今日は二本
今日の弁当は何にするのと聞かれるが、選択肢は幾つもない。
何でもいいのだ。
「豚!」「豚は昨日食べたから、鶏にしたら?」
そんな忠告めいたことを言うのなら聞かなければいいのに。
そうは思ったが黙っていた。
「うんそうだな、鶏にしよう」
後はヌチャナートが適当に料理する。
鶏肉を茹で上げていた。
「何本にする?」
生の唐辛子を何本いれるか聞いているのだ。
「うーん、二本」
唐辛子を二本とナンプラ、レモンを混ぜて袋に入れる。
その袋を輪ゴムで止める。
このナンプラを入れた袋を弁当箱の中に入れておけばよかったのに、
弁当箱の上にナンプラの袋を乗せてバンダナで包んだのだ。
輪ゴムで縛ってあるのでナンプラはもれることはない。
しかしナンプラの臭いは漏れるのだ。
いつも同じ臭いを嗅いでいるので、俺には臭いが分からない。
弁当箱を鞄に入れた。電車は混んでいるので鞄を網棚に載せた。
電車を降りる時、網棚から鞄を下ろす。
他の人にぶつかるといけないので、鞄をそっと抱くように下ろした。
その時、鞄からナンプラの臭いが漏れるのだ。
唐辛子が二本入ったナンプラを鶏肉にかける。
汗をかきながら唐辛子を食べてしまった。
こんなにも唐辛子を食べて大丈夫なのだろうか?
タイ人が食べているのだから大丈夫なんだろうな???たぶんね。
俺もこれで腹を壊したことがないから大丈夫なんだろう。
2006/11/13
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