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2006年5月30日 (火)

アスパラと豚肉の炒め物

これも俺が大好きな料理だ。俺がアスパラを買うとヌチャナートは
「好きねえ」と呆れたような顔をする。それでも旦那が好きなもの
だから、アスパラ料理を作ってくれる。
店には何種類かのアスパラがあった。
「こっちの方が安いから、こっちにしましょうよ。そっちは戻して
おいて」
主婦は強いよ!命令されて、俺はアスパラをのこのこと元の所
に戻しに行った。

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俺には昔の経験からアスパラは寒いところの野菜と言う観念が
付きまとっている。アスパラは暑い所でも育つのだ。
タイの市場にもある。市場でアスパラを買った。
「これをタイ語でなんというの?」店のおばさんに聞いた。
「ノーマイファラングよ」
「えっ?!」自分の耳を疑った。
現在のタイ語には英語が外来語として沢山入り込んでいるから、
アスパラガスに近い音が返ってくると予想していた。
例えばアスパラガートなんて言うのだと思っていた。
それが直訳するとタイ人はアスパラのことを「外国の竹の子」と
呼ぶのだ。言われて見ればアスパラは竹の子のような形を
している。「外国の」とわざわざ断るのだから、アスパラはタイに
自生していた野菜ではない。外国から移植されたものだと言葉
からもわかる。

豚肉と一緒にアスパラを炒めてナンプラで味付けしただけの
簡単な料理だ。生の唐辛子と一緒に食べると、旨みが増す。
タイの料理は唐辛子と一緒に食べることを前提にして味付け
するように思えてきた。
それは事実だと思う。和食に比べて塩分が少ないのだ。
和食と同じように塩分を入れて、唐辛子を加えたならとても食えないだろう。

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2006/5/30

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犬も辛い食事

椰子でできた小屋がカラオケ屋だった。いや、店の中に椰子の
葉を置き、椰子小屋に見せかけたものかもしれない。
酔っ払った後に連れて行かれた店だから、よく覚えていない。
一緒に行った仲間はタイ人ばかりだ。英語を話せる奴が一人
だけいる。用がある時は奴に通訳を頼む。
日本のようにカラオケボックスがあるのではない。
飲み屋にカラオケが置いてあると思えばいい。
飯を食い、ビールを飲みながら好きな歌を勝手に歌いまくる。

その店の中に犬が紛れ込んでいた。
日本では絶対に許されない。
食べ物屋の中に犬が入っているのを保健所に見つかったなら、
店は大目玉を食う。犬が足元に来た。
俺達が食うと口の中が火事を起こすほど辛い料理だ。
こんなものを犬が食うはずがないと思っていた。
酔った仲間は楽しそうにカラオケで歌っている。
タイ語のカラオケについていけない。
退屈だから犬がこの料理を食べるかどうか実験してみたく
なった。料理を摘んで犬にあげた。
犬はそれを美味しそうに食べた。
人間だけでなく、犬も唐辛子の辛味に鈍感になっている。
それには俺も驚いたが、思わず笑い出してしまった。
もう一つ料理をあげた。犬はそれもぺろりと食べた。
また一つ料理を犬にあげようとした。酔って体がふらついた
のだろう。唐辛子が沢山ついた料理が、犬の鼻の頭についた。
犬の鼻の頭はいつも濡れている。
その濡れた鼻先に唐辛子がついた。
口の中は辛味に慣れているが、鼻の頭までは辛味に慣れて
いない。犬は一生懸命に手で鼻の頭をこすっていた。

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2006/5/30

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2006年5月29日 (月)

牛スジの煮込み

牛スジの煮込みは大好きだ。味噌の味と牛スジの脂の旨味が
あう。これに唐辛子をいれて味付けする。屋台で熱い煮込みを
ふうふう言いながら酒と一緒に飲む味は格別だ。
こういう料理は綺麗な店にはないし、お行儀良く食べても美味し
くない。美人のお酌も必要ない。手酌でいいのだ。

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「ねえ、これを食べるの?豚肉を食べたいと言ったのじゃなか
った?豚肉ないわよ」見ると牛のスジ肉だ。
「うん、それを食べるよ」
「どうやって食べるの?煮るの?」
「うん、ちょっと長めに煮てくれよ」
ヌチャナートはタイの香草を切って鍋に入れていた。
その間、俺は他のことをやっている。
「ねえ、味見してよ。この位でいい?酸味はどう?」
「酸味は丁度いい。もう少し煮ていてくれよ」
どうやら牛スジも柔らかくなったようだ。
「できたわよ」

日本の牛スジの煮込みとはまるで違うものができた。
これなら、美人がいる上品な店でもだせそうだ。
ちょっと酸っぱい料理だ。
脂のひつこさも感じない。おお、これはいける。

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2006/5/29

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プラケム

いつ漬け込んだのか覚えていない。半年は漬け込んであると
思う。鯵が安かったので買い込んだ。一度に全てを食べられない
ので鯵を塩漬けにしておいた。魚から水分が抜けた。
この水分には旨味がたっぷり入っている。これを加熱してろ過
するとナムプラと同じように使える。無駄にしてはいけない。
魚を焼いた。物凄く塩っぱいが旨味が凝縮している。

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タイの紫玉葱や唐辛子、ニンニクと一緒に食べると旨味が一層
ます。今日は普通のご飯と一緒に食べたが、もち米と一緒だと
もっと美味しい。
タイの貧しい人々はこの魚一匹で二回の食事をする。
塩分の摂取を考えると、二回にわけた食事で丁度いいのだと
思う。しかし、美味いので一匹の魚を一回で食べてしまった。

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2006/5/29

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いい加減な料理

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いい加減な料理だと言っても美味いものは美味い。
適当に肉と野菜を煮込んだだけだが美味い。
料理の名前を聞いても、名前はない。
だからいい加減な料理だというのだ。
ちょこちょこと作った料理だが、これは食える料理だ。
肉と野菜を食べると汁が残る。
この汁にご飯を入れて食べてしまった。

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2006/5/29

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2006年5月28日 (日)

クンナンプラ

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生の海老を開いて、ナンプラとニンニクと唐辛子、それにサラネーの葉を
乗せただけの単純な料理だ。
海老の甘みとニンニクの辛味と香り、唐辛子の辛味が混ざって美味い味
になる。日本人はこれを食べた後の口臭に気を使ってこれを食べたがら
ない。これから他人に会わないと分かっている時にはこれを食べたら
いい。美味しいよ!見た目も綺麗だよね。
タイでは誰もが同じようなものを食べているのでニンニクの口臭を余り
気にする必要がない。誰もが同じようなものを食べて、同じような臭い
を発散させているのでニンニクの臭いなんて感じない。
タイへ行ったら是非食べて貰いたい料理だ。
パック旅行だとこんな料理は出てこないだろうな。
タイのレストランでこの料理を注文すると「タイ通」と思われるよ。

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ナンプラの関連記事はここにあります。

ナンプラの臭い   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_af9c.html
ナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_43f3.html
クンナンプラと海老の踊食い 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f2b1.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb_1.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_19eb.html

2006/5/29

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多国籍ソース

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ペルー産のチリソースの叩き売りがあった。それはこんな
ソースだ。タイムサービスで2個で10円だという。
人だかりがしていた。しかし誰も買おうとしない。空き瓶を何か
の容器にするだけでもいい。塩分や酸を含んだ食品や熱を
かけて保存する食品に最適な容器だ。容器を買うと思って買え
ば損はない。迷うことはない。
「これってどうやって食べたらいいのかわからない」
と言って買うのを躊躇っている主婦がいた。馬鹿な女だ。
しかし、これが普通の女なんだろうな。

家に持ち帰って試食する。黄色の唐辛子と塩と酢を混ぜた
ものだ。これにナンプラとレモンを入れれば美味しいソースが
できる。ヌチャナートが試食して同じことを言う。
ナンプラとレモンを加えた。こうするとペルーの唐辛子ソースが
タイの味になってきた。もう少しナンプラ加えた。ちょうどいい
味になった。海老をこのソースにつけて食べた。

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左側のオレンジ色に見えるソースが多国籍ソースだ。

「あら、このソースにニンニクと唐辛子を加えたらもっと美味しく
なるわ」
うーん、なるほど。きっと美味いソースになると思う。
今更ながらヌチャナートの料理の感覚に驚いた。
ペルーのソースに中国から輸入したニンニク、タイのナンプラで
作る多国籍ソースだ。

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2006/5/29

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手羽先と苦瓜

「手羽先があるけど、サミイは食べる?」
「食べるよ」
焼いて食べるのだと思った。日本人は手羽先を焼いて食べるか
スープをとるのに使うだけだ。 ヌチャナートは手羽先をぐつぐつ
と煮始めた。それにタイ蜜柑の葉っぱとかレモングラスを入れ
ている。
「あれ、苦瓜なんてあった?」
「昨日サミイが居ない時にアタシが買ったのよ」
苦瓜を切って鍋にいれた。
「出来たわよ。食べましょう?」俺が思っていた手羽先料理
ではない。苦瓜の緑が色鮮やかだ。
「これは小さなつみれかな?おでんのネタなど買っていない
はずだ」

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よく見るとふくろ茸だ。ふくろ茸も好物だ。袋の中に熱いスープ
が入っているので、食べる時は気をつけないと火傷しそうだ。
この料理は日本にはないぞ!
手羽先は食いづらいし、食べてもほんの少ししか肉がついて
いない。箸では食えないので、手で持って食べる。
手がべとべとになる。紙で手を拭きながら食べる。今日の料理
は辛味も少ない。料理を作る前に、ヌチャナートが俺に聞いた。
「唐辛子は何本いれる?」5本くらいの唐辛子を見せながら聞いた。俺は2-3本にしておけと言ったから、あまり辛くないのだ。

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2006/5/28

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砂肝のラープ

日本人の肉食は明治以降に始まった。日本ではまだ本当の肉食
文化はない。昔から肉食をしていた民族は肉を無駄にしない。
食べられる部位はどんなものでも食べてしまう。
日本の仏教は四足を食べることを禁じているが、タイの仏教は
四足を食べることを禁じていない。昔から肉食をしていたから、
タイ人は肉を無駄にしない。内臓の料理も沢山ある。
日本では内臓料理はホルモン焼とモツ煮込み程度だ。

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小さな肉屋で鳥の砂肝を見つけた。
「これでラープを作りましょうよ。美味しいわよ」
「ああ、いいね」
ヌチャナートは手早くラープを作った。タイではこれをもち米で
食べる。もち米の甘みとラープの辛味があう。
これで酒を飲むと美味い。肉を摘むと
「おお、辛れえーーーー!」
と飛び上がるほど辛いが、同時に肉の旨味が口に広がる。
サラネーと呼ぶミントの葉の香りがいい。辛味を洗い流す為に
酒をぐいと飲む。ラープを食べると酒がほしくなるのだ。
ラープは俺の大好きなタイ料理なのだ。

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ラープの関連記事はここにあります。

ラープ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_6709.html
ラープ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_6709.html
今日のラープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_d8e4.html
海老のラープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_62b7.html
ラープを食べる   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_11c4.html
ラープをニ品   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_92b1.html
イサーン風ラープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_baa0.html
苦いラープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_40dc.html
砂肝のラープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_67bd.html
ナムトクかラープか   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_68c6.html

2006/5/27

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えのき茸のサラダ

タイムサービスでえのき茸が特売された。3袋で100円だという。
これは絶対にお買い得だ。買わなくちゃ損だ!
買わなくても損をすることはないのだが、ついそう思ってしまう。
家に帰って袋を開けると、安売りするそれなりの理由がある。
今なら食べることができるが、明日になるとどうかな?
という痛みかけた商品だ。さっそく茹で上げてサラダにした。
玉葱、タイの小型のむらさき玉葱などを入れたサラダだ。
青みにミントの葉を乗せる。ミントと一緒に食べるとミントの香り
が出て味と香りを楽しめる。R0017096pct20

余ったえのき茸は熱をかけて冷蔵庫にいれてあるから日持ちが
する。明日はこれで何か別の料理をつくる。

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2006/5/27

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2006年5月26日 (金)

国籍不明料理

「お弁当出来たわよ」
「それ何処の料理だい?」
「わかんないわ」
今日は朝から醤油の臭いがした。ウチじゃ珍しい臭いだ。
鍋に肉と醤油を入れてぐつぐつ煮ていた。
その間に顔を洗ったり、なにやら用事をしている。
台所に戻ると「できたわよ」と言う。
「簡単で早いでしょう」と笑っている。
牛丼のようなものが出来上がっていた。
これに唐辛子を載せて食べる。
日本の料理のようでもあり、タイの料理のようでもある。
国籍不明、名称なしの料理だ。


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これに胡瓜の皮を剥き、薄切りにしてから、塩をしたものがついていた。
「胡瓜もみ」まがいの料理だ。
タイの香草は使ってないから、日本料理かなあ???

