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2006年9月 9日 (土)

国道沿いの店

この店に行くには国道を渡らなくてはいけない。片側三車線ほどの
広い道だ。タイの自動車は殆どが古いものだ。エンジン音の大きさ
なんて誰も気にしない。とにかく走ればいいという代物だ。
5年前10年前の自動車なんて新しい部類にはいる。50年以上前の
よく言えばクラシックカー、太古の自動車も現役で走っている。
大きな音をたててこれらの自動車が100キロほどのスピードで走っ
てくる。信号なんてないから、自動車の隙間を狙って道路を横断しな
くてはいけない。
いままでの経験からタイの中古から太古自動車は手入れをして
いるので走ることはわかっている。
しかし止まれるかどうかわからない。
タイでは交通事故が多い。ヌチャナートは俺が道路を横断するのを
見て、はらはらしている。
「タイの自動車は止まれないのよ!日本と違うわ!危ないわ!」
あの自動車は止まらないかもしれないと思いながら、国道を渡る。

国道を渡って店に入る。俺たちは料理を注文し、ビールを飲みなが
ら雑談をしていた。その時、一人の若者が店に入って来て野菜炒め
か何かを注文した。若者は料理を食べながら新たな食事を注文した。
この店の料理は量が多い。他の店の1.5人前が1人前だ。
若者は料理をパクパク食べている。その料理が食べ終わる頃に
注文していた焼き飯がきた。これも大盛りだ。
若者は今までと同じペースで焼き飯を食べる。
焼き飯を食べ終わると「お勘定!」と言って金を払って店を出て行った。

俺たちも食事を終わり店を出た。その後、町の方向に向かった。
照りつける太陽の下を、先ほどの若者が楊枝で歯をほじくりながら
満足そうに通りを歩いている。
「ねえ、ヌー!あの男を見てごらん。あのレストランに居たんだ。
あの男は野菜炒めを食べてから焼き飯を食べたんだよ。」
あの店の料理の量は多いことを知っているのでヌチャナートは驚い
ていた。
「わあ、凄いわね。アハハハ・・・」
俺も20代にはそのくらい食べたかもしれない。
しかしその当時は沢山食べているつもりはなかった。
腹が減っているので、腹一杯食いたいだけだった。
時々、この時の若者を思い出すとなんとなく笑ってしまう。

2006/9/8

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