アスパラと豚肉の炒め物
これも俺が大好きな料理だ。俺がアスパラを買うとヌチャナートは
「好きねえ」と呆れたような顔をする。それでも旦那が好きなもの
だから、アスパラ料理を作ってくれる。
店には何種類かのアスパラがあった。
「こっちの方が安いから、こっちにしましょうよ。そっちは戻して
おいて」
主婦は強いよ!命令されて、俺はアスパラをのこのこと元の所
に戻しに行った。
俺には昔の経験からアスパラは寒いところの野菜と言う観念が
付きまとっている。アスパラは暑い所でも育つのだ。
タイの市場にもある。市場でアスパラを買った。
「これをタイ語でなんというの?」店のおばさんに聞いた。
「ノーマイファラングよ」
「えっ?!」自分の耳を疑った。
現在のタイ語には英語が外来語として沢山入り込んでいるから、
アスパラガスに近い音が返ってくると予想していた。
例えばアスパラガートなんて言うのだと思っていた。
それが直訳するとタイ人はアスパラのことを「外国の竹の子」と
呼ぶのだ。言われて見ればアスパラは竹の子のような形を
している。「外国の」とわざわざ断るのだから、アスパラはタイに
自生していた野菜ではない。外国から移植されたものだと言葉
からもわかる。
豚肉と一緒にアスパラを炒めてナンプラで味付けしただけの
簡単な料理だ。生の唐辛子と一緒に食べると、旨みが増す。
タイの料理は唐辛子と一緒に食べることを前提にして味付け
するように思えてきた。
それは事実だと思う。和食に比べて塩分が少ないのだ。
和食と同じように塩分を入れて、唐辛子を加えたならとても食えないだろう。
2006/5/30
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