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2007年1月31日 (水)

穴子のオプウンセン

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冷凍庫になにやら見慣れぬものがあった。
「これなんだっけ?」
「それは鰻よ」
そんなものを買った覚えがない。タイ語では鰻もアナゴも同じ言葉を
使うことを思い出した。多分、違う言葉だと思うが、ヌチャナートだけ
が区別しないのだろう。穴子を買ったことを思い出した。
「アナゴを料理してくれよ」
「オプウンセンを食べる?」
どんな料理か知らないが、それを作ってもらうことにした。

なんだか美味しそうな鍋料理ができた。
そういえば、この鍋は日本の鍋だ。景品で貰った鍋かな。
そう考えると、この料理とこの鍋はちぐはぐな感じがする。
このような土鍋は世界中どこにでもあるから、まあいいか。

見た目は美味しそうだな。
この料理の彩にはヌチャナートも満足のようだ。
「綺麗でしょ、見てよ!」
「ウン、美味しそうだね」
春雨にはスープの旨味が染み込んでいて、いい味になっている。
これはいける味だ。春雨の下に穴子が隠れていた。
隠れていたアナゴをつまみ出す。柔らかな穴子の肉を楽しむ。
こういう料理って日本人の発想にはないね。

2007/1/30

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2007年1月30日 (火)

薬膳:ライムジュースと便秘

日本の焼酎をライムジュースで割った。
ヌチャナートにこの焼酎を飲ませてみた。
なんで試飲させたかと言うと、タイにも焼酎があるが、タイ人の多くは自分達の国の焼酎の美味しさを理解しておらず、このような楽しい飲み方も知らないからだ。
タイの焼酎の美味しい飲み方をヌチャナートに教えたかった。

タイ人の焼酎に対する考え方は、ちょっと昔の日本人の焼酎に対する考え方と似ている。
タイの焼酎人口は貧乏人が大半を占めている。
金持ちは焼酎なんていう安酒は馬鹿にして飲まない。
年末年始や伝統的な祭日には、貧乏人は焼酎を飲んで車を運転して事故を起こす。
そんな事件がしょっちゅうある。
焼酎で自棄酒を飲み、病気になる。
どうも焼酎にたいするタイ人の意識は悪い。

日本でも昔は清酒に格付けがあった。
一級酒は二級酒よりもよい清酒と考えられていた。
二級酒の方が当然安い。
実際の旨味は格付け、値段とは違うのだけど、格付けされると一級酒の方がよいものだと思ってしまう。
二級酒より更に安いのが焼酎だった。
安い焼酎は労働者階級の飲み物と思われていた。
東京の山谷とか、日雇い労働者が寝泊りするドヤの住人が飲む酒が焼酎だった。
焼酎=労働者の酒=安物=不味い酒という公式が出来上がっていた。
日本人の考えとタイ人の考えは似ているでしょ。

日本の焼酎をライムジュースで割ったものを飲んでヌチャナートは
「これは美味しい」と言った。
思ったとおりの反応だった。
タイに行ったら、ヌチャナートは得意になってタイの焼酎をライムジュースで割って近所の人に飲ませるかもしれないなんて思ってニヤリと笑った。
このライムジュースには砂糖が少しだけ入っている。
「ちょっと酸っぱいわね。便秘にいいかもしれないわ」
俺はライムジュースの薬効については考えなかった。
ヌチャナートが言うように、これは効くかもしれないと思いながら焼酎を飲んでいた。

翌朝、朝御飯を食べると便意を催した。
調子よく便が出て行く快便だった。
どうやら焼酎をライムジュースで割ると、便通に効くようだ。

薬膳の関連記事はここにあります。

薬膳:ライムジュースと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f2f2.html
薬膳:苦瓜   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_ffd9.html
薬膳:赤いスープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_bdde.html
薬膳:烏骨鶏   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html
薬膳:便秘に効く   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_096e.html
薬膳:トウモロコシと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_7b1c.html
薬膳:青い葡萄   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2c5f.html
薬膳:マンゴー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_6986.html
薬膳:唐辛子酢   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_b608.html
薬膳:便秘に効く果物   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_a32d.html
薬膳:便秘療法   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6278.html

2007/1/30

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寒天ジェリー

タイの食材屋に寒天ジェリーの素があった。
標準的な調理法に従って作ってみた。
作り方と言っても極めて簡単だ。
粉を水に溶かして、掻き回しながら火にかける。
寒天が溶ければ容器に入れて固めるだけ。
たったそれだけだ。

パッケジに書かれてある処方どおりの作り方だったが、これでもまあ美味い。
ココナッツの香りがいい。
舌触りはプリプリだ。
俺はもう少し濃厚な味が欲しかった。
甘みはこの程度でいい。
感触はもう少し柔らかだといい。
水の代わりに牛乳を使うか水と牛乳を半量ずつにする。
そうすれば味が濃くなる。
牛乳の香りとココナツの香りは合う。
こっちの方が美味そうだ。
好みの感触にするには水分をもうすこし多めにすればいい。
寒天ではなくてゼラチンを使うと感触がちがってくる。

