食べられるという手抜きでもある。
「アハハ・・・。簡単でいいわ!」笑いながら食べている。
そんな食べ方を見ていると、太古の人の食事風景を再現している
のではないかと思ってしまう。

2009/10/31

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2009年10月31日 (土)

サダムと唐辛子

ベランダの唐辛子が赤く色付いた。唐辛子の赤味は食欲をそそる
色だ。この唐辛子を一本食べることができる日本人は少ない。
タイで見た犬は唐辛子が入った辛い料理を食べる。
毎日、辛い餌を貰っているタイの犬は日本人より辛味に対する耐性
が強い。
犬が唐辛子を食べるのだから、猫はどうだろう?
切り取った唐辛子を飼い猫のサダムに見せた。
この赤味はサダムにも美味しそうな色に見えるらしい。
意外にもサダムは唐辛子に興味を示した。普段は唐辛子が入った
餌なんてあげていない。
辛味を知らないサダムがこの唐辛子を齧ったなら、ヒィーっと悲鳴
を上げるだろう。或は怒ったサダムは俺を引っ掻くかもしれない。
はらはらしながらサダムの反応を見ていた。
サダムは唐辛子が食べ物だと理解しているようだ。
盛んに唐辛子のにおいを嗅いでいる。嫌なにおいではなさそうだ。
煙草の煙のような嫌なにおいならそっぽを向く。
そっぽを向かないで、まだ唐辛子のにおいを嗅いでいる。
齧りつくかな?と思って見ていたが、やはり齧らなかった。
サダムは唐辛子を食べないと確認した。
無駄な実験でした。

2009/10/31

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2009年10月30日 (金)

烏賊の輪切り

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小さなヤリイカを買ってきた。サダムが大好きな餌だ。
猫に烏賊をあげてはいけないと言うが、ウチのサダムは烏賊を
食べる。日本の常識では猫に烏賊はダメだがタイではそんなことを
言わないようだ。ヌチャナートはサダムに烏賊をあげているが
サダムは腰を抜かさない。

買ってきたヤリイカは新鮮で美味そうだ。
「ねぇー、これ刺身で食べる?」
「うーん・・・・?」刺身を食いたい気持ちはわかない。
それに刺身を作るのはいつのまにか俺の仕事になっている。
刺身だと俺が作る人でヌチャナートが食べる人だ。
何を食おうか迷っていた。
「烏賊の・・・・を食べるでしょ?」
「うん」なんと言ったのかかわからないがヌチャナートにお任せだ。
何がでても俺は食う。それに俺の好みを知っているので、俺が食う
ものを作る。
烏賊の輪切りを茹でてナムプリックをかけただけのものが出てきた。
白い烏賊の身と赤いソースの色合いが気に入った。
小さな烏賊だから柔らかな身だ。
これを肴にして日本酒を飲むと、酒が進む。
のん兵衛料理だ。
「ヌチャナート、この料理の名前はなんて言うんだい?」
「うーん、なにかしら?」
どうやら決まった名前はないようだ。
考えながら、「あれかしら?これかしら?」と幾つかの名前をあげて
いた。名前なんかどうでもいい。
料理は楽しめればそれでいいのだと思うな。今回の料理にはタイ語
の名前がないので日本語で烏賊の輪切りとした。

2009/10/29

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タイの松前漬

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松前漬やそれに似た料理なんてタイにはない。「松前」なんて日本
の地名だ。タイの地名をつけたコンケン漬という料理ならあるかも
しれない。昆布とスルメだけの松前漬を作った。
この味はヌチャナートも気に入っている。
俺は考えた。タイ人だったなら、このままでは食べないはずだ。
きっと唐辛子とニンニクを加えるだろう。
俺は松前漬に唐辛子とニンニクを加えてみた。
黒い昆布に赤い唐辛子、それと白いニンニクが混じったものを見て
もヌチャナートは驚かない。日本人ならそんな松前漬をみたら吃驚
してしまう。いろいろな醗酵製品をこのようにして食べるから、違和
感がないのだと思う。
「味見してごらん」
「うん、美味しいわ」
やはり、こんな松前漬に美味しいという反応を示した。
日本からタイに帰国するタイ人、タイに住む日本人が増えている。
そのような人々が松前漬をタイで広める。
スルメや昆布はタイにもある。醤油の代わりにナンプラを使えば
松前漬ができる。もしタイで松前漬が広がるとこんな食べ方になる
と俺が想像して作ったものだ。

