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2006年9月30日 (土)

ベルトのような

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ベルトのような豆?がある。俺はものぐさだからいちいち名前を調べない。
この野菜の名前をヌチャナートに聞いただろうが、頭が悪いから忘れた。
タイの食材店で買える。
食材店に行って野菜を見れば、俺がどの野菜のことを言っているのかすぐに分かる。
ヌチャナートはこれが好きだ。

これをグリルで焼くのだ。焼いた野菜を食べやすい大きさに切る。
写真の中のちょっと四角い野菜がそれだ。
唐辛子ソースをつけて食べる。
ちょっと苦味があるが美味しいのだ。

もう一つの茹でた野菜はタイにもあるそうだ。
タイでは野草のようなことを言っていた。
栽培していないのかな?
疲れていたので、「うん、うん」と適当に返事をしていた。
もともと分からないタイ語だ。
それをいい加減に聞いているのだから、正確なことはわからなくて
も当然だ。この野菜はタイにもあり、日本の物はタイの物よりも大き
いと言ったのは確かだ。

2006/9/28

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食の知識

人間は生きるために食わなくてはいけない。
都会に住む人間は食べ物はスーパーで買うものと思っている。
山の中で一人で仙人暮らしをしていたり、人里離れた場所で長年
暮らしている人の生活をテレビでみた。
彼らの周囲には食用になる野菜などがふんだんにある。
俺達が知っている野菜は畑に整然と植えられている。
そのため、胡瓜などは弦を上方に伸ばし実は垂れ下がっているもの
と俺達は思い込んでいる。山の胡瓜は地面を這っているのだ。
山の野菜や人々は自然のままに生きている。
そんなことを知らない俺たちは胡瓜やその他の野菜を踏み潰して
いる。野菜ですらこんな調子だから、食べられる野草なんてまるで
知らない。

タイでの経験で、道端のあちこちに食べられるものが生えているの
を知った。ヌチャナートが
「これは食べられるわ。これも食べられるのよ。」
と教えてくれた。鍋がなくともバナナの葉で蒸し焼きにすることも
学んだ。

インパール作戦で敗残する日本の兵隊が道端に生えている食用に
なる草の知識を持っていればあれほどまでに多くの兵隊が死なない
でもすんだのではなかろうかと思ってしまう。
「食べ物=ご飯」という図式を脱した兵隊は生き残ったのではない
だろうか?こんなことを考えていると、食の知識は大切だと思って
しまう。アレルギー体質の人は別にして、何でも食べてみる好奇心
が必要だ。知らないものを食べるには勇気が必要だ。

2006/9/22

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サンマの塩焼き

今朝はサンマを焼いてくれた。
サンマには大根おろしがついていた。もうこうなると完全な和食だ。
「ねえ、パーサンマを食べるでしょう?」

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タイにはサンマがない。したがってサンマと言う言葉もない。
ヌチャナートはこの魚をパーサンマと呼んでいる。
盛り付けた皿は小さいので見栄えは悪い。
家族で食べる食事だから、見栄えはあっちにおいておこう。
でも本当に綺麗に焼き上げてある。
急いで食べるには勿体無いような焼き上がりだ。

もしこれが晩に出されたなら、レモンをギューっと絞って
酒を飲みながら食べただろう。

2006/9/28

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これは辛れえ

今日の飯は辛れえ。いつものことだが今日の飯はいつもより辛れえ。
これを作っている時、唐辛子の目に見えない煙が立ちこめ何度もくしゃみをした。
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「辛いわよ」とは言われていたので覚悟はできている。
飯を食うのになんで覚悟をしなくてはいけないのだ?
緑色の小さなものは緑色の唐辛子の輪切りではない。
インゲンだ。今日は唐辛子を何本入れたのだ?
この料理はこの位、辛くしないと美味しくないらしい。
辛い飯で泣くというが、本当に泣きながら食べている男がいた。
「食とはこういうものだ」「食はこうあるべきだ」なんて固定概念を
持っていると外国では生活ができない。
何を出されても食ってしまう。それが大切だ。
タイ飯は日本の飯とはまるで違う。
理由はわからないが、このような飯を食わないとタイでは駄目なのだ。
これはあくまでも推定だが、タイの土壌には例えばモリブデンが少ない。
そのような土壌でとれる野菜も当然モリブデンが少ない。
だが、唐辛子はモリブデンをよく取り込む。
モリブデンのような微量な元素がないと体調が壊れる。
唐辛子を大量に使った辛い飯を食っているとモリブデン不足による
体の変調をきたさない。
こんな理由がタイ飯には隠されているのかもしれない。

2006/9/27

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薬膳:トウモロコシと便秘

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トウモロコシを食べると便通がよくなるのは知っている。
トウモロコシの黄色い皮が消化されずそのまま排出される。
消化の悪い皮が腸を刺激するために排便を促すのだと思う。

タイの屋台ではよくトウモロコシを売っている。
茹で上げたトウモロコシをナイフでそぎ取るのだ。
タイの屋台のトウモロコシをまだ試食していない。

ヌチャナートがナイフでそぎ落としたトウモロコシを茹でる。
茹でるときに砂糖を加えていた。
茹で上げると「バターなかったかしら?」と言いながら冷蔵庫を覗い
ている。バターなんてめったに使わないので、買ってない。
いや、買ったけどもうなくなった。何時なくなったのかも覚えていない。
普段はバターをあまり使わないのに、タイ人の家庭には殆どない
バターがトウモロコシに合い美味しくなることをヌチャナートは知っ
ている。
「バターはもうないのね。」
「・・・」
「マヨネーズと一緒も美味しいのよ。食べる?」
「うん」
トウモロコシとマヨネーズを合わせるとサラダを食べているような
感じになる。甘みのあるトウロモコシが美味しいのだ。

「ヌー、タイの屋台でトウモロコシを売っているね。」
「ええ」
「タイではトウモロコシを切って、ポリ袋にいれるね。この他に何を
入れているの?」
「砂糖でしょう。それにココナッツよ」
美味しそうな話だ。それもきっと美味しいだろう。今度、タイに行った
ら是非トウモロコシを食べよう。

薬膳の関連記事はここにあります。

薬膳:ライムジュースと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f2f2.html

薬膳:苦瓜   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_ffd9.html

薬膳:赤いスープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_bdde.html

薬膳:烏骨鶏   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html

薬膳:便秘に効く   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_096e.html

薬膳:トウモロコシと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_7b1c.html

薬膳:青い葡萄   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2c5f.html

薬膳:マンゴー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_6986.html

薬膳:唐辛子酢   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_b608.html

薬膳:便秘に効く果物   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_a32d.html

薬膳:便秘療法   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6278.html

2006/9/26

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芋の茎

八百屋の店先に芋の茎があった。それを見るとヌチャナートが買お
うと言い出したのだ。今は、これを食べる人が少なくなったが、戦後
の食糧難の時代はこれも貴重な食品だったのだ。

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ヌチャナートはそんなことを知らない。彼女が知っているのは「芋の茎を料理すると美味しい」ということだけだ。
一メートル以上もある芋の茎を二つに切ってもらって持ち帰った。
これでタイ風に味付けして煮込むのだ。芋の茎はふっくらと煮える。

見た目はあまりきれいではないが食べると美味しい。
この他に卵焼きがあった。彩りは卵焼きの方が綺麗だ。

タイの玉葱で香りをつけた卵焼きに手がでた。
「美味しいわよ。食べてよ」
ヌチャナートに催促されて、芋の茎を食べた。
ソースは辛いが美味しい。
こんなにも美味しい芋の茎をどうして食べないのだろうか?
もったいない話だ。

2006/9/25

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2006年9月24日 (日)

食の変化

食は時代と共に変化する。時の流れで変化したものの一つに寿司
がある。今の日本で寿司といえば、握り寿司だ。
ここだけの話だけどウチのヌチャナートは寿司は回転するものだと
思っている。本物の寿司屋を知らないのだ。
俺は絶対に教えないのだ。
そんなわけで、ヌチャナートは「寿司は安くて、おいしくて、好きなもの
だけ選べて、腹いっぱいになる料理」だと思っている。

寿司の歴史を見ると寿司は保存食品だった。
魚と米と塩を抱き合わせて乳酸醗酵させて貴重な蛋白源を保存し
ていた。馴れ寿司とかイズシと言われる奴だった。
そのような寿司の原型がタイには沢山ある。
臭みも強いが旨味も強い食品だ。
食に興味がある人には探求しきれないほど面白い研究材料がタイ
にはある。馴れ寿司を作るには時間がかかる。食中毒の危険もあ
る。江戸期に飯に酢を混ぜて魚の切り身を乗せる早寿司というのが
流行した。
当時のインスタント食品、ファーストフードが今日の寿司だ。

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場所が変化すると食も変化する。
中国の麺をマルコポーロがイタリアに持って行きスパゲッティになったという。
日本で言う中華料理の八宝菜もアメリカにはいるとチョップスイとなる。
これも美味い料理だが中国の料理とはまるで違うはずだ。



ヌチャナートがハンバーグを作った。ハンバーグの原型はどこなの
だろうか?名前からするとドイツみたいだが、とりあえずアメリカが
ハンバーグの原型の地としよう。
挽肉に玉葱、ニンニク、胡椒等々を加えて小判型に成型したものを
ハンバーグと言うことにしよう。
先日、ヌチャナートはタイ風のハンバーグを作った。
これは挽肉にタイの香草を混ぜたものだ。
毎日タイ料理ばかりなので、旦那が可哀想だと思ったのだろう。
アメリカ風の味付けのハンバーグを作ってくれた。
タイの香草を入れる代わりに玉葱、ニンニクを入れたのだ。
ヌチャナートにとってはこんな料理はどうということもない、簡単な
料理だ。これにドミグラスソースをかければ完璧だ。
しかし、ヌチャナートはドミグラスソースを作れない。
焼き上げたハンバーグにソースをかけるともっと美味しくなることは
ヌチャナートは知っている。ヌチャナートは毎度お馴染みのナンプラ
と生の唐辛子を混ぜたソースをかけることにした。
これを食いながら俺はニヤリと笑った。
「食はこのようにして変化していくのだ」
と食の変化の目撃者になったことが可笑しかった。

タイにもマクドナルドが入り、ハンバーガーを売っている。
マクドナルドのハンバーガーはタイの庶民の手の届かない所にある。
この味が庶民の手に移ると、ナンプラの味に合うように変化していく
のだ。

中国の麺がイタリアに渡りスパゲッティとなり、それが東南アジアの
タイに戻ってきた。タイのスパゲッティはタイ独特の味付けになって
おり、中国、イタリアの味とはまるで違う。
イタリア人がタイのスパゲッティを見たら新種の料理だと思う。

昔、「インド人もびっくり」と書いたカレーの広告があった。
どういう意味でインド人がびっくりするのかわからないが、日本の
カレーをインド人が食べたならインド人がびっくりするだろう。

