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2006年7月31日 (月)

パパイヤシチュウ

家に帰ると美味しそうな臭いがしている。腹が減っているからだろう。
こんな臭いを嗅ぐと食欲が出るようになってしまった。
近所の人は臭くて迷惑と感じるだろう。
でも文句を言うわけに行かないのでご近所さんは黙っていてくれる。
日本人でも食べられるタイ料理を作っては持って行く。
笑顔で美味しかったというけど、本当は迷惑なのではないだろうか?
風呂から上がると飯が出来上がっていた。
「今日の料理は辛いわよ」
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覚悟を決めて食べ始めた。
「辛いでしょ?」
「それほどでもないよ」
「サミイはタイ人みたいね」
「そうかなあ?辛味に慣れたんだな。」
食べていると、辛味で汗が出始めた。しかし、辛いとは思わない。
美味い。料理の名前を聞いたが、パパイヤのシチュウと言う意味の
タイ語だった。
まだ青いパパイヤを千切りにして鶏肉と煮込んだものだ。
完熟したパパイヤは甘いが、未熟果を煮ると大根の煮物みたいに
なる。これがパパイヤだと言われなければ日本人にはわからない。

2006・7・31

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牛丼を食べる

今日は朝早く家を出た。昼は何処かで食べるつもりだ。
昼になった。何を食べるか迷った末、牛丼を食べることにした。
この一年間に牛丼を食べるのは何回あったかな?
これで二回目かもしれない。

いつも辛い飯を食っている。たまには辛くない飯を食べるのだ。
牛丼を食べ始めたが、刺激がない。塩味も不足している。
塩っぱいか辛くないと食べられない。
紅生姜を沢山入れた。七味唐辛子も店の人に見られたら恥ずかしい
くらい沢山いれた。
辛味を感じない。蜜柑のよい香りがする。その時、俺は思った。
七味唐辛子というのは香りを良くするためだけに、柑皮やゴマなど
をいれるのではない。
唐辛子の辛味を薄めるためにいろいろな物を混ぜているのだ。
タイ料理では唐辛子をそのまま食べている。
「辛味がないな」と思いながら牛丼を食べていた。
最近、家の料理も辛いと思わなくなっている。
ヌチャナートは唐辛子を控えているのだと思っていた。
いつもと同じように料理をしているとヌチャナートは言う。
「サミイはいつも辛い料理ばかり食べているから、タイ人みたいに
なったのよ」
そうかなあ??

牛丼を食べているうちに汗が吹き出てきた。やはり唐辛子が効き出
したのだ。でも辛いとは感じない。食べ続けるとちょっと舌がぴりぴり
してきた。唐辛子の辛味の効果だ。
唐辛子に慣れてくると、唐辛子の辛味がないと食が進まなくなるようだ。

2006/7/31

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温泉卵でない

ヌチャナートが時々作る卵料理?がある。
料理と言えるかどうかわからない料理だ。
あまりにも簡単すぎて料理とは言わない、言えないのだ。
タイの鶏卵は赤い皮だ。これは軍鶏の卵なのだろう。
この卵を茹でるのだ。卵に熱が通り白味がちょっと固まり始めた時に
卵を湯から取り出す。
そしてコップに卵を割って入れる。
更にナンプラを加える。
卵をスプーンでかき回す。
ただこれだけなんだ。
この卵を飲むのだ。これが美味いのだ。温泉卵とは違う旨みがある。
ナンプラがなかったなら醤油で試してごらんなさい。美味しいですよ。
一度、この卵を飲んで好きになった。
大抵、朝に作ってくれる。昼とか夜には作らない。

生卵に醤油をかけたものを熱い炊き立ての白いご飯にぶっかけて
食べる食習慣が日本人にはある。日本人にはこの卵は実に美味い
のだ。白人にこの卵を食べさせようとしても無理がある。
彼等は卵を生で食べる習慣がないからだ。卵は熱をかけて食べる
ものと思い込んでいる。
このような半生の卵は白人にとっては気味が悪い食べ物だろう。

言葉で言うと作り方は極めて簡単でしょ。
やってごらんなさい。白味の全体をちょっとだけ固めるのは意外と
難しいんですよ。大概の場合、白味の外側が固まってしまうのです。
湯の温度と茹でている時に卵を動かすのがコツだと思う。
白味の外側がちょっと固まっても、味に大きな差はでない。
白い固まりがあると見栄えが悪いだけだ。
今度、作ってくれた時に写真を撮ります。

2006/7/31

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鶏肉と椎茸

今日の飯は和食のようなものだ。鶏肉と椎茸を醤油で煮込んでいる。
この味をヌチャナートは好んでいるようだ。
味が好きなのではなくて、作るのが簡単だから好きなようだ。
これに唐辛子をいれて食べるのだ。
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こうすると日本人から見ればタイ料理だ。
醤油の味が染みた鶏肉に唐辛子があう。
これも簡単だが美味しい料理だよ。

2006/7/31

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2006年7月30日 (日)

ヘチマ料理

「ヘチマって、あの風呂で使うヘチマのこと?」
そうです。風呂で使うヘチマです。ヘチマ水とかヘチマコロンを作る、
あのヘチマです。
「あんなもの食べられるんですか?」
こんな疑問が日本人からでてくる。もち論食べられますよ。
ヘチマは食品なのです。ヘチマを漢字で書くと糸瓜となりますね。
ヘチマは立派なウリ科の野菜です。胡瓜と同じ仲間ですので食べる
ことができます。写真を見てください。ほらね、何処でも見かける普通
のヘチマでしょ。これを料理したんです。
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ヘチマだから固い筋がごわごわしていると思うでしょう?
ところが柔らかいのです。一度食べてみると分かるのですが、
「どうしてこんなに美味しいものを食べないのか?」
と不思議になります。
ちょっと庭があれば簡単にヘチマを作れます。
夏の日陰もヘチマの棚は作ってくれます。
自分の庭からとってきた野菜で料理を作るなんて素敵でしょ。
これがヘチマ料理です。「どれがヘチマなの?」
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ヘチマはちょっと緑の食べ物です。
「えっ!これがヘチマなの?」
そうです、これがヘチマなのです。
胡瓜と同じでしょ?
美味しいよ!
俺が一生懸命に食べるから、ヌチャナートが嬉しそうに見ている。
本当に美味いと思うものは夢中で食べるもんだよ。
テレビのグルメ番組でよく見る光景は嘘、やらせだよ。
食べ物を口に入れて考えてから
「これは美味しい。甘みがありますね。」なんて言うのは美味くない
証拠だ。本当に美味いもの、好きになる食べ物は口に入れた瞬間
に美味いと感じる。誰かに取られないように、一人で夢中に食べる。
このヘチマ料理もその美味い料理の一つだ。
テレビ番組やグルメ本で紹介するものだけがグルメだと信じている
頭でっかちの偽グルメにはこの美味さはわからないよ。

2006/7/29

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2006年7月28日 (金)

クワヌア

今日はちょっと珍しい料理がでた。名前を聞いたらクワヌアと言う
そうだ。この料理はラープやナムトックとはちょっと違う。
ちょっとスープもあるのだ。このスープに辛味があるのだ。
ラープにはスープがない。いろいろな香辛料を肉と一緒に混ぜる。
ラープも辛くて美味しいのだ。ラープがあればビールがぐんぐん飲
める。
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今日の料理はご飯と食べるのにぴったりなのだ。
この辛いスープをご飯にかける。そうすると食欲がなくてもご飯を食
べてしまうのだ。
これから暑くなるがこれがあれば暑さで食欲を失うこともない。
ミントの葉と一緒に食べると香りが一層引き立つのだ。

ウイスキーの水割りを飲む。飯の辛味が中和される。
クワヌアは飯を美味しくさせるだけでないのだ。
ウイスキーも美味しくなるのだ。

このまま食っていたら食いすぎるぞ。
もっと食いたいがこのあたりで食うのを止めておこう。

2006/7/28

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2006年7月27日 (木)

ヤマウズラ

R0017423pct20 小さな鳥をタイの食材屋で売っていた。大きさからみてウズラだと思
った。この鳥は肉は少ないのだが旨味がある。肉を食うより骨を食う
方がうまい。コリコリしている。骨の中から旨味がでてくるのだ。
料理の名前を聞いた。ナントカのシチュウというようなことを言って
いた。ナントカの部分には鳥の名前が入っている。
その位は俺のタイ語の知識でもわかる。
ウズラをタイ語でなんというのか辞書で調べた。
飯を食いながら辞書を引くのは、つらいものがある。
嘘だと思ったらやってみな。
胃袋に消化のために集まっていた血液が、急いで脳の方に移動す
るのだ。そうすると食欲がなくなる。
「この鳥はノククム(鶉)だろう?」
カタカナで書くから「ノククム」と簡単に読める。辞書には「ノククム」と
タイ文字で書いてあるのだ。勿論振り仮名なんてない。
「違うわ」鶉ではないというのだ。
「ノクグラダ(ヤマウズラ)かい?」
「そうよ」
鶉とヤマウズラとどう違うのか知らない。



親指の先ほどの頭があった。
肉の塊だと思って、それを食べようとしたらヌチャナートは「駄目よ!」と言う。
そしてヌチャナートは頭をとって食べてしまった。
頭は骨が固いので俺が食べることができないと思い、ヌチャナートは俺にたべるなと言ったのかな?
頭が一番おいしい所なので、俺に食わせまいとしてヌチャナートは「食べちゃ駄目」と言ったのか???
この料理も美味しいよ。