2009/10/29

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2009年10月29日 (木)

残り物でチキンスープ

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これは昨日の残り物で作ったチキンスープだ。
残り物に水と調味料を加えて味を調えただけのスープなんだな。
昨日の残り物を食うなんてイヤだと言う人もいる。
ウチはそんなことを言わない。
ちょっと手を加えただけで、昨日とは全く違う味を楽しめちゃうから
だ。これが家庭料理の良い所だ。
料理屋では売れ残った物を、まかない料理として料理人が食べる。
もしかすると客に出す料理よりも、売残りのまかない料理の方が
美味しいかもね。
このスープを見ると「えっ!?これが昨日の残り物?」と思ってしま
う。この料理だけを見た人には新しい料理に見える。
食べ物を無駄にしたくないと思っているから、出来る限り食って
生ゴミを出さないようにしている。別にゴミの減量に積極的に取り
組んでいるのではない。食べちゃうから生ゴミがでないだけだ。
残り物に更に火を通したから、野菜が柔らかになっているし野菜
の旨味もでている。

2009/10/29

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皿と茶碗と箸

飯を盛る茶碗はあったが使わないので捨てたか、どこかに仕舞い
こんだままになっている。
日本人だけと付き合っていた時には気付かなかったが、日本人は
茶碗には飯以外のものを入れない。
茶碗酒というけど、あれは湯飲み茶碗で飲む酒であって、飯を盛る
茶碗で酒を飲まない。味噌汁を茶碗に盛ることもない。
香の物などを茶碗に入れてだすこともあるけど、それは家族だけ
或は親
しい者の間だけで許されている。
客人にはそんな出し方をしない。
俺達の底辺には米の飯は神聖な物という考え方がある。
神聖な飯を盛る茶碗には飯以外のものを盛らないという考え方が
無意識のうちにできているのだろうな。

ヌチャナートはそんな日本人の習慣を知らないから、茶碗に料理を
盛ってだす。例えばトムカーガイなどを茶碗で出されると、俺は
なんだか落ち着かない。
俺には飯は茶碗に盛って食べる物という習慣が出来上がっている。
皿に盛られた飯を食うのはライスカレーか洋食屋で食う飯の場合
だけだった。

今はタイ料理を食っているから、飯は皿に盛られてくる。
それがウチの飯のデフォルトだ。これをフォークとスプーンで食べる
こともあるが、多くはステンレスのレンゲで食べている。
この食べ方も家族と言う中で許される簡略化した食べ方だ。
今日は何故だかスプーンの他に割箸もでていた。
肉を割箸でつまみ、皿に盛られた飯に乗せる。
ナムプリックをかけて飯を割箸で食っていた。
皿に盛られた飯を箸で食うのは実に食いづらいものだ。
食いづらいからタイ人は飯をスプーンで食べるのだと実感した。
日本人は食事にスプーンを使わない。箸だけで食事をする。
箸で飯を食う場合、茶碗は飯が食いやすい形になっている。
茶碗の形は飯を食いやすくするための形なんだと改めて認識した。

2009/10/29

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2009年10月28日 (水)

ひたし豆にナムプリック

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ひたし豆の塩味が薄い。これに醤油をたらすと旨くなる。
醤油ではあまりにも脳がなさすぎる。
そこでタイの調味料を使うことにした。
まず取り出したのがプウカオトングという調味料だ。(写真右の瓶)
英語では直訳してGolden Mountainと
書いてある。
日本のスーパーでよく見かけるマギー印の液体調味料と似た入れ
物に入っているのでマギーの製品と勘違
いする。
商品の説明は英語で醤油と書いてある。中国の醤油に似た味だ。
これを卵焼きにかけると旨い。卵焼きのこの食べ方をタイ人は好む。
実は俺も好きだ。この調味料をひた
し豆にかけてみた。
これは日本の醤油をかけたようで旨いので合格!