こんなタイのお菓子を知らない人に何も言わずに食べて戴いた。
タイのお菓子と言うと偏見を持つ人がいるからだ。
割と評判が良かった。
これは簡単にできるし、いろいろな色にすれば楽しいお菓子になる。

寒天ジェリーの素をタイの食材屋で求めるのは簡単だ。
陳列棚を見て、パッケジの絵を見れば、それと直ぐにわかる。
作り方はタイ語と英語で書かれている。
日本語の説明はなかったと思う。
簡単な中学生英語だから、辞書を引きながら読めばいい。
「そんなことまでして作りたくない!」なんて言う方もいるだろうな。
本当のグルメというのは、美味を追求するためならどんな事でもする人だと思うよ。
例えば、美味の為なら、英語も勉強する。
美味を味わうために、体を鍛え強靭な胃袋と肝臓を維持する。
虎が棲む山に分け入り美味しい茸をとってくる勇気も必要だ。
見た目は汚く、気持ちが悪いかもしれないが、それを食べてみる好奇心も必要だ。
強靭な体を持ち、味のためなら何でも勉強し、好奇心の塊のような人が本当のグルメだろうな。

2007/1/29

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2007年1月29日 (月)

ニンニクの芽

ウチの料理にはニンニクと唐辛子を大量に使う。乾燥した唐辛子を
キロ単位で買う。日本の普通の家庭では考えられない量だ。
ニンニクは生のものを使っている。すりおろしたニンニクを売っている
が、買ったことも、使ったこともない。生ニンニクも1KG単位で買って
いる。そのニンニクもどう言うわけか、食べ切らないうちに青い芽が
出てしまうことがある。日本人は青い芽がでたニンニクは捨ててしま
う。ヌチャナートはそんなことを気にかけない。芽がでていようとも、
料理に使ってしまう。
ニンニクの茎を買ってきて食べるのだから、
青い芽がでたニンニクを食べても不思議はない。青い芽は茎になる
手前だと考えればいい。青い芽は腐っているのではない。
ニンニクの生命力の強さなんだ。
せっかく芽が出てきたのだから、
ベランダの鉢に植えてみた。暖冬とは言えまだ寒い冬だ。
これからも雪が降る日もある。植えても育たないだろうと思っていた。
そしてニンニクを植えたことも忘れていた。
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「サミイ!ニンニクの芽がでているわ。サミイが植えたの?」
ヌチャナートが驚いて騒ぐ。
「そうだよ」
ベランダの鉢を見ると、ニンニクの芽が伸びている。
ウチは農家ではないから、ニンニクを綺麗な大きな丸い球に育てる
必要はない。育ってくれれば、それだけで嬉しいのだ。
青い芽が大きくなるとヌチャナートは摘み取って料理に使う。
切られちゃうとニンニクは、慌ててまた青い芽を出す。

去年は何時頃植えて、何時頃になってから根を取り出したか覚えて
いない。根を掘り起こすと小さな球根が出来上がっていた。
その球根は多分、料理に使って食べちゃったと思う。
今、出ている青い芽も暖かくなると元気に成長する。
成長すると食べられちゃう。ニンニクは諦めずにまた青い芽をだす。
その芽も大きくなると食べられちゃう。
それを繰り返していくうちに土の中では丸い球が出来上がっていく。

ニンニクの関連記事はここにあります。

ニンニクの芽、その後   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_93de.html
ニンニクの芽が   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_20ed.html
ニンニクの芽   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_5dc1.html

2007/1/29

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素晴らしい すごい とても良い 良い

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しょっぱい物

俺は塩分が多いと「塩っぱい」とは言わないで、「しょっぱい」と言っている。
タイ料理は日本の料理と比べて塩分が少ない。
測定したわけではないが、塩分が少ないと感じる。
あの辛さの料理に和食と同じ量の塩を入れたならとても辛くて食べられない。

日本人は塩分が多いと「辛い」と言う。
辛味というのは唐辛子や胡椒が持つ刺激だ。
塩にはそんな刺激はない。
しかし日本語では「しょっぱい」も「辛い」も同義語だ。
塩の刺激と唐辛子の刺激は共通点があるのだろうか?

最近の日本の食べ物は”塩分控えめ”が多くなった。
塩鮭も漬物も塩分が少なく甘くなった。
冷蔵庫が普及し、流通段階も冷蔵なので塩分を強くする必要がなくなったからだ。
昔は保存のために塩を効かせていた。

ヌチャナートが好きなので寿司屋に行く。
寿司を腹いっぱい食べて暫くすると喉が渇く。
醤油をたっぷりつけて食べるからだろう。
断っておくが、これは回転寿司での話だ。
ヌチャナートは寿司は黙っていても回ってくるものだと思っている。
このまま騙し続けるつもりだ。
カウンターで注文しながら食べるのが寿司だなんて思っていない。
考えてください!
いちいち「マグロ、海老、トロだ」とヌチャナートは食べたい物をタイ語で言う。
ヌチャナートの代わりに俺が注文する。
食事をしながら、そんな面倒なことはしたくない。
食べ物は気楽に食べなくては美味しくない。
日本語タイ語と頭を切り替えていたのでは食った気がしない。
回転寿司ではヌチャナートが勝手に好きな物を取って食べるので、こっちの手間が省けていい。