2006/7/27

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スルメの臭い

自宅でスルメを作ることにした。イカを開いて干せばいいのだから
スルメ作りは簡単だと思った。確かに簡単なのだが、やってみると
それほど簡単ではないことがわかった。
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例えば生イカが乾燥すると身が縮まる。イカの頭の三角が縮まって
くるくると丸まってしまう。これを三角のままに留めるのは結構大変
なのだ。

干し始めた時期が悪かった。雨続きなのだ。なかなか乾燥しない。
乾燥し始めたらやたらと強いイカの臭いがした。
いやあーーーー酷い臭いだ。今更ここでやめるわけにいかないのだ。

臭いと言うのは周囲に似たような臭いがあると広がらないと聞いた。
イカがスルメになる臭いは海の臭いに近い。
潮風がある場所でスルメを作ってもそれほど酷い臭いがあると感
じない。周囲に潮風や魚の臭いがない住宅地でスルメを作るとイカ
の臭いが何処までも漂う。

氷だらけの北極では臭いが殆どない。
極地で生活しているエスキモーの女が生理で出血していると、血の
臭いが遠くまで届く。血に飢えている北極熊はその臭いを伝って
人間を襲う。そんな話を思い出す。
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近所の人には迷惑をかけながらスルメを作っている。スルメ作りは
天候を選んでからやろう。住宅地でスルメを作ると大変だ。
近所が窓を閉めている冬の乾燥した日に作るといいのかもしれない。

2006/7/27

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とうとうお尻まで

いつもいつも鶏肉だ。だからそんなにも沢山の鶏肉を買いたくなかっ
たんだ。でもヌチャナートに逆らえないからしょうがない。
今日はとうとう鶏のお尻の肉まで食べさせられた。
鶏のお尻にぽこっと丸まった部分がある。
そこだけを切り取って売っているのだ。
普通のスーパーにはそんなものはない。
中国、朝鮮、タイ、フィリッピン等東南アジア、白人が買い物に集ま
る商店街の中にある肉屋で売っているのだ。
値段は幾らだか知らないが、まあ高いものではないだろう。
毎日毎日、鶏肉を出されて、今日はお尻になると、なんだか落ちる
ところまで落ちた感じだ。
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そうは言っても鶏の尻肉は結構うまいのだ。
油はあるし、ちょっとした軟骨がありコリコリしているのだ。
唐辛子と一緒に食べると美味いよ。
料理方法はいたって簡単だ。
串に刺して焼いただけだ。
食に興味がある人なら、これは珍しいと感じる。
肉も柔らかいし、いいモンだよ。

これだけでは栄養のバランスが取れないので朝顔の炒め物を別に
つけてある。弁当のおかずにすると朝顔の炒め物は味が落ちる。
作り立てだと、美味しい食べ物だよ。
きっと好きになると思うよ。

2006/7/27

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2006年7月26日 (水)

挽肉の炒め物

今日は挽肉とアスパラ、それに茸が入った炒め物だ。
「いつも鶏肉ばかりだから、今日はこの肉がいいでしょ?」
ヌチャナートもやっと気づいたらしい。毎日毎日、鶏肉料理ばかり
だった。貧乏だから安い肉で我慢しなくてはいけない。
鶏肉の後にもやっぱり安い挽肉だ。
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でもなあ、安い挽肉料理だけど、この料理は美味いんだぞ!
ピリっとした辛味がいいんだ。
「ナムプリックいるでしょ?」
「うん」
ナムプリックを小さな袋に入れてくれた。

ナムプリックを入れた袋をちょっと端しにおいた。
腹が減っているので、直ぐに食べだした。
美味いと思いながら食べた。
端に置いたナムプリックのことはすっかり忘れて食べていた。
白いご飯に挽肉を乗せて食べるのだ。挽肉にからめたソースが
ご飯に混ざる。ちょっと茶色になった飯はうまい。
大好きなアスパラもある。

食べているうちになんだか、物足りなくなった。
辛味が少ない。塩味が足りないのに気づいた。
辛味は日本人用に押さえたのかもしれない。
塩味が足りないのはいけないな。ヌチャナートに文句を言わなくちゃ。
「今日の飯はまずかったぞ!もう少し塩をいれろ!」
腹がくちくなると、だんだん口は贅沢で生意気になる。
最初のうちは辛くて美味しいと思っていたのに、塩味が足りなくて
不味いと思うようになったのだ。これしか食い物はないからこれを
食うしかない。しょうがないなと思いつつ食べ終わった。
その時、端においたナムプリックが目に入った。
これを加えると塩味も辛味も丁度よくなるのだ。
ナムプリックを入れるのを前提にヌチャナートは味付けしていたのだ。

ヌチャナートに偉そうに文句を言うつもりだったがこれじゃ言えない。
ウチに帰ったら、にっこり笑って
「今日も美味しかったよ」と言わなくちゃいけない。
間違っても不味かったなどと言ったら、今晩の飯はなくなる。
なんで女房はそんなに強いのだろう?

2006/7/26

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鶏肉の煮物

今日は鶏肉の煮物だ。最近は鶏肉ばかりだ。こんなに鶏肉が続くと
飽きてくる
。毎日、毎食違った味の鶏料理なので食べ続けている。
今日も鶏肉なんだけど昨日とは違う料理だ。
「今日の料理は辛いわよ」
最近は辛味に慣れたのか、辛味が少ない料理なのか分からない
が、何を食べて
もあまり辛いと感じていない。
今日の料理は辛いというので、どのくらい辛いのか楽しみにして
いた。しかし、あまり辛いと感じない。
普通の日本人の感覚だと十分に辛い料理だろう。
こうやって煮込んだ茄子も美味い。竹の子も辛味とあっている。

この料理を作る為に香草を臼で叩き潰すのだ。
臼を叩く音が料理開始の合図だ。
ちょっと前までは近所に音が響かないように臼の下にスポンジを
置いていた。もうスポンジなんて置かないで、遠慮なくポクポクと臼
を叩いている。この工程がないとタイ料理にならないのだ。
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こうして混ぜ合わした香草をスープに加える。
深みを増した香りが鍋から漂ってくる。
生唾を飲み込みながら料理が出来てくるのを待っている。

2006/7/26

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鶏の唐揚と茄子

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安いからと言ってヌチャナートは鶏肉を大量に買い込んだ。
他にも肉を買いたいがヌチャナートは「買う必要ないわよ」と
主張する。ヌチャナートは魚が好きだから、俺の気持ちなんか理解
しないのだ。こういう問題になると主婦の方が発言権が大きい。
文句を言うと「今晩、ご飯ないわよ」
「今晩ご飯を作ってあげないわよ」
と強迫する。あるいは優しく意味ありげに、にっこり笑って
「今晩、ご飯食べたい?」と聞く。
「ご飯が食べたいなら、あたしの言うことを聞きなさい」
と暗黙のうちに強迫しているのだ。
しょうがないからヌチャナートの主張を通す。
いや、ヌチャナートに負けたのだ。

そんなわけで今日も鶏肉だ。今日は唐揚になった。
フライパンに少量の油を入れただけで、英語で言うDEEP FRYの
状態にしてしまう。この技量にはいつも感心する。
油はほんの少ししか使わないのにDEEP FRYの物と変らない。
茄子も一緒に揚げている。これにナンプラと生唐辛子のソースが
ついている。唐揚にこのソースをかけると美味いのだ。
茄子もこうやって油で炒めたものは美味しい。日本人ならこれに
味噌を加える。味噌と一緒に炒めた茄子もうまいなあ。
好きな食べ物の一つだ。
油とナンプラの旨みが調和し、それに唐辛子の刺激が加わるのだ。
鶏の唐揚なんて世界中どこにでもある。
土地ごとに違ったソースを使う。ナンプラと唐辛子という単純なタイ
のソースで食べる鶏の唐揚もいいもんだ。

白っぽい唐辛子はプリキーヌーだと思ったら違った。
これはあまり辛くない種類の唐辛子だった。
赤い唐辛子はタイの普通の唐辛子で普通程度の辛さの唐辛子だ。

2006/7/25

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茸の舐め味噌

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日本には金山寺味噌というちょっと甘くて塩辛い味噌がある。
このような味噌を舐め味噌と言っている。
これは味噌ではないが、ちょっと舐め味噌に似ているので俺は舐め
味噌と称することにした。
俺の頭の中ではこの料理はタイ版舐め味噌だ。
茸はエリンギを使っている。ヌチャナートはエリンギを昔は使わなか
ったが最近ではエリンギを買うようになった。エリンギを焼いていた
と思ったな。その後、香草やニンニク、唐辛子と一緒に叩き潰す
のだ。こうすると舐め味噌のようになる。
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これが辛くて美味いのだ。焼鳥と一緒に食べてもいい。
もち米と一緒に食べるとうまい。
ご飯に乗せて食べる。もうこれだけでご飯を食べてしまう。
他のおかずはいらない。

2006/7/25

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2006年7月24日 (月)

鶏肉の煮物

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この鶏肉の煮物だが、美味しいよ。タイの香辛料を入れて煮ただけ
だ。出汁がうまい。香りもいい。見た目はそれほど美味しそうでは
ないけれど、肉をちょっと口に入れるとタイの香りがするんだ。
ちょっと辛味もある。この辛味が食欲を刺激するのだ。
食べればもっと食べられる。そんなことをしたら間違いなく肥満に
なる。食べたいのを我慢してこのくらいで止めておいてちょうどいい
のかもしれない。

