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2006年4月22日 (土)

ラオスのサンドイッチ

日本人はタイとラオスは異なる国と思っている。歴史的に見ると
タイとラオスは同じ国なのだ。詳しいことはインターネットで
ちょっと調べれば直ぐにわかる。
タイ文字とラオス文字は異なっているがほぼ似た様なものだ。
タイ文字が読めればラオス文字を読
むことは困難ではない。
話し言葉もタイ東北部の方言とほぼ同じだ。俺のタイ語でも
通じたのだ。
タイ東北部の人はラオスを外国のように感じていない。
これは「ウチの料理」とは関係ない話だけど、タイ料理の話を
書いているうちにラオス料理を思い
出したのでつい書いてしまった。
ラオスはフランスの植民地になったためフランスの影響が
残っている。このサンドイッチもその一つだ。
東南アジアで欧米列強の植民地とならなかったタイではこの
サンドイッチはみない。タイのお金持ちが行くスーパーで
フランスパンも売っているが、不味い。
ラオスのフランスパンは本国フランスと同じ美味しさだ。

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タイの屋台と同じような雰囲気のサンドイッチ屋さんである。
このサンドイッチが美味いのだ。タイやラオスの辛い料理を
食べられない日本人もこのサンドイッ
チなら食べることができる。
一度、食べたなら必ず好きになる。

フランスパンを炭火で焼いている。女のお客さんのスカートの柄
はラオス特有な柄だ。

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この柄を見るとタイではない、ラオスなのだと感じる。
フランスパンを焼いて中に肉やら野菜や辛いソースをかける。
この味なら日本人も好むけど、フランス人や欧米人も好む。
もしラオスに行くことがあったなら、このサンドイッチを楽しんで
ください。Dscf0739pct60 

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2006/4/22

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包丁一本

料理と包丁は切っても切り離せない。包丁がなかったなら料理は
作れない。
日本人は刃物を神聖視する。刀は武士の魂と侍は信じていた。
板前も自分の包丁を他人が使うのを好まない。
職業的に刃物を使う板前などの場合、自分の体型、手の大きさ、
握力その他により使いやすい刃物が決まってくる。
自然に自分の包丁というのが出来上がる。
精神的、宗教的に包丁に板前の心が宿るとは考えていないかも
しれない。包丁は板前の命とは考えているだろう。
「包丁一本、晒しにまいて・・・・」なんて言う歌を聴くと、板前が
いかに包丁を大切にしているかわかる。

和食は食べ物の切断面の美しさを大切にする。
角がきちんと出ている刺身の切断面を見ると「美味しそうだな」
と感じる。切断面がぐちゃぐちゃだったなら、「美味しそう」とは
感じないだろう。

タイ料理の場合、切断面の美しさが問題になるような料理はない。
少なくとも俺が知る料理の場合の話である。
タイ人に言わせれば「そんなことないよ」と言うかもしれない。
クンナムプラのように、海老を開いて供する料理もある。
王族がでるような場所でのタイ王宮料理を知らないから、タイ料理
の切断面の美しさを知らないのかもしれない。
野菜や果物を使った調理?フラワーカービングは切断面の美しさ
が問題になる。フラワーカービングは食べるものではなくて、
美しさを愛でるものだから、料理ではなくて芸術というべきだろう。

切断面を問題にしない料理なので包丁の切れ味など気にしない
ようだ。タイ人のまな板は中国人と同じく木を輪切りにした丸い形
をしている。包丁は日本の包丁と中国の包丁の中間くらいの
大きさだ。西洋の包丁と違い、先端が尖っていない。
長方形の鉄板に刃をつけた形だ。
タイ人は材料をまな板に乗せると、切れない包丁で力を入れて
押し切っている。日本人の包丁のようにスパスパとは切れない。
こんなに切れない包丁では大変だろうと思って見ていた。
彼らも包丁が切れないと、包丁を皿の糸底などにこすって研い
でいる。

誰も包丁を研ごうとしない。砥石がないか見たが、砥石がない。
ホームセンターで砥石を見つけて買って来た。
もしかするとタイ人は包丁の研ぎ方を知らないのかもしれない。
包丁の研ぎ方を伝授してやろうと、タイ人の前で包丁を研ぎだした。
包丁を砥いで驚いた。包丁には脂肪が固まってついている。
砥石に黒い脂肪がべっとりつく。全ての脂肪が取れるまで時間
がかかった。やっと金属部分を砥げるようになった。
それを見ていた近所の人がこれも砥いでくれと包丁を持ってきた。