食は時、場所とともに変化する。この変化を見ていると飽きることがない。

2006/9/22

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2006年9月21日 (木)

100円ショップとアルツハイマー

先日、テレビでアルツハイマーのことをやっていた。
あれも恐ろしい病気だね。
脳の機能が衰えるが他の器官が衰えないので元気に歩き回れる。
本人は何かの目的を持って歩いているつもりだろうが、周囲からみ
れば徘徊だな。こんな病人を持つと周りの人が大変だよね。
アルツハイマーに対する薬はないけど、魚を食べると病状を遅らせ
ることができるなんてテレビは言っていた。R0017977pct20

俺は余り魚を好まないが、このテレビを見て「少しは魚を食べなくちゃいけないな」と思っていた。
「ねえ、サミイ!今日は魚を食べる?」
「魚か?・・・?魚はなあに?」
「鮭よ。鮭を揚げるのよ。食べるでしょ?」
「うん、食べる」



これでアルツハイマーの進行を抑えられる。
そんなことしても俺の頭の衰えは止められないだろう。
若い頃から俺の記憶力は抜群に悪いんだぞ。
今更、魚を食ってどうなるのだ!否定的考えも浮かぶ。
俺の頭の優れた点で自慢できるのは「忘れる速度が他の人より速い」のだ。
ヌチャナートと話をするためにタイ語を覚えるが、どんどん忘れていく。
それでも諦めずにタイ語の勉強を続けているので、しまいには忘れることも忘れてしまうタイ語がある。
俺の頭に入っているタイ語は記憶したのではない。
忘れ物の残骸みたいなものだ。
忘れられて頭の中に残ってしまった幾つかのタイ語だけで「食いたい飯」を作ってもらうのだ。

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100円ショップ ダイソーに小さな中華鍋があった。
「これ、買おうか?」玩具みたいな小さな鍋だ。
一人分の焼きソバ、野菜炒め、ラーメンの具などを作るのに便利かな?
これで本格的な料理なんか作れないと思っていた。
多分、ヌチャナートはこんな鍋なんか馬鹿にして買わないと思っていた。
ヌチャナートはその小さな中華鍋を手にして言った。

「あら、良いわね。買いましょうよ」
意外なことを言う。どうせ直ぐに捨てることになるだろう。
ヌチャナートはこの小さな中華鍋であらゆる揚げ物、炒め物を作る。
5-6人の客ならこれで素早く料理を作って出してしまう。
猫のサダムが大好きなイカもこれで茹でる。

「ヌチャナートは揚げ物が上手だね」女は時々おだてないと機嫌が悪くなる。
「この鍋は油を沢山使わないからいいのよ」
小さな鍋だから油はほんの少ししか入らない。これもこの鍋の効用だ。
料理の本では揚げ物は大量の油でさっとあげるのがコツと書いてある。
少量の油でも、こんなにも上手に揚げ物ができるのだと知り驚いた。

薄っぺらなブリキのような鍋だった。
使い込んでいるうちに鍋も黒味がかり本格的中華料理の店の鍋のような色になった。
さすが有名ブランド商品だ。
しかもこの鍋でアルツハイマーを防止できるのだ!!

玩具程度に思っていた100円ショップの鍋で鮭の揚げ物を作ってくれた。
これにナンプラと唐辛子のソースをかける。
油と唐辛子の辛味はあう。ピンク色の鮭の甘みが加わる。
飯を食うと辛味で痺れた舌がほっとする。
この揚げ物をパーサモントートなんて言っていた。

ダイソーで売っている小さな中華鍋はお奨め商品だよ。
使ってみるとわかるけど、これで本当にいろいろな料理を作れる。
ウチでは殆どのタイ料理をこれで作ってるよ。
ちょっとした揚げ物、炒め物はこの鍋が便利だ。
鍋を洗うのも軽いし、小さいから簡単だし、洗剤も少量で済むので環境にもいい。
小さい鍋なので、作り過ぎることがない。
主婦は料理が余ると「勿体無い」と言って余りものを食べてしまう。
それが太りすぎの大原因だ。
料理を余らすことがないのでダイエットにもなる。

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素晴らしい すごい とても良い 良い

2006/9/21

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炒り卵

こりゃあ、タイ風の炒り卵だ。人参を使うところはちょっと日本風かな
あ。これを作っている時もタイの料理の臭いがした。
今朝、ごみを出しに行くと、近所の住人にあった。
いつも料理を作る時、木の臼でポクポクと香草類を叩きつぶす。
この音がけっこう五月蝿いと思う。
「いつも音をたててすみません」
「これは生活音ですから、しょうがないですよ。あれがないとお食事
できないのでしょ。」

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うん、そりゃそうなんだ。あれがないと食事ができない。
やさしい、ご近所さんに感謝感謝!

この入り卵に赤い唐辛子を入れる。
唐辛子の刺激がなくても食べられるが、やっぱり刺激があった方が美味い。
白いご飯と黄色い卵、それにちょっぴり赤い唐辛子。
美味いぜ!!
器の底に汁が溜まっている。

其処にご飯を入れてかき回して食べちゃった。
汁の旨味を吸い取ったご飯は美味い!

クチコミblogランキング TREview

2006/9/20

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いい香り

近所の人には迷惑な香りかもしれないが、これを食べている俺には
いい香りだ。ベランダに植えたレモングラスの葉を丸めてスープに
入れるといい香りがたってくるのだ。

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臭いだけを嗅ぐ人には異臭かもしれない。
これを食べている俺には香り高いのだ。いい香りだ。食欲が進む香りだ。
タイ料理だから、辛いのだ。汗を拭きながら食事をしている。
ヌチャナートは毎度のことながら「なんで汗をかくの?」と不思議そうな顔をしている。
辛いけど美味い!!
美味いと思うのは本当に俺だけかもしれない。
他の人には美味いと感じる前に辛くて逃げ出しているかもしれない。
「美味い」と言いながら食べる俺を見てヌチャナートは満足げに笑っている。
「唐辛子は3本よ。」
一度に三本の唐辛子は多すぎる。
これってタイ人には普通なのだ。

2006・8・20

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2006年9月19日 (火)

タイ料理は奥深い

俺たち日本人がタイへ行くと、お世話になる食べ物はカオパット、
パッタイ、バーミイ、タイカレー等だ。
これらは美味いし安いし何処でも食べられる。
ヌチャナートに 例えばタイカレーを作ってくれと頼むと
「あんなもの食事じゃないわ。料理じゃないわよ。」と馬鹿にする。
馬鹿にされるとシャクなのでもう頼まない。
そうすると時々、料理を作るのが多分面倒と思う時だけだろう
「カオパットを食べる?」なんて優しく聞いてくる。
ヌチャナートにはカオパットやタイカレーを喜んで食べる日本人の
気持ちがわからないのだろうな。
はっきり言って俺たち日本人はタイ料理の名前なんて知らない。
カオパットは辛くないし、辛みを自分で調整できる。
日本の焼き飯に似ているから違和感をもたない。

タイ人と一緒にレストランに行けば、タイ人が色々な料理を注文し
てくれる。そうすると俺達が知らない料理がでてくる。
大抵の場合、料理は辛すぎてとても食べきれない。
これは美味いと感激するものもある。
うーん、これは戴けないというものもある。
そのような味の冒険が楽しい。

家庭に入ると、レストランでは出ない料理がある。
魚の熟れ寿司などは綺麗なレストランでは食べられない。
醗酵食品だからくさいが複雑な旨味ができている。
市場に行くといろいろな魚の醗酵食品がある。
ホテル住まいの観光旅行では絶対に食べることができない食品だ。

日本の糠味噌のようなものの中に魚が入っている醗酵食品もある。
糠味噌を掻き回すと、白い蛆が歩き回っている。
その中から、魚だけを取り出して焼くのだ。
蛆を見なければ、「これは美味い」と言ってしまう。
カオパット、パッタイ、バーミイ、タイカレー、トムヤンクンだけが
タイ料理ではない。タイ料理の奥は深い。

2006/9/14

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生姜焼きではない

これは見た目は豚肉の生姜焼きだ。でも生姜焼きではない。
レモングラス他のタイの香草をつかって豚肉を炒めた物だ。
これを炒めると香草の香りが漂う。
換気扇を回しながら料理を作る。
この臭いはどの辺まで飛んでいくのだろうか?
ご近所さんごめんなさい。

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ウチの料理はいつもこんな料理なんです。
日本では珍しい臭いだけど、炒めた肉を食べると普段とはちょっと変った味で美味しいことを実感してもらえるのだけどな。
これを食べながら思った。これは日本で言う生姜焼きに似ている。
生姜焼きが日本でポピュラーになったのは30年ほど前じゃないかなあ?


その前は生姜焼きの臭いだって日本では嫌がられたかも知れない。
今では美味しそうな臭いとなっている。
味や臭いの好みも変化するのだ。
この焼肉の臭いも日本で受け入れられ時がくるのだろうか?
俺は辛い物を食うと汗がでてくる。
食っているうちに汗が出てきた。いつも辛い料理ばかりだから、この料理は辛いとは感じない。
でも汗がでるから、きっと辛いのだ。
口の方は辛みに慣れたが、体は慣れていないのだ。
タイ人はどんなに辛い物を食べても汗を流さない。

2006/9/19

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飽きないか

毎日タイ料理ばかりで飽きないかと聞かれる。
「うーん、わかんない」
俺にとってはこれが普通の料理になっている。
飽きるも飽きないも、これしか食うものがない。
食うものがないから、それを食うしかない。
食っているうちに当たり前の料理になってしまった。
毎日味噌汁ばかり食べている日本人は味噌汁が当たり前の料理
になり、別に飽きもしない。それと同じだ。
食事とはこういう味がするものだと思うようになっている。
要するにヌチャナートの料理に馴らされてしまったのだ。
辛みのない料理はもの足りないと感じるようになっている。
なんにでも唐辛子をいれるようになってしまった。
「ああ、鯖の味噌煮が食いたいな」「酸っぱい蓮根を食いたいな」
なんて和食を思い出すこともない。
カレーが食いたくなって自分で作ったことがある。
サラダはヌチャナートが作らないから、自分でドレッシングを作って
食べる。食べ物に拘りをもたないから、俺は何処の国に行っても其処
の国の料理を食えるのかもしれない。

2006/9/19

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ヤムプラムック

猫のサダムのために買ったイカをヌチャナートは取り上げてヤムプ
ラムックを作った。

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「サダム、明日イカを買ってきてあげるからね」
そんなことをサダムに言っても猫は知らん振りをしている。
本当は猫も怒っているのかもしれないが、猫の表情から怒りを読み取れない。
このイカは小さくて柔らかだ。
ヤムプラムックには小さなイカの方が美味しい。
今日のヤムプラムックには豚肉も入っている。
豚肉が入っていてもプラムックと言っているのはおかしいのだが、美味いから名前はどうでもいいやね。
こういう料理を食っていると「タイの味だ!」と感じる。
料理の解説を見ると、これはイカ入りのタイのサラダとなっている。
俺から見るとこのサラダは西洋料理のサラダより遥かに複雑に見える。
野菜を切ってドレッシングをかけるだけの西洋風サラダをヌチャナートは作れないというのだ。