話が横にそれた。塩分の話に戻そう。
日本に仕事で来たタイ人が心配そうに言っていた。
「ホテルで食事をして暫くすると喉が渇くのよ。何故かしら?」
「味噌汁を飲んだだろう?」
「はい」
「味噌汁には塩分が多い。それで喉が渇くのだ。」
「ふーん」
タイ人はちょっと納得した様子だった。

ウチではいつもタイ飯ばかりだが、時々和食のようなものが出る。
例えば蒲鉾だ。
そういう時は醤油を使う。
蒲鉾を醤油に漬けて食べる。
どうしても最後に醤油が残る。
その醤油を飲みたくなる。
それを見てヌチャナートは驚く。
「そんな塩辛いものを飲んじゃ駄目よ!」
俺もそう思うが、なんだか”しょっぱい”ものを体が要求するのだ。
こんなことからも、タイの飯は塩分が少ないのではないかと推定している。
たまに食べる醤油の味をもっと強く感じたいのか?

2007/1/27

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馬蟹のトムヤンプー

R0018528pct20馬蟹というのは俺の翻訳語だ。店に並んだ渡り蟹をヌチャナートが
見ていた。
「買えばいいじゃないか」
そうすると、蟹を手にとって品定めをしている。
やっと一つのパッケージに決めた。
「今日はこれでトムヤンプーを作るわ」
晴れやかな顔で言った。家に帰り調理を始めた。
美味しそうなトムヤンプーが直ぐにできてきた。
丼が小さいので
綺麗な盛り付けになっていない。
二人と猫のサダムと食べるだけだから盛り付けなんて関係ない。
蟹の出汁が効いている。うまいスープができている。
今日のスープは酸味がちょっと不足している。
温度が下がるとこのスープは蟹の臭みを感じてしまう。
熱いと酸味がちょっと不足していても、多すぎてもそれほど旨味に
関係ない。渡り蟹は出汁がよく出るが食べる所が少ない。
「肉がないわね」ヌチャナートは不満そうだ。
「この蟹は出汁をとるだけだよ。肉は食べないよ」
そうは言っても俺達貧乏人はあちこちを箸でつついて肉を穿り出し
て食っている。少ない肉を穿り出して食うところに渡り蟹の美味さが
ある。
渡り蟹のことをタイ語でなんというのかヌチャナートに聞いた。
この蟹はプーマーというのだそうだ。直訳すると馬蟹となる。
「日本語では何と言うの?」
そう聞かれても困る。
「渡り」なんて言うタイ語を知るわけがない。
「渡り」から引越しを想像して「プーヤイバーン」と言ったが自分でも
納得がいかない。いろいろ説明してなんとか「移動する蟹」という
タイ語を探り当てた。
なぜタイ語では渡り蟹のことを「馬蟹」というのか聞いた。
「この蟹は海の中では早く動くのよ」
なるほど、渡り蟹の動きは馬のように素早いから、タイ人は馬蟹と
呼ぶらしい。俺は渡り蟹の生態に詳しくないが、名前からして渡り蟹
は海の中で素早く動き回っているようだ。日本人も蟹の動きに注目
して「渡り」蟹と呼ぶ。
日本語でもタイ語でも蟹の動きに注目して命名しているのに興味を
もった。
食べ終わると蟹の殻が大盛になる。
「わあ、こんなに殻があるわ」
ヌチャナートも食べ残しの殻の多さに驚いている。
美味しい出汁がでたスープがまだ残っている。
「このスープは使い道があるよね」
「そうよ。捨てないわよ。」
この美味しい出汁で明日は何かを煮込むのだ。料理屋の食事では
ない。普通のウチの食事はこれでいいのだ。
今日の余りが明日は全く違った味になってでてくる。

トムヤンの関連記事はここにあります。
   
トムヤンヌア   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d695.html
トムヤンパー 魚のタイ風鍋料理
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_52fa.html
馬蟹のトムヤンプー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a41c.html
トムヤンプラムック   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_f508.html
トムヤンガイ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_e950.html
トムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_3f9d.html
今日のトムヤンクン   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_521e.html
トムヤンタレ海鮮鍋   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c538.html
トムヤンヌア   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_d695.html

2007/1/28

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高菜のトムチュート

R0018523 高菜の漬物があった。
このまま食べても美味しい漬物だ。
ヌチャナートは高菜の漬物が好きだったはずだ。
高菜の漬物を食べた経験をヌチャナートは忘れているようだ。
タイにも高菜はある。
高菜の漬物は缶詰になって日本にも輸入されている。
缶詰の高菜は砂糖で甘くなっているので、俺の好みに合わない。

買ってきた高菜の漬物をそのまま食べた。
「うん、美味しいわ」
思った通り、高菜の漬物はヌチャナートのお気に入りになった。

翌日だった。
「トムチュートを食べるでしょ?」
「うん」とは言ったものの、俺は余り気が進まない。
そうかと言って何が食いたいという欲望もない。
こういうのがいちばんいけない。

今日はこの他に焼き魚がある。
焼き魚には大根おろしという組合せをヌチャナートは覚えたようだ。
タイの料理には大根おろしはない。
「大根おろしは日本の料理」と考えるのか、ヌチャナートは大根おろしを俺に作らせる。
焼き魚に合わせる大根おろしを作っていた。
最近の大根はおろすと水が沢山でる。
大根から出た水分と高菜を鍋に入れた。
挽肉で団子を作り、それも鍋に加えて煮込んだ。
タイ料理だから、当然のように唐辛子が入る。
こうすると完全にタイの味になる。
この料理をトムチュートパクと呼んでいた。

漬物を煮込むという発想は日本人にはない。
そのうちに大根の沢庵も煮込んでシチュウにしちゃうのかな?