次にナムプリックをかけた。(写真中の器)このナムプリックは
ヌチャナートの好みの味だった。苦みが
入っているから食べちゃ
ダメよと言われていた奴だ。それを忘れて苦いナムプリックをかけ
た。酷い苦さ
だ。この苦さをヌチャナートは旨いと言う。
俺にはとても食えない!これは不合格にした。

次に取り出したナムプリックはニンニクなどを混ぜたナムプリックだ。
(写真左の器)豆の甘みと唐辛子
の辛味が合わさっていいもんだ。
こんな味を良いというのは俺だけかもしれない。
他の日本人は辛くて臭くてダメというと思うよ。ヌチャナートに言うと、
「あんなものを豆と一緒に食べるもんじゃないわ!」
と一笑に付された。
他の人がなんと言おうとも、俺にとって旨い味だからこれでいいのだ。

2009/10/28

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また野菜炒め

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野菜を食わなくてはいけない。野菜を食うと便秘にならない。腸の
中に棲む大腸菌は野菜が大好きだ。大腸菌がいるとアレルギーを
起こさない。

昔の日本人は現代人よりもっと野菜を食っていた。
嘘だか本当だか知らないが、野菜を多く食べていた日本の兵隊の
便の量は肉を食べる米国の兵隊の便の量
より多かったそうだ。
米国のスパイは日本兵が駐屯している場所のトイレを見て便の量
から駐屯している
兵隊の数を推定した。
少人数の兵隊しか駐屯していないのに、便の量が多いから大人数
がいるものと米国のスパイは勘違いした

そんな話を聞いた。

先日の野菜炒めと同じ味付けだ。牡蛎油を使っている。
これを炒めている時の香りは食欲をそそる。
辛味がないから日本人にもこの料理は受け入れられるはずだ。

2009/10/28

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タイ風鍋にする

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この鍋の写真をみても何がタイ風なのかわからない。
まずスープが違うのだ。このスープにはレモングラスや唐辛子が
はいっている。鉄鍋にスープを移す前に大きな鍋でスープを作った。
唐辛子を温めるから、唐辛子の刺激臭がする。
温めている間に何回もくしゃみをする。
それが治まると香りのよいスープが出来上がっている。
後は好みの肉と野菜を加えて煮込みながら食べる。
肉が小さいのはわけがある。
薄切り肉ではなくて塊肉を使った。肉を切ったヌチャナートが言う。
「この肉は固いわ!小さくするわね」大きいと噛みきれない。
そんなわけで小さな肉なのだ。
野菜もキャベツだけだった。ヌチャナートが野菜がどうのこうのと
言っていたが、俺は二台の携帯の操作で忙しかった。
返事をいい加減にしていたのでキャベツだけになってしまった。
まあいいでしょう。
煮えた肉やキャベツをナムプリックにつけて食べる。
タイのレストランならこのナムプリックにパクチーの葉を浮かせる
だろう。今日はパクチーがない。ウチで食べる料理だからパクチー
で飾らなくてもいい。
見かけは日本の鍋料理と同じだけど、味は完全にタイです。

