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2006年8月 2日 (水)

米とご飯

日本人もタイ人も米を主食にしている。
「米」という日本語とタイ語について考えてみた。

日本語では米とご飯は違う。
生の米粒が「米」で米粒を炊き上げたものが「ご飯」だ。
「米」と「ご飯」を日本語は明確に区別している。
タイ語は「米」も「ご飯」もカオという同じ言葉を使い、「米」と「ご飯」を
区別しない。

タイ語で「米がない」というと生活の困窮状態を表す。
日本語でも「米がない」というのは「食べるご飯がない。苦しい生活」
という婉曲的表現だ。この場合はタイ語も日本語も同じだ。

日本語もタイ語も「ご飯」は「食事」を意味する。これは共通だ。
しかし日本語では「米」と「ご飯」を明確に区別しており、
「ご飯」を意味して「米」と言うことはない。
「ご飯、食べる?」と言えば食事だなとわかる。
「米、食べる?」と言われたら、生米をボリボリ食うのかと思う。
絶対に「米、食べる?」と言うことはない。
日本語の「ご飯」は「食事」と同意語だ。
しかし日本語の「米」と「食事」は同意語ではない。


タイ語の場合、「米」も「ご飯」も同じ「カオ」という言葉を使うので、
食事を意味する「カオ」が米を示しているのかご飯を示しているの
か曖昧だ。
タイ語の「カオ」が食事を意味するのが分かって貰えたと思う。

俺はいい加減なタイ語で生活をしている。
ヌチャナートが寝ぼけながら食事の準備を命令する。
俺はその命令に「はいはい」と従っている。
そのようにいつの間にか仕付けられた。
命令は「カオ」「氷」と言っているのが分かった。この他は何を言って
いるのか分からない。
「分かったの?」
「分からない」同じ事をもう一度言う。
カタカナで書くと同じだが「カオ」は米という
意味と「入る」と言う
意味がある。(音調が違う)
「昨日の残飯を冷凍庫に入れろ」と命令しているのだと推定した。
「分かった」というと、ヌチャナートはまた寝てしまう。
「良く寝るなあ」と感心しながら、女王様の命令に従って残飯を
冷凍した。女王様は起きてきて、おっしゃるのだ。
「サミイは分かってないのね!カオを冷凍庫から出しておけと
言ったのよ!」
冷凍庫に入っている肉を出しておけと言ったのだそうだ。
そんなら「カオでなくて肉(ヌア)と言えよ」と思ったが、逆らえ
ないのだ。
ここで俺はタイ語をもう少し深く理解した。
タイ語で「カオ」という場合は「食事」と同時に「食材」も意味する
のだ。つまり、「カオ」は「米」「ご飯」「食事」「食材」も意味するのだ。

「カオ」で食材を意味するのは、ヌチャナートだけの表現かもしれ
ないから要注意だ。
俺はタイ語なんて分からなくてもヌチャナート語が分かればいい
のだから、ウチの中では「カオ」と「食
材」は同じと考えてもいい。
俺が使う言葉はヌチャナートから覚える言葉なので、タイで話を
すると「オカマ言葉」と思われるかもし
れないな。

2006/8/2

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