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2006/5/26

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蓮根の一番美味しい所

タイではあちこちで蓮の花を見掛ける。公園であったり、沼地で
あったり いろいろな場所で一年中いつでも蓮の花を見掛ける。
泥沼の中に咲く、白やピンクの蓮の花は美しい。強い日差しの
中で蓮の花を見ていると熱帯の暑さを忘れてしまうほど美しい
と思う。泥沼を我々が住む不浄の地と考え、蓮の花は綺麗な
浄土の世界と考えた昔の人の感覚が分かる。

「今日は日本の料理を作ったわ。食べてみて?」
何処で覚えたのだろう、蓮根の天麩羅を作っていた。
タイで買った天麩羅粉を使って作ったという。タイでも英語だか
タイ語でテンプラと書いた天麩羅粉と言うのを売っている。
やはり経験不足だ。蓮根の上に天麩羅粉が沢山ついている。
蓮根を食っているのか衣を食っているのかわからない。
蓮根の天麩羅というのは薄い衣で蓮根の穴が見えるように揚げ
なくてはいけない。
ヌチャナートは其処まで気づいていなかったようだ。
俺の顔色を伺いながら「どう?不味い?」と心配そうに聞く。
天麩羅粉に調味料が入っているのだろう、美味しくないが食べ
られる。
あまりにも不細工なので写真を撮る気にもならない。

タイ人は蓮の実を食べるが蓮根は食べない。
蓮の実を路上の行商人から買って食べながら歩いていた。
デパートの入り口に子供連れの乞食がいた。
子供は腹を空かせているだろう。子供に蓮の実を上げた。
乞食は小銭を貰うことには慣れているが、蓮の実など貰う
ことはない。呆気に取られていた。
それでも有難うと言い受け取って汚れた真っ黒な手で蓮の実を
ほじくって食べていた。

蓮根と言えば
「蓮根の一番美味しい場所は何処だか知っているか?」
と意地悪い質問をする。多くの人は「端とか真ん中」と答える。
「蓮根の一番美味しい場所は、この穴だよ」と教えてあげる。
ここで笑えばいいのに、真面目に
「どうして穴が美味いのだろう?」と考えてしまう人がいる。
「わかんないかなあ?究極のグルメだよ」
そう言ってもまだ冗談とわからない人が時々いる。

穴まで天麩羅粉が詰まってしまった蓮根の天麩羅を食べた。
「そのソースをつけて食べてね」
タイの赤い唐辛子ソースをつけて食べる所が日本的ではない。
ヌチャナートには醤油をベースにした天麩羅のつけ汁で蓮根
の天麩羅をたべるという発想はないようだ。

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2006/5/26

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唐辛子ソースとタイ人

ご飯が余っていた。これはカオツム(お粥)かカオパット(焼き飯)
にしよう。焼き飯は暫く食っていないので、今晩は焼き飯を作って
もらおう。

弁当用にご飯を炊いた。俺が炊くのだ。
ヌチャナートは寝ていて、俺に「今日はどのくらいご飯を炊け」と
命令するだけだ。

今日の料理の名前を聞き忘れた。鶏肉を煮込んだものだ。
使う香草はいつもと同じく、タクライその他。
同じ香草を使い、いろいろと組み合わせてよくもまあ毎日似た
ようで、違う料理を作るものだ。
弁当箱の蓋をあけるとタイ料理特有の臭いがプーんとする。
俺は慣れているからなんでもないが、周りの人にはきつい臭い
だろうな。今日の料理はそれほど辛いと思わなかった。
俺もいつしか辛味に慣れてしまい、辛いと思わなくなっているの
だろう。

先日、ジャマイカ製の唐辛子ソースを買った。小さな瓶だ。
小さいとは言っても普通サイズのタバスコソースの倍ほどの
大きさだ。タバスコと同じように酢がはいった唐辛子ソースだ。
昔はこの瓶を空にするには三ヶ月以上要した。
今じゃ、この瓶が空になるまでに一月もかからない。
毎日、辛い料理を食べているタイ人がこの唐辛子ソースを使った
なら三日もあれば空になると、日本人は思う。
キロ単位で乾燥唐辛子を買うタイの食生活だから、こんな
唐辛子ソースは三日、せいぜい一週間でなくなると思っても
不思議はない。俺もそのように思っていた。
じゃあ、タイ人がこの瓶を空にするのにどの位かかると思う?
答えは一年以上かかるが正解だ。
どうしてそうなるのか?日本人にはなかなかわからない。

唐辛子を多用していると、唐辛子の味、香り、辛味の好みが固定
してくる。彼らにはタイの唐辛子が一番美味しいのだ。
確認していないが恐らく正しいだろう。
好みが固定すると味の変化に対する許容範囲が狭くなる。
ちょっとでもタイの唐辛子と違う味だとその差を敏感に感知する。
タイの唐辛子と違う味は異味異臭であり、不味いものなのだ。

更に付け加えて言うとタイ人は酸味を好まない。ちょっとでも酸味
があると「酸っぱいと」言う。
俺たちには快い酸味だが、パイナップル、グレープフルーツや
バレンシアオレンジなどのちょっとした酸味も「酸っぱい」と言う。
ジャマイカ製の唐辛子ソースやタバスコソースには酸味がある。
唐辛子の味が違う、酸味があるでタイ人はこのようなソースを
好まない。好まないから食べない。
結局、手をつけないから一年たっても瓶は空にならない。

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2006/5/25

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2006年5月25日 (木)

竹の子サラダ

この料理の名前を聞いたが忘れた。美味ければ名前なんてどう
でもいい。竹の子のナントカと言った。

面倒くさいから俺はこの料理を竹の子サラダと呼ぶことにした。

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このサラダを油で揚げた肉に乗せる。それと一緒にご飯を食べ
る。油の旨味とこのサラダの辛味が合う。ついつい食が進んで
しまう。この丼に唐辛子は二本しか入っていないというが辛味
は効いている。ヌチャナートは辛くて美味しいといいながら食べ
ている。こんな竹の子料理は日本にない。

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2006/5/25

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2006年5月24日 (水)

弁当を包む

俺が子供の頃は弁当箱は新聞紙に包んでいた。古新聞を読み
ながら弁当を食べるのが普通の姿だった。その頃の弁当箱は
大抵アルミ製だった。今では使わない言葉だが、日の丸弁当と
いう言葉があった。ご飯の上に梅干を載せただけの弁当だ。
その弁当の形が日本の国旗に似ているので日の丸弁当と洒落
て言ったのだ。
その弁当箱のアルミも不純物が多いのだろうか、梅干の酸で
アルミがやられて弁当箱に穴があく。そんな時代もあった。

日本には風呂敷文化がある。風呂敷は便利な包装用具だ。
大きなものでも包めるし、不要な時は小さく畳める。
日本人より西洋人がこの風呂敷の有用性を高く評価している。
何度でも使えるから環境にもやさしい包装用具だ。

今は弁当箱を新聞紙で包む人はいない。綺麗な袋に弁当箱を
入れるか、バンダナのような布で弁当箱を包む。

タイにも弁当という言葉がある。タイ人は弁当をピントウと言って
いる。日本語に似ている。言葉の話はさておいて弁当の話を続
けよう。タイ人が弁当をどのように持ち歩くか観察していなかった。
多分、俺が思うにはタンブン(僧に差し出すお布施のようなもの)
の時に使う三段重ねのお重のようなものを使うのだと思う。

ヌチャナートは弁当を手早く作る。
「弁当を包んでくれよ」と言ってバンダナを差し出した。
布を差し出されたヌチャナートは戸惑った。この布をどうする
のかわからない。もじもじしている。
タイでは包装は袋や箱にいれる。紙に包む。バナナの葉に包む。
竹筒に入れる。竹や籐細工品に入れる。そんなところかな。
タイには風呂敷などない。
風呂敷を知っている日本人はバンダナを出されれば、弁当を
どのように包むのか直ぐにわかる。
布が包装用品になると思っていないヌチャナートには弁当の包み
方がわからないのだ。「こうやって包むのだよ」包み方のお手本
を示した。それで包み方を学んだが、最初はぎこちない包み方だった。

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2006/5/24

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ヤムクン、海老サラダ

これはヤムクンという料理だそうだ。直訳すれば海老のサラダだ。
海老の赤とミントの青が清々しい。レモングラス、タイの紫玉葱、
ニンニク、唐辛子が入っている。
「気に入ると思うわ。食べて!」
見ただけで気に入った。海老を摘んで食べた。海老の甘みと
唐辛子の辛味、レモングラスの香りが混ざった美味しい味だ。
「どう気に入った?」
「うん、美味しいよ」
ヌチャナートは嬉しそうに笑った。小さな皿に海老が山盛りに
なっている。この写真を見れば誰でも優しい妻の手作り料理、
幸せな家庭料理だと思うだろう。

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ところがなんだ!!!!
表面の海老を二匹ほど摘んだ。その下にあるのは海老の頭
だけだ。驚いているとヌチャナートが可笑しそうに笑う。
「サダムの残りなのよ」
猫のサダムには甘くて美味しい海老の身をあげた。
残った海老の頭を皿に乗せた。その上に海老の身を乗せた。
いかにも海老が山盛りになっているように見せかけた。
完全に騙されたのだ。
これで俺の立場は猫以下だということが明白になった。

サダムはヌチャナートの言うことをよく理解する。
いらっしゃいと言えば来るし、あっちに行きなさいと言えばあっち
に行く。お父さんは何処?と言えば俺の所にやってくる。
「この子はサミイよりタイ語を理解するわ」と猫を自慢している。
俺は猫よりタイ語を理解できないとヌチャナートはみている。
悔しいけど事実だから仕方がない。
女房より強くならなくてもいいが、せめて猫の上に立ちたい。

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2006/5/24

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焼肉弁当

この弁当を日本語で言えば焼肉弁当だろうな。
今朝はやる気がなさそうだったから、今日は弁当がないと思って
いた。何時の間にやらこんなものを作っていたのだ。
「今日のおかずはサミイが好きなものだと思うわ」
なんて言っていた。弁当箱の蓋を開けたら俺がすきなおかず
だった。思わず、弁当を食べ始めた。

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食べ始めてから写真を撮り忘れていたことを思い出し、大急ぎで
カメラを取り出した。既に手をつけてしまった料理だが、どんな
料理か見当がつく。肉を炒める。名前を思い出せないからタイ
蜜柑の葉っぱと俺が呼んでいる葉っぱを細切りにしたものが入
っている。この葉っぱは香りがいい。

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2006/5/24

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2006年5月23日 (火)

ガイヤン、タイの焼鳥

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今日の昼飯はガイヤンだ。これも大好きな料理だ。
このような料理は世界中にある。どこの国の焼鳥もうまい。
ナンプラと唐辛子の味付けで食べる。これも美味い。
胡瓜を添えて食べる。日本人は胡瓜の皮を剥かな
い。
タイ人は必ず胡瓜の皮を剥く。
皮を剥いた胡瓜と何かの料理を近所の人に差し上げた。
「これってタイの胡瓜ですか?」
こんな質問がでた。日本の胡瓜なんだけど、このように皮を剥く
と日本の胡瓜には見
えないらしい。

タイの胡瓜は日本のフランクフルトソーセイジほどの大きさだ。
俺はこの胡瓜が好きだ。日本のものより、甘い。
胡瓜はいろいろな料理についてくる。
タイに行ったら胡瓜を味わってみてください。
きっと好きになると思いますよ。