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日本の板前の包丁はどれも白く光っている。錆びないように使用後
に板前は包丁を乾燥させる。タイ人は少量の洗剤で包丁を洗う
だけだ。包丁にこびりついた脂肪は落ちないから包丁に赤く錆びが
でることはない。タイ人の包丁は黒光りしている。

日本の包丁の手元は木だ。タイの包丁は刃と手元が鉄で作られ
ている。手元もステンレスでできた西洋風の包丁があった。
このデザインは面白いと思った。この西洋風包丁の発想はタイ人
の伝統的な包丁の形から思いついたことだ。

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ナイフの関連記事はここにあります。

ナイフ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_574f.html

包丁一本   

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_2904.html

2006/4/22

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2006年4月21日 (金)

今日は辛くない

「いつも辛い料理ばかりでしょ。今日は辛くないわよ。」
そう言って作ってくれた料理がこれだ。
確かにこのままなら辛くない。見かけは日本の料理だ。
肉と椎茸の煮付けとでも言えばいいだろう。
タイの味付けだから塩分が少ないのだ。
写真にはないが、ナンプラと生唐辛子を入れた小袋がある。
唐辛子は少なくとも1本は入っている。唐辛子入りソースをかける
と塩分はちょうど良くなる。その代わり辛くなった。
これが辛くないというのなら、タイ人が「辛いという料理」はどの
くらい辛いのだろうか? R0016898pct20

間違いなく一人前に唐辛子を10本強は入れてるな。
「辛いものが好き」なんてタイ人に言っては駄目だ。タイ人レベル
で辛い料理を出されるぞ!
辛さで飛び上がって泣いても知らないぞ!!!

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2006/4/21

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2006年4月20日 (木)

辛いわよ

「辛いわよ!」と言われた。いつも辛いから、それほど気にして
いなかった。ちょっと食べたら本当に辛い料理だった。
俺はこのように辛いものを食べると汗が吹き出る。
しかしヌーは汗もかかずに食べる。唐辛子に対する修行が
俺とは違うから、敵わない。
あと何年ほどこの辛い料理を食べ続けたら汗をかかなくなるの
だろうか?

スーパーで辛子明太子を売っていた。味見をして「これは辛い」と
言う人がいた。

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俺も味見をしたが辛いとは思わなくなっている。生のタラコと
なんら変らない味だと感じた。俺も唐辛子にたいする耐性が出来
つつあるのだと思う。

赤い唐辛子を避けて、飯を食った。海老の頭の部分とか、魚の
ハラワタを食残すとヌチャナートは不機嫌になるが、唐辛子を
食べなくてもヌチャナートは文句を言わない。

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2006/4/20

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2006年4月19日 (水)

今日の弁当、牛のスジ肉

牛のスジ肉を味噌で煮込んだものが好きだ。スジ肉が柔らかに
なり、食べやすくなる。赤提灯の店でそんなものを良く食べた。
最近はそのような店に行くことがなくなった。ビールや熱燗で
スジ肉をつつくのも美味いもんだ。
ヌチャナートはそんなスジ肉の食べ方があるなんて知らない。
スジ肉を見たら、「これを買いましょうよ。これを料理するとおいしいのよ」と言う。 R0016891pct20

ヌチャナートはスジ肉の味噌煮込みは作れないが、美味しい食べ方
を知っている。ヌーの調理にお任せだ。
ヌーはスジ肉を塩漬けしていた。塩漬けしたスジ肉を取り出して
フライパンで炒めだした。タイの香辛料を加えている。
俺にはお馴染みの臭いだが、隣近所は悪臭、異臭と感じるだろう。
隣は「また料理が始まったよ!良くあんな臭い料理を毎日食って
いるね!」なんて言っているだろう。
食えばわかるが、この料理は香りがいい。
もちろん辛い。俺にとっては飽きが来ない味だ。

