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2006年4月 8日 (土)

コリアンダとパクチー

多くの日本人は東南アジア人を蔑視している。
下等な人間が使う臭いパクチーと日本人は思っている。
パクチーの立場を変えればタイ料理は見直されてくる。
今から40年ほど前だったと思う。ニンニク論議が起きた。
原因が何で、何を議論していたのか忘れた。
ニンニクは中華料理や朝鮮料理に多用されている。
チャンコロやセンジンが使う臭いニンニクなんて、日本人の食う
ものではないというような差別的な発言が主流を占めていたと思う。
(チャンコロやセンジンは差別用語で使ってはいけない言葉だが、
当時の日本人の心の奥に隠されている気持ちを表すのにぴったり
の言葉なのであえて使った。)
ある高名な料理家が「ニンニクはフランス料理やイタリヤ料理にも
使われており、栄養価の高い食材です」と発言した。
高等な西欧人が使う食材なら日本人も使っていいというような
風潮になってきた。そしてニンニクに対する差別がなくなった。
今ではニンニクのことをガーリックと英語で呼ぶようになった。

これと同じように何方か高名な料理家が「パクチーは西洋料理で
よく使われるコリアンダーと言うスパイスの若い芽です。
パクチーにはこれこれの薬効があります。」と発言すれば、パクチー
に対する偏見がいっぺんでなくなるのではないかな。

先日、韓国人にタイのソースを食べてもらった。
彼女は英語をよく話す。
「美味しいソースね。この中にコリアンダーが入っていますか?」
と聞かれた。いつもパクチー、パクチーと言っているので
コリアンダーと言われて一瞬なんのことかと戸惑った。
ああ、そうだ。コリアンダーとパクチーは同じものだと思い出した。
「もちろん、入っていますよ。」
同じ料理を食っていても、英語で話をしていると別の感覚が
必要になる。

2006/4/7

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