2006/9/18

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キンピラ牛蒡

「日本にはこんな料理があるのだよ」と教えるためにキンピラ牛蒡
を作った。タイには牛蒡があるかなあ?あるかも知れないが、
あまり食べないだろう。牛蒡を油で炒めて唐辛子を沢山かける。
この味ならタイ人の好みに合うだろうと思っていた。
案の定、ヌチャナートの好みにあった。
ヌチャナートは俺の調理を見ていて、自分で調理の工夫をした。
美味しいキンピラ牛蒡を作れるようになった。
「これをタイに持って行きましょうよ。近所の人に食べさせるのよ」
キンピラ牛蒡を作ってタイに持って行った。
タイ人もキンピラ牛蒡を食べた。特に好むというような反応はなかっ
たが、「日本の料理」「珍しい食品」という感じでキンピラ牛蒡を食べ
ていた。
中国人は「これは美味い」という反応を示した。
こんな所にも日本人と中国人の類似性があるのかと驚いた。
キンピラ牛蒡はタイ人にも受け入れられる食品だということを確認
できた。

牛蒡が安いからと言って大量に牛蒡を買い込んだ。
「おいおい、そんなに買ってどうするんだよ?」
ヌチャナートはその牛蒡を全てキンピラ牛蒡にした。
冷蔵庫に入れておけば腐らないから、毎日毎日、キンピラ牛蒡を
食べていた。それを食べ終わった。
余りにも沢山のキンピラ牛蒡を食ったので、今ではキンピラ牛蒡を
食べようとは言わなくなった。
今度、キンピラ牛蒡を作るのはいつになるのだろうか?
あと半年はキンピラ牛蒡を作ることはないだろう。

2006/9/19

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2006年9月18日 (月)

食の迷信

何処の国でも迷信はある。
アメリカなら黒猫が前を横切ると不幸があるとか・・・・
あんまり科学的根拠がない。
根拠がないから迷信なのだ。そこが迷信の面白い所だ。
タイにも迷信がある。
日本人より宗教心が強いタイ人は迷信も強く信じる。

タイ人は薄荷を料理によく使う。
薄荷の緑色は料理を引き立てる。色が綺麗なだけでなく香りがいい。
ヤムというタイのサラダには薄荷の緑の葉は絶対に欠かせない。
これがないとヤムではない。
日本の刺身に青紫蘇がなければ刺身も不味そうに見えてしまう。
ヤムに薄荷がないとヤムも不味いのだ。
タイの料理には薄荷はとても大切なのだ。
そのように大切な薄荷だからこそ面白い迷信がある。
生理中の女が薄荷の葉を切ると薄荷が枯れてしまうとタイ人は信じているのだ。
もう、笑っちゃうのだが許せる迷信だ。
こういうのを知るのは楽しいね。

2006/9/18

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もやし炒め

何か飯を作ってくれるらしい。
「・・・・食べるでしょう」
「うん」
「・・・・」の部分は何と言われたのか分からない部分である。

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それなのに「うん」なんて返事をしている。
悪い癖だ。それは分かっているけど、いちいち聞きなおすのも面倒だ。
ウチの場合、日本語がつうじないから、質問するのもついつい面倒と思うのだ。
出された物が何であれ「美味しいよ」と言いながら食べる覚悟ができていれば、
いちいち知る必要もないのだ。

「出来たわよ。普通の炒め物よ」
見たところ、日本のもやし炒めだ。ナンプラの味付けだから香りはタイだ。
ヌチャナートはタイの普通の炒め物だと言うが、俺には普通には見えない。
このもやし炒めには人参がおおく入っている。
タイの料理ではあまり人参をつかわない。
見た目は日本の料理で味付けはタイ料理というところだ。

このもやし炒めにはナンプラに生唐辛子をいれた小皿がついてくる。
生唐辛子をもやし炒めに入れて食べると、もう完全にタイの味だ。
タイの屋台などで食べる味になっている。

2006/9/18

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タイ風けんちん汁

連休中はヌチャナートは料理をあまり作らない。
自分が好きな魚料理だけを作って一人で食べている。
腹が減ると俺はラーメンを煮て食べている。
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それじゃあ、余りにも旦那が可哀想だと思ったのか料理を作ってくれた。
鶏肉とベランダの野菜を摘んできて煮込んだのだ。
「ナスも食べるでしょ?」ということでナスも入った。
タイ料理だからもちろん辛い。
食べているとけんちん汁をおもいだした。
これってタイ風のけんちん汁かなあ?

2006/9/18

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半生卵

ヌチャナートがなんとか言った。タイ語なんかぜんぜん分からない
時代だ。生卵をほんのちょっとだけ茹でて、コップに落とす。
それにナンプラを入れて掻き回すのだ。
「これを飲んで」と差し出されたものを飲んだ。
生卵ではない、ゆで卵でもない。
R0017970pct20 不思議な味だ。
その不思議な味を思い出したので、明日の朝、「あの卵を作ってくれ」と頼んでおいた。
卵を作りながらヌチャナートが言った。
「この卵を毎日食べるといいのよ」
俺達が子供の頃は卵は高級品だった。
生卵を一個ポトンと茶碗に乗せて食べるのは贅沢だった。
その頃「生卵を毎日食べると体にいい」なんて言っていた。
今じゃ、卵は栄養価が高いから取り過ぎないようにと言う。
ヌチャナートが日本の昔の言葉を言うので思わず笑ってしまった。

ゆで卵を掻き回して黒胡椒を入れてある。
あの時と同じ、不思議な味がした。
特別な美味という味ではない。
卵は熱のかけ方で味がいろいろと変わる。
温泉卵になるちょっと手前で火を止めて、ナンプラを入れたらもっと美味しいと思う。

2006/9/18

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2006年9月17日 (日)

カオパット

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ヌチャナートは魚が大好きだ。魚があれば文句を言わない。
毎日が魚でも構わないという感じだ。
いつも魚をタイの味付けで調理している。
アメリカ風の味付けの魚料理も勉強させるために、昼食はアメリカ資本のレストランで魚料理を食べてきた。
夕食の時間になったがそれほどお腹が空いていない。
「ご飯、食べる?」
「うーん?」
「これだけご飯が残っているのよ。カオパットにしてあげるわ。食べるでしょ?」
「うん」
日本の米でカオパットをからっと仕上げるのは難しい。
ヌチャナートは日本の米でパサパサと米粒が離れるカオパットにする。
火加減がうまいのだろう。
タイの米でカオパットを作ればパサパサになるかというと、そうでもない。
調理人の腕にもよる。タイでびしょびしょのカオパットを食べたこともある。
カオパットに酢と唐辛子をかけて食べた。
油と酢は合性がいいのだ。

唐辛子入りの酢をカオパットにかけている時、ヌチャナートは面白いことを言った。
「この酢には味の素をいれちゃ駄目よ」
「・・・・・」
「酢と唐辛子だけを入れるのよ。味の素が入ると味がかわるのよ。
酢と唐辛子だけなら、酢が少なくなったら酢を足すのよ。唐辛子が少なくなったら唐辛子をいれるのよ。砂糖なんか入れちゃ駄目よ。」

タイの屋台では何時、洗ったのかわからない容器に酢と唐辛子が入っている。
埃もかなり入っていると思う。
ヌチャナートの話を聞きながら、タイの屋台で食べるカオパットを思い出していた。

カオパットの関連記事はここにあります。

アメリカ風カオパット 焼飯、炒飯 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_a7c3.html

普通のカオパット      
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_b88b.html

カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a800.html

カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a800_1.html

カオパット(焼き飯)   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html

カオパット焼き飯   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_ab09.html

2006/9/17

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2006年9月16日 (土)

鯵の塩焼き

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こんなのタイ料理ではないと思うだろう。
ところがこれは立派なタイ料理なのだ。
日本では焼き上げる直前に塩を振る。
ヌチャナートは塩を何日も前からたっぷりと振っておく。
それを大きな容器に入れておく。
これをゆっくりと焼き上げるのだ。
見た目は和食と同じだが、ゆっくりと醗酵した鯵はちょっと違う。

2006・9・16

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ウチのラーメン

ウチのラーメンはちょっと違っている。このように思いたかった。
「ヌー!腹減った!ラーメン食いたい!」
安いインスタントラーメンがあった。
古くなって味が変わる前にこれを処分しちゃおう。
「幾つ、食べるの?卵を入れる?」
しめしめ、自分で作らなくてもいい。
ヌチャナートが日本のラーメンでタイのバーミーナムのようなものを
作ってくれるものと思った。
タイの香草を入れて、肉や野菜も入れてくれる。
そして、焙煎して粉にした唐辛子、ナムソムなどと一緒に出してくれる。
「できたわよ」
見ると、インスタントラーメンにお湯を入れただけだ。
バーロー!そんなら自分で作りゃあ良かった。
タイのインスタントラーメンを作る時はこんなことはしない。
ちゃんと肉や野菜を入れて作る。
ヌチャナートは差別しているのだな?!

2006/9/16

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モツ煮込み

ヌチャナートはモツが好きだ。ヌチャナートだけではない、タイ人は
モツが好きだ。今日は白モツの煮込みだ。日本では味噌と生姜を
入れて煮込む。
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ヌチャナートはレモングラスやタイ蜜柑の葉っぱなどを入れてモツを煮込んだ。
これも香りがよくて美味いのだ。
もちろん唐辛子が入っている。この辛味がないと美味くない。
これは面白い味だ。
一種の味の冒険だ。好き嫌いは食べてから判断すればいい。
味見をする価値がある料理だよ。

2006・9・15

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2006年9月15日 (金)

タイ風ハンバーグ ついに出た!

