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2006年11月21日 (火)

食器と文化

昨日、タイのフォークやスプーンについてちょっとだけ考えた。
日本の箸は細いがタイの箸は太いと書いた。
日本では夫婦箸があるがタイにはない。
皿とか椀と言った器の場合も、日本では夫婦茶碗と言うようなもの
がある。同じ柄で大きさが違う。大きな茶碗は夫のもので小さいもの
が妻の茶碗だ。
タイには夫婦茶碗のようなものはない。
柄は違っていても、この茶碗はお父さんのもの、これは長男のもの、
お母さんの茶碗はこれと決まっている。
お父さんはお母さんの茶碗で飯を食うことは絶対にしない。
湯飲みでも個人の好みの器を使う。俺の湯のみを客に使わせる
ことは絶対にない。日本では人と食器が一対一で繋がっている。
あまり意識していないが、日本人にとってこの繋がりは結構強い
ものがある。娘が親父の茶碗で飯を食っていると親父は必ず怒る。
親父に叱られた娘は腹いせに親父の茶碗をわざと割るなんてこと
がある。
タイでは人と食器のつながりがないから、各人が勝手に手近な器
をとって食事をしている。
誰も「それは俺の皿だ」なんて言わない。
そんなことを言ったら馬鹿か狂人と思われる。
タイでも小さな子供用に可愛い絵柄の食器があったと思う。
それは子供が小さい時だけ使う。
子供が喜ぶ器で食事をさっさと与えてラクをしたいという大人の
都合でできたものだ。大人になると、食器は全員が共用する。
それがタイの普通の食事の仕方だ。
こんな小さなことでも文化や歴史の違いがあるのだ。

2006/11/21

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