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2006年6月 7日 (水)

味噌みたい

香辛料を練り上げて売っている。これでトムヤンクンなどを作るらしい。
その売り方を見ると、日本の味噌屋が味噌を売っている姿に似ている。
味噌を山盛りにするように、練り上げた香辛料を山盛りにして売っている。
ヌチャナートは味見をしながら、「これと、これ」などと買い物をする。
俺達があの味噌のようなものを味見しても、味の微妙な差など分からない。
どれを食っても辛くて舌が痺れて同じ味になってしまう。
庶民が買い物をする市場でも同じようなものを、味噌の山盛りのような形で売っている。
ヌチャナートはこの味噌のような練り物を日本のデパートのような場所で買った。
日本人には当たり前のような場所だが、タイの一般庶民にはデパートは高級な場所なのだ。
一般の人々はごみごみした市場で買い物をする。
市場の喧騒は活気があって楽しい。
そこで珍しい食べ物を探すのだ。これも楽しい作業だ。
新しい食べ物を見つけるとわくわくしてしまう。
話が脇にそれた。味噌のような物の話をしていたのだ。
「市場で売っているものは美味しくないわ。デパートで売っている方が美味しいのよ」
「ふーん」
「市場の物は安いけど、辛いだけで香りがないのよ。」
値段を聞くと、市場ではデパートの半額の値段で同じようなものを買えるのだ。
しかし、市場の物は安い唐辛子を大量に使って増量している。
香り付けの香草などは高価なので少量しか使わない。
だから市場の物は辛いだけで不味いらしい。
この味の差が分かるようになるには修行が必要なのだ。
大人になってから、1年2年、毎日三食タイ飯を食べてもこの味の差を見分けることができないだろう。
子供の頃からこのような味と香りを知っているので、タイ人はこの味噌のような物の微妙な差がわかるのだ。

2006/6/7


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