ついに出た!タイ風ハンバーグ

何処の国にも挽肉料理はある。挽肉でできる料理というのは限られ
ている。
挽肉を丸めてミートボール、小判型にするとハンバーグだ。
挽肉に加えるものにより味を変える。
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挽肉にかけるソースで味を変える。
自由に味を変えることができるので、挽肉料理は面白い。

ヌチャナートは挽肉を丸めてトムチュートに入れたり、ラーメンに入れたりしていた。
タイにも小判型にしてフライパンで焼く料理があるはずだ。
俺は黙ってそんな料理が出てくるのを待っていた。
ついに出ました!
タイ風のハンバーグが出たのです。
我家の手作りハンバーグです。
ハンバーグのようなものがタイにも絶対にあるはずだと思っていた。

朝から香辛料をポコポコ叩いていた。
最近は敷物を敷かないでポコポコとやるから近所にも響いているだろう。
タイでは何処の家でもこんな音を出すから問題はない。
日本で、こんな音を朝から出すのはウチだけだ。
叩き潰した香辛料のなかに挽肉を入れる。
タイ蜜柑の葉も入っている。
よく手で練り合わせてからフライパンで焼いた。
タイ風ハンバーグと言ってよい。

味は魚のすり身で作るタイのさつま揚げと同じだ。
魚臭みがないのが特徴だ。
ニンニク、レモン、唐辛子、ナンプラのソースをかけて食べる。

ミニトマトが付いていた。
ヌチャナートは「このトマトは甘いわ」と喜んでいる。
俺は甘いトマトより酸っぱいトマトの方が好きだ。
このトマトに唐辛子を乗せて食べると美味しいよ。

2006/9/14

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屋台から脱皮

街角の空き地に小さな店ができた。この店は四つ角にあった。
この店の近くに屋台のような店があった。
屋台のような店の裏はどぶ川が流れ、ちょっと臭い。
蚊がうじゃうじゃいるので、蚊取り線香がないと食事ができない。
何が気に入ったのか、その店に何度か通った。
英語がちょっと通じたから通ったのかもしれない。
街角の新しい店もこの屋台の店も経営者は同じだと聞いていた。
新しい店も屋台と似たような作りだった。
一部はテントで雨を塞いでいた。旧い店よりちょっと広い。
テーブルの半数は通りに出ていた。通りを占拠しても誰も文句をいわない。
ホテルに戻る前にその店で食事をしていた時だった。
俺の目の前で女が辛いソースを作っていた。
ナンプラを入れ、唐辛子をゴッテリと入れる。
レモンを絞って入れる。
屋台とは言え、商売用のソースを作るのだから大きな器で作っている。
いろいろな物を入れてソースをかき回す。
日本だったなら、ソースを小さな皿にとって味見をする。
女はかき回していたスプーンでソースをすくって味見している。
「汚ねえな!不衛生だ!」と怒ってもここはタイだ。
そんなことを言っても通じない。
なんで客がそんなことに目くじらを立てるのか女はわからないはずだ。
黙って女のやることを飯を食いながら見ていた。
女は味見をするとちょっと考えながら唐辛子を足していた。
「この女はこんなに唐辛子が入ったソースを味見して、味の微妙な差が分かるのだ!」
俺がやったら舌が痺れて味なんかわからない。
たいしたもんだと感心した。
バンコックに行くとその店を見る。行くたびにすこしずつ綺麗になっている。
今では屋台からほぼちゃんとした店に出世している。

2006/9/14

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竹の子と鶏の煮合せ

「また、竹の子かい?よせよ。足が痛くなるよ。」
「大丈夫よ。あたし、竹の子が大好きなのよ」
大好きというだけあって、竹の子の味には五月蝿い。
「この竹の子は、甘味があるわ。こっちの竹の子は・・・・」
と言いながら、異なる竹の子を使い分けている。
日本の竹の子はあまり好みに合わないらしい。
今日の竹の子は細長い竹の子だ。
その細長い竹の子をフォークで引っ掻く。
そうすると細長い竹の子の千切りができる。
乳鉢で鶏肉を香辛料と一緒に叩きながら混ぜ合わせる。
こうすると香辛料が鶏肉に沁み込むのだ。
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竹の子と鶏肉を煮込んだ。
俺が空腹ではないと知っているので、かなり時間をかけてゆっくりと煮合わせている。
タイ料理特有の香りが部屋に漂う。
窓が開いているので、かなり遠くまでこの臭いは届くはずだ。
ご近所さん、ごめんなさい。大勢いる人の中には美味しそうな臭いと感じる人がいるかもしれない。おおかたの人は異臭と感じるだろうな。
そんなことを考えている内に出来あがったらしい。

竹の子と鶏肉をご飯に乗せる。
香辛料の香りが口中に広がる。
辛味と旨味が調和している。
これも旨いね。ヌチャナートが大好きというのも無理がない。

2006/9/14

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2006年9月14日 (木)

食い物の名前

食い物の名前は使っている材料から来ているのが普通だ。
タコが入っているからたこ焼き、イカを焼いたものだからイカ焼きの類だ。
名前が付いているけど、その名前の物が入っていないものも結構ある。
食い物の名前と材料の関係をみると面白い。

例えば鯛焼きだ。鯛焼きには餡子は入っているが、鯛が入っている本物?の鯛焼きをみたことがない。

鉄板焼きには鉄板は入っていない。
今川焼きに「今川さん」を入れるか?
これって江戸の今川橋付近が発祥の地らしい。それで今川焼きというようになったらしい。今川家の家紋の巴を描いた菓子なので今川焼きという説もある。

大判焼きに大判は入っていない。
お好み焼きに「お好み」は入っていない。お好み焼きにはよく桜えびが入っている。
俺は桜えびの乾燥臭は嫌いだぞ!
嫌いな物が入っているのに、お好み焼と言うのは許せない!!!

どら焼きに「銅鑼」は入っていない。
もんじゃ焼きの「もんじゃ」ってなんだ?「もんじゃ」なんてものはねえぞ!

焼きソバには麺がはいっているからまあ許そう。
しかしなあ、焼きソバに使っているのはラーメンだぞ。蕎麦ではない。
焼きラーメンと言うべきだ。

焼肉は許せるな。

おばあちゃんのぽたぽた焼 <亀田製菓株式会社製>は名前がいかん。
名前から想像する俺のイメージは:
小便をぼたぼた垂らすおばあちゃんを焼くのか?
それとも婆ちゃんが小便をぼたぼた垂らしながら焼くのか?
どうも綺麗なイメージが湧かない。
食い物の名前は「美味さを感じさせる」ものにしてほしいな。
断っておくけど、俺は亀田製菓に恨みはないぞ!

ばくだん焼きというのもあった。爆弾を焼く気なのか?

タイ料理にも似たような物、おかしな名前の食い物があると思う。
焼酎のラオに唐辛子とライムをいれてから炭酸で割る。
そうすると酔いが急速に早まるので「爆弾ラオ」なんて言っているかもしれない。料理を通じてタイ語も勉強するのもいいかもね。

2006/9/13

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インドカレー

今朝、冷凍庫を開けたら先日作ったインドカレーが入っていた。
カレールウを売っているのを見かけた時、なんとなくタイ料理以外の
ものを食いたくなり、それを買っておいた。
しかし、「腹がへったな」と思うと、いつもヌチャナートがタイ料理を
作ってしまうので、インドカレーを食べる機会がない。

ある日、ヌチャナートが朝寝をしている。
この機会を利用してインドカレーを作ろうとした。
こんなものを作るのは簡単だと思うだろう。しかしだなあ・・・・
ウチの料理はタイ料理、タイ飯だけだから、インドカレーを作ろうと
すると材料がないのだ。インドカレーの基本材料は肉、ジャガイモ、
人参、玉ねぎだ。肉と玉ねぎはあるけど、ジャガイモも人参もない。
どうしよう?
ヌーが寝ている間に作らなくてはいけない。
人参はないから諦めよう。
ジャガイモはマッシュポテトがある。これでいい。
ポテトサラダを作る時のために買っておいたマッシュポテトだ。

これで日本の食堂で食べるカレーのようなものができた。
立派なカレーだ。自画自賛。
ヌーが起きてきた。
「あら、自分で作ったの!助かるわ。らくでいいわ!」
余ったインドカレーを冷凍しておいた。

冷凍庫にそのインドカレーが入っているのを見た。
「こんなものはさっさと食ってしまえ!」
それを取り出して、鍋で温めて食べていた。
朝っぱらからカレーだが、構わないのだ。
俺はカレーには大きく切ったジャガイモを入れる。
カレーの味が浸み込んだ粗切りのジャガイモは美味い。
粗切りのジャガイモが入ったカレーを冷凍しておくと、ジャガイモの
味が変わる。味が変わったジャガイモは吃驚するほど不味いのだ。
このカレーには粗切りのジャガイモがない代わりにマッシュポテトが
入っている。粗切りのジャガイモを使った時と同じようにおかしな味
になっていると思った。
意外なことにマッシュポテトだと味の変化がない。
こりゃいいことを学んだ。

俺がインドカレーを食っているのを見て、ヌチャナートが宣言した。
「あたしね、日本の料理は作れないから、日本の料理を食べたかっ
たなら、自分で作ってね。」
女は強い!妻という立場に立つとますます強くなる!
タイの女は男に尽くすなんていうのは嘘だ。
今更、騙されたなんて反省しても遅い。
付き合っていた頃はそんな姿は微塵もなかった。
「このウチで一番偉いのはアタシ、次はサダム(猫)その次はサミイ
(俺のこと)」と公言している。

ヌチャナートはインドカレーは日本料理だと思っているのだ。
タイにもインド人がやっているインド料理屋があるので、このカレー
はインド料理と分かるかと思った。
ヌチャナートは日本に来て初めてカレー料理の存在を認識したのだ。
だから、ヌーはカレーは日本料理だと思い込んでいる。
旦那が日本料理を勝手に作って勝手に一人で食べているので、
「ああ、助かった!」と思っているようだ。

カレーの関連記事はここにあります。

タイのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_5144.html

タイカレーよ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5578.html

三色のカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_574d.html

タイカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_e532.html

インドカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a7ae.html

竹の子入りカレー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html

インドカレーその後   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_a436.html

みずなのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_fa26.html

タイカレーが出る   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_89f1.html

タイカレーの地方性   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_596a.html

パパイヤカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_34f4.html

2006/9/13

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2006年9月13日 (水)

精力剤

天秤棒を担いだ男がいた。男の商品を見ると5センチほどの長さに揃えた小さな薪の束のようなものがある。
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「これは精力剤になるのだぞ」とぴんときた。
精力剤でなかったなら、歯ブラシの代わりにするのかもしれない。

この薪のようなものを酒にいれると何かの薬になるはずだ。
例えば日本の養命酒のようなものだと考えた。

タイ文字で説明がある。
ユウちゃんに読んで貰った。
「こんなもの、何処で見つけたの?これを飲むと男の人がピンとなるのよ」
ユウちゃんはニヤニヤ笑っている。
タイの女も30を過ぎるとこんなことを平気で言うようになる。
俺も思っていた通りなので別に驚きもしなかった。
別の男にこの木の効能について聞いた。
「これは男が元気になるんだよ。」彼もニヤニヤ笑っている。

この薪のようなものをもう少し買ってみよう。
市場のあちこちを探したが同じものは見かけない。
あちこちの市場を見て回ったが見つからない。
町の中で行商人を探したが、こういう時にはいないものだ。
軽石や木の股で作ったパチンコなどは売っている行商人はいるが、この薬を持っている行商人はいない。
探す時には見つからない。要らない時にはあちこちにある。