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2006/5/23

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ゲンパーマラゴ

いつもの通り「今日、何食べる?」「何でもいいよ」で始まった。
腹が減っていた。甘い菓子を食ってしまった。その後にすぐ干魚
が出てきた。魚を摘むと甘い菓子の後なので魚が生臭い。
菓子には大量の香料が使われている。上品な香りあるいは軽い
香りと言うのだろう。それに比べて魚の臭いは重たい感じがする。
「うーん」と唸って魚を一つ摘んだだけで終わった。

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なにやら赤いシチュウのようなものが出てきた。一口食べたら
気に入った。中に春雨が入っている。スプーンでは食べにくい
ので箸で春雨を取って食べる。辛味はそれほどない。
タイ料理を食べつけていない人にはこれでも辛いのかもしれ
ない。
「美味い、美味い」と言いながら食っていた。
「サミイが美味しいと言うので嬉しいわ」
俺が食べる姿を見ながらヌーが笑った。ゲンパーマラゴという
料理だそうだ。

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2006/5/23

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2006年5月22日 (月)

竹の子と豚肉の炒め物

冷凍の竹の子を買って来た。これと豚肉を炒めたものだ。
今日は青い唐辛子が入っていた。
青くても赤くても唐辛子は辛い。
トマトの彩が綺麗だ。
こういう簡単な料理は日本にも入っていいはずだが、
みかけないな。

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2006/5/22

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胡瓜の炒め物

「お腹すいているでしょ?なに食べる?」
そんなこと言われても困るのだ。料理の名前を知らないから、あれ
を食べたくてもどう言ったらいいのかわからない。
「肉を炒めて甘辛いソースをかけた奴」といちいち説明しなくて
いけない。そんな面倒なことやってられるか!

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「何でもいいよ」といい加減な返事をする。出てきたものが、この
料理だ。どうやらこれと言った決まった名前がないらしい。
豚肉の炒め物とか胡瓜の炒めものとか適当な名前を言っている。
これは豚肉と、胡瓜、袋茸、トマトの炒め物だ。
おれはこの料理を胡瓜の炒め物と呼ぶことにした。
胡瓜をいためると、しなっとして美味い。
日本では胡瓜は漬物か、生齧りだ。胡瓜の生齧りは好きだ。
味噌をつけるとうまい。こうやって炒めた物もうまいよ。

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2006/5/22

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渡り蟹のスープ

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特に変わったところはない。タイの香草を使ったところがちがうの
かな?これも美味いスープだ。渡り蟹というのは食べるところが
ない。魚が好きなヌチャナートはあちこちから肉を見つけて蟹を
食べている。大きな爪から白い肉を取り出したから自分で食べる
のかと思ったら猫のサダムにあげている。
猫は別に感謝もせず、当たり前のような顔をして蟹の白い肉を
美味しそうに食べている。

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2006/5/21

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ウチの野菜

ウチでは唐辛子とニンニクを沢山使う。ニンニクは元気で放って
おいても青い芽が出てくる。青い芽が出たニンニクをベランダの
ポットに植えておいた。

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タイから輸入される小さな紫色の玉葱も同じように元気な芽を
出す。この玉葱もベランダのポットに植えておいた。

青々とした葉が伸びる。葉を摘んでは料理に使っていた。
このニンニクも玉葱も葉を切られても切られても次々と新しい
葉を出す。

最近、あまり葉を出さなくなった。植えてから何ヶ月かたっている
ので収穫時期になったのかも知れない。ニンニクと玉葱をポット
から抜いてみた。ちゃんとまあーるい玉ができている。
「サミイ、見てよ!これをまた料理に使えるわ!」

今までは芽が出たニンニクなどは捨てていた。
こうすれば、捨てないで済む。生長期間中も青い葉を料理に
使える。

丸く育ったニンニクと玉葱を見てなんとなく嬉しくなった。

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2006・5・21

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ウンサンカヤ、タイ風プリン

これはタイ風のプリンと言えばいいだろう。寒天の粉に砂糖とココナツの
粉、粉末ミルクを混ぜたものをお湯で溶かしてから冷蔵庫で冷やすだけ
だ。簡単に作れる。この味なら世界中の誰にでも食べてもらえる味だ。
嫌味のないさらりとした味だ。横着して大きな容器で固めた。
これを小さなプリン用の容器で固めれば可愛いらしいデザートになる。

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2006/5/21

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2006年5月21日 (日)

ソムタムを食べる

「ねえ、ソムタムを食べるでしょう?」
タイの女はソムタムが好きだ。いや日本の女もソムタムが好き
らしい。ソムタムは美味しいが、俺にはソムタムに入れる蟹の
生臭いが好きになれない。ソムタムが好きな女にはあの臭い
がいいのだろう。返事を渋った。

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「ちょっとだけ食べるよ」
「唐辛子は何本入れる?二本?」
「一本でいいよ」
テーブルにソムタムが置いてあった。これを二人で食べるのかと
思っていた。
 
「さあ、一緒に食べましょう!」
そう言いながらテーブルにもう一皿のソムタムを持ってきた。
俺用のソムタムとヌチャナート用のソムタムを作ったのだ。
俺のソムタムでも十分に辛そうだ。

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ヌチャナートのソムタムはもう真っ赤になっている。
唐辛子を10本は入れたのだろう。
とてつもなく辛そうなソムタムを食べながらヌチャナートはヒイヒイ
言っている。
「ああ、辛い!美味しいわ!」
時々大きく息を吸い、辛い辛いといいながらソムタムを食べて
いる。アレは絶対に辛いはずだ。俺は手をつけなかった。
ヌチャナートはソムタムを日本のソーメンと一緒に食べている。
俺はソムタムとご飯を食べている。

生臭いものを入れてないので、今日のソムタムは食べられる。
それでも赤い唐辛子を避けて食べたのだ。
その食べ後の皿がこのようになっている。
写真を見ただけでも辛そうな味を想像できるだろう。

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ソムタムの関連記事はここにあります。

ソムタムポンラマイ 果物のソムタム 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_a524.html

インゲンのソムタム   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_806d.html

ソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_a806.html

二人のソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d616.html

ソムタムの道具    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_fbe8.html

ソムタム祭    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_0b60.html

瓜のソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_baa8.html

ソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_a806.html

熱いソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_cc7b.html

茄子のソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_ccda.html

ソムタムを作る    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_ed2f.html

ソムタムを食べる   

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_5e83.html

今日のソムタム    

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_f488.html

2006/5/21

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2006年5月20日 (土)

ゲンガイ、チキンカレー

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「鶏肉のカレーが美味しくできたわよ。食べる?」
「まだ腹が減っていないから、後でたべるよ」
今日はタイの食材屋に行った。そこで竹の子を買った。
これと鶏肉でカレーを作ると美味しいと言っていた。
「そろそろお腹がすいたんじゃない?食べる?」
「そうだね」

俺はいつもカレーのことをゲンカリーと呼んでいた。辞書でカレー
と調べるとゲンカリーと書いてあるから、それが正しい呼び方
だと思っていた。俺は
「日本人が言うタイカレーはタイ語ではゲンカリーと言う」
とこのブログにも書いていた。
「サミイ、タイではゲンカリーと言わないでね。」
「どうしてだい?」
「それって売春婦が使う言葉なの。タイの女の人はゲンカリー
なんて言ったら食べないわよ。」
ゲンカリーなんて言葉を使うことは恥ずかしそうだった。
どうやらゲンカリーというのは下品な言葉なのだと理解した。
「それじゃあ、なんと言うの?」
「ゲンガイとかゲンヌアというのよ。売春婦だけが”カリー”と言う
のよ。」
日本語で自分のことをアタシというのは普通でアタイというのは
下品な言葉と似たような関係だ。
辞書は間違った言葉を示していない。しかし辞書は言葉の品を
どうこう言わない。言葉の品と言うのはその言語を使っている
人から学ぶ以外に方法はない。
俺と同じように辞書とコンピュータでタイ語を学んだ女が
ゲンカリーとタイで言ったなら、とんでもない誤解を受けること
になる。

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2006・5・20

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トムカーカームウ、豚足料理

これはこれで美味い料理だ。この料理の欠陥は箸やナイフ
フォークを使えないので手で肉を齧ることだ。そのため、手が
汚れる。これが一番の欠陥だ。
しかし美味い。関節の辺りのコリコリとした肉が美味い。
コラーゲンがいっぱいだ。これを食っていれば肌が綺麗になる。

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食いながら俺は思った。日本人は赤い筋肉部分しか食べない。
モツ肉、血液、頭や尾も食べるようになれば、肉の値段は下が
る。一頭の豚や牛から売れる部分は赤肉部分だけだから、赤肉
部分の値段が高くなる。

俺が好きな牛スジなのだが、昔は安かったが最近は値上がり
している。安い細切れ肉と同じ値段だ。米国産牛肉の輸入禁止
が関係しているのだろうか?牛スジの煮込みは美味い。
これは酒と一緒だと更に美味くなる。

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2006/5/19

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適当な昼飯

今日の昼飯は野菜の炒め物、卵と干し肉の唐揚だ。
干し肉が続いたので飽きてきた。卵は茹でてある。

朝飯に卵を二個茹でて、一個は朝飯にもう一個は昼飯にした。
このような手抜きを良くやるようになった。
文句を言わないからこうなったのだが、文句を言ったら
どうなるか??
考えただけでも恐ろしい結果が待ち受けている。

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「女房に文句を言いたいが言えない」こういう問題って結構あると思うよ。
家庭裁判所に持ち込むほど大きな問題ではない。
弁護士に相談するほどのことはない。
旦那の苦情、文句を代弁してくれるようなものはないかなあ??
落語にでる近所のご隠居さんか、大家さんみたいな存在が必要になった。


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2006/5/19

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2006年5月18日 (木)

自家製ソーセイジを食べる

手作りのソーセイジを食べることにした。グリルで焼き上げた
ものだ。ソーセイジの表面が十分に乾燥しちょっとだけ酸味が
でている。豚皮をかなり入れたのでどんな味になるのか心配した
が、心配は無用だった。
豚皮も柔らかになっている。

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コリコリとした感触になると思っていた。それが普通の肉程度の
硬さだ。黙っていたならこれが豚皮だなんてわからない人も
いるだろう。今回はかなり辛味を抑えていたようだ。
塩味はちょうどいい。
合格、合格!結構美味しいソーセイジだ。
ドイツ風のソーセイジを食べなれた日本人には新鮮な驚きの
味だ。

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ソーセイジの関連記事はここにあります。

これが自家製ソーセイジ
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_766d.html

タイのソーセイジ作り
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_08a3.html

無血クーデター
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_b2c5.html

自家製ソーセイジ
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_86fa.html

チキンソーセイジを作る
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_71d6.html

自家製ソーセイジを食べる
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_bdf0.html

ソーセイジ作り
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_da7f.html

2006/5/18

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パッタイのソース(タイの焼そば)

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パッタイのソースを売っていた。タイ風の焼ソバのソースだ。
これに英語のメニューが付いていた。
英米で手に入りやすい野菜を使った料理になっている。
このレシピーを見ても俺はタイ料理には見えない。
しかし英米人にすればこの料理はタイ風、アジア的な風味なのだろう。

味の好みと言うのは面白いものだ。

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2006/5/18

Pad Thai Baked Chicken Stuffed with Noodles

Ingredients:
Chicken, whole                           1 (1 kg)
Thai-Choice Pad Thai Stir-Fry Sauce      1 bottle (270 ml)
Thai-Choice Rice Vermicelli     100 g
Mixed Vegetables
  (carrots, broccoli, baby corn, etc)     200 g
Butter                                   1/2 Tbsp

Directions:
1. Marinate chicken with 3/4 bottle (about200 ml) of  Thai-Choice Pad Thai Stir-Fry Sauce for 2 hours or more,
2. Cook Thai-Choice Rice Vermicelli in boiling water  for 5 minutes or until soft, rinse with cold water and drain, set aside,
3. Mix Thai-Choice Rice Vermicelli with remaining (1/4 bottle) PadThai Sauce and stuff the noodles in the chicken and bake at 180:C for 30-45 minutes.
4. Stir-fry the vegetables with butter and serve hot with baked chicken.  

