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2006年8月27日 (日)

近所の女

働き者の女だ。俺が彼女を知った時は韮団子を売っていた。
韮を薄い皮で包んで蒸し上げる。韮の緑が薄い皮を透けて見える。
綺麗な色合いだ。この料理も美味かった。
次に売っていたのは鶏皮の空揚げだ。からからに揚がった鶏皮も美味しかった。今は何を売っているのか知らない。
彼女の家に行こうとすると途中で臆病な犬が吠え出す。
そうすると他の犬が集まってくる。犬を追い払うのが面倒なので、彼女の家に行っていない。彼女の旦那が来たので、彼女への土産を託した。

家の前をバイクが通り掛かった。見ると彼女だった。
「売り切れたかい?」
「売り切ったわ!」明るい声が帰ってきた。
同じ物を買うなら、いつもはきはきしていて明るい彼女の店で買うのだろう。
お疲れさん。彼女は明日も朝早くから働き始めるのだ。
「あたし、働くのが好きなのよ」
俺のタイ語の知識では彼女と十分に話すことができないが、きっと彼女は目標を持っている。前に向かって生きている人を見るのは気持ちがいい。 R0017784pct20

市場に行くと、彼女がいた。
向こうも驚いたが、こっちも驚いた。彼女の店で買い物をすることにした。
「これとこれを貰うよ。お幾ら?」
「要らないわよ。いいから、いいから」大きく手を振る。
「商売しているのだから、金を受取らなくてはいけないよ」
無理矢理、金を渡した。
春巻きのようなものと餅のようなものを売っていた。
春巻きみたいな奴は美味かった。餅のようなものは普通の味だ。
特に好きになるような味でもないが、嫌いでもない。

2006/8/8

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