2009/10/27

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ひたし豆とタイ

最近、俺は大腸菌とか雑菌に興味を持っている。多種類の細菌や
微生物を身体に取り込むとアトピー、花
粉症なんてアレルギー性
疾患にならないと言う。
バイキンは悪い物という考えが主流になっているが俺はその逆を
いっている。多種類のバイキンを持っている方が病気にならないと
信じている。
電車のつり革や便座も消毒してから使用する人がいる。
アンタは自分は清潔だと思っているはずだ。アンタが電車を降りた
後、次の人がアンタが使ったつり革を
消毒してから使っているのを
見たらアンタはどう思う?アンタも他人から見ると不潔なんだ。
人間は誰もが不潔で異なる細菌をもっている。
異なる細菌をあげたり、貰ったりするから病気にならない。
清潔が健康を守ると信じているが、とんでもない。
アトピーになるとかO157大腸菌でやられた人には大腸菌が少ない
そうだよ。普段から無菌状態で生活しているので、ちょっと異質な
細菌がくると体がやられる。
こんな人がタイへ行ったらどうなる?
もの凄い数の雑菌が漂う空気を吸い、細菌で汚れたまな板で調理
れた料理を食わなくちゃいけない。それと唐辛子の辛さで下痢の
連続だろうな。
「一流ホテルで食事をするから大丈夫」ですって?
とんでもない!流通の段階で既に材料は細菌に汚染されています。
「タイ料理は食べません。和食か欧米料理だけにします。」
俺の経験では何処の国でも現地の食べ物を食べない人は何故か
病院に行く確率が高い。
タイは不潔だから云々とタイの生活を非難すべきではない。人間の
体を無菌状態にしてはいけないのに、無菌状態にしてしまった
アンタが悪い。決してタイが悪いのではない。
あの不潔さを容認しないが、神経質になる必要もない。
大腸菌が沢山いれば、細菌同士で戦ってO157大腸菌なんて奴を
やっつけてくれる。細菌が人間を守ってくれると考えるとタイは有り
難い細菌の宝庫だ。
ああ、そうそうウチの料理の話をしなくてはいけない。
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体の中にいろいろな細菌を増やすには細菌の食べ物である野菜を
取るといい。そんなわけでひたし豆を作った。
こんなものをヌチャナートは知らない。説明するのも面倒だし、一度
現物を見ればヌチャナートは作り方がわかるから俺が作ることに
した。作ると言っても難しいことはない。
一晩、豆を水に漬けておき、翌日薄い塩水で茹でるだけだ。
「ヌー、味見してごらん。美味しいよ」
「本当、美味しいわね」
ひたし豆はヌチャナートのお気に入りになった。
次回はヌチャナートがひたし豆を作るはずだから、俺は食べる人に
なる。
「この袋に豆を入れてよ。歩きながら食べるわ」
ひたし豆が気に入った証拠だ。人気のない通りで笑いながらポリ袋
から豆を取り出してヌチャナートは食べている。
ひたし豆を食いながら考えた。これと同じ物がタイにあるかな?
あったような気がするが、なかったような気もする。
豆に似たものを思い出そうとするが思い出せない。落花生を塩茹で
したものなら食ったような記憶がある

インゲンのような生の豆類の料理はいろいろ食ったが、乾燥した豆
を使った料理を食った記憶がない。
何かの料理に使ってあったかもしれないが、意識していないので
思い出せない。
市場で日本の煮豆屋のような店を見たような気もする。
薄暗い市場の乾物屋で豆を見た気もする。余り興味を持っていな
かったのでどんな豆があったか思い出せ
ない。
日本では見かけない珍しい豆があるはずだ。
「ヌー、タイにこんな豆あるかい?」
「あるわよ。お粥に入れて食べるわ」赤だか黒い豆をお粥に入れる
そうだ。なんだか美味そうな気がする。

2009/10/26

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2009年10月27日 (火)

愛の野菜炒め

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俺が野菜を食べないから、野菜を食べさせようとしている。
これは愛情一杯の野菜炒めなんだ。
野菜は何を使うと聞かれた。ヌチャナートも考えるのが面倒なんだ
な。実は俺もそんなことを考えるのが面倒だ。
キムチと一緒に炒めるかとも聞かれた。それも美味そうだ。
でもなんとなく気が進まない。キャベツを炒めてもらうことにした。
肉が多いと野菜炒めは美味さが落ちる。肉はほどほどの量がいい。
オイスターソースで味付けしてある。
汁と野菜をレンゲにとってご飯にかける。
旨味を吸い込んだご飯と野菜を一緒に食べる。
俺ん家はタイ風にご飯を食べるから、ご飯は茶碗でなくて皿に盛る。
汁と野菜をご飯にかけるにも人それぞれ好みがある。
ご飯の山の頂点を凹ませて其処に汁と野菜をかける人がいる。
俺はご飯の山の裾を一口分だけレンゲで押して広げる。
広げたご飯の上に汁と野菜をかける。この方法だとご飯が最後
まで白いから俺には美味そうに見える。
ご飯の山の頂上から食べて行くとご飯に色がついて汚らしく見えて
くるのがイヤなんだな。
野菜炒めの食べ方にもこだわりがある。