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干し肉

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安い時に肉を買って、それを干しておく。これを冷蔵庫に入れて
おけば長持ちする。時々、冷蔵庫から肉を取り出しては油で
あげる。おなじみナムプリックで食べる。
人に出すにはこれでは色が淋しい。胡瓜のスライスや小さな
トマトを載せると色合いがよい。冷蔵庫のない時代から食品を
腐らせない知識を代々受け継いでいるタイ人の料理には感心
するものが数多くある。

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2006・5・17

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2006年5月17日 (水)

名前がない料理

「この料理はなんというの?」
「知らないわ」

ということはいい加減にありあわせのものを適当に煮ただけだ。
まあいいでしょう。さやえんどうは俺が好きな野菜だし、生椎茸
も美味しい。料理に名前などなくても美味けりゃいい。
今日のナムプリックは生姜入りだ。いつもは生姜をいれない。
この料理には生姜入りのナムプリックがあっているのだろうか?

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2006/5/17

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ワカサギの干物

ワカサギを干物にした。これを油で揚げると美味しいと
ヌチャナートが言っていた。ほど良くワカサギが乾燥した。
さっそく油で揚げた。

結構美味い。インドネシア料理でこれに唐辛子をまぶしたもの
がある。安くてうまいのでよく注文した。

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「インドネシアの魚料理を作ろうか?」
「いいわよ。それより早く食事にしましょうよ」
このワカサギをインドネシア流に料理したらもっと美味いと思う。
ヌチャナートもきっと気に入るはずだ。

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2006/5/17

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2006年5月16日 (火)

トムカーガイ

「今日のご飯は何にする?魚のフライがいい?」
小さな公魚を乾燥させている。食べ頃だからフライにしようという。
「うーん、魚ねえー?」
家で食うなら魚もいいけど、昼飯に魚を食いたくない。
「鶏肉があるよね、それで何か作ってくれよ」
ヌチャナートはなにやらごそごそやりだした。
ココナッツを入れて煮ている。食欲をそそる臭いがしてきた。
「美味しいわよ。サミイ!なんだかわかる?」
「トムカーガイじゃないの?」
「そうよ」

俺もタイ料理の臭いを嗅いで料理の名前を言えるようになった
のだ???まぐれ当たりだ。

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ココナッツの濃い味が美味い。それほど辛味はない。
この味なら初めてタイ料理を食べる日本人でも受け入れることができると思う。
この辛さでも日本人には辛すぎるかもしれない。

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2006/5/16

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今日も干し肉

今日も干し肉の空揚げだ。一応ヌチャナートはこれでいいかと
聞いた。干し肉が続いているのでちょっと飽きた。
なにか他の物がいい。しかし、別の物を作ってくれと頼みたい
が、料理の名前がわからない。「あれだよ。あれ!」では通じない。

いちいち何を食いたいのか考えるのが面倒だ。
横着して「うん、うん」と軽く返事をした。
「サミイは何でも食べてくれるから、らくでいいわ」
腹がすきゃあ何でも食べるよ。これも自業自得だ。この料理は
油で揚げるだけだから、ヌチャナートは簡単でいいと喜んで
いる。明日は何か違うものを食いたいな。
今日は天気がよかったから、昨日作ったソーセイジの表面は
乾燥したことだろう。今週はソーセイジ料理が続くことになりそうだ。

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2006/5/15

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2006年5月15日 (月)

黒鯛に襲われる

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ヌチャナートが食べている貝を見たら、貝殻に傷がある。
家に持ち帰る時に貝殻を割ってしまったのかと思って、手にとって
見た。貝殻は割れていない。貝殻の反対側を見た。
反対側にも傷がある。恐らくこの貝は黒鯛などに噛みつかれた
のだ。すぐに砂の中などに潜り込み難を逃れた跡だろう。
黒鯛が貝を食べるとは聞いていたが、こんな傷跡を見たのは
初めてだ。

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黒鯛などに食われた貝の内側を見て驚いた。貝殻を傷つけられ
た貝は傷口を治している。傷口が治った場所は膨れ上がって
いる。人間の傷口と同じだ。この傷口の治り具合から推定すると
この貝は小さい時に魚に食いつかれたのだ。
そして傷口が治って長らく生きていた。

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最終的にはヌチャナートのタイ料理の材料になった。
この貝殻の傷を見ると何か不思議な気がする。
こんな貝殻の写真を撮っている俺を見てヌチャナートは
「バカみたい」と笑っている。俺だってバカみたいと思う。
しかし、俺はこのような貝を見たのは初めてだ。
極めて珍しいものだと思うけど違うかなあ?????

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2006/5/15

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2006年5月14日 (日)

ワカサギ

小さなワカサギを買って来た。ヌチャナートはこれを醗酵させて
料理の調味に使う。魚の醗酵品だからにおいはきついが旨味
も強い。
「美味しくできたわ。買う必要ないわよ」

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またこのワカサギも醗酵させるのかと思っていた。今回は
ワカサギに塩をふって軽くまぶしている。そして網に入れて
乾燥させている。どの程度まで乾燥させるのか知らない。
「乾いたら、油で揚げるのよ。きっとサミイは好きだと思うわ」
どんなものができるのか分からないが、ヌチャナートが美味しい
というのだから、きっと美味しい
と思う。

中華料理の食材屋ができた。このような店にはタイの食材も
おいてある。店に入るとフィリッピンの食材もあった。
フィリッピンの食材に魚の醗酵品があった。ヌチャナートは
それを買い求めた。
店主が言った。
「売っているけど、それ何に使うのか知らないんですよ。
何に使うんですか?」
「サラダに使うといってますよ。」
「アタシはこれをサラダに入れるのよ。サミイは絶対に食べない
と思うわ」
フィリッピンの魚の醗酵品をタイのものと同じように使っている。
東南アジア一帯は魚を醗酵させた調味料圏なのだ。
ヌチャナートはこれを煮物にも使っている。
俺がこの臭いを嫌うのを知っているので、この醗酵品を使う時は
わざと俺に見せて笑っている。
日本人が外人に納豆を食わせて、臭がるのを面白がるみたいだ。

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2006/5/14

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赤貝

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タイにも赤貝がある。日本でみるのよりも小型なものだ。
何回か食べたが俺の好みに合わない。
血のような赤い液がでるのが好みに合わないのかもしれない。
寿司だねの赤貝は食べるのだが、茹でたり焼いた赤貝は食べ
たくない。人間の好みなんておかしなものだ。
ヌチャナートは赤貝も大好きだ。
「サミイは知らないでしょう。貝も買っちゃったのよ」
旦那が知らないうちに貝を買ってしまったのが可笑しいらしい。
赤貝を食べなくなった理由の一つを思い出した。
赤貝は幾ら洗っても洗っても黒いゴミのようなものがでる。
歯ブラシで赤貝の表面にあるスジをこすった。
こんなことをいちいちやっていられない。
面倒になり「赤貝なんて食べるものか!」となった。
ヌチャナートは赤貝を茹でては嬉しそうに食べている。
水を何度も取り替えて洗ったのは俺なんだぞ!
ヌチャナートは当然、旦那がやるものだと思い込んでいる。
「ねえ、この貝は海で取れるの?」
「そうだよ」
「タイの貝は真水で取れるのよ」
タイで見たあの貝は河川や湖沼でとれるのか。

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2006・5・14

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ソーセイジ作り

「今日はお休みだから、ソーセイジを作りましょうよ」
「そうだね。」

ソーセイジは暫く作っていない。ちょうど食べたいと思っていた
時だ。 ソーセイジを作るには生の豚腸が必要だ。まずは豚腸を
入手しなくてはいけない。豚腸を買いに行く。
「お肉屋さんで豚腸があるかどうか聞いてね」
「いいよ」
肉屋の親父に聞いたが、何を聞かれているのかわからないらしい。
若い店員が話を聞いていて「こちらにありますよ」と売り場に案内
してくれた。ガチガチに冷凍された豚腸があった。

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人工の豚腸を使えば簡単なのだが、手に入らないからこれを使う
ほかない。豚腸の前処理が面倒だ。豚腸の外にある脂肪を手で
  取る。豚腸に箸を通して腸の内容物を出す。

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塩を加えて揉み
洗いする。水を腸の中に通して内容物を洗い流す。
更に豚腸を平らな場所において、スプーンでこすり、内容物を押し
出す。また豚腸に水を通して内容物を洗い流す。
これで前処理は終わりだ。






取り除いた脂肪と

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綺麗に洗い終えた豚腸だ。


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今日の肉は粗引きだ。


R0016994pct20粗引き肉のソーセイジも美味い。これでは
脂が少ないとみて背脂肪を加えた。

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豚の皮を茹でている。
ネムに豚皮が入っているのは知っている。豚皮が入っている
ソーセイジは知らない。ドイツのソーセイジでも豚皮が入るソーセ
イジは見たことがない。珍しいことをするのでそのまま黙っていた。

豚皮をそんな粗切りにしたら豚腸に詰める時、大変だろうと
思っていた。

R0017003pct20
ヌチャナートはこれで大丈夫と思っているのだろう
から、大丈夫なのだろう。肉は昨晩 塩やニンニク、唐辛子、
香草と混ぜて作っておいた。一晩おくことで肉の旨味がでてくる。



R0017030pct20
この肉にご飯を混ぜる。このご飯は肉の醗酵を助けるのと肉の
増量となるのだろう。
タイ東北部ではご飯の代わりに春雨が入っていることもある。
タイの路上で売っているソーセイジは肉よりもご飯粒の方が多く
て酸味が強いものが時々ある。

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この肉を豚腸に詰める。詰める道具は漏斗だ。
漏斗に肉を載せて手で肉を豚腸に押し込むだけだ。

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ソーセイジ作りは肉詰めの工程が一番大変だ。
肉を押し込んでいる内に豚腸が滑って漏斗の首から外れる。
家庭用の肉詰め機がないものかとタイで探したが見つからない。
小さな工業用肉詰め機ならあるが家庭用のものなどない。
豚腸を漏斗にしっかり固定できるように漏斗の首に縦にぎざぎざ
がある漏斗を見つけた。しかしこの漏斗の首は太すぎた。
結局100円ショップで探した漏斗が一番使いやすいことが分かった。

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ヌチャナートが肉詰めをしている間にタコ糸を切ったり、ソーセイジ
を乾燥させる場所を作っていた。タコ糸でソーセイジを縛るのは
俺の役目だ。どうしても肉と肉の間に空気が溜まってしまう。
空気が入ると傷みやすくなり、味も落ちる。空気を追い出し
ながら豚腸を縛った。

こうして出来上がったソーセイジを乾燥させる。
乾燥にもちょっとしたノウハウがあるのだ。これも経験からでて
きたことだ。場所の関係でビニール紐を真っ直ぐに吊るせない。
またビニール紐にソーセイジを載せると肉の重みでビニール紐
は弓なりになる。次々と吊るすソーセイジはビニール紐の上を
滑って一箇所に集まってしまい、肉同士がくっつく。
こうなるとソーセイジは乾燥しない。

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ソーセイジ同士でくっつかないようにビニール紐にたんこぶを作っ
ておくのが乾燥の秘訣なのだ。
ソーセイジを吊るすと臭いを嗅ぎ付けて蝿がやってくる。
タイと同じように黒い蝿がやってくる。俺がキンバエとかギンバエ
と呼んでいる体が光った蝿はやってこない。
蝿をよけるために網袋でソーセイジを包んだ。

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2006・5・14

これが自家製ソーセイジ
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_766d.html
タイのソーセイジ作り
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_08a3.html
無血クーデター
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_b2c5.html
自家製ソーセイジ
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_86fa.html
チキンソーセイジを作る
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_71d6.html
ソーセイジを食べる
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_bdf0.html
ソーセイジ作り
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_da7f.html

