« 炙った豚バラ肉 | トップページ | 突然食いたくなる »

2006年11月22日 (水)

女は強い

本物の生ワサビは香りがいい。新鮮な刺身と生ワサビの組み合せ
は日本人にはたまらない味だ。でも本物のワサビは高いのでなか
なか買えない。

昼間、ヌチャナートに電話した。
「サダムのイカを買いに行くのよ」
捨て猫のサダムはウチに居ついて我が物顔に振舞っている。
サダムは新鮮なイカと海老が大好きだ。

ヌチャナートは俺の飯よりもサダムの餌に気を使っている。
家に帰ると旨そうな新鮮なイカがあった。
「これサダムの食事なの?」
「そうよ」当然のような顔をしている。
「刺身で食うとうまいよ」
白と茶色がくっきりとしているイカがあった。
「刺身で食おうよ」
「サミイタム!」
俺に刺身を作れと命令するのだ。
「むっ!・・・・・」
俺は黙っている。
「サミイが作ると美味しいのよ」
おだてられて俺はイカの刺身を作り始めた。
女は強いと溜息をつく。
惚れた弱みとは言え、ヌチャナートの言いなりになっている情けな
い姿だ。

せっかく新鮮で美味そうなイカだ。
これをヌチャナートに命令されたままイカ刺しを作っても面白くない。
なにか、俺らしいものをにしたかった。

紅大根があった。
外側の赤い皮を剥いた。
白い身をおろして、大根おろしにした。
大根おろしにチューブに入った練りワサビを加えた。
そうすると本物のワサビに似たものになる。
姿が本物に近くなると味まで本物に近づく。
少なくとも感触は生ワサビだ。
ヌチャナートはこのエセワサビを美味しいと喜んでいる。
これを作るコツは大根おろしの水分をよく切ることだ。

こうやると練りワサビも本物そっくりになる。

2006/11/22

|

« 炙った豚バラ肉 | トップページ | 突然食いたくなる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/32758721

この記事へのトラックバック一覧です: 女は強い:

« 炙った豚バラ肉 | トップページ | 突然食いたくなる »