2006/7/24

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ウチのラーメン

ウチのラーメンはタイ風なのだ。ヌチャナートは日本のラーメンを好
まないか
らだ。タイにも日本のラーメン屋があり、日本と同じ味を味
わうことができる
。またそれをタイ人向きに変化させたラーメン屋も
ある。純粋にタイ料理だが
日本のものと似たようなラーメンがある
から、ヌチャナートは日本のラーメン
を好むと思ったが、あまり好ま
ないのだ。
日本人がタイのラーメンを食べると丼が小さいので物足りないと
感じる。
ヌチャナートに言わせると日本のラーメンは量が多すぎるとのこと。

「今日はごはんないわよ。お腹すいたら言ってね。何か作るわ。」
「腹へったあー!」
「ラーメン食べる?」
「・・・・」
インスタントラーメンだ。どうしようか?食おうかな?
ウチのインスタントラーメンは非常食みたいに保存するものだから、
一番安い
ラーメンだ。ヌーがこれでラーメンを作るとタイ風の味付け
になる。それもいいなと思い始めた。

「ラーメンよ。汁なしのラーメンを作ってあげるわ。食べるでしょ?」
「うん」
汁なしのラーメンというのだから、インスタントラーメンをほぐして、
その上
から野菜や肉を炒めて片栗粉でどろっとさせたものをかける。
そんな料理を想
像していた。ウチにあるラーメンは麺に汁を染み込
ませてあるタイプだ。別添のスープの小
袋はない。
麺を茹でるとスープがお湯に染み出してくるという奴だ。
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せっかく茹でて美味しいスープができているのに、惜しげもなくその
スープを
捨てている。どうするのだ?
茹で上げた麺を冷水で冷やし水切りをした。これにカマボコやセロリ
の葉、玉
葱、唐辛子、ナンプラ、レモンの汁などを加えて掻き回した。
こうするとインスタントラーメンが全く別の料理になってしまう。
焼ソバでもない。汁ソバでもない。
これはうまい。王宮ではこんな料理はないと思う。王宮料理は田舎
料理より高級とされる。
王宮料理は高価な材料を使う?見た目が綺麗?
これは安い材料で、見た目もそれほど綺麗ではないが、美味しい
のだ。
田舎料理の勝ち!!

2006・7・23

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2006年7月23日 (日)

スルメを作る

タイでもスルメがある。タイで見るスルメは幼稚園児の手のひらほど
の小さなスルメだ。日本からスルメを持って行ったら、大きなスルメに
驚いていた。日本のスルメは結構受け入れられていた。
タイへ行く時にお土産にしようと思い、スルメを買おうとした。
ヌチャナートはスルメを買おうとしない。
タイには「スルメ」と「のしイカ」はある。しかしサキイカはない。
ヌチャナートはサキイカをお土産にすればいいと考えている。
俺は大きなスルメの方が土産にはいいと思っている。
今度はスルメを水か酒に一晩つけておいて、柔らかになったものを
食べてもらおうと思っていた。

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生イカが安かった。ヌチャナートはそれを見て、
「あたしがスルメをつくるわ。スルメなんて買う必要ないわよ。あたし
のスルメの方が美味しいわよ。あんまり干して固くしないのよ。
サミイはきっと美味しいというわ」
生イカを買ってきてナンプラやら胡椒やらと一晩つけこんでいた。
そしてイカを竹串に刺して干した。

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天気が悪いから、簡単には乾かない。
生干しの時にちょっと食べて、良く乾燥させたものも食べてみよう。
生干しのスルメを焼いて、辛いソースにつけて食べるのだろう。
どのように食べさせてくれるのか今から楽しみだ。

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2006/7/23

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今日のブランチ

今日は休みだ。ヌチャナートは朝寝をしている。
俺はパソコンをいじっている。ヌチャナートが起き出してきて何やら
忙しく調理をはじめた。まずはスルメ作
りだ。

いつもは日本のもち米を使っているのに、昨日は突然、
「タイのもち米を食べ
たいわ」
と言い出した。タイの食材屋でタイのもち米を買った。
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一晩水に漬けておいたもち米を蒸し始めた。
そして炊き上げたもち米をこんな器に入れた。
昔からタイで使っている竹で編んだ器だ。これに入れておけばもち米は乾燥せ
ず長持ちする。

トクマイローケという野菜も買っていた。
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この野菜と朝顔、茄子なども一緒に茹でた。
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トクマイローケはちょっとだけ苦味があるが、全体はさらっとしてあまり癖が
ない野菜だ。


鯵を叩き潰して香辛料と混ぜたソースに茹で上げた野菜をつけて食べるのだ。
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魚が好きな人がこのソースを食べたなら驚く。
絶対に日本にない味だからだ。
「こんな味があるのだ!」と一度で好きになってしまう味だ。


豚肉とニンニクと一緒に油で揚げたものも出た。
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焦げたニンニクの香りがいい。ナンプラと唐辛子のソースをつけて食べる。
この唐辛子は辛くない。
蒸しあげたもち米と一緒に食べると美味しいんだ。
もち米は甘い。豚肉の油、ナンプラの塩味、唐辛子の刺激でどんどん食べてい
く。

タイのもち米にはいわゆる「外米臭」がある。不味い外米を食っていた俺はこの臭いを嗅ぐと昔を思い出す。
最初は「外米臭」「異臭」だと思っていたのに、こんなお菜でご飯を食べてい
たら、この臭いは「タイの臭い」だと思うようになった。
そしてこの臭いが「異臭」と感じなくなった。
なんだか懐かしい臭いに思うようになった。
こうなるともち米の臭いが気にならなくなった。
のんびりとしたブランチをヌチャナートと楽しんだ。

2006/7/23

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空芯菜の炒め物

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ヌチャナートが空芯菜を沢山買い込んだ。そんなに買ってどうする
のだ?
「大丈夫よ。私が食べちゃうわよ」
本当にそんなに食べるのかよ?本人が好きならまあいいっか。
俺もこの炒め物は好きだ。俺からお願いして作ってもらうことがある。
この野菜は朝顔の一種なのだ。朝顔の炒め物と言ってもよい。
タイの食材を使って調理したけど、日本の味噌と唐辛子にニンニクを
入れて炒めても似たような味になるはずだ。これもお勧め料理だ。
タイのレストランで何を食べたらいいのか分からなかったら、これを
注文するといい。旨くて安いからだ。

2006・7・22

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茄子サラダ

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ヤムマクワと言っていたから茄子のサラダとでも訳せばいいのかな?
タイ語のお勉強ではないのだから、旨けりゃ訳はどうでもいい。
茄子を焼いて皮を剥く。そこまでは日本の料理と同じだ。
挽肉を炒めるのはマーボ茄子と同じだ。
その後が違う。玉葱、レモングラス、ニンニク、唐辛子などなどで
味付けするのだ。これも簡単で美味しい料理だよ。

2006・7・23

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簡単な料理

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これは簡単な料理だ。鶏肉を玉葱と茹でただけだ。それにナンプラ
と唐辛子のソースをかけておしまい。
こんな簡単な料理だがスープにいい出汁が出ているのだ。
このスープだけでも立派な料理だ。
スープをご飯にかけると、水分を含んだご飯粒が大きくなる。
旨味も一緒に含んだご飯粒はパラパラになる。それをスプーンで
すくって食べるのだ。お粥かおじや見たいで美味しい。

鶏肉と唐辛子を一緒に食べる。唐辛子の辛味がピリッとする。
この感覚がいいのだ。唐辛子が食欲を刺激する。
ご飯をまたぱくっと食べる。

2006/7/21

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2006年7月22日 (土)

クンナンプラ

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これは大好きな料理だ。初めてクンナンプラをタイで食べた時、こん
な美味しい海老の食べ方があるのだと知って驚いた。
生のニンニクの辛味、赤い唐辛子の辛味、ナンプラの塩味と生海老
の甘味、それらが一体となってなんともいえない美味しさになってい
るのだ。ベランダで育てているミントを載せると彩がよくなる。
ミントの香りが味に深みを増すのだ。見た目も綺麗でしょ。
これを食べたら誰でも好きになってしまいます。

ナンプラの関連記事はここにあります。

ナンプラの臭い   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_af9c.html
ナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_43f3.html
クンナンプラと海老の踊食い 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f2b1.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb_1.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb.html
クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_19eb.html

2006/7/21

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2006年7月21日 (金)

今日の昼飯は

今日の昼飯は何故か辛くない。辛いはずなんだが、辛いと思わな
い。少なくとも生唐辛子が二本は入っている。それなのに辛いと感じ
ないのだ。唐辛子に対する耐性がタイ人並みになってきている?
「サミイはタイ人みたいね。辛くないと食べないのね。」
なんてヌチャナートは言う。
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ヌチャナートは辛味を押さえたのかもしれない。
調理している時にはかなり唐辛子の香りがした。
だから辛味はあるはずだ。唐辛子の辛味は慣れてきて辛味を感じな
くなると聞いていた。ウーン、俺も辛味を感じないのかもしれない。

鶏肉を炒めてソースをかける。タイ人の感覚ではピリ辛かもしれない。
日本人だったら激辛だろうな。香草の香りがいい。この料理は好き
だな。きっと日本人も好きになる料理だと思う。

2006/7/21

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夕飯は何を

夕飯は何を食べたいのかと聞かれても困るのだ。今週、ウチの
冷蔵庫にあるのは豚肉と鶏肉だけだ。毎食、このどれかを食べて
いる。どれかと言っても二種類しかない。
ああ、この他に魚があるな。でも俺はあまり魚を食べない。
昼は鶏肉だったから、夜は豚肉にした。

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腹が減っているから何でもいいから早く食べたいのだ。
「お腹すいているのね。直ぐできるわ。」
なにやら煮込んでいる。鍋は煮えるに任せてヌチャナートはサダム
と遊んでいる。出来上がったのはこの料理だ。
俺に合わせて辛味を調整したようだ。辛味が少ない。
俺にはちょっとだけ辛い料理だ。この辛さはタイの普通の料理の辛
さではない。でも美味い。全部一人で食べちゃった。