2006・5・14

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卵入りお粥

「お腹が空いたら言ってね。」
酒を飲みながらいろいろな話をしている。タイにいる家族のこと、
今日の出来事、猫がどうしたのと言った類の話だ。
毎日のことだから、ヌチャナートが話すタイ語は何とか分かる。
他のタイ人の話になると、分からない。
タイ語なんて分からなくてもヌチャナート語が分かればいいと思っ
ているからどうということはない。
「こうやってタイの音楽を聴いてお酒を飲んでいると、日本にいて
もタイの生活と同じだろう?」
「そうね。気候が寒いだけで、あとはタイと同じね」
「お腹空いたなあ」
「何食べる?お粥それとも麺がいい?」
「お粥がいいな。」
「卵を入れてあげるわ。お子様用のお粥よ。」
お子様用のお粥ができあがった。

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こりゃ美味い。タイの子供はこんな美味いお粥を食って育つのだ。
生意気だ!!!
大人が食っても美味いお粥だ。

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2006/5/13

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朝顔の炒め物

「あら朝顔があるわ。買いましょうよ。」
「うん。でもちょっと待てよ。もっと安い店があるかもしれないよ。」
商店街を歩いていた。もう一軒の八百屋に行ったら、朝顔が少し
安い値段で売っていた。
「こっちの方が安いよ。ここで買おうか?」
「ええ。幾つ買う?」
三束買うことにした。朝顔の炒め物は大好きだ。
彩りも綺麗だし、日本の食事にも似ている。
白いお粥に乗せて食べても美味しい。

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2006/5/13

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千枚のヤム

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茹で上げた千枚にナンプラなどで味付けをする。
もち米を焙煎した粉も入れる。最後にミントの葉を混ぜる。
これは酒の肴だ。これを摘んで酒を飲む。ミントの香りがする。
ミントの葉の香りはチュウインガムや歯磨き粉の香りとは違う。
もう少し重みがある香りだ。この香りがないとタイ料理らしくない。
しこしことした千枚の噛み心地もいい。
この味は日本にはない。タイの音楽を聴きながら食べている。

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2006・5・13

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ネム作り

「ねえ!アタシがソーセイジを作るから、サミイはネムを作って
ね。」
「いいよ」

「ニンニクを刻むのは私に任せて。ニンニクを持ってきてよ。
二つね。」
最近 女房は人使いが荒くなった。リモコンみたいに俺を動かす。
文句を言わないで動いちゃう俺もいけない。女房のほうが強いから
しょうがない。言われたようにニンニクを取りに行った。

二つと言っても二粒ではない。二球なのだ。

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これだけニンニクを使うから大きな袋に入ったニンニクも直ぐに
なくなる。ニンニクを刻んで唐辛子をいれる。
肉の塊はこんなものだ。この塊を包丁で微塵切りにする。

後は部屋の隅にでも置いて酸味
がでるのを待つ。ちょっと酸っぱくて辛いが、これも酒の肴にいい。
赤肉で作ったものは生で食べると美味しいが、脂が入ったものは
火を通した方が美味しいとヌチャナートは言う。

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これは俺の仕事だ。肉は余り刻みすぎてもいけないらしい。
「ああ、そのくらいでいいわ。あんまり刻むと美味しくないわ」
肉に塩を入れてニンニク、唐辛子とこね回す。
「捏ねていて粘りが出てきたらいいのよ。それ以上に塩を入れると
おいしくないわ。手で味がわかるわよ。味見する必要はないのよ」

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粘りが出た肉をポリ袋に円錐形に詰める。
それをギューッとタコ糸で結ぶ。

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2006・5・16

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昼飯

今日の昼飯は肉とアスパラを炒めたものだ。好物なんだ。
美味しいんだぞ!
辛いものはダメだという人でも食べてしまうと
思う。
「今日の飯もウメエなあー」と飯を食っている時に電話がなった。

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「何とかしてよ!」
「ウワーア!忘れたあー!ごめんごめん!」
食っていた弁当を止めて大急ぎで駆けて行く。
もう少しで食い終わるところだったのに残念!

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2006/5/12

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今日のトムヤンクン

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今日のトムヤンクンはこんなものだ。田舎風のトムヤンクンだ。
バンコックのものとは違う。バンコックではココナッツミルクを入れ
るがヌチャナートの田舎料理ではココナツは入れない。
どちらが美味いかって?うーん、難しい質問だ。
好みの問題でないでしょうか?と回答しましょう。
これはこれで美味い。ココナツが入ると味が濃くなる。
それも美味い。青い葱はベランダで作っているものだ。

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トムヤンの関連記事はここにあります。
   
トムヤンヌア   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d695.html

トムヤンパー 魚のタイ風鍋料理
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馬蟹のトムヤンプー   
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トムヤンクン   
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今日のトムヤンクン   
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トムヤンタレ海鮮鍋   
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2006・5・12

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ゲンヌアヤムセン

牛肉とマッシュルームのヤムウンセンだ。最初は辛いとは思わ
ずに食べていた。そのうちにだんだん辛くなり汗が吹き出てきた。
このマッシュルームは中国の缶詰だ。こうやって料理すると
マッシュルームが美味い。 春雨をスプーンで取るのは大変だ。
箸が必要だが、箸を持っていない。食べにくいがスプーンで
食べる。これ以外に食べる方法がない。
レストランでタイ料理を注文すると西洋式のスプーンとフォーク
が出てくる。ナイフは使わない。肉を切る時はスプーンをナイフ
のように使う。これで結構、肉が切れるものだ。

一般家庭ではどうだったかなあ?
西洋式のスプーンとフォークを出す家庭は中流以上の家庭かも
しれない。箸はだす。箸は中国式の太くて長い奴だ。
スプーンは中華料理のレンゲだったかもしれない。

高級料理店やホテルではどっしりと重みがあるスプーンやフォーク
を使っているが、屋台などでは
厚紙程度の呆れるほど薄っぺらな
物を使っている。堅い肉を突き刺そうとして曲がったフォークも
平気
で使っている。

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俺が弁当に持って行くスプーンは中華料理のレンゲだ。
中華料理で使うレンゲは瀬戸物が多いが、俺が使っているのは
ステンレス製のレンゲだ。これは調
味料のおまけについてきた。
おまけがついているので調味料を買ったのが正しい。
俺が物を買う判断基準はおまけの有無だ。
ステンレスのレンゲで春雨を食うのは食いにくい。

今日の弁当はは大盛りになるほど、詰め込んである。
腹が空いていたからちょうどいいが、本当は少なめにしなくては
いけない。少しでもカロリーの摂取を減らすべきなのだ。
汗を拭き拭き食べた。食べ終わると、口の周りもひりひりする。

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2006/5/11

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2006年5月11日 (木)

ピーグワイ、バナナ料理

「この料理なんて言うの?」「ピーグワイよ」
「えっ?」「ピーグワイよ」
これって、彼女の話し方の特徴なのだ。本当はピーグルワイなん
だけど(文字ではそう書いてある)「ル」を抜かして発音する。
彼女以外でもこのような話し方をするタイ人は多い。
あるインテリ男は「俺もそう発音するんだ」とちょっと恥ずかしそう
な顔をしていた。これは下品な発音なのだなと推定した。

そんなタイ語の発音の話は横に置こう。

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要するにこれはバナナの料理だ。鶏肉とバナナの蕾を煮込んだ
ものだ。缶詰のバナナだから旨みは劣る。新鮮なバナナだと
もっと美味しい。この料理をタイで食っている分には別にどうという
ことがない香りだ。日本で食うと香草の臭いがぷーんと漂う。
この臭いをタイ人が嗅いだなら食欲をそそる臭いだろう。
和食しか食べていないタイ人がこの臭いを嗅いだら郷愁をそそ
られるだろうな。
毎日、このような味の食事をしている俺はおかしな日本人かもしれない。

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バナナの関連記事はここにあります。

烏骨鶏とバナナ   
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バナナの葉を売る   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_5da8.html

バナナの蕾   
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ピーグワイ バナナ料理 
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バナナ料理   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_1c79.html

バナナの蕾   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_90be.html

2006/5/9

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クルトンとタイ人

俺が大好きなマッシュルームスープがでた。澄んだスープに
マッシュルームが入っている。ベランダの葱を浮かせてある。
青い葱がスープの薄茶色に映えて鮮やかだ。
この味は西洋のスープと変わらない。西洋人でもこれは受け入
れる。タイ人が作るスープだから、
「これはタイのスープだ」と言っても、西洋人は
「これは西洋のスープだ」という感じのスープだ。
俺もどちらかというとこれは西洋のスープと感じた。
タイ特有な香草も使っていないし、唐辛子も入っていないからだ。

俺はそのスープにクルトンを浮かせた。
こうするとスープの味を二倍楽しめるからだ。
「ヌーもクルトンを入れるかい?」
「いらないわ」
何でそんなものを入れるのか、ヌチャナートには分からないらしい。
不思議そうな顔をしながら、俺が食べる姿を見ている。
どうやらタイ人にはスープにクルトンを入れる習慣がないようだ。
アメリカ人は塩味のクラッカーなどを入れてスープを飲む。
そんな姿を見たら、ヌチャナートは驚くだろうな。

2006/5/11

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タイ製インスタントラーメン

今から20年ほど前だったと思う。タイから輸入したインスタント
ラーメンがあった。ダイエーが輸入し販売していた。
なにしろタイ製品だから安かった。日本の製品の半値ほどだった
と記憶している。味噌ラーメンと醤油ラーメンがあったが、どちら
も同じような味で区別がつきづらい。味の区別はともかくとして、
不味かった。一度か二度は買ったが不味いのでそれ以上は買わ
なかった。ダイエーもその後タイ製インスタントラーメンを売って
いないと思う。

今日のタイのインスタントラーメンは美味い。
20年前の味を知っている俺には驚異的な美味さだ。
タイのインスタントラーメンも進歩したと知り驚くと同時に嬉し
かった。

インターネットでタイのネーション紙を読んでいたら、インスタント
ラーメンの大手企業が日本との合併企業の株を買い戻すと書い
てあった。
日本の企業というのはインスタントラーメン大手の明星食品だ。
俺はタイのインスタントラーメンの技術はタイ人が開発していった
ものだと思っていた。インスタントラーメンも日本の技術を使って
よい製品になったのだと分かると、なんとなくタイの技術に失望
した。

今じゃインスタントラーメンはタイでも重要な食品工業に発展して
いる。タイのインスタントラーメンは日本でも買えるので賞味して
みてください。辛くて泣いちゃうようなものもあります。
美味しいですよ。
ヌチャナートに作って貰うと、香草などをいれるのでホンマ物の
タイラーメンの味になる。俺は横着だからお湯に麺をドボンと
入れて、スープを入れたら掻き回すだけだ。
それでも美味いから、俺はタイのインスタントラーメンをよく食べる。

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2006/5/11

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タイ風モツ鍋

豚の太い腸があった。焼き肉屋でよく出される奴だ。噛み応えが
いいので好きだ。ヌチャナートがこれを食べるか聞いている。
「うん、それにしてくれ」
ヌチャナートは腸を裏返している。腸の裏には脂肪が沢山つい
ている。下っ腹が出たおじさんの腸もこんな風に脂肪がついて
いるのだろう。塩をつけて腸を洗った。ヌチャナートは腸を良く洗
わないと臭みがあって美味しくないと言いながら楽しそうに
洗っている


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中国のザーサイを薄切りにした。セロリを切っている。
適当な大きさに切った腸とザーサイとセロリを鍋に入れる。
塩加減はザーサイからの塩分で十分だ。たったこれだけでぐつ
ぐつ煮込んだ。
お約束の唐辛子ソースにつけて食べるだけの簡単な料理だ。

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2006/5/10

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干し肉の空揚げ

これはやはり干し肉と呼ぶのだろう。薄切りの肉にちょっと塩を
して、蝿が入らないように作った網に入れる。これを一日ほど
屋外に置いておく。そうすると肉はカラカラではない半乾きの
状態になる。アメリカインディアンが作るジャーキーの半製品の
ようなものを想像すればいい。
この肉を油で揚げる。
料理と言うほどのものではない。極めて簡単なものだ。
後はお決まりのナンプラと唐辛子のソースにつけて食べる。

干し肉だから、肉の繊維が歯の間に挟まるのが難点かな?
こういう肉の食べ方を日本人はやらない。
日本人は生肉、しかも筋肉部分しか食べない。内臓などは余り
食べない。肉食文化が長いこと続いているタイでは肉は内臓から
皮まで食べられるところは何であれ食べてしまう。
肉の保存方法として自分達でソーセイジやこのような乾燥製品も
作る。醗酵製品のネムもある。タイは日本よりも遥かに豊かな
肉食文化を持っている。日本の肉食文化は西洋の食事をそのまま
取り入れたものだ。日本独自の肉料理はすきやきと肉じゃがかなあ?