ああ、この薬の味ですか?
苦いだけ。いかにもお薬という感じ。
けして美味くありません。

2006/9/13

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鶏肉と筍

筍を食べると膝が痛むらしいのだが、ヌチャナートは筍が好きだか
ら、すぐ筍料理をつくる。今日も筍を使っている。
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鶏肉と筍を一緒に煮るのだ。それにレモングラスやタイの小さな玉ねぎを加える。
赤い唐辛子は忘れずに入っている。
この単純な料理なんだが、これは美味いよ。
口の中がピリピリするほど辛みがある。そうじゃないとタイ料理は美味くないのだ。
日本にあるタイ料理屋は日本人に合わせるために辛みを落とす。
そうなると本物の味にはならない。
辛いタイ料理に慣れていない人でも、この程度の辛さなら大丈夫だろう。
ほら、写真を見れば分かるでしょ?
唐辛子が少ないものね。
それで上からばさって取ると、下に唐辛子が隠れていることもある。

2006/9/13

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2006年9月12日 (火)

昨晩と同じか

「できたわよ」と言われて出された料理は昨晩と同じような料理だ。
器が同じだから、同じような料理に見えるのだ。
違う料理なのだが、俺たちには同じに見えてしまうのだ。
インドで料理を注文すると、何を注文してもでてくるのはカレーだ。
ドライカレー、湿ったカレー、どろどろカレーなのだ。
インド人には違う料理なのだろうが、俺たちには同じ味で姿が違うだけだ。

信州味噌、仙台味噌の味噌汁の味の違いなんて外人に分からないのと同じだ。
外人には鯛の刺身も鰯の刺身も区別が付かないかもしれない。

この料理もそれと同じだろう。俺には同じように見えるがきっと違う。
昨晩は物凄く辛かったが、今朝のものはそれほど辛くない。
昨晩の料理には長葱は入っていないが、今朝の料理には入っている。
香りも違うが見た目には同じに見える。
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「どう?美味しい?」
「美味しいよ。ありがとう」
タイ料理の微妙な味の違いがわかるようになるにはまだまだ修行が足りない。
「これはバンコックの料理よ」「こっちがチェンマイの料理」「これはラオス料理」
「これはイサーン料理よ」「これはベトナム料理」なんて出される。
俺にとっては、どれを食べても辛いタイ料理なのだ。
「この料理はバンコックでは余り見ないな。バンコックではこの料理が多いな。」
そんな料理の違いがちょっとだけ分かりかけてきた。

2006/9/12

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茄子の色

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 茄子を油で炒めると茄子の紫の皮に油がきらきらと光り、綺麗だ。
油で炒めた茄子は美味い。味噌と一緒に炒めたものも美味い。
この茄子に唐辛子をつけて食べるのも美味い。
ウチの飯はタイ料理だから味噌なんてない。
茄子の色が綺麗なうちに食べたかったが、これはお弁当のおかずだ。

R0017952pct20 今、食べちゃうとお菜がなくなってしまう。
食べたいのを我慢しながら写真を撮った。
これがお昼になると紫が茶色になって不味そうに見える。
茄子の漬物も茶色になると食欲が落ちる。
弁当の蓋を開けると茶色になった茄子があった。
朝と昼でどの位の差がでるか比較してみよう。
茄子に唐辛子を乗せて食べた。
うん、おいしい。
豚肉はニンニクを効かせてある。香りがいい。
これも唐辛子を一緒に食べる。
茄子の色は悪くなっているが、計算済みだから気にしない。

2006/9/12

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2006年9月11日 (月)

挽肉の炒め物

今日は何を食べるなんて聞かれても困る。
肉の種類を言っている。
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豚の挽肉にしてもらった。
これをフライパンで炒めるのだかが、炒めている時に
もうもうと煙が出る。
その煙でくしゃみがでる。
いつものことだ。

今日の挽肉は粒が大きい。
これに蜜柑の葉っぱなどを加えて炒めるのだ。
これは香りがいいので好きなんだ。
食べながら汗を拭いた。
辛さで汗が次々とでてくるのだ。

2006/9/11

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辛いわよ

「辛いわよ!食べる?」
「うん」
気軽にこたえた。
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「どう食べられる?」
「うん」
無口な俺は「うん」としか答えない。
「スープも飲んでよ」
「美味いよ。」
野菜も食べた。鶏肉も食べてみた。
だんだん辛さが効き出した。
「かれえーな!」
「だから辛いわよと言ったでしょ。聞いたら、食べるといったから作ったのよ」
「これは効く!」
「他の日本人は食べられないわ。これを食べるのはサミイだけよ」
いやあ、それにしても辛い。
「ああ、辛くて美味しい!」ヌチャナートはこの味に満足している。
タイ人が辛いというものは本当に辛い!
スープなどは本当にいい味がでているのだが、「おお、かれえ!!」

辛いスナックがある。あれは食べる遊びだから、辛いと思ったら止めれば良い。
これは食事だから、食わないと腹が減るのだ。

2006/9/11

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ポーロー

E7 タイの町を歩くとあちこちからアニスに似た香りがする。
これは八角と言われる香辛料の香りだ。
好きな香りかといわれると、好きではない。
嫌いかと聞かれると嫌いでもない。
俺の答えはなんとも中途半端な答えになる。

多くの店では豚の足を八角と一緒に煮込んでいる。
飴色に煮込まれた豚足は美味しそうだ。
その香りが風に乗って通りにでてくるのだ。
タイのゴタゴタした町で蒸し暑い空気の中でその臭いを嗅ぐとよけい蒸し暑く感じる。
これがタイの臭いなんだ。この臭いに慣れるしかないのだ。
日本でうなぎの蒲焼の臭い、味噌汁、焼き魚、焼き鳥の臭いを嗅ぐようなものだ。
日本人には余りにも当たり前の臭いなので、異臭とは感じない。
外国人にはこれらの臭いは異臭なのだ。
タイで俺が感じる異臭は八角の臭いなのだ。

八角と一緒に煮込む料理をヌチャナートはポーローと呼んでいる。
豚のバラ肉を使う時もあれば、腿肉の時もある。
八角で香り付けした肉料理の総称がポーローらしい。
味も香りも使う材料も同じだから、ヌチャナートが言うポーローは中華料理のトンポーロウ 東坡肉から来ている言葉と推定した。

日本でトンポーロウと言うと豚バラの角肉の煮込みだけだ。豚足は使わない。
俺はトンポーロウの「トン」は豚という字を使うのだと漠然と思っていた。
「ポ」はきっと難しい漢字だろう。
「ロウ」は肉という漢字に決まっている。
つまりトンポーロウを漢字では「豚?肉」と書くと思っていたのだ。
それなのに、「東坡肉」という漢字を使う。
意外だった。

これまた漠然とトンポーロウは四川省の料理だと俺は思っていた。
四川省は中国の西部にあるのに、東という字を使うのはおかしい。
あるインターネットサイトではトンポーロウは中国の杭州名物となっていた。
杭州は中国の東部にあるが、北京から見れば南だ。
料理や野菜、果物に方位を書く時はその料理の発祥地や原産地の方角を示している。
西のペルシャから来たスイカは「西瓜」と書く。
南のカンボジアから来たカボチャは「南瓜」と書く。

「坡」の意味が分かればトンポーロウの発祥地がわかるはずだ。
「坡」の意味は坂とか傾斜と言った意味だと知った。
肉や料理とまるで関係がない字だ。
それじゃ「坡」の付く地名を探すことにした。
朝鮮半島の京畿道にパジュ市がある。
この町を漢字で書くと坡州市になる。
朝鮮半島の坡州市なら中国の何処から見ても東にあたる。
俺の仮説はトンポーロウの発祥の地は朝鮮半島だ。
それが中国に入り、中国から日本に入ってきたものだ。
日本でトンポーロウを漢字で書く場合「西坡肉」と書きシーポーロウと言うべきだ!!

タイでは何処にでもポーローがある。
コラーゲンがたっぷり入った豚の足のポーローは肌にいい。
安くて美味しくて肌にいいのだから、タイへ行ったらポーローを食べなくちゃ損だ。

2006/9/11

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2006年9月10日 (日)

朝、昼、夕の顔

顔とタイ飯になんの関係があるのかと思うだろう。
ところが大いに関係があるので俺もびっくりした。
朝の顔は朝顔だ。これはパクブンとタイ語でいう野菜のことだ。
空芯菜と中国語だか日本語では言っている。
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この炒め物は俺の好物だ。
安くて美味しい料理だ。

昼顔は冬瓜のことだよね。
これを煮ると美味しいんだ。柔らかでスープが染み込んでなんとも言えぬ美味さが出てくる。

今日は夕顔が出てきた。豚のモツと一緒に煮込んだ。
モツには特有の臭いがある。
このモツを煮込む前に何度も水を取り替えたのだろうか?
持つの臭みはなくなっている。
良く煮込んであるので、モツも柔らかになっている。
生の唐辛子と一緒にモツを食べる。
唐辛子の刺激が口じゅうに広がる。
痛みに近い刺激だ。
この刺激がないと食事が進まなくなっている。
俺も完全にタイボケしている。
夕顔も冬瓜と同じように柔らかく煮えている。
スープの旨味を吸い込んでいる。
慌てて食べると火傷をする。

朝、昼、夕の顔を食べて、何かを征服した気分になる俺は馬鹿だと思っている。
どの顔を食べても美味しい。
こんな料理を作ってくれるヌチャナートに感謝、感謝!!!
明日はどんな料理が出てくるのだろうか?
今から楽しみだ。
日本で買える食材にほんのちょっとだけタイの食材を加えて、完全に、本当に完全なタイ料理にしてしまう。
タイの料理屋で食べる料理よりも美味しい料理がでてくる。

2006/9/10

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ズイキを煮る

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イモの茎、芋茎があった。これはヌチャナートの好物だ。
これを見ると必ず買う。
食糧事情が悪い頃、これも食べた。どうやって食べたのか覚えていない。
乾燥品を買ってきて、酢の物にして食ったことがある。
今の日本ではイモの茎なんて食品だとは思われていない。
しかし、乾物として売られているのだから、愛好者がいることは確かだ。

ズイキの赤い皮を剥いて煮ると、あんなに大量にあったと思われるズイキが
ほんの少ししかない。
これに椎茸やタイの茸を加えて煮る。
いろいろな香草も入れた。

「出来たわよ。味見して!辛いかもね。」
うん、ちょうど良い味だ。

ズイキといえば肥後ズイキを思い出す。
肥後ズイキの話をヌチャナートにした。
タイにも肥後ズイキはあるのだろうか?
今度タイに行ったら、これを見つけるのを課題の一つにしよう。