2003/7/20

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2006年7月19日 (水)

ヤムウンセン

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今日のお菜はヤムウンセンだ。これは好物の一つだ。
春雨を沢山詰め込んだなあ。ヌチャナートは箸をつけるのを忘れた。
スプーンじゃ春雨を食えない。こんなこともあろうかと、机に箸を入れ
ておいた。肉の旨みが春雨にしみこんでいる。
弁当箱の蓋を取るとタイ料理の独特の匂いがプーんと周囲に立ち
込める。かなり辛いのかもしれないが、最近は辛味に鈍感になって
いる。あまり辛くない。
もしかするとヌチャナートは辛味を押さえたのかもしれない。
赤い唐辛子が幾つか見える。それでも辛いとは思わない。
ヤムウンセンは作りたての方が美味しいな。

2006/7/19

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イカの炒め物

家に帰ると美味しそうな匂いがする。俺にとっては美味しそうな匂い
だが、近
所の人には異臭だろう。唐辛子の臭いが鼻につんとくる。
とうとうくしゃみがでた。料理をしているヌチャナートはくしゃみをし
ない。やっぱり慣れているのかなあ。
俺がくしゃみをするのを見ながら笑っている。
「できたわよ」
「なんだ、イカか!サダムのおさがりだね」
サダムはイカが大好きだった。先日、新しいキャットフードを買い与え
たら、
それが気に入った。もうイカなど見向きもしない。
サダムのために買ったイカが冷凍してある。
ヌチャナートはサダムがイカを食べないから、俺に食わせることにし
たのだ。

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イカを煮ると特有な臭いがでる。イカと大根を煮た時の臭いだ。
イカが好きな人はこれは美味いと言う。
おれも味はいいと思うが、あの臭いが嫌なのだ。臭いが嫌いだから
煮たイカは
食べたくない。焼いたイカはそんな臭いがないから食べ
る。今日のイカは香草、スパイスと一緒に炒めた物だ。
香草などの臭いで俺が嫌いなイカの臭いがマスキングされてわか
らない。イカの旨味と快い歯ごたえがある。香草の香りもいい。
これも好きな料理になった。
ヌチャナートの分もあったのかもしれないが、一人で全部食べちゃった。

2006/7/19

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2006年7月18日 (火)

空揚げ肉

「今日は空揚げよ。小麦粉をつけてから揚げる?」
「いや、そのままがいい」
「普通のね」
「うん」
こんな小さな会話があった。ヌチャナートが小麦粉をつけて揚げた
料理があった。テンプラともフライともつかないおかしな料理だった。
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それを思い出したので小麦粉をつけるなと言った。
小麦粉をつけないで揚げるものを「普通」とヌチャナートは言った。
この言葉からタイでは肉を空揚げにするのが普通なのだと理解した。
肉にナンプラやらオイスターソースなどをかけて味付けしてから油で
あげる。今日の油は豚の背脂肪を短冊に切ってから鍋で加熱して
溶け出してきた油を使っている。今の日本でこんな自家製のラード
を使って揚げ物をする家はない。油が溶け出した後の背脂肪は
狐色になり、小さくカリカリになって美味しいのだ。

空揚げに唐辛子とナンプラをかける。唐辛子が一切れあっても、
日本人には辛いのだろう。毎日、こんな料理を食べているので
唐辛子の辛味に耐性ができている。

このような唐揚は何処の国にもある料理だが、味付けはタイだ。

2006/7/18

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豚肉とアスパラ

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豚肉とアスパラの炒め物を作ってくれた。これは好物なのだ。
アスパラのシャキッとした感じがいい。
豚肉にもいい味がついている。
ナンプラと日本の醤油に似たソースをかけていた。この他に玉葱が
少々入っている。王宮ではこんな料理はないだろうな。
下手な王宮料理よりこの田舎料理の方がおいしい。
タイの田舎のお母さんが作ってくれる「お袋の味」はこんな料理だ。
タイの留学生にこれを食べさせたら、
「そうだよ。この味なんだよな。懐かしい味だ」
と故郷を思い出すことだろう。

2006/7/18

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2006年7月17日 (月)

薬膳:マンゴー

タイではマンゴーは未熟果を食べる。まだ青くて硬いものだ。
これに塩や唐辛子を混ぜたものをつけて食べるのだ。
硬くてコリコリしていて、美味いとは思えない。

初めてタイに行った時、夜の公園でマンゴー売りの女の子が俺達に商品のマンゴーをくれた。一緒にいた英国人は不味いと言った。俺も不味いと思った。
果物と言うものは甘くて酸っぱいものという先入観念があるからだ。
青いマンゴーは美味しくないと思い続けていた。

毎日、一日三度タイ料理を食べていたら、青いマンゴーも美味しいと感じるようになってしまった。生の胡瓜に塩をつけて食べるような感じだ。
タイ人にとって青いマンゴーは果物と言うよりスナックなのだ。
固いから良く噛む。噛む事により空腹を忘れさせる。
食べても脂肪分がないから太らない。
そう考えるとこれは健康食品だ。
青いマンゴーはダイエット食品と考えてもいい。

商店街にメキシコのマンゴーがあった。完熟品で赤いマンゴーだ。
ヌチャナートが「マンゴーを買いましょうよ」と言う。
俺はあまり興味がなかったが、ヌチャナートが一言ポツリと「マンゴーは便秘に効くのよ」と言ったので買うことにした。
マンゴーが便秘に効くとは知らなかった。
「青いマンゴーも便秘に効くのかい?」
「効くわよ」

薬膳の関連記事はここにあります。

薬膳:ライムジュースと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f2f2.html
薬膳:苦瓜   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_ffd9.html
薬膳:赤いスープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_bdde.html
薬膳:烏骨鶏   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html
薬膳:便秘に効く   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_096e.html
薬膳:トウモロコシと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_7b1c.html
薬膳:青い葡萄   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2c5f.html
薬膳:マンゴー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_6986.html
薬膳:唐辛子酢   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_b608.html
薬膳:便秘に効く果物   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_a32d.html
薬膳:便秘療法   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6278.html

2006/7/17

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カオパット(焼き飯)

俺達がタイに行って何を食べたらいいのか分からない時はカオパット
を頼む。これは安くて美味くてあまり失敗がない料理だからだ。
暑さで頭がボケてくる。腹が減る。何を注文するか考えるのも面倒
になる。そんな時は「カオパット」を注文する。料理が出来てくるまで
に、冷たいコーラなどを飲んでいる。
青い小さなレモンをぎゅうっと絞る。唐辛子とナンプラをかける。
こうすると暑さを忘れて、もりもり食べてしまう。

ヌチャナートはカオパットなんて馬鹿にしていて作ってくれない。
今日はどういう風の吹き回しか「カオパットを食べるか?」聞いてきた。
すぐに「ウン」と返事をする。
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「出来たわよ。味見していないから、味は分からないわ。」
無責任な発言だ。でもいつもヌチャナートの料理の味に間違いは
ないのだ。これも美味しくできている。飯がくっつくこともない。
パサパサとしている。まるでタイ米で作ったようだ。
レモンを絞ってかけた。タイで食べるカオパットみたいだ。

前回はカオパットを隣にも持っていった。日本の焼き飯は中国風の
味付けだ。カオパットはナンプラで味付けしてある。レモンも唐辛子
とナンプラのソースもカオパットにつけた。
中国風の焼き飯にはレモンをかけることはない。何の為にレモンが
あるのか分からないだろうから「レモンをかけて食べる」ように言った。
好みで唐辛子も入れるように言っておいたが、多分唐辛子は使わな
かっただろう。

カオパットの関連記事はここにあります。

アメリカ風カオパット 焼飯、炒飯 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_a7c3.html

普通のカオパット      
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_b88b.html

カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a800.html

カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a800_1.html

カオパット(焼き飯)   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html

カオパット焼き飯   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_ab09.html

2006/7/17

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タイ人が嫌いな

どうしてなのか分からないが急にブルーチーズを食べたくなった。
スーパーでブルーチーズを買って来た。
タイ人や中国人はチーズの臭いを嫌うのは知っていた。

今は夏だから窓は開け放っている。家の中の空気は直ぐに外に流れて行く。
臭いは家の中に籠もらない。
俺はブルーチーズを取り出して食べ始めた。
ヌチャナートが部屋に入ってきた。
「なあーに?この臭い?くさいわ!」
「・・・・」
黙ってブルーチーズを食べていた。
「こんな臭いものを良く食べられるわね」
ヌチャナートは臭いで吐き気を催すようだ。
そんなにもチーズが嫌いだとは思わなかった。

タイにはもっともっとくさいものがあるのに、それはくさいとは思わないのだ。
魚介類の醗酵食品の臭いは酷い。タイの市場に入るとそんな魚介類の臭いがプーンと漂ってくる。
俺たちには悪臭だが、タイ人には食欲をそそる芳香なのだ。
あの悪臭を嗅いでタイ人は美味しそうな臭いだと感じるのだ。
「今晩はこんな料理を作ろう」と楽しい想像をしながら、主婦は買い物をしているのだ。

