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2006年10月29日 (日)

創作民話:黒い鶏

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黒い鶏を見ているうちに、なんで「この鶏だけ黒いのだろう」か不思議になった。
タイ人も不思議に思うだろう。不思議なものには必ずそれを説明する民話が
できる。 なんだかありそうな民話を勝手に作って一人で笑ってしまった。
この黒い鶏をタイ語でなんというのかまだ聞いていない。
仮にムーダと呼ぶことにしよう。

昔々、ニワトリと言うのは皆な黒いものでした。今日はお釈迦様の
誕生日です。お釈迦様は世界中のニワトリに花を一本ずつ持って
来るように言いつけました。世界中のニワトリはお釈迦様の言い
つけを守り、お釈迦様にお花を差し上げました。
でもムーダだけはお花をお釈迦様に持って行きませんでした。
世界中のニワトリが持って来てくれた沢山の綺麗な花を見て
お釈迦様は大変喜ばれました。お釈迦様はニワトリを見て
不思議に思いました。
「ニワトリに花を持ってこいと言ったのに、なんでカラスが花を
持って来たのだ?」
もう一度、ニワトリを見ました。お釈迦様がカラスだと思った鳥を
よく見るとニワトリでした。ニワトリの羽も黒いからお釈迦様は
カラスと間違えたのでした。
「せっかく花を持ってきてくれたのに、カラスと間違えて申し訳
なかった。今日からお前達はカラスと間違われないように好きな
色をつけるがいい」
白が好きなニワトリは白く、茶色が好きなニワトリは茶色にしました。
でもお釈迦様にお花を届けなかったムーダは色を変えることが
できません。そんなわけでして、ムーダは今でも黒いのです。


こんな民話はタイにもありそうな気がする。
タイの子供にこんな創作民話を話してみようかな?
この話が代々引き継がれて本当にタイの民話になってしまった
なら、嬉しいような、可笑しいような、恐ろしい気がする。
今度、タイで黒い鶏にまつわる民話を探してみよう。
きっと何かがあるはずだ。例えば、
「瞑想にふけるお釈迦様のお尻を嘴で突いたので、瞑想を破ら
れたお釈迦様は怒って、この鶏を真っ黒にした」
なんて話がありそうだな。


烏骨鶏の関連記事はここにあります。

烏骨鶏とバナナ
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ジャックフルーツと烏骨鶏
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薬膳:烏骨鶏
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html

黒い鶏
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/_1_ef7a.html

創作民話:黒い鶏
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_89a4.html

2006/10/28

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