2009/10/26

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タイ風松前漬

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これはちょっと大袈裟な名前だ。松前漬に赤唐辛子を加えただけで
タイ風なんて言っていいのかな?小鉢にちょこっと入れた松前漬に
これだけ唐辛子を日本人は入れないからタイ風と言ってもいいかな?
この唐辛子の量は日本人の考える量ではない。
これを見てもヌチャナートはなんとも言わない。
当たり前だと思っている。俺も唐辛子が多いとは思わない。
ごくごく普通の量だと思っている。俺も唐辛子ボケ、タイボケに
なっている。松前漬は日本の料理だが、タイ人にも受けるはずだ。
少なくとも魚が好きなヌチャナートは松前漬を好むはずだと推定し
た。松前漬を食べるのは初めてだが、ヌチャナートは美味しいと
言いながら食べている。唐辛子抜きでも食べるだろう。
もしヌチャナートが自分で味付けをしたなら、唐辛子の他に生ニン
ニクの薄切りを加えるだろう。ニンニクを加えるとますますタイ料理
に近くなる。
松前漬に唐辛子とニンニクを加えて食べている人いるかな?

2009/10/26

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三つ葉の炒め物

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香りがいい三つ葉は俺の好物だ。三つ葉はタイにはない。
俺は三つ葉のことを日本のパクチーとヌチャナートに説明している。
正確ではないがほぼ正しい説明だ。
三つ葉の香気はセロリに似ている。セロリのにおいをもっと強くした
のがパクチーだろう。パクチーほど強い香気になると、そのにおい
が嫌いという人が出てくる。俺も昔はパクチーのにおいは嫌だった。
今はもうそのにおいに慣れっこになり別にどうということもない。
安いからと言って大量に三つ葉を買い込んだ。
これは分あり商品だ。売残り商品ですぐに食べないと腐ってしまう。
それを承知で買ってきた。
これを一度に食べ切るには炒めるのが早い。
これってタイ料理かな?タイ人が作ったからタイ料理?
日本でもこのように三つ葉を炒めて食べるのかな?
俺が知っている食べ方は澄まし汁の浮き身にして香りを楽しむこと
だけだ。炒めるとあんなにあった三つ葉がたったこれだけになる。
香りと歯応えを楽しみながら三つ葉を食べる。
残った汁にも旨味がある。この汁は捨てないで何かに使おう。

エコなんて難しく考えることはない。
残り汁、余り物を上手に使ってゴミにださなければ良いだけの話だ。

2009/10/25

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冬瓜と海老

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ヌチャナートが冬瓜の切り売りを買ってきた。大きな冬瓜は食いきれない時
があるから、切り売りは無駄がでなくて便利だ。
「これ、日本語でなんというの?」
「トウガンだよ」
日本語でなんというのか知らなくとも、現物を見て美味しい料理を作ること
ができる。料理と言っても作れる料理はタイ料理だけだ。
ヌチャナートの手にかかると野菜でも魚でも缶詰でもみんなタイ料理に化け
てしまう。この冬瓜もタイ料理になった。
透き通るように煮えた冬瓜と海老の赤味が調和している。
ちょっと冬瓜を食うと、口の中で冬瓜はとろける。
これはいい。後で食べよう。
他の食い物を食べてから、冬瓜を食べようとしたら、ヌチャナートが一人で
食べてしまった。

美味しい物を先に食べるか、後から食べるかという問題がある。
今日の経験からも、美味しい物は先に食べるべきだと思うな。

2009/10/25

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2009年10月26日 (月)

猫とレモングラス

レモングラスはタイ料理に欠かせない素材だ。
園芸店で苗を売っている。
それを買ってきて鉢に植えると冬でも枯れずに育つ。
適当に水をやっていれば枯れないレモングラスは栽培も楽だし虫も
つかない。タイ料理が普及したとはいえ、まだまだ近所のスーパー
でレモングラスを買えない。
レモングラスを買うためにタイ料理の素材店にでかけるのも面倒だ。
たまには変わったタイ料理でも食べたいという家庭なら鉢植えの
レモングラスがあると便利だ。

ウチの飼い猫サダムフセインはレモングラスが大好きだ。
しょっちゅうレモングラスを齧っている。
このレモングラスを人間も使っている。
人畜共用のレモングラスだ。
ウチにあるレモングラスだけでは足りないので買い込む。
レモングラスはイネ科の植物でススキのような姿をしている。
茎がすっと立って、その先に細い葉が伸びている。
この葉の部分をサダムは齧るが茎の部分は齧らない。
茎はサダムの背丈より高い。
サダムは垂れ下がった葉を食べようとするが、風が吹くと葉が揺れ
るので食べにくい。風で揺れにくい葉の付け根あたりを齧る。
葉の先端から食べてくれればいいのに、葉の付け根に近い
部分から食べるから、葉の先端は弱ってくる。

日本はIT産業などで進歩しているだけでなく農業技術も素晴らしい。
サダムちゃんと仲間達のためにレモングラスを品種改良してもらえ
ないかな??
猫の為に背が高くならないレモングラスが欲しい。
そんな品種改良をしてくれる人はいないだろうな?