2006・7・17

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竹の子入りカレー

朝から香辛料をポクポクと臼で叩いている。
鶏肉を加えて煮込み始めたので、家中にタイの臭いが漂う。
俺は慣れているのでなんとも感じないが、近所の家ではまた始まっ
たのかと嫌われる。臭いが納まってきた。
「さあ、食べましょう。サミイは卵焼きとハムを食べるでしょう?」
優しい、親切そうな言葉だと思うだろうが違うのだ。
そろそろ卵が腐るから早い所、処分したいだけなのだ。
「卵は幾つにする?」
「一個でいいよ」
「二個にしなさい。そうしないと・・・・・」なんとか、かんとか理屈を言っ
ている。要するに早い所、俺に食べさせて古い卵を処分したいだけ
だ。ヌチャナートはハムと言っているが、本当はソーセイジだ。
ヌチャナートにはハムとソーセイジの区別が付かないらしい。
分かっていても、そんなものをいちいち区別しないのかもしれない。
タイ風のハムエッグが出来てきた。
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ヌーが作った料理も美味そうだ。
味見をするとまさしくタイの味と香りがする。
「この料理はなんというのだい?」
「ゲンカリーノーマイよ」竹の子入りカレーとでも言うのだろう。
「この竹の子は酸っぱいのよ」
竹の子を千切りにして醗酵させて酸味を出したものだ。
この竹の子もいろいろな料理に使う。

カレーの関連記事はここにあります。

タイのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_5144.html
タイカレーよ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5578.html
三色のカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_574d.html
タイカレー    
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インドカレー    
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竹の子入りカレー   
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インドカレーその後   
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みずなのカレー    
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タイカレーが出る   
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タイカレーの地方性   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_596a.html
パパイヤカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_34f4.html

2006・7・17

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タイスキ

しゃぶしゃぶの広告があった。ヌチャナートは平仮名の看板をみると
字を読み上げる。「し、や、し、や、ふ」と読んでいる。
「“し”と小さい“や”だと“しゃ”だよ」
タイ人には“しゃ”と発音することは困難なのだ。
幾ら注意しても「ちゃ」となる。
「“ふ”じゃないよ。“ふ”に子供がついているだろう」
子供と言うのは濁点のことを言っている。俺たち二人にだけ通じる
言葉だ。
「“ちゃぶちゃぶ”」
やはり“しゃぶしゃぶ”と発音できない。思わず笑ってしまう。
「“ちゃぶちゃぶ”ってなあに?」
「うーん!?タイスキのようなものかな」

夜になると
「今晩はタイスキにしましょう」と言い出した。タイの鍋を取り出して
タイスキの用意をした。ナムチムも幾つか用意した。
100円ショップで買ってきたエバラの焼肉のタレも加えた。
このタレはタイ人も美味いという。
でもタイ人には甘すぎる。レモンを絞り、焙煎して粉にした唐辛子を
加えた。生唐辛子の方が彩がよい。
ヌチャナートは肉をこのタレにつけて食べている。
「どう?食べられる?」
「美味しいわよ。この味ならタイでも受け入れられるわよ」

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ヌチャナートはタイのソースを作った。
今日のソースはいつもとちょっと違う香りがある。タイで時々お目に
かかる香
りだ。この香りは何なのか気になった。ウチにこんな香り
がする食材があった
か?
「この香りはなんだい?」
「豆腐よ。中国の豆腐をちょっと入れたのよ」
豆腐にはこんな香りがあったのだと改めて認識した。

タイスキというのは“しゃぶしゃぶ”っと肉などを熱湯で洗うように
して茹で
上げて食べる。このように最初から熱湯に入れるものでは
ない。
「これはタイスキでなくて、トムチュートよ」
「タイではトムチュートをこのように温めながら食べるかい?
何処の店でも出来上がったものを丼に入れて出してくるよ。」
「そうね、このようには食べないわね」
タイにもない、日本にもない料理がウチの料理にはある。

2006/7/16

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2006年7月15日 (土)

今日の昼飯

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今日は食料品の買出しに出かけた。
知らない間にヌチャナートは魚介類を買っていた。帰宅すると、買い物を
整理する。冷蔵庫にしまうもの、冷凍庫に入れるもの・・・・・。
「ヌー、腹減ったよ」
「魚の唐揚げを食べる?それとも焼く?」
魚を見せられた。この魚はタイの市場でも見たことがあるような気がした。
今の日本の店頭に並ぶ食品 は世界中から集まっている。
この魚もタイから来たのかもしれない。
「この魚はタイにもいるよね」
「いるわよ。どうやって食べるの?」
「そうだな、唐揚げにして食べよう」
ヌチャナートは小さな深い鍋に油を入れて揚げ物を作る。この鍋だと少量の
油で揚げ物ができるのでいいと言うのだ。
我々は揚げ物は大きな鍋に油を沢山入れて作れと教わっている。
ヌチャナートは小さな鍋で揚げ物を作るが失敗しない。
唐揚げにはナムプリックをつけて食べる。
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「サミイはイカの刺身を作ってよ。ヌチャナートが作っても美味しくないのよ。
サミイが作る刺身は美 味しいのよ」
こうやって煽てられて刺身を作らされた。イカの刺身に付け合せる青紫蘇
がない。ベランダからミントの葉を取ってきて載せた。
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「ソムタムを食べるでしょう?」
サヤインゲンを見せる。これを香草といっしょにポクポクと叩いてソムタムを
作った。乾燥海老を一緒 にいれている。
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大きなアサリも買っていたのだ。アサリは焼いて食べることにした。
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デザートはマンゴーだ。今日の昼飯はいろいろな品がでた。
まるでタイ料理店で食事をしている感じだ。

2006/7/15

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スラムのかき氷

バンコックのスラムに入っていった。ここはもともと沼沢地か湿地帯
だったよ
うだ。ちょっと大雨が降るとここに水が流れ込み、流れ込
んだ水の行く先がな
い。何処かの古材木を集めてバラックを建て
て住んでいる住民がいる。高床式
の家が立ち並んでいる。家と家
はこれも古材木で作った橋のような道路?で繋
いでいる。
橋のような道路も有り合わせの材木で作るものだから、凸凹で上が
り下がりがある。一軒一軒の家は小さいのでここには千軒ほどの家
が立ち並ん
でいるのかもしれない。
人口にすれば3千人から5千人が住んでいることになる

大人も幼児もいる。スラムの中には小さな店もあった。
湿地帯の中だが、所々に乾いた土の場所もある。そこにはぴかぴか
の乗用車が
ある。ベンツのような高級車だ。
何故こんな所に高級車があるのか不思議だ。
運転手の家か?盗品か?
ヤクザのような存在で住民から住民税?を取り立てている?
その代わり、役所との折衝窓口になり住民を守る?
スラムの中で高級車を見るなんて想像もしていなかった。
なんとも不思議な光景だ。

Photo

そんなスラムで子供を相手に商売をしている女がいた。
氷の塊をカンナで削りかき氷を作っているのだ。

このスラムも数年後には取り壊され住民は追い出された。
スラムの跡地には葦などが生えていた。
しかし経済低迷が続き、都市に流入する人口は増え続ける。
バンコックに来れば何とかなると思っても、都会の生活は厳しい。
まず住む場所を確保しなくてはいけない。違法とは知りながら空き
地に家を建
てて住むことになる。一度は住民を追い払い空き地と
なった所にいつしか人が住み付いた。
また小さなスラムができ、徐々に大きくなっていくことだろう。

2006/7/15

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胡瓜を炒める

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ヌチャナートは起きだして来てちょこちょこと料理を作った。
「できたわよ。簡単よ。早いでしょ?」
「うんそうだね。うまそうじゃないか」
胡瓜を豚肉と炒めたものだ。
胡瓜に熱をかけて食べるという発想は日本の料理にはない。
胡瓜がしなっと柔らかくなって、これも美味いもんだ。
生の胡瓜に塩や味噌をつけてガリッと噛み付くのも美味い。
塩漬けの胡瓜も大好きだ。生姜が入っていると一層うまくなる。
こうやって豚肉と炒めて唐辛子と一緒に食べるのもいいよ。
これは簡単な料理だから、試してみる価値があると思う。

2006/7/14

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ヤムクラポンパー

朝からタイ飯だ。ヤムクラポンパーは美味くて好きだ。
しかしなあ、ヌチャナート!
ここは日本なんだ。
タイなら構わないが、日本ではニンニクの臭いは嫌われるのだ。
誰でもカレでもタイではニンニクを食べているからお互いにニンニクの臭いが
気にならない。
日本ではなあ、朝からこんなにニンニクの入った料理を食うわけにいかないのだ。
しかもこのニンニクは生だから、その臭いはきついのだ。
そうは思いながら、ついつい食べている。
俺がニンニクを避けていると、「あら食べないの?あたしが食べるわ。」
ヌチャナートはニンニクをこともなげに食べる。
ミントの葉も香りが良くて色鮮やかなので好きなのだ。
朝は時間がないので、写真を撮らなかった。

2006/7/14

|

家でBBQ

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ヌチャナートが嬉しそうに笑っている。
「今日のご飯は何だと思う?」
「うーん、わかんないな。麺類じゃないの?」
笊に載せた野菜を見せた。
「綺麗でしょ?」
「うん!美味しそうだね」
ヌチャナートはそわそわと食事の準備をしている。
「できたわよ」
家でBBQをやろうというのだ。
石の板を暖めて、アルコールランプで加熱しながら家の中でやる
BBQだ。焼いた肉をつけるタレを二、三種類用意する。
ビールを飲みながら、肉を焼く。
「今日はこんなことがあったんだよ」
「あら、大変だったのね」
なんていう話をしながら食べている。
小さな丸い石の板だが二人で食事をするのにちょうどいい大きさだ。
「火を足そうか?」
「このままゆっくり食べましょうよ」
ヌチャナートはタンが好きだ。BBQをやると必ずタンを焼く。

2006/7/14

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2006年7月14日 (金)