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肉食文化の話ではなかった。話を元に戻そう。乾燥し油で揚げた
ものだから、肉はかなり縮んでいる。少ない量のように見えるが
生肉ならもっと大きい塊だ。その点も考慮して食べないと食い
すぎになる。
今日の弁当はこの他に自家製伽羅蕗(自家製というといかにも
美味そうで、特別な味に聞こえる。実は俺が作ったもの。
ヌチャナートはまだ作れない。)それに胡瓜の柴漬けが入っていた。
胡瓜の柴漬けをヌチャナートはテンと言っている。
いい加減な言葉を使うがそんな言葉に馴らされてしまったので、
ヌーが「テンを食べる?」と言うと柴漬けだと悔しいけど分かってしまう。

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2006/5/10

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2006年5月10日 (水)

黒鯛の兜蒸し

最近、スーパーで黒鯛が良く売られている。この時期は黒鯛の
乗っ込み時期で、黒鯛が産卵のため浅瀬にやって来る時期なの
で黒鯛がよく釣れるとのこと。黒鯛の兜があった。
ヌチャナートは兜の部分が好きだ。コラーゲンが多い、ぶよぶよ
した身が多いので兜を好むみたいだ。肉のついた骨を摘んでは
美味しそうに食べる。俺は白い身の部分だけをとり、辛いソース
につけて食べる。
生姜、セロリ、唐辛子、ベランダに植えてあるニンニクから葉を
とってきて一緒に蒸したものだ。ステンレスの容器に材料を入れ
て、容器ごと蒸して容器ごと食卓に出す。

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ヌチャナートが日本に来た当時、俺は赤い鯛のお頭を買って兜焼
を作った。
「日本人はこんなものもこうやって食べるのだぞ!」と驚かすつもりだった。
ヌチャナートはその味が気に入った。俺はその当時タイ語を殆ど
理解しなかった。
「魚の頭をまた買いに行きましょうよ」と言っているのになかなか
それを理解できなかった。
「えっ!何が欲しいの?なあーに?」と何度も聞き返していた。
やっと理解できて鯛のお頭を買った。
今となっては懐かしい思い出だ。

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2006/5/9

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2006年5月 8日 (月)

今日の昼飯

朝から猛烈なニンニクの焦げる臭いがする。それと肉を一緒に
炒めている。食っている奴は美味いけど、臭いだけを嗅がされる
隣人は気の毒だ。タイなら何処の家でもこんな臭いをさせながら
調理しているので隣人に気を使うことはない。
夜ならともかく朝からこんな臭いを出すので少々気が引ける。

R0016983pct20_2

この他に野菜はグリーンアスパラとエノキダケがある。
ナンプラに生唐辛子を一本入れたものが味付け用に付いて
いた。タイ人にとって、一本ほどの唐辛子は辛味のうちに入らない
だろう。
唐辛子を入れる時、ヌチャナートが何本いるか聞いた。
その時、俺は一本と応えた。正解だった。これを二本も入れた
なら辛くて食えない。弁当の蓋を開けたらニンニクの強い臭い
がした。周囲にもこの臭いが相当広がったことだろう。

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2006/5/8

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ラオスのパン

先ほどご飯を食べたばかりだから、まだお腹はすいていないと
思っていた。スーパーの食品売り場を歩いていたら、美味しそうな
食べ物が沢山ある。それらを見ているうちに、なんだかお腹が
すいてきた。ヌチャナートも同じらしい。
「あそこのパン屋で何か買ってくるわ」
スーパー内のパン屋でパンを買って来ると言うのだ。

フランスパンのサンドイッチを買ってきた。
似たようなものがフランスの植民地だったラオスにある。
ラオスで食べるサンドイッチとは違うが美味しいサンドイッチ
だった。ヌチャナートはこのフランスパンをラオスのパンと言った。
「このパンはラオスのパンではなくてフランスパンだよ」
と言おうとしたが黙った。ヌチャナートはフランスを知らない。
ラオスでフランスパンを見たから、このパンはラオスのパンだと
思い込んでいるのだからしょうがない。
そう言われたらラオスのサンドイッチの味を思い出した。
パンに挟むものは肉と野菜だから似たようなものだ。
ラオスのサンドイッチは辛味がある。いま食べているサンドイッチ
には辛味がない。辛味が欲しくなった。食べるのを止めて、サンド
イッチをサランラップで包んだ。急にサンドイッチを包み始めた
のでヌチャナートが驚いた。
「どうしたの?不味いの?」
「うーうん、唐辛子が欲しくなったんだ。」
「サミイはタイ人みたいね」ヌチャナートはあきれている。
先日ジャマイカ製の唐辛子ソースを買った。初めて買った商品
だが、味は想像がついた。酢の中に磨り潰した唐辛子が入った
ものだろうと思っていた。瓶の封を切って味見をすると思った
とおりの味だった。唐辛子ソースをサンドイッチに振りかけて食べ
た。ラオスのサンドイッチとは違う西洋風の味だが辛味が入ったら、
美味しさが増した。こんなに唐辛子ソースを振りかけたならフランス
人はこのサンドイッチを食べないだろう。
でも俺の好みにあった。

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2006/5/8

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ネムを食べる

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俺が作りっぱなしにしたネムを見て、ヌチャナートが言う。
「もう酸味が出ているわよ。これ以上酸っぱくなると美味しくない
わ。冷蔵庫にしまったら。」
言われたとおり、素直に冷蔵庫にネムをしまった。
冷蔵庫をあけるのはビールを飲む時くらいなのでネムのことなど
忘れていた。

「今晩、何を食べる?」
「うーん・・・・・・」
「ネムを食べる?食べごろよ」
俺は生のままネムを食べたかった。ヌーは焼かないと駄目だと
言う。その理由は挽肉を使ったため脂肪が沢山入っているから
だというのだ。ヌーはネムをグリルで焼いてだしてきた。
いい酸味がでていた。
豚の皮をちょっと入れすぎたみたいだ。
次回は豚の皮はあまり入れないようにしよう。

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2006/5/7

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2006年5月 7日 (日)

蜂蜜売り

このような姿の蜂蜜売りがいる。蜂蜜をどのように採取しているのか知ら
ない。日本の養蜂家のように花を追って旅をしているのではないと思う。

Honeyvenderpct20_2

天然にある蜂の巣から上手に蜜を取り出して、蜂と共存しているのだろ
う。こんな大きな蜂の巣があった。

Honeycombpct60_2

ヌチャナートは料理に蜂蜜を使わない。砂糖に比べて蜂蜜の方が高価
だから使わないのかもしれない。使う必要がないのかもしれない。
「蜂蜜を買おうか?」
「いらないわよ。それに安いものは蜂蜜に砂糖水を加えているのよ」
蜂蜜のまがい物を売っているというのだ。笑ってしまった。

屋台で昼食をしている時だった。その場所は大きなテント張りの場所で
幾つもの小さな店が料理を売っている。この近辺のビルで働く人が昼飯
を食べにやって来る。人出を当て込んで食べ物屋の他に化粧品、衣類、
玩具、電気製品などを売る店も出ている。貧しい姿のおばさんがビール瓶
に蜂蜜を入れて
「買ってくれませんか」とやって来た。あまりにも貧しく哀れな姿だった。
買ってあげてもいいが、使い道がなかった。見込み客と思われたのだろう。
俺の後をつけてくる。彼女は片言ながら英語を話した。
「奥さん、ごめんなさい。ホテル住まいですので、使い道がありません。」
俺の英語が分かるかどうか分からないが鄭重にお断りした。
言葉は分からなくても雰囲気はわかるはずだ。断られておばさんは別の客
を求めてとぼとぼと去って行った。昼飯はほろ苦い味だった。
あのおばさんはどうしているだろうか?元気ならいいが・・・・

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2006・5・7

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ほうれん草の味噌炒め

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これもいい加減な名前だ。味噌なんてタイにないのに味噌炒め
というのは嘘つきだ。味噌はないが味噌に似たものがタイにある。
トキオトワという味噌を水で薄めたようなものが瓶詰めになって
売られている。これを味付けの元として唐辛子とニンニクを加え
てほうれん草を炒めるのだ。簡単な料理だが美味い。

このほうれん草は畑の中に小屋がけをした爺様から買った。
新鮮なほうれん草を見てヌチャナートが買いましょうと言った。
緑のほうれん草と赤い唐辛子、白いニンニクの薄切りの色合い
が綺麗で好きだ。
周囲にあるソースは豚汁の汁を煮詰めたような濃い味だ。
これをご飯にかけると美味しい。

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2006/5/7

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タイ風イカ塩辛

タイには魚介類の醗酵製品が日本より豊富だがイカの塩辛は
ない。オキアミのような小さなものから、大きな魚までを醗酵させ
保存食品にしている。いちいち紹介していたらきりがないくらい
沢山の醗酵魚介類がある。
醗酵した魚介類だから当然その臭いは悪い。しかし旨味は強い。
気に入ってしまったなら、絶対に病みつきになる美味しい魚介類
がある。

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タイ風のイカ塩辛と書いたが、イカの塩辛はタイにはないからこの
表題は嘘つき広告と同じだ。しかしこの塩辛の食べ方を見れば
タイ風イカ塩辛だと納得すると思う。
この量の塩辛に生唐辛子二本と生姜微塵切りとニンニクの薄切り
を加える。これでビールを飲むとうまい。
ビールがすいすいと入ってしまう。唐辛子、生姜とニンニクの辛味
が一緒になるから辛いがイカの塩辛の臭みが消されてしまう。
美味いと言ってこれを食いすぎると、塩分で喉が渇くので注意が
必要だ。食っている本人は気づかないが、生のニンニクを喰うから、
お口の臭いに注意しなくてはいけない。

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2006/5/7

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カオニョウ餅米

タイ東北部では餅米を多用する。餅米は竹で編んだ帽子のような
もので蒸し揚げる。何処かに写真があるはずだが、見つからない
ので写真はいつか掲載しよう。
そのような帽子がないのでヌチャナートは日本で餅米を食べる
ことはできないと思っていた。 日本の餅米の蒸し方を俺が
示した。
ちょっと水っぽいがまあまあ食べられる。
ヌチャナートはそれを見て自分で餅米の蒸し方を工夫した。
一晩、米を水につけておく。蒸し器に布巾を敷いて蒸しあげる。
これでタイで食べるのと同じような餅米ができあがる。
時々、思い出したように餅米を蒸している。

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これを同じく竹で作った、お櫃に入れる。大型の物は不要なので
一人前のものを求めた。レストランで餅米を注文すると、こんな
容器で出してくる。屋台では乾燥しないように餅米をポリ袋に入れ
ておき、お持ち帰り用にしている。

帽子のような餅米を蒸す道具の写真を探していたらこんな写真
が見つかった。これは軍隊のような場所で大量のカオニョウを蒸
す方法だ。

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帽子のような蒸し器は家庭、屋台の店とかレストランなどで蒸す
方法だ。軍隊ではそんなまどろこしい方法を取っていられない。
ぶっ太い煙突のようなもの何段もの笊を上下に並べている。
それを下から蒸すのだ。蒸しあがると煙突を持ち上げる。

Dscf1089rpct80

物好きでないとこんな光景が目に入っても写真を撮ることはない
だろう。

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2006.5.7

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2006年5月 6日 (土)

