焼おにぎり
焼おにぎりの焦げた部分は香ばしくて大好きだ。焼おにぎりは
タイにもある。焼きおにぎりのような簡単な料理は味の良し悪しが
簡単にでてしまう。本当に美味しい焼おにぎりを作るのは難しい。
料理人の腕がこれでわかる。
タイではもち米を使って焼きおにぎりを作る。たいてい、市場の
屋台で売っている。本当に美味しい屋台とそうでない屋台がある。
タイの焼おにぎりは直径7-8センチ、厚さ3センチほどの丸くて
平たい形をしている。日本で言えば関西の丸い餅のような形をして
いる。地方によって形が違うかもしれない。俺が見たタイの東北
では焼きおにぎりは丸かった。
日本ではお握りの形はさまざまだ。コンビニで一般的に売られて
いる形は三角が多い。時々丸くて平たいお握りを見かける。
枕のような形にすることもある。ボールのように丸い球のことも
ある。
ヌチャナートが焼きおにぎりを作ってくれた。出されたものを見て
思わず笑ってしまった。
「なにを笑っているの?」
俺がなぜ笑っているのかヌチャナートには理解できないらしい。
ヌチャナートは日本で何度もお握りを食べているからお握りの形を
十分に知っていると思っていた。
それなのに出てきたお握りはこんな形だった。ご飯を握って固め
ればお握りだと思っているようだ。
俺達の頭の中には「お握りとはこんな形のものだ」という既成概念
ができている。その既成概念から外れるとお握りとは思えなくなる。
日本人とタイ人ではこんなにも違うのだと改めて感心したり、驚いた。
なんだかぼそぼそするお握りだと思ったら麦飯だった。
麦飯だとうまいこと形を作るのは難しいのかな?
笑えるお握りだった。
2006/12/29
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