ゲンウンセン

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何を食べると聞かれても返事に困る。「何でもいいよ」と答えれば
正直な答えだが、そんなことを言ったらヌーは怒るだろう。
「・・・・」安全策として考えるふりをしながら黙ってしまう。
そうすると、「あれ食べる?こっちにする?」と聞いてくる。
「うん、あっちにしよう」と返事をする。
どんな料理がでてくるのかわからないのに、「あっちにする」と言う
のは無責任な話だ。
今晩の「あっちにした料理」はこの料理だ。ゲンウンセンと言うそう
だ。ベランダで栽培している苦瓜の葉を取ってきて入れた。
料理を作っている時、
「春雨をいれる?それともなんとかを入れる?」
と聞かれたので「春雨」と答えておいた。これまた無責任な回答だ。
でもちゃんと食べるし、「美味しかったよ、ありがとう」と言うから許し
てくれるとおもう。
これは春雨入りスープとでも言うのだろう。

2006/7/13

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2006年7月13日 (木)

トムチュパク

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ヌチャナートは手羽元が好きらしい。
今日は手羽元を使ったトムチュパクだ。確かに手羽元は肉が柔らか
で美味しい。でもちょっと食べにくいのだ。
手で食べればいいのだが、そうすると手がべとべとする。
ヌチャナートにとっては好きな食べ物だから、手羽元を綺麗に食べ
る。俺は面倒くさいからチョコチョコと食べてお終いにする。
ヌーが食べた後には骨だけが残っている。
俺の食べ跡にはまだ骨に肉がついたものが残っている。

手羽元と一緒に煮ている野菜は中華料理の材料店で買ってきた
ザーツァイだ。ザーツァイを薄切りにして一晩 水に晒して塩を抜い
た。あとはいつものように煮込んだものだ。
「タイにザーツァイはあるの?」
「ないわよ」
「タイには中国人が沢山住んでいるから、ザーツァイはあるんじゃ
ない?」
「わかんないわ」
ヌチャナートが言うようにタイではザーツァイはないかもしれない。
タイに住む中国人は海南島など中国南部出身の人々が多い。
それに客家も多い。ザーツァイは中国北部の野菜だとすると客家
や海南島の人々には無縁な食べ物かもしれない。
そうするとヌチャナートがザーツァイを知らなくてもおかしくない。

今回、ザーツァイを見た時、ヌチャナートは自分から
「これを買いましょうよ」と言った。
「これでナントカカントカを作ると美味しいわよ。この店は安いわ。」
とも言った。つまり、ヌチャナートはザーツアイを知っているのだ。
タイでは見たことがないと言うから、日本で見て知ったのだ。
ヌチャナートは自分で買うわけがないから、俺がザーツァイを買って
試食させたのだろう。
俺はそんなことをやったのを覚えていない。
日本で知ったザーツアイを使って立派なタイ料理にしてしまった。
これには俺も驚いた。

「ナムプリックは生の唐辛子を使う?それとも乾燥したもの?」
「うーん、どっちでもいいよ。生かな?」
「乾燥の方が美味しいわよ」
「じゃあ、乾燥にしよう」

手羽元にナムプリックをつけて食べる。美味い。
皮の部分の油と唐辛子の辛味があうのだ。手をべとべとにしながら
食べた。ザーツァイも塩が抜けて、スープの旨みが入り込んでいる。
中国の野菜を使ってタイ料理にしてしまった。
ヌチャナートの手にかかると、どんな材料もタイ料理になってしまうのだ。

2006/7/13

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またいい加減な返事

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「何を食べたいの?」とか「お弁当はナンにする?」とか
「ナントカを食べる?」とかなんとか言う。
俺は何でもいいのだ。何かを食べるかと聞かれた時に「うん」と
返事をした。
「ナムプリックいるでしょ?」「うん」
いい加減に返事をしていたから、こんな料理になってしまった。
こんなことなら、ちゃんと返事をしておけばよかった。
今更反省してもしょうがない。自業自得と諦めた。
また、牛丼みたいな味付けだろう。それに胡瓜とトマトが加わった。
こうやって見ると彩りも悪くない。
食べてみたら、この肉は意外と美味いのだ。
煮すぎて堅くもなっておらず、歯応えもいい。
いい味を出している。これは食える。
ウチに帰ったら、
「美味しかったよ。ありがとう」って言わなくちゃいけないな。

2006/7/11

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今日は焼肉

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今日の飯は昨日の飯と見た目ではあまり代わり映えがしない。
昨日の飯は煮た肉だったが、今日は焼いた肉だ。
昨日はトマトが一個だけだったが、今日は二個だ。
安い胡瓜を買ったので、胡瓜が傷みかかっている。
生のニンニクを香ばしく焼き上げている。
食べている本人には香ばしく美味いが周囲の人にとっては
くさい臭いだろう。
ニンニクは香ばしく焼き上げるまで時間がかかる。
香ばしくなった後、ちょっと油断すると真っ黒になる。
ナムプリックをかけて、今日も汗をかきながら飯を食っている。

昨日はいい加減に返事をしたから、なんとなく期待していた料理と
は違っていた。
今日は「何を食べる?」と聞かれた時、ちゃんと真面目に「豚肉」と
応えた。豚肉に辛いソースをかけて、炒めたものが出てくると思って
いたが、今日も違った。
でも、こういう焼肉も美味いんだぞ!

2006/7/12

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パクチーラオ

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ヌチャナートがパクチーラオと言う香菜をベランダで育てていた。
小さな黄色い花が咲いた。
「出来が悪い」とかなんとかぶつぶつ言いながら調理していた。
「まだ種はあるよね」
「ええ、もう播いたわ」
タイ人はせり科の植物はなんでもパクチーと言うようだ。
セロリもパセリもパクチーなのだ。
俺たちが普通にパクチーと呼ぶのは英名コリアンダーのことだ。

食べると、特有な香りと苦味がある。ちょっと食べるのを躊躇った。
「口に合わないの?」
「・・・・」
「あたしが食べるわ。スープを飲んでよ。」
スープにはいい出汁がでている。美味しいスープになっている。
思わず、二口、三口とスープをすすっていた。

2006/7/12

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イカの塩辛

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これはイカの塩辛だ。魚が好きなヌチャナートにイカの塩辛を食べ
させてみた。多分、醗酵食品特有な臭みがある塩辛は食べない
だろうと思っていた。チーズでもナンプラでも蛋白質を醗酵させた
ものは臭いが旨味は強い。
ヌチャナートは意外にも塩辛を受け入れてしまった。
俺の考えは甘かった。タイには醗酵魚介類が沢山ある。イカの塩辛
も醗酵魚介類の一種とヌチャナートは考えてすんなりと受け入れて
しまった。
自分達が慣れ親しんだタイの食品とイカの塩辛は似た食品だから、
塩辛にたいして違和感をもたないのだ。

日本人は塩辛をそのまま食べる。ヌチャナートは塩辛にニンニクと
唐辛子を入れて食べる。こうやって食べたら塩辛の旨味がいっそう
増したので驚いた。一度でこの味が気に入った。
それ以来、イカの塩辛はニンニクと唐辛子を混ぜて食べることに
なってしまった。
今日は、なんとなくイカの塩辛が食べたくなった。
ヌチャナートにお願いして調理してもらった。
今日は更にもち米を焙煎して叩き潰した粉も入れた。
薄荷の葉を乗せて彩をよくした。
こうやって食べると薄荷の葉の良い香りが塩辛の味を引き立てる。

2006/7/12

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2006年7月11日 (火)

挽肉の炒め物

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これをタイ語でなんというのか知らないが、これは美味いんだぞ。
挽肉を油で炒めて香草を入れて香り付けをする。唐辛子で刺激を
加える。単純な料理だが、飽きが来ない美味さがある。
料理のコツは挽肉を加熱しすぎて肉をぱさぱさにしないことだ。
この料理の臭いはかなり強い。弁当箱の蓋をあけるとぷーんとタイ
の臭いがする。
周囲の人には迷惑かも知れないが、食っている俺にはいい香りな
のだ。周りの人、ごめんなさい。
今度、機会があったなら皆にもご馳走するからね。

飯もお菜も半分ほどになった。お菜をとってご飯と一緒に食べるの
が面倒になった。お菜とご飯を一緒に混ぜてよおーく掻き混ぜた。
お行儀良く食べるより、こうやって見苦しくなったご飯の方がはるか
に美味しい。
今日も美味しい弁当を堪能した。しあわせ!!!