2007/1/28

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2007年1月28日 (日)

モモンガ

この世に存在する蛋白質なら、それを食べる民族がこの地球の何処かに必ずいると言われている。
蟻、バッタのような昆虫、ヘビ、蛙のような爬虫類、猿、熊のような哺乳類、それらを必ず誰かが食べている


ワニの料理を出す店は世界にあちこちにある。
タイにもいろいろな野生動物がいる。
野生動物の保護にタイ政府は乗り出しているが、監視の目をかいくぐり密猟が絶えない。
例えば虎の骨、ペニスなどは薬になると信じられており、高く売れるからだ。
「ジャングル料理」タイ語でアーハンパーと称する野生動物を料理して出す店がある。

テレビでモモンガの生態を放映していた。
リスのように木の上に棲み、グライダーのように木から木に飛び移って生活している動物だ。
ヌチャナートはモモンガを知らないだろうと思って得意になって説明した。
「この動物はネズミの一種だ。飛ぶことができる」
「知ってるわよ!」
ああ、タイにもモモンガはいるのだ。
「食べたことあるわよ」
「えっ!うっ!・・・・・・」
言葉を失った。
タイ人は何でも食べる。
ヌチャナートは料理を手早く作り、食に対する興味が強い。
モモンガも食べちゃうくらいだから、日本のタヌキ汁でも出されれば食べちゃうだろう。

2007/1/27

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2007年1月27日 (土)

ゲンガイ

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これはゲンガイという料理だ。鶏肉を使ったシチュウのようなタイ
料理だ。スパイスのよい香りがする。この香りはタイ料理に特徴的
な香りだ。ウチの料理はヌチャナートに完全にお任せだ。
常にタイの味、タイの普通の家庭の味にしろと言ってある。
日本人の好みに合わせず、タイの味を守ることにしている。
俺でも食べられるように、辛味をちょっと落としてあるかもしれない。
ちょっと辛味を落とすといっても、日本の料理に比べれば遥かに辛い。
そうすると辛味に対するヌチャナートのストレスが溜まるらしい。
時々ヌチャナートは思い切り辛いソムタムなどを作って一人で食べ
ている。
「ああ、辛い!美味しい!」
なんて言いながら辛味を楽しんでいる。

鶏肉の他にタケノコも入っている。鶏肉とタケノコはいい組合せだ。
この料理をスプーンですくってご飯にかける。ご飯はスープをすぐに
吸い込む。ちょっと膨らんだご飯と鶏を一緒に食べるのだ。
俺達日本人が「ぶっかけ飯」と呼ぶ、ご飯の上に料理を乗せて出す
タイ料理が沢山ある。今日の飯は一口分づつのぶっかけ飯と思っ
てもいい。

2007/1/26

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2007年1月26日 (金)

カオツムで朝食

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中国人は朝食にお粥を食べる。
タイのホテルの朝食にはよくお粥がでている。
俺は朝粥が大好きなんだ。
ホテルでの朝食には必ずお粥を食べる。

今朝はタイのお粥カオツムを作っ て貰った。
白いご飯の上に乗せた青葱と生姜の黄色が綺麗だ。
青葱と生姜をかき混ぜてご飯に混ぜる。
景品で貰ったステンレスのレンゲでカオツムを掬って食べる。
葱と生姜の香りが口の中で広がる。
ちょっと塩味が足りないな。
醤油をかけようかな?
醤油をかけるとうま味がでるが、ご飯が茶色になり、見た目が汚い。
この色のまま食べたいなら塩をかけるべきだな。
ヌチャナートに塩をとってくれと頼もうとした。
「出来たわよ」
プラケムとヌチャナートが呼んでいる、塩漬けの魚を焼いたものが
出てきた。魚の白身をほぐしてお粥に乗せる。
お粥を掻き混ぜると、魚から塩分が出てきて、塩味はちょうどよく
なる。お粥は単純な味だったが、魚を加えることで味に深みが加
わった。
「美味しいね」
「そうね、美味しいわね。この魚 いいわね」
ヌチャナートも今朝のカオツムに満足している様子だった。

2007/1/25

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2007年1月25日 (木)

鰯を焼く

朝食に鰯を焼いて食べることにした。
別にどうと言うことがない、普通の鰯だ。
興味あることが起こるだろうとは考えなかったので写真を撮らなかった。
まあ、ごく普通の焼き魚だと思えばいい。