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2006/4/19

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赤くなった海老

海老や蟹を茹でたり焼いたりして熱をかければ赤くなることは
知っている。熱をかけなくても海老が赤くなることを今回初めて
経験して驚いた。ピチピチと跳ねる小海老を買ってきた。
それにナンプラとニンニクの薄切りを入れた。
塩は加えなかったとのこと。塩を加えると塩っぱくなるので
加えなかったという。

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「毎日、これを見ているのよ。出来上がるとおいしいわよ。
タイだったなら二日か三日で出来上がるわ。日本は寒いから
何日かかるかわからないわ。酸っぱくなったらできあがりよ。
サミイこれを見てよ!」
小海老が入った瓶を嬉しそうに差し出す。蓋をあけて臭いを
嗅いだり、つまみ食いをしている。差し出された瓶を見ると
黒かった海老が一段と赤くなっている。臭いを嗅ぐと乾燥した
海老の臭いがする。サクラエビの臭いだ。
この特有な臭いは海老の乾燥臭だと思っていた。
海老の何かの成分が変化すると、このような乾燥臭がでることが
分かった。海老から出た液とナンプラで瓶のなかは濡れている。
濡れているのに、乾燥臭があるので不思議な気がする。

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2006/4/19

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何が違う?和食の配膳

この写真を見て何が違うか分かる日本人は少ない。
これは明らかに日本的な料理の出し方なのだ。
このような料理の出し方はタイにはない。

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紙で余分な油を吸収し素材を食べやすくする工夫が日本料理
にはある。
「ヌー、このような出し方はタイにもあるかい?」
「ないわよ。タイでは揚げたものをそのまま皿にだすわ」
紙一枚の使い方にも文化の差がある。

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2006・4・18

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【ほうれん草の炒め物】

毎度おなじみのほうれん草の炒め物だ。俺がほうれん草が好き
なのでほうれん草を買った。ヌチャナートが炒め物が簡単なので
ほうれん草を炒めただけだ。
二人の利害が一致した結果の料理だ???
オイスターソースで味付けしてある。これも美味い。

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好きな料理だ。
ニンニクの薄片が加熱されている。生のニンニクは刺激臭がある。
このように加熱されたニンニクには刺激臭はない。
ニンニクが甘くなる。ニンニクが餅を食べた時のような歯に
くっつく感触がある。それと辛味がなくなり甘みが増す。

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2006・4・18

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卵料理になる

「ねえ、カイダオがいい?それともカイ・・・がいい?」
「うーん、カイヤッツアイがいいな」
ヌチャナートは簡単な卵料理で誤魔化そうという魂胆だ。
これは手抜き料理の事前了解手続きのようだ。
単なる卵焼きじゃあつまらない。カイヤッツアイ位は作ってくれよ!
俺達が子供の頃は卵焼きはご馳走だった。
今はいろいろな物があるので卵焼きなんてご馳走にはならない。
何がでてくるのか分からないが、ヌチャナートが台所に立った。
そしてなにやら調理している。

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昨晩の残りの料理に卵を入れて火にかけただけだった。
「今日は簡単で楽だったわ」そりゃそうだろう。
「昨日は沢山作ったから、まだ残っているわよ。一週間ほどは
大丈夫よ」
おいおい毎日同じものを出すのはよしてくれよ。
「お願いだから止めてくれ。冷凍しておけば、温めるだけで
食べられるじゃないか。少し間をおいてから食べようよ」
手抜き料理を作るようになったのは毎日、「美味しかったよ」
なんておだてたのがいけなかったか?
「不味かった」なんて言ったらどうなるかなあ?
きっと仕返しに唐辛子を10本以上いれた料理を作り、俺が
「辛い!」と悲鳴をあげるのを腹の中で「ざまあ見ろ」と笑い
ながら冷ややかに見ている??
それも恐ろしいな!

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2006/4/18

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2006年4月18日 (火)

トムヤンヌア

「この肉をこのようにして食べると美味しいわよ」
「そうなの?」
どのように調理すると美味しいのか分からなかったから適当な
返事をする。なにしろ早口だから付いて行くのが大変だ。
自分がタイ語を勉強しないから、理解できない。
それを認めたくないからヌチャナートが早口だから理解できない
と考える。
悪いのは相手で俺はいつも正義だ!かなり自分勝手な考え方だ。
この場合、肉をどのように調理するか分かっても分からなくても
大勢に影響がない。適当に返事をしてもいいだろう。
「買う?」「うん」
「半分は冷蔵庫に仕舞っておいてね。半分は使うからね」
俺は肉の半分を言われたように冷蔵庫にしまう。