2006・7・10

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今日の鍋物

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腹をすかせて帰宅した。ヌチャナートは嬉しそうに鍋物の支度をして
いる。野菜がいっぱいある。
「今日は野菜を食べるのよ」
「兎じゃないんだ。そんなに野菜を食えるかよ!」
「アハハハ・・・。馬鹿ね。野菜も食べなくちゃいけないのよ!」
ヌチャナートに押し切られた。
今日の料理は野菜がいっぱい。それに肉と烏賊と海老が少々。
煮えた野菜を唐辛子ソースにつけて食べる。
こうやって食べる野菜もうまい。
唐辛子ソースをつけた野菜を小皿に受けて食べる。
小皿には唐辛子ソースが少し残っている。
次に海老や肉を小皿にとる。その時、唐辛子ソースに海老や肉を
つけないのがコツだ。野菜を食べた後にまだ唐辛子ソースが小皿に
残っているからだ。
小皿にとった海老や肉に唐辛子ソースを適当量かけるのだ。
そうすると辛味を調整できるので、海老や肉を美味しく食べること
ができる。
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俺の唐辛子ソースとヌチャナートの唐辛子ソースは同じものに見え
る。俺のソースが少なくなったので、ヌチャナートの唐辛子ソースに
肉を付けた。ヌチャナートが笑っている。
何も知らない俺はそのまま料理を食べた。
「うわあ・・・!苦い!!!」
あの苦味成分をいれたのだ。苦い苦いソースにつけてヌチャナート
は美味しそうに食事をしていたのだ。

2006/7/10

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2006年7月 9日 (日)

カレイの唐揚げ

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この料理は世界中何処にでもある料理なのでタイ料理とも言いがた
い。それに油で揚げただけなので料理というほどのものでもない。
タイでもカレイの唐揚げはある。今日のカレイは小さいので肉は
あまりない。カレイの肉は白くて柔らかい。唐揚げにすると肉よりも
縁側部分が美味しい。コリコリしていて食感がいいのだ。
カルシュウムの補給にもなる。
ウチの場合はこの唐辛子ソースに特徴がある。この辛いソースで
食べるのでタイ料理と言えるな。辛い唐辛子のソースにつけて食べ
ると油の旨味と一緒になって美味しいのだ。日本ではレモン汁と
醤油をかけて食べる。これも美味しいけど、この辛いソースも美味し
いよ。魚の好きなヌチャナートは俺が食べない頭の部分をさっさと
取って丸ごと食べてしまう。この料理の食べ残しは小さな骨だけ
だった。

2006/7/9

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朝顔料理

日本では空心菜と言う名前で売られている朝顔がある。この炒め物が好きだと何回か書いている。

東京の入谷に鬼子母神がある。「おそれいりやの鬼子母神」と言われている鬼子母神である。このお寺さんは普段は殆ど人が寄り付かないが朝顔市の日だけは大勢の人が押しかける。

朝顔市に出かけた。朝顔市の役員だか、世話人のたまり場所の近くに「つまみ朝顔」というのがあった。
珍しい名前なので世話人だか顔役の人に聞いた。
「この朝顔は食べられるのですか?」
「えっ?何ですか?食べられるかですって?」
「ええ、東南アジアでは朝顔を食べるでしょ」
「ああ、そうなんですか?この朝顔は花だけですよ」
顔役は呆れて可笑しそうに笑い出した。
「私は真面目に聞いているんですよ。」
「ああ、”つまみ朝顔”というから酒のツマミと思ったのですね。
アハハハ・・・。これは芽を摘んで茎を伸ばす朝顔ですよ」
もう一人の顔役が
「これは酒のツマミにはなりませんよ。アハハハ・・・」
「久し振りに面白い話を聞いた。ありがとうございます。アハハハ・・・」
真面目に聞いたのに笑われてしまった。

2006・7・9

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2006年7月 8日 (土)

自分が好きだから

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自分が好きだから、ヌチャナートは竹の子料理を良く作る。
今日も竹の子だよ。今日の竹の子は醗酵させて酸っぱくなったもの
だ。じゃあ、俺がこの料理を嫌うのか?と言うと違う。
この料理は辛いがうまいので好きだ。
ヌチャナートは起きだして来てちょこちょこと料理を作り上げた。
こういう料理は大量に作って温めなおして食べるともっと美味しく
なりそうだ。これから本格的暑さに向かう。
和食の弁当だと、腐ることを心配しなくてはいけない。
タイ料理は暑い中でも腐る心配をしなくてもいいのが嬉しい。
長い歴史の中で培われてきた、暑い中でも食中毒の心配がなくて
美味しい料理がタイ料理なのだ。

2006/7/6

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2006年7月 7日 (金)

胡瓜の効果

タイ料理には胡瓜が良くついてくる。これはタイ人の好みの問題だと思っていた。
タイの胡瓜は甘くて美味しいので大好きだ。
今朝、ヌチャナートが言った。
「ねえ、胡瓜を持って行くでしょう?」
「うん」
「今日のお采は辛いわよ。辛い時は胡瓜を食べるといいのよ」
どうやら胡瓜は唐辛子の辛味を消す役目があるようだ。
胡瓜のどの成分が唐辛子の辛味成分カプサイシンに作用して辛味を感じさせなくなるのか知らない。
タイ人が胡瓜は辛味を消すと言うのだから間違いないだろう。

タイ料理についてくる胡瓜は美味しくて、料理の彩がよくなるから皿に載せているだけではなかったのだ。
胡瓜の薬効を利用して、もっとタイ料理を美味しく食べさせようとしていたのだ。

2006/7/6

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2006年7月 6日 (木)

クンナンプラ

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これは単純な料理だ。茹でた海老あるいは生の海老にナンプラをかけ唐辛子とニンニクをまぶしただけの料理ともいえないような料理だ。
だがこれを馬鹿にしてはいけない。
海老の甘みが唐辛子やニンニクの辛味とあって実に美味いのだ。
これを食べると日本人は誰でもこの味に病みつきになる。
今日の海老は茹でてあるが、生も美味しいよ。

この海老は猫のサダムに買ったものだ。ヌチャナートはサダムのためなら海老を買う。今日はどういう風の吹き回しか知らないが、サダムの海老を俺の飯にしてくれた。
俺はサダムに悪いなと思いながら海老を食った。
何で俺がサダムに気を使わなくてはいけないのだ!?
この家ではヌチャナートが一番偉くて次がサダム、一番最後に俺が来るとヌチャナートは主張する。
何時からヌチャナートはそんなに強くなったのだろう。

クンナンプラの関連記事はここにあります。

クンナンプラと海老の踊食い 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f2b1.html

クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb_1.html

クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_19eb.html

クンナンプラ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_19eb.html

2006/7/6

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2006年7月 5日 (水)

電車の中で鞄を

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電車の中で鞄を開けるとタイ飯の臭いがした。ウチではこんな臭い
は当たり前の臭いなのでなんとも思
わない。しかし、電車の中で
タイ飯の臭いを嗅ぐとやはり異臭と感じる。俺はこの臭いに慣れて
いるからなんとも思わないが、タイ飯を知らない人にとってはなんと
くさい臭い
と思うことだろう。

今日の飯は焼き鳥だ。タイ語でガイピンという。
昨晩、ニンニク、ナンプラ他で味付けして常温に置い
ていた。今朝、
それを焼き上げて弁当のお采にしたのだ。
焼き鳥には胡瓜がつきものだ。いつもの通りナンプラと生唐辛子の
ソースがついてくる。赤い唐辛子は味と刺激の他に彩りがよくなる
ので好きなのだ。鶏には味がついているが、ナンプラと唐辛子の
ソースをかけるともっと美味しくなる。
焼き鳥は焦げた皮の部分が美味いな。香ばしい香りと油があるの
で皮は美味い。弁当箱の底に残っているナンプラは焼鳥の味も染み
出ているのでもっと美味しくなる。
美味しくなったナンプラに胡瓜をつけて食べる。
胡瓜の甘みとナンプラの塩味が合う。胡瓜の歯ざわりがいい。
ああ、そうそうタイでは胡瓜の皮を必ず剥く。
日本人は胡瓜の皮を剥かないで食べる。タイの胡瓜は小さいが甘い。
日本の胡瓜より柔らかいが美味い。タイの胡瓜は俺の好物でもある。
胡瓜なんてタイでも安い。安いものが好物なのでヌチャナートは喜
んでいる???

2006/7/5

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辛子明太子

辛子明太子のことをヌチャナートはカイパーと言っている。
この味が気に入ったようだ。時々、明太子を買う。
明太子を生のまま食べる。
日本人には辛い料理の代表だが、ヌチャナートに「辛いか?」と聞くと
「全然!」と答える。
俺が食べても明太子が辛いとは感じなくなっているのだから、ヌチャナートにしてみれば
こんなの辛さのうちに入らない。
普通のタラコを食べるような感覚で明太子を食べている。
唐辛子が入っていないタラコは塩分を多く入れないと日持ちがしない。
タラコは塩っぱいから嫌だとヌーは言う。
明太子の刺激なんてヌチャナートにとっては蚊に刺されたていどの刺激なんだろうな。

2006/7/4

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トムチュート

R0017319 「サミイ!」ヌチャナートが呼んでいる。
彼女は早口で何かをまくし立てている。
「わかんないよ」
彼女の早口はタイ人でもわからないことがあるらしい。
よく聞くと肉が凍結されたままだから、急いで解凍しないとお弁当を
作れないというのだ。
慣れと言うのは恐ろしいもので、タイ人がわからないタイ語を理解しちゃうのだ。
「今日のお弁当は美味しくないわよ」なんて言われたが、どうしてどうして
結構美味いもんだ。椎茸も味が染みて美味い。
ケチをつけるなら挽肉がチャンとお団子になっていないことかな。
セロリも葉が黄色くなっているものを使っている。
ヌチャナートは材料を無駄にしないで、どんなものでもちゃんと食べられるものに変化させる。
西洋料理でもセロリを煮込む。煮込んだセロリは美味い、好きだな。


2006/7/4

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食品包材

食べ物にとって包装は色々な意味で重要だ。
包装することにより乾燥を防いだり、長持ちさせたり、
見栄えがよくなり商品価値が高まる等々の意味がある。
最近の日本の食品包装はプラスチックが多く使われている。
昔の日本では天然の素材を使って食品を包装していた。
例えば「藁づと納豆」である。今でも水戸周辺の土産物屋に
ある。藁を編んで納豆の容器にしたものだ。
藁についた納豆菌が大豆を醗酵させて納豆になるから、納豆の場合は
藁づとは容器でもあり、加工工程の一部にもなっている。

鰯の目刺しも目の部分を藁や竹串で突き刺していた。
今のシシャモを見るとプラスチックのストローのようなもので
突き刺している。これは機械で突き刺すので藁や竹串では
機械化できないのだと推定する。
肉屋で買い物をすると竹の皮に肉を包んでくれた。
和菓子屋などでは木材をかんなで紙の様に薄く削った経木を使っていた。