飾り塩をつけて焼き上げた。
鰯をちょっと摘んで「おいしいわ」とヌチャナートが言う。
ご飯と一緒に鰯を食べて”美味しい”と言っている。
今朝はどういうわけかイサーン方言で”美味しい”と言っている。
そのうちに鰯を手で摘み、ご飯とまぶしながら食べ始めた。
焼き魚に大根おろしはつき物だ。
タイにはこんな習慣はない。
ヌチャナートは焼き魚と大根おろしが合うと日本に来てから知った。
鰯を摘んでは大根おろしにつけてご飯と一緒にこね回しながら食べている。
ああ、もう完全にタイの食べ方だ。
他の日本人がこの食べ方を見たら驚いてしまう。
イサーンではもち米を主食にする。
もち米ならこのような食べ方でも苦労はない。
普通の日本の米だから、大根おろしをつけるとご飯はバラバラになり、纏まらない。
それでも器用にご飯を食べる。
俺は鰯の腸の部分は好きでない。
あの黒ずんだいろと、苦味が嫌なのだ。
魚の好きな人は魚のワタが美味いという。
あの苦味がいいという。
俺が食べ残した腸の部分をヌチャナートは手で摘んで食べる。
言葉がイサーン方言になると、食べ方もイサーン風になる。

2007/1/25

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ドリアンの香り

ドリアンと言う果物は好きな人は大好きで、嫌いな人は大嫌いという好き嫌いが両極端に分かれる果物だ。
日本でもドリアンは買えるが、いい値段がする。
日本に輸入されているドリアンはちゃんと検疫を通して輸入されたものだ。
ドリアンをタイのお土産として日本に持ち込むことは禁止されているはずだ。
それでも鞄に隠してドリアンを持ち込む人がいる。
そんな一人がこんなことを言った。

「飛行機を降りて税関にいた時は全然臭わなかったのですよ。タクシーに乗ったら途端に臭いだしたのでびっくりしました。」
そりゃそうだろう。
臭いと言うのは周囲に似た臭いがあると感じないものだ。
周囲の臭いとは異質の臭いがあると、その臭いを強烈に感じるのだ。
税関には同じ飛行機から降りたタイ人が沢山いる。
タイ人の中にもドリアンを密輸している人がいただろう。
ドリアンの臭いはタイの臭いだ。
タイ人が呼吸する息の臭いはタイ料理の臭いだ。
タイの臭いがぷんぷんとしている中では少量のドリアンの臭いなんてわからない。
税関をでてタクシーに乗ると完全に日本の臭いだけになる。
そこにドリアンと言うタイの臭いが入る。
ドリアンの臭いは日本では異質の臭いだから、目立つのだ。

先日、ウチでドリアンを切った。
「全然、臭いませんね」
ドリアンを切る前にタイ料理を沢山作って食べた。
ウチの中はタイの臭いだ。
そんな中ではドリアンの臭いは感じない。

2007/1/24

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2007年1月24日 (水)

納豆ブーム

テレビで納豆がダイエットに効果があると放映したら、納豆ブームになって納豆が売り切れになってしまった。
その後の調べであの番組は捏造だったと判明した。
テレビの影響は大きいのだ、まして人気番組の影響は更に大きい。
嘘をついてはいけない。
まして捏造なんて許せない。
テレビ会社の責任者が解職になったり、連日 新聞、テレビ、ラジオでこの話題が取り上げられた。
今回の場合は産業に与える影響はどちらかと言うとプラス方向だった。
納豆会社は予期せぬ大量注文が舞い込んだ。
これが数年前のカイワレ大根のように、マイナス方向に走っていたら大変だ。
カイワレ大根はO15Nとかいう細菌の汚染源とされてしまい、業界は大きな打撃をうけた。

ウチのヌチャナートは納豆を「なんであんな臭いものを食べるの?」と言う。
俺が納豆を美味そうに食べるのを不思議そうに見ている。
関東の人は納豆を食べるが関西の人は納豆を食べない。
日本人ですら、納豆を食べない人がいるのだからヌチャナートが納豆を食べなくても不思議はない。
納豆が好きな俺には納豆の臭みが気にならない。
食べている俺は納豆に臭みがあるなんて感じない。
納豆に入れる葱の香りの方が納豆の臭みより強く感じる。
好きな食べ物の香りなんてそんなものだ。

菜食主義のインド人が来日した。
昼飯の面倒をみなくてはいけない。
食堂にお願いして、野菜だけを一皿に盛ってもらった。
野菜の盛り合わせと白飯だけでは淋しい。
この他に野菜の漬物などをとってあげる。
ある時、「こいつに納豆を食わせてみよう」と、いたずら心が起きた。
「これは大豆だよ。食べ方はこうやって掻き混ぜて・・・・」
親切そうに食べ方を説明した。
納豆を何処からどうみても肉や魚に見えない。
インド人が昼食を食べられることを確認してから、他の仕事に取り掛かった。
午後になってインド人に会った。
「今日の昼飯はどうだった?」
「あの大豆は臭くて不味かった」
「ああ、そうだったの。ごめんね」
可笑しさを堪えて、それだけを言った。
同僚に「インド人に納豆を食べさせたら不味いと言っていた」と話すと皆が笑う。

