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2006年6月 1日 (木)

小さな肉屋で

近所に小さい肉屋がある。こんな所で長いこと商売をしているらしく、固定客があるようだ。二三年前に店を改装し綺麗になった。
裏通りにあり、目立たない店だ。
ヌチャナートがここで一人で買い物をした話をしていた。
店の前を通ったら「ねえ、ここでお肉を買いましょうよ」と突然言い出した。
その店は年寄り夫婦だけでやっていた。
日本語も話せないのに、ヌチャナートはこの店で買い物をしていたのだ。
言葉なんか話せなくとも買い物なんか、何とかなるものだ。

店の冷凍庫の中にポリ袋に詰めたものがあった。
ヌチャナートはこれを豚のモツ肉だと思ったらしい。
「これ、美味しいのよ。・・・・にするわ。」
「・・・」の部分は何かの料理の名前なんだが、なんだか分からなかった部分だ。
どう間違ってもこれを食って死ぬことはない。
分からなくても「ウンウン」と適当に返事をしている。
こういうのもいちいち確認し理解していけば、タイ語も上達するのだが、これをやっていると疲れるのだ。横着な俺はウンウンで誤魔化してしまう。

肉屋のオヤジが「これは牛スジだよ。いいの?」と聞く。
ヌチャナートに通訳しないまま「いいよ」とオヤジに返事をした。
数日後、ヌチャナートは冷凍庫から牛スジをだして解凍した。R0017115
解凍した肉を見て驚いた。
「ねえ!、サミイ!これは豚モツでなくて牛スジよ。」
「ああ、そうだよ」
「サミイは知っていたの?」
「うん、肉屋がそう言っていた。ヌーには言わなかった」
「あら、これはいいとこよ。それにあの店は安いわ!」
こうして牛スジのタイカレーを作ることになった。
「茸をいれるでしょ?苦瓜はどうする?」
「茸だけでいいよ」
「あたし、この料理、好きなのよ」
普段はタイカレーなんて料理ではないと言っているのに、今日はタイカレーが好きだと言うのだ。
「なんで?」
「今晩これを作ると、明日はお弁当のおかずを作る必要がないもの」
昨晩もタイカレーで飯を食った。
今日の弁当のおかずも残り物のタイカレーだ。R0017116
こういう煮込み料理というのは、翌日の方がもっと美味くなるのも事実だ。

2006/5/31

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