タイでも今ではプラスチックが食品包材として多く使われている。
それでもタイには伝統的な食品包材がまだまだ沢山残っている。
一番多く使われるのはバナナの葉であろう。
これはタイではなかったかもしれない、多分シンガポールだったと思う。
安いレストランに入ったらバナナの葉を皿代わりにしていた。
客が去ったら葉を捨てる。洗剤で洗うこともないので環境に優しい。
タイでは竹筒も使われている。竹筒の中にもち米を入れて炊き上げるのだ。
インドネシアでも同じ事をやっている。
バナナの葉で包んだ菓子もタイには沢山ある。

包装用にバナナの葉を集めるのも大変なので、包材としてバナナの葉を
タイの市場で売っている。
蒸饅頭などを作る蒸し器の底にバナナの葉を敷いている。
こうすることで彩りも綺麗になり、熱や蒸気の通りを良くしているのだろう。
ちょっと前まではこのような資材を使うことは後進国、時代遅れ、貧乏人とバカに
されたものだ。現在はこのような天然の資材を使うことは環境に良いと評価され
羨ましがられるようになった。
タイで使われている天然の食品包材を見るときっと面白いものがある。

2006/7/4

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2006年7月 3日 (月)

名前は分からないから

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名前は分からないからタイ風鶏肉の炒め物としておこう。
料理の名前なんか知らなくても美味いものは美味いのだ。
香草の香りがいい。昔はきつい臭いと思ったかもしれない。
食べ続けているうちに慣らされてしまい、この香りを嗅ぐと
「ああ、タイ飯を食っている」と感じてしまう。
「こんな飯ばかり食っていて良く飽きないね!」と驚く人もいるだろう。
これが普通の飯になっているので、”当たり前”の飯なのだ。
味噌汁、納豆などの飯の方が異端なのだ。
ヌチャナートも「毎日、タイ料理でいいの?」と心配している。

この黒い茸はちょっと堅い。噛むとピヒャッという感触がして切れる。
この感触が面白いのだ。

2006/7/3

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2006年7月 2日 (日)

これが材料

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今日はこんな材料を使って料理を作る。
材料と言ってもこれは香草の類だ。
今日はどんな料理を作ってくれるのか楽しみだ。
ネムはできている。
この他に魚の料理も出来るはずだ。

2006/7/1

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ヤム

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牛の腸を使ったヤムだ。噛み応えがいいが、歯の悪い人にはちょっ
ときつい食べ物だ。 いろいろなヤムがあるが、このヤムは噛む楽し
みがあるヤムだ。辛さと香りがいい。
これも酒飲みの肴だ。
ヤムは見た目もいいので好きだ。

2006/7/1

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イトヨリのタイ風煮魚

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煮魚なのだが、香草を使ってあるので日本の煮魚とはちょっと味が
違う。今日の魚はイトヨリだ。この器を使いたくてこの料理を作って
貰ったのだ。アルミの器の下から炭で加熱する。
加熱すると言うより保温しておくのだ。
レストランでこの器を見た時、気に入り、欲しくなった。
市場でこの器を見かけて値段を聞いた。
値段を知らない外国人が買い物にきたので、商人は高い値段を
言ってきた。他の物価水準から見ても高すぎる。黙って立ち去った。

町に出て行くと、厨房品を売っている店があった。
「こんなものが欲しい」と苦労してタイ語で説明した。
取り出してくれたのがこれだ。値段を聞くと市場の値段より安い。
当然だと思われる値段なので、買った。

2006/7/1

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朝顔の炒め物

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これは安くて美味い材料だ。バンコックのレストランのメニュウに
Morning Gloryとあった。Morning Gloryは日本語では朝顔だ。
俺は夏の朝に咲く朝顔をどうやって食べるのか不思議に思って
注文した。でてきたものを食べるとほうれん草や小松菜の炒め物と
いう感じだった。これはこれで美味い。朝顔の炒め物は俺のお気に
入りになった。

この料理はタイの調味料を使っているが、日本の味噌に似た味が
する。最近はスーパーでも朝顔を
空芯菜(しん)あるいは空心菜(こころ)
と書いて売っている。これを味噌で炒めればいい。

2006/7/1

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ネム

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豚肉を醗酵させたネムだ。この肉は酸味があり、ニンニクの香りと
唐辛子の辛味があう。 酒飲みにとってはこれはたまらなく美味い
肴だ。これだけあれば酒は幾らでも飲めてしまう。
食品を分類すると二つに分かれる。
食べ続けているうちに、好きになる食品と、初めて食べた時に気に
入る食品がある。
酒飲みがこのネムを食べると、一発で好きになってしまう。

2006/7/1

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もち米

もち米はタイの東北地方でよく食べられている。ヌチャナートは日本
ではもち米を食べられないと思っていた。
タイではもち米を炊くのに、竹製の円錐形の笊を使う。
日本にはそんな笊はない。
そのような竹製の笊なしで、もち米をどのように炊くのか、その方法
をヌチャナートは知らなかったのだ。俺がもち米の炊き方の見本を
ちょっと示した。その後は自分で工夫してもち米を炊くようになった。
今ではタイで食べるのと同じように美味しいもち米を炊くように
なった。

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炊き上げたもち米を竹のこんな容器に入れる。これは一人前だ。
この容器も面白いのでタイから買ってきた。
もち米は腐りにくい。この容器に入れて一日おいても米は乾燥する
だけで腐らない。翌日、米をまた蒸しなおせば美味しく食べられる。

2006/7/1

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2006年7月 1日 (土)

ローストポーク

猫のサダムがキイボードのキイーを爪で剥がしてしまった。
細かい部品の一部が何処かに飛んでしまい、なくなった。
イライラしながら部品を探している。
「ねえ、何を食べるの?あれがいい?それともこれ?」
何を言われたのか分からないが、「あれ?」だか「これ?」と
言った時、タイミングよく「うん」と返事をした。
料理が何なのかわからない。何が出てきても食う覚悟ができているから
適当な返事でも構わないのだ。
タイ人とタイ語で生活する知恵のようなものだ。
言葉なんかわからなくとも、これで何とかなってしまうのが面白い所だ。

グリルに火が点いている。何かを焼いているのだ。
それが昼飯になるとは思ってもいなかった。
ヌチャナートが「あれ」だか「これ」と言ったのはこの料理のことだったのだ。

「この位でいいかしら」
焼き上げた肉を持ってきた。周囲が焼けて中は赤い。まだ赤い汁が少し出てくる。
いかにも美味そうに焼きあがっている。
今すぐ食べたいような焼き上がりだ。
このように焼き上げるのは簡単なようで難しい。
「生」か「焼けすぎ」になるのが普通だ。
この料理は英語で言えばローストポークだ。タイ語じゃあムウピンかな?
それじゃあ、あの時「ムウピンにする?」って聞かれたのかな?
R0017287 分からないのに返事をするなんて無責任な話だ。
家に帰ったら「美味しかったよ!」って言わなくちゃいけない。
そうすれば、俺がいい加減に返事をしていたことが帳消しになる。

昼になると中心部の赤いところがピンクになってしまう。惜しいなあ。
肉はまだ堅くならず、柔らかく美味しい。
今日は緑の唐辛子が入っていた。
この他に茹でたキャベツがついており、栄養的には立派なものだ。

写真をクリックすると大きくなります。

2006/6/30

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豚肉と茸の炒め物

R0017279 何時頃からだろうか?茸が好きになった。茸を見かけると直ぐに買う。
昔と違って今では茸は年がら年中ある。
松茸のような高価な茸は買わない。
貧乏人は松茸を買えないが、俺は買わないのだ!
今日は豚肉と茸の炒めものだ。
ピリッとした辛味がいいね。香草の香りもいい。
好きだねこの味。

写真をクリックすると大きくなります。

2006/6/28

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インドカレーその後

ヌチャナートはカレーを作り過ぎた。なかなか全部を食べきれない。
「もう、これを捨てましょうか?」
「捨てることないよ。冷凍しておけばいいんだ」
タイは食品が安いからだろうか?作り過ぎて食べきれない物を平気で近所の人々は捨てる。
ヌチャナートはそのような姿を見て、いつも「もったいないわ。あれはこうすれば美味しく食べられるのよ」と言っている。
タイ料理なら美味しい食べ方を思いつくけど、作り過ぎたインドカレーの処置は思いつかないらしい。

カレーを見るとジャガイモがごろごろしている。
ジャガイモを冷凍すると不味くなる。カレーを温めなおしてジャガイモ部分を食べて、鶏肉と残りを冷凍すればいい。

俺はカレーを温めてジャガイモだけを取り出して食べていた。
残りは冷ましてから冷凍にする積もりだ。
ヌチャナートが起きてきて、俺がジャガイモだけのカレーを食べているのを見た。そして鍋に少しだけ残ったカレーを見た。
「お鍋を洗うから、カレーを皿に入れて。カレーは私が食べるわ」
味が染み込んだ鶏肉は俺が後で食べようと楽しみにしていた奴だ。それをヌチャナートは横取りするのだ。
情けないが、俺はヌチャナートに言われてカレーを皿に盛り付けていた。

カレーの関連記事はここにあります。

タイのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_5144.html
タイカレーよ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5578.html
三色のカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_574d.html
タイカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_e532.html
インドカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a7ae.html
竹の子入りカレー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html
インドカレーその後   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_a436.html
みずなのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_fa26.html
タイカレーが出る   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_89f1.html
タイカレーの地方性   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_596a.html
パパイヤカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_34f4.html

2006/7/1

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