ガイピン タイ風焼鳥
鶏を火にかけたままヌチャナートは台所を出た。
「おいおい危ないな」と思っていた。ちょっと火を弱めておいた方が
安全だ。俺は火を弱めてから、自分の仕事をやっていた。 
「サミイ!鶏を見てよ!」
鶏を見に行くと、やっぱり少し焦げていた。
裏返すとそちらは丁度いい色に焼けている。
「火を消したよ」
「ちゃんと火が通っているの?生焼けは駄目よ!」
自分はなにもしないのにヌチャナートの方が威張っている。
「大丈夫だよ。ちゃんと見たよ。」
「あたし、忙しいから自分でお弁当に詰めてね!」
ああ、情け無い!惚れた女房が言うことだからしょうがない。
自分で鶏を切って弁当に入れる。
鶏肉に唐辛子をかける。いつもの通りだ。もうすっかり、この味が
おなじみになった。白菜の漬物。
タイに白菜なんてあったかな?多分ないと思う。
塩加減が丁度いい。白菜にも唐辛子を混ぜて食べる。
2006/12/8
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