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「トムヤンヌアを食べるでしょう?」
そういわれてもトムヤンヌアがどんな食事なのか分からない。
今まで食事の名前を気にしたことがない。出されたものを毎日
食べているだけだ。タイに行くとヌチャナートが料理を選ぶ。
「うん」と言っておけば料理ができてくるので無責任に返事をする。
トムヤンヌアができつつある。
「ねえ、味見してよ。」ちょっと酸味があるスープだ。
「酸っぱい?レモンを加える?塩っぱくない?」
「丁度いいんじゃないの」こうして出されたのがこの料理だ。
酸味と辛味に特徴があるスープだ。
この味は日本人にも受け入れられる。

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トムヤンの関連記事はここにあります。
   
トムヤンヌア   

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d695.html

トムヤンパー 魚のタイ風鍋料理
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_52fa.html

馬蟹のトムヤンプー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a41c.html

トムヤンプラムック   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_f508.html

トムヤンガイ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_e950.html

トムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_3f9d.html

今日のトムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_521e.html

トムヤンタレ海鮮鍋   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c538.html

トムヤンヌア   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_d695.html

2006/4/17

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塩漬け魚

何だ焼き魚か。あんまりかわり映えしない料理だ。
箸をつけて食べてみると美味いのだ。
これは写真にとって報告しなくてはいけない。
箸をつけた後だが写真を撮った。
ハラワタを取り除いた魚に塩をまぶし、大きな瓶に保存していたものだ。
塩が魚に馴染み、穏かに醗酵が進んで独特の旨味が作られている。

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日本人は魚を出す時、腹を手前にして頭を左にくるように出す。
タイ人はそんなことを気にしないようだ。
少なくともヌチャナートは無頓着に焼き魚を皿にもってだす。

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2006/4/17

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2006年4月17日 (月)

よくある干し肉

あれは売れ残った肉だろうか、屋台のおばさんが肉をよく干して
いた。その屋台では干した肉を焼いて出したか、油で揚げて出し
ていたか忘れた。肉が堅くなるのと、脂肪が焼けた臭いがしていた。
それでもその干し肉を注文する客がいた。

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この写真の干し肉は何処かの家で干していた光景を取ったものだ。
日本の家庭でもこのような干し肉を作れるが、日本の家庭は肉の
保存食を作らない。文化の違いを感じさせる光景なのだ。

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ヌチャナートは俺が生肉を油で揚げた方を好むのを知っている。
塩漬けしておいた肉を油で揚げた。これにナンプラに唐辛子を
入れた物をかけると旨くなる。 今日は椎茸を茹でたものが肉に
ついてきた。彩がちょっと淋しいけど、旨みはある。
この料理の欠点は肉の繊維が歯に挟まるのだ。

2006/4/17

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2006年4月16日 (日)

眠る猫と小海老

ヌチャナートが小海老の漬物を作っている。漬けた時の小海老の
色は黒かった。一日たつと小海老は茹でたように赤くなった。
小海老を入れたビンの蓋を開けるとニンニクの刺激臭がする。
まだ食べるには早すぎるとヌチャナートは言う。
タイなら二日もあれば食べごろになる。
「日本のように温度が低い所では何日かかるかわからないわ。」
「多分、一週間かければ食べられるようになるよ」
「・・・・・」ヌチャナートは返答のしようもなく黙っている。

まだ一日しかたっていない小海老の漬物をヌチャナートは味見
して「美味しいわ」と言っている。しかし、臭いは生のニンニクの
臭いだ。この臭いは一週間もすれば変化するはずだ。
刺激臭が消えてもっと穏やかな臭いになるはずだ。
それと同時に酸味がでるとヌーは言う。

猫は静かに寝ている。小海老の漬物がはいった瓶を猫の鼻先に
持っていった。ウチの猫は海老も大好きだ。
猫はなんだか分からない異臭に驚いた。海老の臭いもするけど、
ニンニクの刺激臭もする。さも迷惑そうに猫は目を覚ました。