ゴーヤを植える

ホームセンターにゴーヤがあった。
「このゴーヤを買いましょうよ」
「大きくなるから、ウチじゃ植えられないよ。」
「大丈夫よ。大きくなる前に食べるから、大きくならないわよ」
「支えの棒が必要だろう?」
「そんなものいらないわ。高くならないもの」
一体、どうするつもりなのだろうか?
多分、小指の先ほどのゴーヤが出来ると摘み取って食べるの
だろう。ゴーヤは大きくなれず、実も取られちゃうのでまた慌てて
実をつける。そうするとまた実を食べられちゃう。
もしかするとゴーヤの葉っぱも食べちゃうのだろう。
様子を見よう。

今のゴーヤはこんな姿だ。

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2006/5/6

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豆を植える

ヌチャナートは豆も何時の間にやら植えた。何の豆だか知らない。
この芽を見ると明らかに豆だ。この豆もいつの日か食卓に
あがる。そういえばウチでは豆料理というのがない。
何故だろう。タイの市場では豆を売っているから、豆料理があって
もいい。ヌチャナートが好まないから豆料理が出ないのかもしれ
ない。タイのレストランでも豆料理を注文したことがない。
実家でも豆料理を食べた記憶がない。
直接 大豆を食べたことがないが、大豆加工品つまり醤油や味噌
のようなものはタイにもある。こんどタイに行ったら、豆料理を
所望しよう。

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ウチのベランダにはこの豆の他に何種類かの香草などがある。
いちいち買いに行く必要がないので便利だ。
白い塊から青い芽がでてしまったニンニクも植えた。
ニンニクは生育すると結構大きな野菜だ。ベランダで作る野菜の
種類ではない。ヌチャナートはニンニクの葉だけを摘んで料理に
使う。それでもニンニクは次々と葉を出す。枯れることはない。

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2006/5/6

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ゲンガイマクワ、鶏と茄子のシチュウ

「なんにする?鶏を食べる?」
「うん、そうだな。」
焼鳥にでもするのだろう。それほど期待もしていなかった。
そんなことよりも腹が減っている。

「出来たわよ」見ると料理は皿でなくて丼に入っている。
「この料理はなんと言うの?」
「ゲンガイマクワよ」想像していた料理とは違っていた。
緑の丸いものが茄子だ。日本の茄子は紫色だ。緑色の茄子は
日本では余り見かけない。タイでは緑色の茄子が主流だ。
大きさもいろいろある。葡萄の粒ほどの小さい茄子もある。
この茄子は一般的な大きさの茄子だ。
野菜はタイでは安い。日本円で10円もだせば十分な茄子を買え
る。航空貨物でタイから茄子が輸入される。日本に居ても本物
のタイ料理を食べられる。

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ヌチャナートが日本に来た時、野菜が飛行機でやってくるなんて
ヌチャナートは知らなかった。タイで野菜を買うのと同じように、
野菜を無造作に沢山買い求めた。
「ヌチャナート、これで幾らだと思う?」
「知らないわ」
なんでそんなことを聞くのか分からないらしい。
きょとんとしている。
値段を日本円で言って、タイバーツに換算した。
「ええ!そんなにするの?なあーんでえー?」
「この野菜は全部、飛行機でくるんだよ。だから高いのだよ」
最近は、値段を見て考えながら買い物をしている。

タイの食材店で緑の茄子を買った。その茄子がこの料理に使われ
ている。それに鶏と春雨と香草を加えたものだ。辛くないのか?
それとも体調か?これを食べてもいつものように汗が吹き出ない。
赤いのが唐辛子だ。少なく見ても3本は入っている。
汗がでてもいいのに、汗がでてこない。

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2006・5・6

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伽羅蕗

伽羅というのだから、この料理は朝鮮を経て日本にやってきた
ものだろう。そういえば唐辛子を使い辛い味になっている。
子供の頃から伽羅蕗は好きだった。このような物を好んでいた
からだろう?よく大人に
「この子は酒飲みになるよ」と言われていた。

スーパーに細い蕗があった。
「これを買おうか?」
「いらないわよ。ああ、サミイが料理するのなら買ってもいいわ」
俺は伽羅蕗が食いたい。しょうがない、自分で作るか。
諦めて自分で作り始めた。葉の部分も使う。無駄にしてはいけ
ない。
「あんまり塩っぱくしないでよ」
自分で調理しないのに、ヌチャナートは注文をつける。
塩を入れすぎると不評だが、唐辛子なら幾ら入れてもヌーは文句
を言わないはずだ。

何故、ヌチャナートは伽羅蕗が気に入ったのか考えた。
タイには苦い野菜があり多用されている。苦い胆汁なども味付け
に使う。タイ人は苦味がある食品を好むのかもしれない。
蕗の葉の部分は茎に比べて苦味が強い。
その苦味がヌチャナートの好みにあった?
それに蕗には特有な香りがある。この香りも「いい香りね」
とお気に入りだ。

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2006/5/6

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カオツム(お粥)を作る

酒を飲んだ後のカオツムは美味い。日本人が深酒をした後に
ラーメンを食べるように、カオツムを
タイ人は食べる。
ヌチャナートが作るカオツムは美味い。あの味を作り出そうとする
がうまくいかない。ニンニクを少し入れたらヌチャナートの味に
似てきた。まだあの味にならない。
ヌチャナートが出汁を使うと言っても市販の固形スープだ。
俺が使うのと同じものを使っている。
いつもヌーはご飯に水をいれて火にかけたら、後はほうっておく。
適当な時に戻ってきて、器にいれるとカオツムが出来上がっている。
簡単に作っているが、悔しいほど美味い。

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2006/5/5

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パットホイ、貝料理

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これに近い日本の料理は貝の酒蒸しだ。今日はハマグリを使っ
た。酒蒸しと違っていろいろな香草を使う。作っているうちから
美味しそうな臭いが漂ってくる。ハマグリがぱっくりと口をあけて
いる。箸で身を摘んで食べていた。
「タレが美味しいのよ。タレを味見してよ」
たしかに美味しいタレだ。
「タイ人はこうやって食べるのよ」
ヌチャナートがタイ人の食べ方を示した。貝の端をちょっと持って、
タレをすくう。そして身とタレを一緒に食べる。
この方がもっと美味しい。手で食べるという野生的な食べ方も気に
入った。貝をスプーンとして使うところが面白い。

そういえば昔は大きな貝殻に竹の柄をつけてスプーンとして売って
いたような記憶がある。いや、何処かの国で見たスプーンだった
ろうか?

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2006/5/5

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トムヤンタレ、海鮮鍋

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買い物に行った。
「ねえ、これ買う?」
「これ、買っておこうか?」
「美味しそうね、これ」
などといろいろ買った。タイムサービスでハマグリの特売がある
ことを放送していた。ヌチャナートは日本語が分からないので
そのまま買い物を続けている。アサリをヌチャナートはすでに
買い求めていた。そっちよりタイムサービスの方がお買い得な
はずだ。
「ヌー、おいで!貝が安いって!」
よく分からないヌーはのんびりついてくる。
タイ人は早く歩かないのだ。こういう時、日本人はいらだつ。
アサリを元に戻してハマグリを買い求めた。
こうして買ったものを見たら魚介類が集まっていた。
「こんなに魚介類があつまったよ。今晩どうしようか?」
「トムヤンタレにしましょうよ。」
「ああそうだね。」
ヌチャナートの里帰りでは必ず一度は食べる料理だ。
海鮮料理屋のお目当て料理だ。すし屋でギョクを見れば板前の
腕がわかると同じようにトムヤンタレを見ればその店の料理人
の腕が分かる。店の威信がかかる定番料理だ。
いろいろな魚介類が入っているので見ただけでも楽しくなる。

来客がある場合とか改まった場合はトムヤン用の鍋に入れて
食べる。日本のしゃぶしゃぶ鍋のような形をした鍋を用いる。
二人で食べるだけだから、トムヤン用の鍋を出したりするのが
面倒だ。丼にあけて食べた。形にこだわらないで、実質的に食べ
るから家庭料理だ。食べきらないものは明日また暖めて食べると
美味しくなる。ヌチャナートが寝ていたら、俺が勝手に暖めて
食べる。こういうのが家庭料理のよさなんだ。
魚が好きなヌチャナートは楽しそうに食べていた。

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トムヤンの関連記事はここにあります。
   
トムヤンヌア   

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d695.html

トムヤンパー 魚のタイ風鍋料理
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_52fa.html

馬蟹のトムヤンプー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a41c.html

トムヤンプラムック   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_f508.html

トムヤンガイ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_e950.html

トムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_3f9d.html

今日のトムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_521e.html

トムヤンタレ海鮮鍋   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c538.html

トムヤンヌア   
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2006/5/5

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2006年5月 4日 (木)

タイカレーが出る

やっとタイカレーが出てきた。食いたいと思っても作ってくれないし、
作ってくれると言った時にはココナッツミルクがない。
タイカレーつまりゲンカリーをやっと食べることが出来た。

「サミイ、見てよ。今日のゲンカリーよ。サミイに合わせて辛くない
のにしたのよ。」
「ありがとう」
「辛いゲンカリーはもっと赤いのよ。こんなに白いでしょ。
辛くないと美味しくないわ」
辛くないと言うゲンカリーを食べた。やはり顔から汗が吹き出る。
俺はちょっと辛い物を食べると汗がでる体質らしい。
「この味は日本のタイ料理屋の味だろうね」
「日本人に合わせて辛味を落とすのよ。美味しくないわ。」
ヌチャナートが美味しいと感じるゲンカリーが欲しかった。
ヌチャナートの料理はタイの家庭料理としては完璧な味だ。
幾ら辛さを抑えた料理だとは言え、生唐辛子が何本か入っている。
生唐辛子は縦に半分に切ってある。
それを食べるとやはり辛い!!!
辛さの尺度を考えた。
立ち食い蕎麦などでいれる唐辛子の量を辛さレベル1としよう。
ヌチャナートが言う辛さ、つまりタイ人にとって普通のゲンカリー
の辛さをレベル10としよう。
今日のゲンカリーの辛さはレベル4-5程度かもしれない。
俺にはこれ以上の辛さになると、レベル6でもレベル10でも同じ
ように感じられる。もう細かい辛さのレベルを測れない。
舌が麻痺してしまう。

今度、ゲンカリーを作る時はタイの普通の辛さのものを作って
もらおう。

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カレーの関連記事はここにあります。

タイのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_5144.html

タイカレーよ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5578.html

三色のカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_574d.html

タイカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_e532.html

インドカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a7ae.html

竹の子入りカレー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html

インドカレーその後   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_a436.html

みずなのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_fa26.html

タイカレーが出る   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_89f1.html

タイカレーの地方性   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_596a.html

パパイヤカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_34f4.html

2006/5/4

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ネムを作る

ヌチャナートは赤肉だけを使ってネムを作る。ネムというのは
辛味と酸味が混ざった醗酵肉だ。これは酒の肴にもってこい
の味だ。赤肉を刻むのが面倒だ。俺は挽肉を使う。
今日は粗引きの挽肉を使った。
ヌチャナートはネムを作る時、薬を使わない。俺は使う。
薬を使わないと肉が黒くなるので見かけが悪い。薬を使うと
肉が赤みを保つ。見た目が綺麗だ。ヌチャナートが寝ている間に
ネムを作った。数日すると肉が醗酵して食べられるようになる。

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ヌーが起きて来て俺が作ったネムを見た。
「挽肉を使ったのね。脂があって美味しくないわ。暖めて食べなさ
いね。」
「生だって美味しいよ」
「サミイは女の人みたいね。タイの男の人はネムを作らないわ。」
そんなことは知らなかった。俺は食いたいものを作っただけだ。

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2006/5/4

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ゲンガイヤムンセン

「なに食べる?ゲンガイヤムンセンでいい?」
「うん、いいよ」
最近は料理の名前を聞くようにしているので、名前を聞いて大体
どんな料理なのか見当がつく。温かい料理に鶏肉が入っている。
それに春雨が入っているのだと想像がついた。思った通りの料理
が出てきた。辛さはほどほどだ。今の俺がほどほどの辛さという
ことは初めてタイ料理を食べる人には辛すぎる料理かもしれない。
これだけを食べると塩っぱいがご飯と一緒に食べると塩味が丁度
よくなる。それとちょっとした辛味が食欲をそそる。
夢中になって食べていた。
ヌチャナートが何か話しかけてきたが、俺が夢中で食べている
のでヌチャナートは話しかけるのを諦めた。
一生懸命に食べているので、呆れて話しかけるのを止めたの
かもしれない。あっと言う間に飯を食い終えた。

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もっと食いたいと思ったが腹が一杯になっていた。
ヌチャナートが食事を始めようとしたが、料理はもう少ししか
残っていない。これはどうやら二人前だったらしい。
ヌチャナートはなにやら不満そうに呟いていた。諦めて他の食い物
を出してきてヌチャナートは食っていた。
ヌチャナートに悪いことをしてしまった。
でも美味かったものだから夢中で食っていたのだ。
許してくれ!こんな美味いものを作ったヌチャナートが悪いのだ!
どう考えてもこの論理は正当性がない!!