2009/10/26

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2009年10月25日 (日)

ムウピンと蒲鉾

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紅白の蒲鉾を買ってきた。これでタイ風サラダを作るという。
蒲鉾で歯応えがいいちょっと甘くて辛いタイ風のサラダができる。
サラダを作りながらヌチャナートがムウピンがどうのこうのと言った。
ムウピンというのは豚挽き肉をバナナの葉で包んだタイのソーセイ
ジのことだ。そんなものはウチにはない。何を言っているのだ?
「ムウピンなんてないよ。」
「これよ!この名前はなんて言うの?」蒲鉾を手にとって見せた。
「それはムウピンじゃないよ。魚だよ。蒲鉾って言うんだ」
「ああ、そうだったわね。蒲鉾ね。」
蒲鉾のことをムウピンと言われてちょっと考えてしまった。
たしかに蒲鉾の歯応えはムウピンにちょっと似ている。
日本人がムウピンを食べたなら、タイ蒲鉾と言うかもしれない。
小さな烏賊とカニ蒲鉾も加えてタイ風サラダが出来上がった。
これをタイの友達が集まっているお祭広場に持って行った。
日本人も参加している。周囲の日本人にこのタイ風サラダを味わっ
てもらった。珍しい味に舌鼓をうったが、暫くすると辛さに悲鳴を
あげる。
「後から辛味が効いて来るよ!」
「あら、ほんとね!」
野菜や蒲鉾の陰に隠れて見えなかった唐辛子を食ってしまった人
が、
「うわー!当たった!」と大騒ぎをする。
お店ではなかなか味わうことのできない、ごくごく普通のタイの家庭
料理を食べながら日本人もお祭を楽しんだ。

2009/10/24

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2009年10月22日 (木)

タイカレーになった

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俺はタイカレーというのはインドカレーの変形だと思っていた。
黄色くて特有な香りを想像していた。
それなのにタイカレーはインドカレーとはまるで違う。
初めてタイカレーを食った時、俺はこれがカレーかよ?となんだか
騙された気がした。今はタイカレーが大好きだ。
「こんなもんカレーじゃねぇーよ!」と思っていたのに、それが好きに
なるから不思議なもんだ。タイ人と一緒に住んでいたなら、何時でも
タイカレーを食べられると思うだろうが、そうではないんんだ。
ヌチャナートはなかなかタイカレーを作ってくれない。
本当に気分が向いた時だけだから、なかなかタイカレーを食う機会
がない。

豚肉をどのように食いたいか聞かれた。脂肪を取りすぎるのはいけ
ない。トンカツもいいけど・・・・脂っこいからダメだ!
ちょっと考えていつも油がすくない、ムーピンつまり豚の串焼きに
している。いつもムーピンにするから、俺がムーピンが大好きなの
だとヌチャナートは勘違いしているようだ。
「ねえー、これどうする?」豚肉を冷蔵庫から取り出して、これをどう
食いたいか聞いている。
「ムーピンにする?それともラオス料理にする?」
ラオスの料理にしてもらうことにした。タイ人なのにラオス料理という
とちょっと変だと思われるかもしれない。タイ東北部の料理はラオス
の料理とほぼ同じなのだ。
「タイカレーの方がいい?」今日は珍しいことを聞く。
「うん、タイカレーの方がいいな」
濃いココナッツクリームも買ってある。安いココナッツクリームは水が
多い。タイカレーを作るにおいが立ち込めてきた。
ウチのタイカレーを食った日本人が言った。
「どうしてもこの味が作れないのよね」
そうなんだ。日本人だと同じ材料を使ってもタイの味にならない。

2009/10/21

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