パパイヤシチュウ
家に帰ると美味しそうな臭いがしている。腹が減っているからだろう。
こんな臭いを嗅ぐと食欲が出るようになってしまった。
近所の人は臭くて迷惑と感じるだろう。
でも文句を言うわけに行かないのでご近所さんは黙っていてくれる。
日本人でも食べられるタイ料理を作っては持って行く。
笑顔で美味しかったというけど、本当は迷惑なのではないだろうか?
風呂から上がると飯が出来上がっていた。
「今日の料理は辛いわよ」
覚悟を決めて食べ始めた。
「辛いでしょ?」
「それほどでもないよ」
「サミイはタイ人みたいね」
「そうかなあ?辛味に慣れたんだな。」
食べていると、辛味で汗が出始めた。しかし、辛いとは思わない。
美味い。料理の名前を聞いたが、パパイヤのシチュウと言う意味の
タイ語だった。
まだ青いパパイヤを千切りにして鶏肉と煮込んだものだ。
完熟したパパイヤは甘いが、未熟果を煮ると大根の煮物みたいに
なる。これがパパイヤだと言われなければ日本人にはわからない。
2006・7・31
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