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2006/5/3

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2006年5月 3日 (水)

タクライ(レモングラス)

英語でレモングラスという香草がある。ススキのような姿をして
いる。草なのだが香りはレモンのようだ。なかなかいい香りだ。
これもタイ料理の必需品だ。日本のホームセンターの花卉部門
でレモングラスがあった。
「あら!タクライよ!買いましょうよ。」
自分の家に香草があり、それで料理を作るのは楽しい。
早速ベランダのポットに植えた。寒くなったなら枯れるだろう。

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しかしタクライは意外にも丈夫だ。葉が黄色くなったが枯れ死ぬ
ことはなかった。雪の寒い日にも耐えた。
暖かくなると葉も緑になり、元気を取り戻した。
「このタクライは背が高くなるのだろ?」
背が高くなると植え替えしなくてはいけない。
置き場所やポットの心配をした。
「私がいつも料理に使うから高くならないわよ。それにサダムが
食べるわ。」
飼い猫サダムがレモングラスを食べているとは知らなかった。
猫は自分の毛を良く舐める。毛が胃袋に入る。その毛を排出
するために草を食べるというのだ。
「タクライは香りがいいからサダムが好きなのよ。」
俺達は猫と同じものを食べているのだ。

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2006/5/3

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ラードで炒め物

豚の背脂肪を鍋で暖める。そうすると油が溜まる。油を失った
背脂肪の方は小さくなり狐色になる。この背脂肪の部分がカリっと
して旨味がある。油は炒め物に使う。
豚の背脂肪なんて買う人が少ないから安いもんだ。

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油を取った鍋でさやえんどうと生椎茸の炒め物を作った。
勿論、カリッとした背脂肪部分も一緒に炒めた。
ラードで炒めると植物油で炒めた物とは違う旨味がある。
この炒め物の欠点は料理が冷めると途端に油が固まり不味く
なる。

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今の日本でラードを使って料理をする家庭は少ない。
ヌチャナートはスーパーや商店街で目ざとくいろいろな食品を
見つける。この食品はこのように調理すると美味しいと知って
いる。なんでも食べられるようにしてしまう。
この豚の背脂肪もその良い一例だ。

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2006/5/2

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タイカレーの地方性

タイカレーを食べたくても、頼まないとヌチャナートは作ってくれ
ない。我々がタイカレーと言うものをヌチャナートはゲンカリーと
言っている。
「ゲンカリーを作ってくれない?」と俺は頼むがヌチャナートは
「なんであんなものを食べるの?」と機嫌が悪い時は相手にされ
ない。今日は機嫌が良かったらしい。お願いすると愛想よく
「いいわよ」と言った。
「ねえ!ガティーある?」ガティーはココナッツミルクのことだ。
これがなかったならタイカレーの味がでない。
「明日、ガティーを買いに行ってくるよ」
ご機嫌がいい時にはガティーがない。またゲンカリーを食べること
ができない。

俺達はタイカレーこそがタイ料理の本質のように思っている。
タイカレーつまりゲンカリーはバンコックから南のマレーシア方面
の料理らしい。ヌチャナートが育った東北部のタイではあまり食べ
ないようだ。俺がゲンカリーを食べたいと言うと、ヌチャナートが
いい顔をしないのはそんな地方性があったのだ。
大阪出身の人に山形の芋煮を作ってくれと頼むようなものか
なあ?

ヌチャナートが作ってくれるゲンカリーは美味しい。
俺達がレシピーを見て忠実にゲンカリーを作ってもヌチャナートの
味がでない。ウチでヌチャナートのゲンカリーを食べた人が呟いた。
「この味をだせないのよね」

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タイのカレー    
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竹の子入りカレー   
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みずなのカレー    
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パパイヤカレー    
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2006/5/2

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2006年5月 2日 (火)

牛の角クラジュブ

乾季にタイを旅すると、道路脇で牛の角のような絵を描いた看板
をよく見かける。何かの宣伝だということは分かるが、牛の角の
ような絵を黒一色で描くだけだ。
宣伝文句は書いていない。秘密結社の暗号かと思ってしまう。
この牛の角のようなものはクラジュブというものでなんとも不恰好
な形をしている。ヌチャナートに聞いたら「カオクワイ」と言っていた。
水牛の角という意味だ。俺は感覚的に牛の角と言った。
人間の感覚は大体同じなのだ。乾季になると大きくなり食べごろ
になる。蓮と同じように水中にあるという。これを求めた。

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ヌチャナートは
「そんなものなんで買うの?美味しくないわよ。」
なんて言う。旨い不味いは俺にとっては問題外なのだ。
以前も食べたがあまり旨いものでは無かった記憶がある。
もうその味を忘れたので思い出したかっただけだ。
黒い殻を割るとなかから白い実が出てきた。それを食べる。
あんまり旨くない。幾つか食べていると中には美味しいものも
ある。美味しいものは栗のような味がする。これなら、食えるな。
淡白な味なので飽きがこないかもしれない。季節の味なのだろう
か?タイの人々はこれが出始めると、新年が来たのだと感じる
果物?なのだろうか?

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2006/5/2

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タイスキ日本版

地下鉄の駅に大きな広告があった。しゃぶしゃぶの店の広告だ。
「あれなあに?おいしそうね。」
「あれは しゃぶしゃぶだよ。タイスキの日本版だな」
「あらそうなの。今晩はアレをやりましょうよ。帰りにお肉を買って、
私が作ってあげるわ。」
薄切り肉を熱湯につけて、ちょっと熱がとおった時に取り出して
食べる料理はあちこちの国にある。タイにも同じような料理が
あり、タイスキと言っている。鍋の形が異なるだけで食べ方は同じだ。

R0016942pct20
帰りがけに100円ショップによった。店の中ではぐれてしまった。
「トノー!」と呼ぶ声があったので、声のする方を見ると
ヌチャナートがいた。手に小瓶を持ってにこにこしている。
「ねえ、これナムチムでしょ?」たしかナムチムと言っていた。
俺のタイ語はいいかげんだ。これでなんとかなっているのだから、
まあいいかと開き直っている。見ると「エバラの焼肉のたれ」だ。
どうして、これが焼肉のたれだとわかったのか不思議だ。
瓶に描かれている絵を見て判断したのだろう。
日本の焼肉のたれはヌチャナートの好物だ。
タイの家族にも焼肉のたれを持って行ったことがある。

R0016941pct20しゃぶしゃぶを始めた。ウチにはしゃぶしゃぶ用の鍋もコンロも
ない。小さな火でしゃぶしゃぶを始めた。牛の薄切りと、豚のタン
が材料だ。しゃぶしゃぶに何故タンがはいるのか?
そんなことをヌチャナートは頓着しないのだ。
ヌチャナートは和食を知らないから、タンもしゃぶしゃぶとやれば
いいのだと思っている。そのタイ風の発想が面白い。
しゃぶしゃぶの場合、肉を綺麗に並べておく。
牛もタンも一緒にたれをまぶして、デーンと出すところも可笑しい。
ヌチャナートが地下鉄の駅の写真を見て、和風料理と感じるまま
にさせておいた。
大きな鍋に大量の熱湯を入れて、強い火力で温度を維持しなくて
はしゃぶしゃぶはうまくできない。
結局、鍋を石板に取り替えて焼肉になってしまった。
笑ってしまう夕食となった。

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2006/5/1

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韮団子

この料理の名前は知らない。近所の人がこれで商いをしていた。
刻んだ韮と肉を手早く小麦の生地にまとめて蒸しあげげるのだ。
真っ白な生地が透明になり、緑の韮が透けて見える。

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見た目もたのしい料理だ。これを所望した。
けっこう、おいしい味だ。これは日本人が受け入れる味だ。
しかし作る手間が大変だ。
理由はわからないが、もっと儲かる商品に切り替えていた。
町で売っているのを見かけたら、賞味したい料理だ。

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2006/5/1

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2006年5月 1日 (月)

ゲンフアクン

「ねえ、ご飯食べる?」「もう食ったからいらないよ」
「本当に食べないのね」「うん、食べない」
「ガピイを入れるわよ」「いいよ」
俺が好まないガピイを入れるというのだ。俺はあの臭いが嫌だ。
しかし海老や蟹が大好きな人には堪えられない食欲の進む香り
だ。なにやらヌチャナートは料理を作っていた。
「この料理はなんて言うの?」
「アハハハ・・・。さあ何かしら?ゲンフアクンかしら?」

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ゲンはスープとかシチュウのようなもの。フアは頭でクンは海老
のことだ。直訳すれば海老頭スープとでもいうのだろう。
「サダムが食べないところをアタシが食べるのよ」
サダムは飼い猫の名前だ。
猫が好きだからと言って海老を買っては食べさせている。
昔はイカを好んで食べていたが、最近サダムはイカを食べなく
なった。猫も味の好みが変化するのだ。
生意気にも高級品嗜好になった。猫が美味しい身の部分を食べ
て、ヌチャナートが頭の部分を食べている。本末転倒だ。
この写真を見ると緑の野菜と赤い海老の色合いが綺麗だ。
海老が沢山入っているように見える。
まさか海老の頭を持ち上げると身がついていないとは思えない
だろう。レストランでこんなものを注文しても出てこない。
家庭だから出来る料理だ。

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2006/5/1

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屋台の食べ物

日本には24時間営業のコンビニエンスストアが最近は数多くある。
今から20年前には夜中に営業している店なんてなかった。
経済環境が変わり、夜中に活動している人口が増えた。
道路工事、航空貨物関係者等々さまざまな眠らない職業が増えた。
それと同時に夜中にも営業を続ける店が増えた。

日本の場合、夏には深夜営業をする店があるが、寒い冬には深夜営業をする店はない。
常夏の国のタイでは一年中寒い日はない。
タイ人に言わせれば寒い夜はある。
そんな夜と言うのは日本人にとっては気持ちがよいすがすがしい夜なのだ。
5月の晴れた日にそよ風が吹くような気温だ。
風が汗ばんだ体から汗を拭き取ってくれる。
そのような風が吹くとタイ人は「うわー!、寒い!」と言う。
まるで真冬の空っ風にあたるかのように、寒がるのだ。

いくらタイ人にとって寒くても人間の活動しやすい温度帯だ。
タイも日本も同じ北半球にある。日本の冬はタイでも寒い冬なのだ。
日本の冬だったなら、寒いから表にでるのは嫌だ、暖かい炬燵に入っていようとなる。
しかしタイでは状況が違う。動き回るのに不快な温度帯ではない。
酔っ払った体には快い温度なのだ。
ちょっと交通の多い通りに出ればこのような店がある。
ここで何か食べ物を買うことができる。
タイにはこのような店が沢山ある。Dscf0639

酒を飲んでいるうちに腹がすく。その時食べるラーメンなどは美味い。
すごーく美味いのだ。
タイでは食べ物を心配することはない。
いつでも何処でも食べ物を買うことができるのだ。
タイは国全体が貧しいが人生を楽しむものが多い。
日本人は世界的にに有名な銘柄高級品を買うことができる。
タイ人はそんな銘柄品を買えない。
しかしいつでも好きな時に好きなものを食べることが出来る。
胃袋を満足させる幸福感と綺麗な衣装を着る幸せ感を比較すると
俺は食べたい時に食べたい幸せ感を優先するな。

2006・4・30

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