2006/9/9

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砂肝を料理する

ヌチャナートを含めてタイ人はモツ肉が好きだ。
日本人はモツは下等な肉のように感じている。
タイ人はモツも肩肉、股肉も同じ様に考えているみたいだ。
ただ単に好みでモツを買う。
日本で言えば、モツの煮込みが食いたくなったからモツを買うような
雰囲気でモツ肉を買い込んでいる。そんな姿を見ていると、モツ肉
と肩肉に上下の差を感じていないのではないかと 思ってしまう。
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近所の肉屋で砂肝を見た。
「これ、買いましょうよ」
買って来た砂肝を早速煮こんだ。
ホーラパーとかいう香りのよい香草も一緒だ。
しこしことした砂肝の感触がいい。
俺がタイ蜜柑の葉と呼んでいる葉も入っている。
この葉っぱも香りがいいのだ。
「ねえ、ヌー。この蜜柑も実がなるんだろう?」
「なるわよ」
「どの位の大きさ?」
「ライムくらいの大きさよ」
「食べるの?」
「食べないわ」
「酸っぱいの?」
「酸っぱいわよ」
「ふーん」
思ったとおりの答えが返ってきた。
「この蜜柑は髪を洗うのに使うのよ」
へえー、面白い事を聞いた。
蜜柑で髪を洗うなんて、知らなかった。
エコロジストが聞いたなら泣いて喜ぶ情報だ。

2006・9・9

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2006年9月 9日 (土)

海老の塩焼き

これはタイの海老だろうと、どこの海老だろうと変わり栄えがしない料理だ。
海老の皮を剥いてタイのソースにつけて食べる。
それだけのことだ。
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フランスのソースに漬けて食べるとフランス料理になる。

タイでは海老を養殖している。
鋏の部分が青い海老だ。
養殖場では釣堀を作り、釣った海老をその場で調理して食べさせてくれる。
海老釣りは釣りとしては面白みがない。
かかった海老は両手を上げて降参しながらあがってくる。
全然暴れないので、魚と格闘しながら釣り上げるという釣りの醍醐味
を味わえない。

生簀に入った海老をその場で焼き上げてくれる店がある。
店の前にコンロを置き、海老を焼く。
美味しそうな臭いが通りに流れる。
熱帯のタイでも夜になると涼しくなる。
「今日は海老を食いに行こうか?」
一風呂浴びて、この店にでかける。
冷たいビールを飲みながら海老が焼きあがるのを待つ。
コンピュータと携帯電話に追われる日本の生活を忘れさせてくれる。

2006/9/8

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鶏肉の弁当

今日の弁当は簡単な料理だ。鶏肉と玉ねぎを煮込んだだけだ。
単純な料理は飽きがこない。

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この味は大好きだ。粒胡椒をガリガリと潰して香りをつけている。
胡椒の香りがいい。
鶏肉の上に赤い唐辛子を載せると綺麗だ。

この鶏肉を煮込んだ時にできるスープも旨い。
スープをご飯にかけると美味しい。

2006/9/8

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ブタのガツ

駅にあるスーパーでヌチャナートが豚のガツを買って来た。
タイ人は本当によくモツを食べる。
タイでもモツは安い。安いからモツ肉を食べるということもあるが、
モツ肉特有の味、香りを楽しむのかもしれない。
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焼肉屋やホルモン焼き屋でガツを食べたことがあるが、ガツの塊は知らなかった。
スプーンでガツの表面をこすって汚れを落す。
「サミイ!塩をかけてよ!ああ、そのくらいでいいわ。こっちもお願い」
塩を振ったガツをもみ洗いする。
水道の水を流しながら更に洗う。
洗ったガツを焼いたのだ。

タイの唐辛子ソースにガツを漬けて食べるとタイの味だ。
醤油につけて焼き上げると日本の味だ。
どちらも美味しいね。

2006/9/8

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クンタイ

料理の名前にこんな品の悪い言葉はタイ語にはない。俺が作った
言葉だ。活きた川海老をナンプラなどの調味料のなかに漬け込ん
で飛び跳ねる海老を食べる料理をクンテンという。
海老の踊食いという意味だ。
この海老は海の海老だ。凍結したものだ。
海老はもう死んでいる。死ぬことを「タイ」という。
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海海老を使ってクンテンのような味付けにしたからクンタイと言ったのだ。
あんまりいい名前ではないがヌチャナートは笑った。
名前はべつにして、この料理は美味しい。

2006/9/8

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国道沿いの店

この店に行くには国道を渡らなくてはいけない。片側三車線ほどの
広い道だ。タイの自動車は殆どが古いものだ。エンジン音の大きさ
なんて誰も気にしない。とにかく走ればいいという代物だ。
5年前10年前の自動車なんて新しい部類にはいる。50年以上前の
よく言えばクラシックカー、太古の自動車も現役で走っている。
大きな音をたててこれらの自動車が100キロほどのスピードで走っ
てくる。信号なんてないから、自動車の隙間を狙って道路を横断しな
くてはいけない。
いままでの経験からタイの中古から太古自動車は手入れをして
いるので走ることはわかっている。
しかし止まれるかどうかわからない。
タイでは交通事故が多い。ヌチャナートは俺が道路を横断するのを
見て、はらはらしている。
「タイの自動車は止まれないのよ!日本と違うわ!危ないわ!」
あの自動車は止まらないかもしれないと思いながら、国道を渡る。

国道を渡って店に入る。俺たちは料理を注文し、ビールを飲みなが
ら雑談をしていた。その時、一人の若者が店に入って来て野菜炒め
か何かを注文した。若者は料理を食べながら新たな食事を注文した。
この店の料理は量が多い。他の店の1.5人前が1人前だ。
若者は料理をパクパク食べている。その料理が食べ終わる頃に
注文していた焼き飯がきた。これも大盛りだ。
若者は今までと同じペースで焼き飯を食べる。
焼き飯を食べ終わると「お勘定!」と言って金を払って店を出て行った。

俺たちも食事を終わり店を出た。その後、町の方向に向かった。
照りつける太陽の下を、先ほどの若者が楊枝で歯をほじくりながら
満足そうに通りを歩いている。
「ねえ、ヌー!あの男を見てごらん。あのレストランに居たんだ。
あの男は野菜炒めを食べてから焼き飯を食べたんだよ。」
あの店の料理の量は多いことを知っているのでヌチャナートは驚い
ていた。
「わあ、凄いわね。アハハハ・・・」
俺も20代にはそのくらい食べたかもしれない。
しかしその当時は沢山食べているつもりはなかった。
腹が減っているので、腹一杯食いたいだけだった。
時々、この時の若者を思い出すとなんとなく笑ってしまう。

2006/9/8

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レモングラス

これはイネ科の植物でススキのような姿をした草だ。タイ語では
タクライと言う。
この草の臭いを嗅ぐと柑橘類のレモンのようないい香りがする。
だからレモンのような草と英語では言う。
この草はタイ料理には欠かせない。
生で使うこともあるが、カラカラに乾燥させたものも使う。
生でも乾燥品でも香りはそれほど変らない。

タイの食材屋に行くと生のレモングラスがある。
ある、食材屋だった。その店では旧くなり売れ残ったレモングラスは
捨てていたようだった。ある時から、売れ残りのレモングラスを乾燥
させるようになっていた。
もっと早くからやれば損失を防げたのに。惜しいことをした。
食品を扱う店だからレモングラスは乾燥させても使えることを当然
知っていると思っていた。店ではそんなことも知らなかったのだ。
レモングラスだけが原因ではないだろうが、とうとうその店は閉め
てしまった。

ホームセンターでレモングラスの苗を見つけた。苗をベランダの鉢
に植えた。
レモングラスがちょっと大きくなるとヌチャナートは切って料理に使う。
伸びると切られるのでレモングラスはなかなか大きくならない。
切られても切られてもレモングラスは成長を続けた。
今年の5月には株分けをした。株分けをすると元気に成長した。

猫のサダムはレモングラスが植わったポットに乗る。
そしてレモングラスの臭いを嗅いでいる。そしてレモングラスに噛み
付いている。どうやらサダムはレモングラスがすきなようだ。

2006/9/8

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2006年9月 7日 (木)

香り高い

弁当を取り出すと美味しそうな臭いがする。タイ料理に慣れてしまっ
た俺にとっては香り高いものだ。
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周囲の人にとっては迷惑な臭いかもしれない。
この臭いを嗅ぐと「美味しそう」と俺は感じるようになっている。
今日の料理は豚肉を香草と一緒に煮込んだものだ。
もちろん唐辛子も沢山入っているので辛いが、その辛味と香りが重なると「美味しそう」となるのだ。
そう感じるのは俺だけかもしれないな。
臭いだけを嗅ぐ人には、「ありゃなんの臭いだ。くさいなあ!」となっているのかもしれないが、俺は気にしない。
気にしたってしょうがない。これ以外の料理をヌチャナートは作れない。

日本人の弁当は無臭だというのかな?
今、俺たちは日本にいるから、その臭いに気づかないだけなのだ。
日本人の弁当だってかなり強い臭いがしているんだぞ。
俺たちは毎日同じ臭いを嗅いでいるのでこの悪臭?に鈍感になって
いるだけだ。日本人の弁当をアメリカで広げたならやはり、アメリカ
人にくさいといわれるのだ。
臭いと言うのは周囲に同じような臭いが沢山あると感じないものな
のだ。似たような臭いが周囲にないのでタイ料理の臭いが目立って
しまうだけだ。
この弁当をタイで食えば誰もくさいなんていわないのだ。

2006/9/7

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パックパット

ヌチャナートにこの料理の名前を聞いても教えてくれない。
面倒くさそうに「これはパックパットよ」と言うだけだ。
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つまり野菜炒めということだ。
もう少しまともな名前があるはずだが、野菜炒めとしか言わない。
「辛いでしょ?」
ちょっと食べただけでは辛味はわからない。
食べた後ちょっとしてから辛味がじーんと迫ってきた。
結構、辛い。キクうーーー!
この野菜と肉をとってご飯に乗せる。
ごはんと一緒に食べると辛味が薄れる。
特別な料理ではない、ごくごく普通な料理だけど日本の野菜炒めとは違う。
香りが違うんだ。
他にもお菜はあったがこれだけでご飯を食べてしまった。

2006/9/7

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2006年9月 6日 (水)

和食か

何を食べるかと聞かれても困る。何かを作ってくれればいい。
それでも返事をしなくてはいけない。
「茸がいいな」
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茸が冷蔵庫にあるのを見たから、そう言っただけだ。
別に、茸でなくともいい。
嬉しそうに、醤油に練りワサビを混ぜている。
「サミイは知らないわよ」
冷蔵庫からエノキダケを取り出して茹でた。
それとツユムラサキも茹でた。
エノキダケとツユムラサキをワサビ醤油にいれた。
こうなると完全に和食だ。
こんな料理も覚えたのだ。

