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2006年4月25日 (火)

ゲンガイヤムンセン

「あら、いたんでいるわ。早く食べなくちゃ」
そう言いながらえんどう豆を冷蔵庫から出した。
ヌチャナートはえんどう豆を知らないようだ。
莢ごと食べようとしている。
まだ若いさやえんどうなら莢ごと食べられるが、ここまで大きくなったものは莢は捨てて豆だけを食べる。
「ああ、これはこうやるんだよ」豆だけを取り出して見せた。
「知らなかったわ」
俺がタイで調理をしようとしたら、今のヌチャナートと同じ事をやるだろう。食べられない皮を食べようとしてあれは不味い食品だなんていうのではないかなあ???
ああ、そう言えばこんなことがあった。向日葵の種をタイ人は良く食べる。あれは種の殻を破って中の仁だけを食べる。
殻ごと齧って「あれは不味い」と言った女がいた。
リスだって殻をほき出すのに、この女は殻まで食べようとしていた。
他人のことばかり言える俺ではない。俺だってこんなヘマをやった。
バンコック料理で胡椒の粒が連なったものを入れる料理がある。香り付けの胡椒だから食べなくてもいいのに、残しては失礼だと思い、一生懸命に辛いのを我慢して食べていたことがある。
R0016912

「ねえ、サミイ!どっちにする?」
料理を二つ作り、一つを朝食、もう一つを昼食にするというのだ。
「お弁当にするのはどっちがいい?」俺はどっちでもいいのだ。
「ねえ、味見してよ」無理矢理、味見をさせられた。
一つはちょっと酸っぱくて、もう一つはちょっと塩っぱい。
塩っぱい方を弁当に選んだ。こちらにはえんどう豆が沢山入っている。
いたみかけたえんどう豆をどっさり弁当に入れて、ヌチャナートは俺をゴミ箱の代わりにしているのではないだろうか?
これは考えすぎだ。
えんどう豆の甘みがあるので辛味を感じないが、それでも汗がでる。
食事のたびに汗をかく。何故か汗は顔と頭からしかでない。
首から下は汗をかかないのだ。
弁当の蓋を開けると、プーんとタイの料理の臭いが立ち込める。
「クセーなあ!」と思う人がいるだろうな。
そんな事を言われても、これがウチの料理なんだから仕方がない。
今日の料理はゲンガイヤムンセンという。鶏肉入りのシチュウに春雨を入れたものだ。タイ料理というよりラオス料理だそうだ。
日本人にはタイ料理とラオス料理の区別がつかないから、これもウチのタイ料理にしておこう。

2006/4/24

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