2007/1/24

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塩漬け魚

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この魚の名前はエボダイだっけ?
まあ、エボダイとしておこう。
エボダイに塩をつけて乾燥させたものはスーパーで売っている。
しかし、このような塩漬け魚は売っていない。

小さなエボダイを魚屋で見つけた。
ヌチャナートはそれを買おうと言い出した。
多分、これでプラソムを作るのだろうと思っていた。
プラソムはそれなりに美味しい魚の料理だ。
ヌチャナートは俺達の知らない料理、俺達が考えない、思いつか
ない料理をつくる。その発想に驚き、笑いながら何時も食べている。
この魚もちょっと違った味になるだろう。

魚を買って家に帰るとすぐに魚を調理した。調理と言っても簡単だ。
ちょっと水で洗って塩を振って蓋が出来るプラスチック容器に入れ
て冷蔵庫にしまうだけだ。冷蔵庫の中では、魚から水が抜け出し
て容器の中に溜まっている。自分の身体からでた水分で塩水を
作り、魚はその塩水の中で塩漬けされている形になっている。
冷蔵庫の中で保管しているので、塩漬けしていても嫌な臭いがで
ない。二三日、このように保管しておくと、よい塩加減になる。
「そろそろ食べられるわ。焼いて食べる?」
「うん」
煮魚は嫌いだが、焼き魚は食べる。焼き上げた魚を食べた。
いい塩加減だ。身をほぐして、ご飯と混ぜる。
それにナンプラにつけた唐辛子を混ぜる。
ナンプラが入ったことで魚の旨味が強調される。
この塩漬け魚は食べられる。

美味しい魚はマグロだけではない。
安くても美味しく食べられる魚は沢山ある。
ちょっと手を加える、工夫することで美味しい魚になる。

2007/1/24

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タイのアイスクリーム

何処の国でも子供はアイスクリームが大好きだ。
タイの子供も例外ではない。
バイクにサイドカーをつけて其処にクーラーボックスを載せてアイスクリームを売りにくる。
こんな田舎の路地にもバイクは入ってくる。

昔、日本でも似たような光景があった。
自転車の後部にクーラーボックスを載せて、黄色い真鍮の大きな鈴を鳴らしながらアイスキャンデーを売っていた。
今のタイは昔の日本より進んでいる。
まず第一はバイクと言う機動力を持っている。
アイスクリームも溶けない優秀なクーラーボックスを持っている。
スピーカーで「美味しい、冷たいアイスクリーム」とか言いながら走りまわっている。

俺は大人だからアイスクリームなんて食べないが、子供の話では「安いアイスクリームは不味い」そうだ。
安い物はミルクが入っていない。色と甘味をつけた氷とか言っていた。
安物は日本のアイスキャンデーと同じだと思う。

アイスクリーム屋が来た。
子供達はアイスクリーム屋に関心を示さず、自分達の遊びに夢中だ。
彼等の親にはアイスクリームを買う購買力がないのを子供達は知っている。
子供達にアイスクリームを買ってあげることにした。
彼等はアイスクリームのことをアイサキームと呼んでいる。
子供達は自分の好きなアイスクリームをわいわいがやがや言いながら選んでいた。
「どれにしようかな?これがいい。あっちがいいな!」
散々迷いながら一つのアイスクリームを取上げる。
子供達の笑顔を見ていると、こちらまで楽しくなる。

金を払う段になって、驚いた。
アイスクリーム一個の値段はタイラーメンやチャーハンの値段と同じ位だった。
いや、それ以上だったかな?
日本と余り変わらない値段だったよう気がする。
ああ、これではアイスクリームは貧困層には手が届かない贅沢品だ。

昔はインド、東南アジアではアイスクリームなどは危険だから食べるなと言われていた。
一度、タイのアイスクリーム工場を見学した。
その工場は清潔で衛生管理もしっかりしており、設備も日本の工場と変わらない。
氷と違って流通段階もしっかりしているはずだ。
溶けてしまったアイスクリームを再度冷凍しても商品にならないから、温度管理はしっかりしているはずだ。
タイのアイスクリームは安心して食べられる食品だろう。

2007/1/24

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2007年1月23日 (火)

カオパット

一人でタイの街を歩いていて腹がへる。
何を食おうか?
そんな時は、屋台でカオパットを頼む。
味はあんまり外れることはない。
大概の店は美味しいカオパットを出す。
カオパットは米がぱらぱらと離れなくてはいけない。
タイの米はインディカ米なのでパサパサしている。
パサパサしたご飯を油で炒めるのだから、ぐしゃ付くことはないはずだ。
それなのに、ぐしゃっとしたカオパットを出す店がある。

蟹入りカオパットを頼んだことがある。
どんな蟹をいれたのか知らないが、蟹の甲羅だか足が入っている。
じゃりじゃりして食べられなかったこともあったな。
あの蟹はソムタムなどに使う沢蟹のような小さな蟹だったのかもしれない。

卵の殻が入っていることもある。
タイ人はあまり卵の殻にこだわらないのかな?
日本の食堂なら異物混入で客から苦情をうける。

いろんなことがあるけど、タイの屋台で食べるカオパットはうまい。
小さなライムを搾って酸味をだす。
唐辛子が浮かんだナンプラをかける。
太陽に照らされながら食べる。
こっちは通りを歩く人、車の流れを見ながら食べている。
街を行く人は、屋台で日本人が焼き飯を食べていると俺のことを眺めているのだろうな。