2006/9/6

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トムカーガイ

タイ料理の記事を読んでいたら、急にトムカーガイが食いたくなった。
日本で普通の食事をしていた時は何故だか急に焼き鳥が食いたい、
おでんを食いたい、牛丼を食いたいなんて思うことがあった。
日本にいるのだけど、毎日々タイ食ばかりだ。
そうしたら、暫く食べていないトムカーガイを食いたくなった。
ああ、俺の食習慣は確実に変化しているのだ!
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トムカーガイはココナツが入っていて、ちょっと酸っぱい味がいい。
白いココナツのスープの中に赤い唐辛子が浮いている。
「トムカーガイを作ってくれない」
別に驚いた様子も見せずにヌチャナートは料理を作り始めた。
ヌチャナートは嬉しそうにトムカーガイを作り始めた。
それにはわけがあるのだ。
これをちょっと多めに作っておくと、翌日の弁当は食べ残しを温め
るだけでいいからだ。
明日の朝は手間が省けるので喜んでいるのだ。
「酸っぱいのがいい?」
「うん、酸っぱくしてくれ」
何度か味見をしながら料理を作っていた。
昨晩もトムカーガイだ。今日の弁当も同じだ。
昨日はタマリンドの実がそのまま口の中に飛び込んできた。
快い酸味だが、酸っぱかった。

先日、100円ショップでアイデアスプーンを買ってきた。
「また、そんなものを買ってきて!どうせ使わないのだから無駄よ!」
ヌチャナートが怒る。
買ったのは中華料理のレンゲだ。レンゲがラーメンスープの中に
落ち込まないような工夫ができている。
こんな工夫がなされたスプーンは既にある。
このスプーンは野菜や肉をとって、傾けると汁は流れ落ちて、野菜
や肉だけがレンゲに残るような工夫がある。
これはいい。便利そうだ。俺は喜んでそのスプーンを買った。

今日のトムカーガイにそのスプーンを使った。
使ってみるとスプーンがやたらと大きくて使いづらい。
ヌチャナートが言う通り、無駄な買い物だった。

2006/9/6

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楕円の皿

日本で使う皿は丸が多い。料理の種類、量により皿の大小を使い
分ける。焼き魚などの場合、長四角の皿を使うこともある。
楕円形の皿は日本ではあまり使わない。

タイの屋台などでは楕円形のプラスチック皿に料理を盛ってくること
がよくある。100円ショップに楕円形の皿があったので買い込んだ。
「こういう皿ってタイでよく使うよね」
「そうね」
楕円形の皿だとタイを思い出すのだろうか?
この皿に料理を盛るとタイ料理らしくなると感じるのか?
理由はわからないが、楕円形の皿をよく使うようになった。
楕円形の皿を使う理由をヌチャナートに聞いたら、
「別に理由なんてないわよ。手元にある皿に盛っただけよ」と
一笑されるかもしれない。

日本にファミリーレストランというのが入り込んできたのは、今から
30数年前だ。アメリカ資本のレストランが日本上陸当時は料理も
アメリカ風、皿もアメリカ風だった。
欧米のレストランでは大きな皿に料理をちょこんと載せる。
高級レストランになるほど、その傾向が強い。
料理をこのように出されるのは日本人の好みに合わない。
「なんでえ、これっぽっちしか入ってねえのか?!この店の料理は
タケエな!」
と苦情が絶えなかったのだろう。
日本語が通じるから苦情・文句を言えるが、アメリカやフランスの
レストランでは苦情を言いたくても云えないので黙って金を払って
出てくるのが多くの日本人だ。
料理の量は同じでも小さな皿に載せると、大盛りのように見える。
これでファミリーレストランの客の苦情がピシャッと止まった?
今では何処のファミリーレストランでも小さなめの皿に料理を大盛り
に見える盛り付けになっている。

皿と国民、皿と盛り付け、皿と料理の関係を見ても面白いものがある。

2006/9/5

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モヤシ肉炒め

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もやしが冷蔵庫にあった。ヌチャナートがもやしを取り出して味見した。
「ちょっと酸っぱい臭いがあるわ。食べてみて?」
タイではもやしを生で食べる。もやしを生で食べると豆特有の臭いがぷーんとする。
豆乳の臭いだ。
俺はその臭いを好まない。タイ人はその臭いを気にしない。
美味しそうな臭いと感じているのかもしれない。
「ああ、これなら熱をかければ大丈夫だよ。」
「これ、明日食べるわ」
ヌチャナートはもやしをさっと茹でて冷水で冷やしていた。
俺はヌチャナートが明日、このもやしを食べるものだと思っていた。

俺がパソコンを叩いていると背中からヌチャナートが声をかける。
「ナントカを食べるでしょ?」とかなんとか言っている。
ナントカがなんだか分からないが、「うん」と返事をしておいた。
唐辛子が油で加熱されて刺激のある煙がでてきた。
くしゃみをする。
「扇風機を持ってきてよ」
換気扇だけでは間に合わない。
唐辛子と一緒に野菜や肉を炒めている。
煙が納まると美味しい料理になっているのだ。

ナントカというのはもやしのことだった。
昨日、茹でておいたもやしを俺のお菜にしたのだ。
あの時、質問していたのは「もやしを食べるか」だったのだ。
今更、もやしはイヤだなんていえない。

「生唐辛子は一本だけでいい?」
「うん、一本でいいよ」
生唐辛子一本とレモンの薄切りとナンプラを小さな袋に詰めた。
今日の料理はタイ風のモヤシ肉炒めとなった。

2006/9/5

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2006年9月 5日 (火)

ヤムプラムック

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イカのサラダだ。これは旨い料理だ。
俺の好物のひとつだ。
猫のサダムはイカが大好きだ。
日本では猫にイカをあげると猫が腰を抜かすからあげてはいけないと言う。
タイではそんなことを言わないらしい。
ヌチャナートはサダムが好きだからと言ってよくイカを買ってくる。
イカのサラダが出てきたが、どうせ、サダムが満腹で食べないか、サダムの余り物だろう。
イカを買い過ぎて処分に困って俺に食わせるのだろうか?
このサラダを見るとイカの足と三角しか入っていない。
甘くて柔らかい胴部分はサダムに上げて、足を俺に食わせるのだ。
俺は猫以下の扱いなのだ。

俺達はイカの「足」と呼ぶがヌチャナートは「口ひげ」と呼んでいる。
イカの口の周りにひらひらする物だからタイ人は「口ひげ」と呼ぶのだ。
言われて見ると口ひげのような感じがする。
三角の部分をヌチャナートは「尻尾」と呼ぶ。
どうして尻尾となるのかよく分からない。
三角の部分を頭というのなら理解できるのだがなああ・・・・
あの部分が進行方向を決めているのだから、俺は頭だと思うがなあ・・・

2006/9/5

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鮎と竹の子

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ヌチャナートは竹の子が大好きだ。
好きな食材だから、よく竹の子を使った料理を作る。
今日も竹の子料理だ。
「魚があるわよ」竹の子の中から魚をつまみ出した。
魚は若鮎だ。塩焼きにすると美味いのに、竹の子と一緒に
煮込まれてしまった。
鮎も鯵もヌチャナートにとっては大差ないのだ。
日本人には鮎は香魚と言って特別な魚だ。
姿の美しさと苦いワタの香りが好まれる。
鮎も鯵もどちらも魚だから、煮ても焼いても美味しいとヌチャナート
は考えているのだ。この辺りが日本人の感覚と違っている。
渓流釣りが好きな人が見たら、
「鮎をこんな目に合わせやがって、美味しい鮎の食い方を知ら
ねえ!」と怒り出すかもしれない。これってタイ料理だよね。
それなのに中華料理の容器にタイ料理が入っているのに俺は違和
感を感じた。

2006/9/4

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まあ、焼肉

この料理はパットヌアとでも言うのかな。日本語で言えばまあ焼肉だ。
「お昼はなんにする?牛肉?」
「うん」
「炒める?」
「うん」
これで弁当のお菜は決まった。
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写真を見ただけではわからないが、これを作るのは大変なのだ。
何が大変かと言うと、唐辛子を炒めていると刺激臭がでてくしゃみが止まらないのだ。
出来上がったものを食うと美味いのだが、作る過程でくしゃみがでるので大変なのだ。
今は夏だからエアコンをつけていない近所の家も窓を開けている。


近所でもくしゃみをしているだろうな。
近所の人、ごめんなさい。

バンコック空港の近くで食事をした。
タイで食べる最後の食事だ。
空港の中の店は外人用なので綺麗で清潔だ。
それはそれで嬉しいが外人に合わせた味だ。
その点がつまらない。
空港の外の店で食事をすることにした。
タイの普通の人が食べる味こそ本物のタイの味だ。
俺たちが注文した料理が来た。それを食べていると、調理人は何か
を炒めだした。刺激臭がこちらまでやってくる。
ウエイトレスが「ファンを回してよ」と怒鳴る。ウエイトレスと言うと
マクドナルドやファミリーレストランの綺麗な制服を着た女を想像
するだろう。
現代の日本語ではウエイトレスをなんという?
女給仕、給仕女とは言わない。そんなことを言ったら差別といわれる
かもしれない。
言葉が思いつかないからウエイトレスと言っただけだ。
屋台のような店のウエイトレスだから、ウエイトレスと言ってもよれ
よれのTシャツにゴム草履のお姉ちゃんだ。
ファンを回すと刺激臭がなくなった。
タイ人でも唐辛子を炒める時にでる煙で鼻が刺激されるのだと知り、
なんとなくおかしくなった。

2006/9/4

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2006年9月 4日 (月)

味噌もあった

20060806miso3a_1 日本の醤油がタイにもあるのは知っていた。
味噌もタイにあるはずだと思っていた。
ヌチャナートは「醤油はあるけど、味噌はないわよ」と言っていた。
そんなはずはない。味噌もタイにあるはずだ。
デパートの食品売り場で味噌を探した。
思った通り、味噌がありました。


値段にも、味噌の種類にも興味がなかったのでいちいち記録していない。
味噌の存在の有無だけに興味があった。
このタイの田舎町に住む日本人は少ない。
こんなものは、日本人以外に使わない。
日本を知るタイ人もいるので、少数のタイ人が味噌を買うのだろう。
これだけの味噌が店頭に並んでいるということは、売れるということだ。

2006/9/4

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沢庵も好む

20060806takuan_2 沢庵はタイ人の好みに合うようだ。
ヌチャナートが沢庵を食べて「美味しい」と言った。
「タイに行く時、持って行きましょう」と言う。
タイで近所の人に食べさせたら、バリバリボリボリ音をさせながら沢庵を食べていた。
デパートの食品売り場にも沢庵があった。
デパートで沢庵が売れるということは、タイ人にも沢庵が受け入れられるということだ。
このような漬物がタイ人に好まれるとは思っていなかった。
意外な感じを持った。

2006/9/4

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胡瓜の漬物

胡瓜の漬物もヌチャナートは好んでいる。
胡瓜を生姜などと一緒に塩漬けしたものだ。
タイ人は胡瓜を良く食べる。
いろいろな料理の付け合せに胡瓜がでてくる。
俺が典型的と思う胡瓜の付け合せは焼き飯についてくる奴だ。
日本の胡瓜より短くて太い。
この胡瓜は甘くて美味しい。
このように胡瓜を良く食べるタイ人には胡瓜の漬物も受け入れられる。
タイで売っている胡瓜の漬物を買ってきて、タイ人に試食させた。
彼らは何の疑問も持たずに胡瓜の漬物を食べていた。

