« 100円ショップとアルツハイマー | トップページ | 芋の茎 »

2006年9月24日 (日)

食の変化

食は時代と共に変化する。時の流れで変化したものの一つに寿司
がある。今の日本で寿司といえば、握り寿司だ。
ここだけの話だけどウチのヌチャナートは寿司は回転するものだと
思っている。本物の寿司屋を知らないのだ。
俺は絶対に教えないのだ。
そんなわけで、ヌチャナートは「寿司は安くて、おいしくて、好きなもの
だけ選べて、腹いっぱいになる料理」だと思っている。

寿司の歴史を見ると寿司は保存食品だった。
魚と米と塩を抱き合わせて乳酸醗酵させて貴重な蛋白源を保存し
ていた。馴れ寿司とかイズシと言われる奴だった。
そのような寿司の原型がタイには沢山ある。
臭みも強いが旨味も強い食品だ。
食に興味がある人には探求しきれないほど面白い研究材料がタイ
にはある。馴れ寿司を作るには時間がかかる。食中毒の危険もあ
る。江戸期に飯に酢を混ぜて魚の切り身を乗せる早寿司というのが
流行した。
当時のインスタント食品、ファーストフードが今日の寿司だ。

R0017980pct20

場所が変化すると食も変化する。
中国の麺をマルコポーロがイタリアに持って行きスパゲッティになったという。
日本で言う中華料理の八宝菜もアメリカにはいるとチョップスイとなる。
これも美味い料理だが中国の料理とはまるで違うはずだ。



ヌチャナートがハンバーグを作った。ハンバーグの原型はどこなの
だろうか?名前からするとドイツみたいだが、とりあえずアメリカが
ハンバーグの原型の地としよう。
挽肉に玉葱、ニンニク、胡椒等々を加えて小判型に成型したものを
ハンバーグと言うことにしよう。
先日、ヌチャナートはタイ風のハンバーグを作った。
これは挽肉にタイの香草を混ぜたものだ。
毎日タイ料理ばかりなので、旦那が可哀想だと思ったのだろう。
アメリカ風の味付けのハンバーグを作ってくれた。
タイの香草を入れる代わりに玉葱、ニンニクを入れたのだ。
ヌチャナートにとってはこんな料理はどうということもない、簡単な
料理だ。これにドミグラスソースをかければ完璧だ。
しかし、ヌチャナートはドミグラスソースを作れない。
焼き上げたハンバーグにソースをかけるともっと美味しくなることは
ヌチャナートは知っている。ヌチャナートは毎度お馴染みのナンプラ
と生の唐辛子を混ぜたソースをかけることにした。
これを食いながら俺はニヤリと笑った。
「食はこのようにして変化していくのだ」
と食の変化の目撃者になったことが可笑しかった。

タイにもマクドナルドが入り、ハンバーガーを売っている。
マクドナルドのハンバーガーはタイの庶民の手の届かない所にある。
この味が庶民の手に移ると、ナンプラの味に合うように変化していく
のだ。

中国の麺がイタリアに渡りスパゲッティとなり、それが東南アジアの
タイに戻ってきた。タイのスパゲッティはタイ独特の味付けになって
おり、中国、イタリアの味とはまるで違う。
イタリア人がタイのスパゲッティを見たら新種の料理だと思う。

昔、「インド人もびっくり」と書いたカレーの広告があった。
どういう意味でインド人がびっくりするのかわからないが、日本の
カレーをインド人が食べたならインド人がびっくりするだろう。

食は時、場所とともに変化する。この変化を見ていると飽きることがない。

2006/9/22

|

« 100円ショップとアルツハイマー | トップページ | 芋の茎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/3554501

この記事へのトラックバック一覧です: 食の変化:

» ブロッコリーはビタミン供給源として最高の食物 [無添加発酵黒にんにく(黒にんにく)]
無添加発酵黒にんにく(黒にんにく)ブログ 基本の食材特集 ~あなたの元気をつくる~ 基本の食材35 : [あ] 青汁・抹茶 イチゴ イカ うど カニ 梅干 エビ [か] カキ(牡蠣) かずのこ カニ カリフラワー ぎんなん くるみ ごま [さ] さつま芋 シジミ セロリ そば [た] 大根 大豆 ..... [続きを読む]

受信: 2006年9月26日 (火) 00時54分

« 100円ショップとアルツハイマー | トップページ | 芋の茎 »