カオパットの関連記事はここにあります。

アメリカ風カオパット 焼飯、炒飯 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_a7c3.html
普通のカオパット      
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_b88b.html
カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a800.html
カオパット    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a800_1.html
カオパット(焼き飯)   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html
カオパット焼き飯   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_ab09.html

2007/1/22

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2007年1月22日 (月)

もち米を入れる

最近の日本の一般家庭では電気釜でご飯を炊いている。
釜で飯を炊いていた時代は、炊き上げたご飯を木製の「おはち」に入れていた。
「おはち」に入れたご飯は常に適度な湿気をもっていた。
今でもすし屋、旅館などでは「おはち」を使っている。

もち米を蒸し上げると、タイ人は素早く竹で編んだ笊のような器に入れる。
この器は、もち米の乾燥を防ぎながら、適度の湿度を保つのでもち米の保管に最適なようだ。
蒸したもち米を弁当箱のような密閉した容器に入れると米がびしょびしょになってしまう。
この器に入れれば、いつでもちょうどよいお湿りが保たれる。

いろいろな形、大きさの容器があるが、一人前の容器だと小さな茶筒ほどの大きさだ。
細い竹を編んで茶筒を作り、其処に蒸したもち米を入れたと思えばいい。
同じ形の笊をプラスチックで作るのは簡単だ。
だがプラスチック製のものはない。
竹の笊を模したプラスチック製の笊はあるので、もち米を入れる器があってもよさそうなのにない。
ありそうでない。
竹ならもち米の余分の水分を吸い込み、もち米が乾燥し始めると竹はもち米に水分を与える。
こうしてもち米は常に適度な水分を保つことになる。
プラスチックではこのような働きができない。
伝統的な容器が消えない理由がここにある。

「ヌチャナート、食べ終わったなら、この器をどうやって洗うの?」
「そんなもの、洗わないわよ。」
「えっ!?」
「洗う人なんていないわ。10年だって一度も洗わない」
「???!!!」
信じられない話だ。
そんなことを知っていたらタイのレストランでもち米を注文しなかっただろう。
レストランで出される器の中には、黒光りしているものがある。
あれは手の油が染み込んでいたのだ??

長い間の経験から、タイ人は器を洗わなくても病原菌が発生することがないのを知っているのだろう。
お茶碗でご飯を食べても、茶碗にはご飯粒の3つや4つは容器に残るだろう。
竹の器にいれたもち米は、器にこびりつきやすい。
10粒以上のご飯粒が残る。
そんなご飯粒も熱帯の暑さで直ぐに乾燥してしまう。
容器を逆さまにすればポロリと落ちる。
竹の網目にしがみついているご飯粒はスプーンでこそぎ落とす。
竹は乾燥してしまうので細菌が増殖することはない。
その後に、またすぐ熱いもち米を入れる。
洗わない容器だが、熱い蒸したてのもち米で熱消毒される。
だから、洗わなくとも微生物的には安全な容器なのだ。
どうやら器を洗わなくとも安全なのだと理解できても、日本人の感覚では器を洗わないことは許せない。
どうしても洗いたくなる。

もち米を入れた容器を水洗した。
それを台所の棚に乗せて乾燥させようとした。
ヌチャナートがそれを見て言った。
「そんなことをしちゃ駄目よ。臭いがでるわ」
うーんそうなのか。
「表に出して干してよ」
タイなら洗っても直ぐに乾くだろう。
でもどうして洗わないのだろうか?

2007/1/21

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2007年1月21日 (日)

水を飲む

タイ人は食事の時に必ず、水を取る。
料理を注文すると、「水はどうしますか?」とウエイトレスに聞かれる。
何も水分を注文しないと、ちょっと変な顔をされる。
気のせいかな?

俺が食事をするとヌチャナートは「水を飲んだ?」と聞く。
「飲んでないよ」と答えると「食事の後は水を飲まないと駄目よ」と怒る。
多くのタイ料理には唐辛子が使われている。
その辛味で胃袋が焼けるのを水で防ごうという考えなのだろうか?
タイ料理では食事と水分はつきものだと考えるようになった。

俺が食事をしている隣でヌチャナートは猫のサダムに海老を剥いては食べさせている。
俺の食事も終りかけている。
サダムの食事はもう終っている。
「お水、飲まないと駄目よ!」ヌチャナートは言う。
俺は何時もの注意を受けているのだと思って「うん」と返事をした。
ヌチャナートは水道の水を汲んでサダムに水を飲ませていた。
俺に話しかけたのではない。サダムに言っているのだ。
猫にも食事の後に水を飲ませないといけないとヌチャナートは考えているのだ。