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2006・4・16

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薬膳:便秘に効く果物

タイ人は未熟のマンゴーに塩と唐辛子をつけて食べる。
二人のイギリス人とバンコックの夜の公園を散歩していた。
マンゴー売りの若い女が俺達に青いマンゴーを切って食べろと
言った。俺達は果物と言う物は甘いものだという先入観がある。
未熟の青いマンゴーは硬くコリコリしており、甘くない。
なんだこれは!俺は驚いた。二人のイギリス人は「不味い!」と
言って貰ったマンゴウーを吐き出した。
それは余りにも失礼な行為だ。その頃のイギリス人はタイ人など
東洋人をバカにしていたので、彼等は別に失礼なことだとは
思っていない。何処の国の食品でも、其処の国の人が美味いと
評価し、沢山食べているのに、我々には不味いと感じる食品がある。
其処の国の食品だけを3年間食べ続けると、其処の国の人が
美味いという食品を美味いと感じるようになる。
俺が推測するに、例えばタイの食品には微量元素のモリブデン
が不足していると仮定しよう。未熟のマンゴーにはモリブデンが
含まれているとする。それで体が未熟のマンゴーを要求する。
俺の微量元素説は間違っているかもしれないが、マンゴーを
食べると例えば血液が酸性になるのを防ぐという生理的効果が
あるのかもしれない。

赤く完熟したマンゴーがあった。メキシコの物だ。ヌチャナートが
買おうという。日本じゃ未熟のマンゴーはなかなか手に入らない。
未熟のマンゴーを見てそれを買おうというのなら、俺も理解できる。
それなのに、完熟マンゴーを買おうと言うのだから変だ。
「本当に買うの?」
「うん」ヌチャナートは恥ずかしそうに笑いながら返事をする。

「完熟マンゴーは便秘に効くのよ。」
「へえー。青いマンゴーは効かないの?」
「わかんないわ。沢山食べれば効くかもね。」
「完熟のパパイヤも効くわよ」
俺は試したことがないから分からない。タイ人が言うのだから
間違いないだろう。

タイに行く日本人は便秘の心配をする必要はない。
一週間以内に必ず下痢をする。
下痢をするが腹痛はない。唐辛子で腸がびっくりして、腸の物を
大急ぎで排出するからだ。腹痛を伴う下痢だったなら細菌にやられ
たか、食中毒だから医師の手当てを受けた方がいい。

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薬膳の関連記事はここにあります。

薬膳:ライムジュースと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f2f2.html
薬膳:苦瓜   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_ffd9.html
薬膳:赤いスープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_bdde.html
薬膳:烏骨鶏   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html
薬膳:便秘に効く   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_096e.html
薬膳:トウモロコシと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_7b1c.html
薬膳:青い葡萄   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2c5f.html
薬膳:マンゴー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_6986.html
薬膳:唐辛子酢   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_b608.html
薬膳:便秘に効く果物   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_a32d.html
薬膳:便秘療法   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6278.html

2006/4/16

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豆板醤

味噌がもうなくなったはずだから、味噌を買おうというと、
ヌチャナートは「味噌はある」といつも言うので味噌は買わな
かった。そんなはずはないのだが、ヌーがいつも冷蔵庫の中を
みているのだから、間違いないだろうと思っていた。
いつもヌーがタイ料理を作るので、ウチは味噌などなくても困らない。
味噌をつかわないまま二三カ月も過ぎていた。

ふきのとうが出始めた。ふきのとうを幾つか摘んで来た。
これと味噌をまぶすと蕗の良い香りがする。ヌチャナートにも
味あわせたかった。ふきのとうを刻み、ヌーに味噌があるかと
聞いた。
「冷蔵庫にあるわよ」冷蔵庫を見たが味噌なんてない。
「味噌なんてないよ」
「ここにあるじゃないの」
見ると豆板醤だ。これは味噌ではない。ヌーに
「これは味噌ではない。味見してみろ」と言う。ヌーが味見をした。
「ウン、これは唐辛子入りの味噌よ。いい味よ」
確かに豆板醤は味噌の一種だ。
これで味噌汁と称するものを作って出されたことがある。
味噌汁に似た味があった。ウーン、でも違うんだな。