2006/9/4

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たこ焼

日本にもタイ料理が普及し始めたが、タイにも日本料理が普及し
始めている。本格的な和食の店もある。ラーメン屋もある。
20060809takoyakipct30

何軒もの店を持つラーメン屋のチェーン店もある。
タイにある日本料理の店もさまざまだ。
寿司も普及している。寿司種で笑っちゃうのはカニボコだ。
蒲鉾の蟹まがいの奴を寿司ネタに使っているのだ。
これが人気らしくて売れているようだ。
なんでこんなにも高いのと思われるほど、寿司は高い。

今回 目に付いた和食はたこ焼きだ。
小さくて焼き上がりも不味そうだ。
そんなたこ焼きがタイラーメンの二倍の値段で売られている。
その値段は何処からどうやって計算しているのだろうか?
たこ焼きまでタイに進出するとは思ってもいなかった。
次にでるのはお好み焼きかなあ?
たい焼きはでないと思う。
たこ焼きにタコが入っているかどうか確認しなかった。
タコが入っていなくてもたこ焼きと言ってもいいと俺は思う。
「タコが入っているからたこ焼き」と言うのだ!と主張する人もいる。
そんなことを言い出したなら、鉄板焼きには鉄板を入れなくていけ
ないことになる。

2006/9/4

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タイの寿司

20060806sushi1pct30

寿司も結構売れているらしい。
日本人から見ると、あまり食う気にもならない寿司だ。
タイの物価を知るにつれ、寿司は高いと感じる。
日本の物価と比較すれば安いのだが、タイの他の食品と比較してしまうので「高いなあ」と感じる。
タイの米で寿司を握ろうと思っても、タイの米はぱさぱさしているので寿司にできない。


やはり寿司はコシヒカリとかササニシキと言ったブランド米でないと駄目だ!
ブランド米を飛行機で取り寄せるのでついつい寿司も高くなる。
タイで売られている寿司の色合いも日本人の好みにあわない。
日本に来ているタイ料理もタイ人から見たら噴飯物だろう。
タイに来た寿司も日本人の好みに合わなくてもいいのだ。
タイ人から見て美味しい寿司になっていればそれでいいんじゃないかなあ。

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寿司の関連記事はここにあります。

夜店の寿司   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d5fc.html

寿司を売る店   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_e2ab.html

寿司屋    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/3297_fa94.html

タイの寿司   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_5ccc.html

2006/9/4

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市民権

俺は毎日毎食、タイ料理を食べている。
タイ料理以外を食べることは殆んどない。
必ずしもタイ料理の全てが辛いわけではない。
タイ料理屋にあるメニュウの70-80%は辛いと思って間違いない。
ウチの料理も辛い。殆んどが辛い料理だ。
辛味がない料理だとなんとなく物足りなくなっている。
日本で食べられる料理、牛丼でも天ぷらでも何にでも唐辛子を加えるのが習慣になってしまった。
始のうちは「変った料理」と物珍しさで食べていたタイ料理だが、
今は物珍しさもなくなり、普通の食事になっている。
日本人が味噌汁納豆をなんの疑問もなく食べるように、タイ料理を食べている。
「この味」「この香り」がウチの普通の食事になっている。
自然に辛味に対する耐性が強くなっている。

今日はいろいろな人に出会った。
タイ料理のソムタムをご披露することにした。
実際に青いパパイヤを千切りにするのを見せた。
日本人が考えられないような方法で千切りにするのを皆は物珍しそうに見ていた。
千切りにしたパパイヤをすり鉢のような臼で調味料、香辛料などと叩き潰しながら混ぜる。
その臼にも皆は興味を示した。
混ぜ合わせたものを素麺といっしょに食べる。
唐辛子を控えめにしたソムタムでも日本人は辛さに吃驚して飛び上がっていた。
タイ料理はまだまだ日本では市民権を得ていないのだ。
トルコやギリシャのスブラキは日本で市民権を獲得しつつある。
辛すぎるため、タイ料理は日本で市民権を申請することもできないのだと、皆の反応を見て
感じた。

2006/9/5

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エスニック料理

エスニック料理と言う言葉が流行しだしたのは今から35年ほど前からだ。
アメリカ人から見ると国境を不法に越えて米国に密入国してくるメキシコ人は困り者だ。
その一方、安い労働力を必要とする米国、特に農産業は密入国者がいないと困る。
アメリカにとって密入国者は困り者だが、居なくなると困るのも確かだ。
アメリカ人はメキシコ人を差別し、メキシコ料理なんて下品な料理としていた。
俺が知っている範囲の話だが、メキシコ料理は辛い。
アメリカの料理にはメキシコ料理のように辛いものはない。
そのような味の特性からも、アメリカ人はメキシコ料理を見下げていた。
味の冒険家はアメリカにも沢山いる。
メキシコ料理を食べた味の冒険家がメキシコ料理の美味さを口にするようになった。
35年前のアメリカ人にとってメキシコ料理は、日本人にとってニンニク臭い餃子のようなものだった。
中国人が食べる餃子なんて下等な食事という偏見を日本人は持っていた。
アメリカ人もメキシコ料理は下等な食事と偏見を持っていた。
味の冒険家はメキシコ料理の美味さを強調したかったので言葉を慎重に選んだ。
その結果エスニックという言葉を選んだ。
エスニックという言葉が普及するに連れてメキシコ以外のスペイン語圏のヒスパニック料理が見直された。
ユダヤ人の厳格なコッシャー料理も見直されてきた。
その他のアメリカに住む少数民族の料理も注目を浴びるようになった。
いろいろな食事を多くの人が楽しむようになったのは嬉しいことだ。
エスニック料理というのはアメリカ人から見て異端な料理を指す言葉だ。
和食だってアメリカ人から見るとエスニック料理なんだ。
中華料理をアメリカ人はエスニック料理とは言わない。
中華料理店はアメリカ中何処にでもあるので、もうエスニックではないのだ。
ウチのタイ料理をエスニック料理と言う人がいる。
日本でもタイ料理店は増えてきたが、まだまだ少ない。
エスニック料理という言葉が出てきた背景を知る俺はエスニック料理という言葉を聞くと「これは差別を覆い隠す言葉」と感じなんとなく落ち着かなくなる。

2006/9/4

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2006年9月 3日 (日)

ソムタムを作る

今日は牧場でのBBQに誘われた。何か、タイの食べ物を紹介しよう
ということにした。ヌチャナートはソムタムを作ると言う。
「うん、ソムタムもいいね」
ソムタムというのは青いパパイヤのサラダだ。タイの東北地方で
よく食べるサラダで、どちらかというと女が好む。
そんなこととは知らないまま、俺はソムタムを食べていた。
俺がソムタムを食べる姿を見て、女がくすくす笑っている。
それも一人二人ではない。俺のそばを通る女が皆なくすくす笑うのだ。R0017908pct20

豪州の女と俺がペア、英国の男とタイの女がペアで普通のタイ人は出入りできないような高級ホテルで食事をした。
タイの女は英語をかなりよく話すので、ソムタムを食べる俺を見てタイの女は笑うのは何故か聞いた。それを聞いてタイの女も笑い出した。
どうやらソムタムは女の食い物ということになっているらしいとその時理解した。

ソムタムを作るには青いパパイヤの皮を剥く。
包丁でパパイヤを叩くようにして切れ目を入れる。
その後、パパイヤを薄切りにする。
そうするとパパイヤの千切りができる。
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つまり、叩いて切れ目を入れてから薄切りにするという二重の手間がかかっている。
皮むきのような道具があり、切ると剥くを一つの手間で出来る。
その道具を使えばいいのに、「こうやって切った方が美味しいのよ」と
ヌチャナートは手間をかけてパパイヤを千切りにしている。

千切りにしたパパイヤがここにある。
これで準備が完了だ。

後はこれをすり鉢のような器で調味料と一緒に叩きながら混ぜる。
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タイでは生きた小さな蟹をよくいれる。
今日はタイの干し海老を使った。この干し海老は桜海老と違って肉厚で旨味が多い。
唐辛子とニンニク、レモン、ナンプラ等々を加える。
片手で擂粉木のような棒で叩き潰しながら、もう一方の手でパパイヤなどを掻き混ぜるのだ。

これを茹でた素麺と一緒に食べると美味しい。
日本人用の味付けにしたが、それでも辛いというのだ。
ヌチャナートの好みの味にした。醗酵させた魚のペーストも入れた。
これを入れると、臭いも味も強くなる。
日本人用の味付けでも辛いというので、タイ人用の味付けをした
ソムタムは恐ろしいらしく、味見すら躊躇っていた。

犬にソムタムをほんの一切れあげたら、犬はソムタムを食べた。
飲み込んでちょっとたってから、犬は喉をぜいぜいさせていた。
こんな辛い物を犬は知らなかったのだ。
ごめんねワンちゃん。

その後、牧場で乳牛の乳搾りの体験があった。
乳搾りの体験をすませた子供が帰ってきた。
「どうだ、うまくできたか?」
「うん」
「牛を冷蔵庫に連れて行って、乳搾りをするとアイスクリームがでてくるんだぞ」
子供達はそんな話を誰も信じなかった。

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ソムタム    
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二人のソムタム    
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瓜のソムタム    
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熱いソムタム    
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ソムタムを作る    
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ソムタムを食べる   
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今日のソムタム    
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2006/9/3

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2006年9月 2日 (土)

ヤムプラムック

イカのサラダだ。これはタイの香りが一杯だ。
魚の生臭みを好まない俺だが、このサラダは大好きだ。
イカの白と、緑の葉、唐辛子の赤と彩りも綺麗だ。
R0017897pct20

酸味と辛味が調和している。
食べもしないのに、「タイ料理なんて・・・」と差別している人が
これを食べたならビックリする。
「ウワア・・!これは美味しい!」といっぺんにタイ料理に対する偏見が飛び去ってしまう。
世界中、何処へ行っても美味しい料理はある。
新しい味に挑戦すると楽しくて美味しい料理にぶち当たる。

2006/9/1

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2006年9月 1日 (金)

トムヤンガイ

R0017892pct20 今日はトムヤンガイだ。
これも好きな料理だ。
トムヤンクンよりもこっちの方が好きだ。
酸味のあるスープに香草が入って香りが高い。
それに辛い刺激があるのだ。

今日はこの他に卵焼きがついていた。
R0017893pct20 卵焼きにはナンプラと生唐辛子をかけて食べる。
ナンプラだけでもいいのだが、唐辛子があった方がもっと美味しい。

昔はナンプラの臭いが嫌だった。
フードセンターという大食堂がある。
その一角のテーブルにナンプラなどが置いてある。
大量のナンプラがあるので、そのテーブル付近はナンプラの臭いが充満している。
臭いのでその近くには寄り付かなかった。
それなのに、今では卵焼きにナンプラをかけて食べている。
嫌いだったあの臭いが、いつの間にやら気にならないようになっている。

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トムヤンヌア   
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2006/9/1

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