味噌がないから、蕗のとうに豆板醤をあわせた。
「あら、いい香りね。」気に入ったようだ。
季節の香りだ。

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2006/3/5

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親子丼だ

鶏肉をだし汁で煮込み溶き卵でからめて丼飯に乗せたものを
親子丼という。鶏肉の代わりに豚肉などを入れたものだと他人丼
という。鶏肉と卵だから親子で、鶏の卵と豚肉だから他人と言う
考えだ。親子と言うのだから、親子丼に使う鶏は雌鳥かというと、
そうとは限らない。卵と雌鳥が本当に親子かというと絶対に
そんなことはない。卵は中国からの輸入品で、鶏肉はブラジル
からの輸入品だ。これを組み合わせて親子とはおかしい。
まあまあ、面倒なことは考えないことにしよう。

毎日毎日、タイ料理だ。ヌチャナートは俺に気兼ねをするように
なった。
「ねえ、毎日タイ料理じゃ、嫌でしょ?日本の料理を食べたい
でしょう?」なんて言うようになった。今日は親子丼を作っていた。
「ねえ、ヌー!この料理の名前を知っているの?」
「知らないわ。日本人がよく食べているわ」
「これは”オヤコドン”。
”オヤ”はお父さんとおかあさんのこと。
”コ”は子供のこと。
”ドン”は丼のこと。鶏と卵だから”オヤコ”。分かった?」
「アハハハ・・・」
親子丼の上には彩を添えるために三つ葉の葉を乗せる。
ヌチャナートはパクチーの葉を乗せている。
俺はパクチーに慣れているから何でもないが、初めてパクチーを
食べたなら、あの香りは香味ではなくて臭味だ。
とても食えないだろう。
見よう見まねで作った親子丼だが、結構まとまった味になっている。

ヌーが作った親子丼を一口、二口食べたが物足りない味だ。
焙煎して粉にした唐辛子があったのでそれをかけた。
唐辛子の辛味がないと食事が喉を通らなくなっている。
タイの料理は塩分が少ない。この親子丼はタイの塩分の味付けに
なっている。親子丼にしては塩分が不足なのだ。
醤油をたらすとちょうどいい味になった。

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2006/1/19

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跳ねる小海老

「トノー!ちょっと来て!」トノーと言うのは「殿」のことだ。
俺は女房に旦那を「殿」と呼べと言ってある。
日本語が分からない女房は旦那のことは日本語では「殿」と呼ぶ
ものだと思っている。しかし短く「トノ」と発音できないので
「トノー」となる。
家のなかならともかく、町の中でも「トノー」とやるので参る。
今更、変えられないのでそのままになっている。
それに「トノー」の後に続く言葉がタイ語なので、「トノー」がまさか
「殿」と思う人もあるまい。


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ヌーが呼ぶ所に行くとぴちぴち跳ねる小海老を売っていた。
「これ買いましょうよ」
「クンテンを作るのかい?」
「違うわよ。----・・・・よ」
なんだかわからない食品だか料理の名前を言う。
「トノーは知らないでしょ。」
「うん、知らない」
家に帰ると早速、嬉しそうに小海老を洗い出した。
そして塩とニンニクを混ぜて小瓶に入れた。

2006・4・15

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肉団子だった

「サミイ、これ見て!美味しそうでしょう。」
「そうだね」
俺はまだ残っていた鶏のお尻を油で揚げたのだと思った。
いつもは鶏の尻肉は串焼きにする。
今日は尻肉をフライにしただけだと思って、あまり関心を示さな
かった。他にも料理があったので、そちらを食べていたらヌーに
怒られた。
「こっちも食べてよ」渋々、鶏の尻肉と思ったものを食べた。
そうしたら、肉団子だった。いろいろなスパイスが入っていて香り
が高い。ああ、この味、この香りはタイで食べるのと同じだ。
タイ人が作る味だからタイ風の味になるのが当然だ。
「このソースをつけて食べるのよ」
タイの物は何でも辛いと日本人は思う。
甘い物もタイにはあるのだ。この赤いソースは甘いのだ。
ケチャップを薄めた程度の濃さのソースだ。このソースを余り使う
ことはなかった。今日の肉団子にこのソースをつけて食べると
美味い。美味さ再発見という感じだ。
「この食べ物はルックヌアかい?」
「違うわ。ルックムーよ」ああ、こういう時はこのように言うのだ。
ルックムーは豚肉の肉団子のことだ。またこの肉団子を作って
貰おう。そして赤い甘いソースをつけて食べよう。

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2006・4・15

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