2007/1/21

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タイの牛肉

俺達がタイで食べる牛肉はどんな牛の肉なのか知らない。
タイでよく見かける牛は、水牛と背中にコブがあるコブ牛だ。
これらの牛は普通の農家や畜産農家が飼育している。
牛飼いは町の外れの草が生えている場所に牛を連れて行き、草を食べさせている。
大企業が持つ牧場では白と黒の斑があるホルスタイン種、ジャージー種の牛もいたようだ。
そのような企業は牧場を観光事業にする。乳製品工場を持つ。ステーキレストランはある。
繁殖は勿論、科学的な管理をしている。
ゴム草履を履いて牛を追う貧農と大企業の格差に驚く。

タイの牧場ではアメリカで見るような肉牛は見かけなかった。
見たけど忘れている可能性があるな。
黒い大きな牛の模型が牧場の近くにあったような気がするから、多分、肉牛もいるだろう。
この牧場主はバンコックの一流ビルの高層階に高級レストランを持っているから、そのレストラン用の肉牛を飼っているはずだ。

コブ牛のステーキは美味しいと言われて、ステーキ屋に行ったことがある。
酔っ払うと、どれを食ってもおんなじだ。
みんな美味いのだ。

タイ人は牛の肉を水牛、コブ牛と見分けているのだろうか?
ヌチャナートに聞くと「わからないわ。市場で売っているものを買うだけよ」と笑っている。

2001/1/21

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鶏の足

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鶏の足を買ってきて、香草といっしょに煮込んだ。
タイ人は鶏の足をよくたべる。
ポルトガル人も鶏の足をトマトソースで煮込んで食べていたな。
タイ人は鶏の足を唐揚げにして食べる事もある。
どのようにして食べても美味しい。
日本人は鶏の足を食べないから、鶏の足をみると気持ちが悪いと
思う。見た目はちょっと悪いが、食べると美味しいのだ。
コラーゲンがいっぱいあって美肌になる。膝などの関節にもいい。
こう言う物を食べなくてはいけない。
薬屋でコラーゲンの錠剤を売っているが、コラーゲンは鶏の足の
ような物から抽出している。これを食っていれば錠剤を飲む必要
はない。

タイの野外市場で鶏の足の唐揚げを売っていた。
「右足と左足を同じ数だけくれ」と言った。通じなかったのか、理解
されなかったのか、俺の言葉は無視された。

鶏の足はちょっと油濃くて、ヌルヌルしている。関節の部分の軟骨が
こりこりしている。この感触がいい。

こんなことがあった。
広場には昼飯を売る屋台が沢山でる。何軒もの屋台が其処で店を
はっている。そこへ行けば何でも食べたい物がある。
蛇の皮のような白い物があった。見たことがない食べ物だ。
不思議な食べ物だ。正体を見極めようと、その物体を眺めて、これ
は何かと考えていた。どうしてもその正体がわからない。
店の女に聞いた。彼女は英語を話した。鶏の足の皮を剥いたもの
だという。それにしても手間のかかることをやるものだと感心した。
その皮をラーメンだったかな、料理の上に乗せてだしていた。

2007/1/21

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ジンギスカン鍋

最近、ジンギスカン鍋が流行っているようだ。
あちこちにジンギスカン鍋の店が出来ている。
タイにはジンギスカン鍋はないが、ジンギスカン鍋に近い形の鍋で焼肉を作っている。
この料理をタイ人は朝鮮鍋とか呼んでいる。
正しい呼び方は忘れたが、朝鮮風の料理とタイ人は解釈している。
使う肉は牛豚鶏といろいろだ。
この鍋の使い方は世界共通だ。
鍋を熱してから、脂肉で鍋を拭いて全体に油をつける。
それから好みの肉や野菜を焼いて、好みのタレにつけて食べるのだ。
タイ人が朝鮮風の料理と呼ぶ鍋を大勢で囲んで食べるとうまい。

ジンギスカン鍋には羊肉を使うとヌチャナートには教えてある。
羊肉と聞いてヌチャナートはジンギスカン鍋を食べようと言っても、さも気持ち悪そうに「食べない」という。

蛋白質には好みの順位がある。
順位が4番とか5番目になるとゲテモノと考えるようになる。
ヌチャナートに肉の好みの順位について聞いてみた。
「タイ人が一番好む肉は何かな?」
「牛肉よ。牛肉は高いわ」
まあ、想像通りだ。
「次ぎは?」
「黒い烏骨鶏よ」
おお、なるほど。
「次ぎは?」
「豚ね。」
「次ぎは?」
「普通の鶏肉よ。鶏肉は安いわ」
羊肉は鶏肉よりも下等な肉とタイ人は考えているのだ。
ご馳走の積もりでタイ人にジンギスカン鍋を食べさせると、誤解されるな。

一度、無理矢理ヌチャナートをジンギスカン鍋の店に連れて行こうかな?
食べると美味しいので、考えが変わるかもね。

2007/1/21

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おろしがね

大根おろしを作る道具をおろしがねというのだよね。
プラスチックで出来ていてもおろし金だ。
面白いね。
それはどうでもいいが、おろし金をみているうちに、タイにもおろし金があるかふと気になった。
ヌチャナートに聞くと「タイにはない」とのこと。
そう言えば、料理の道具屋にもそんなものはなかったと思う。
市場で台所用品を売っている店でもおろし金を見なかった。
西洋料理ではチーズをおろして使うから、おろし金はある。
ウチで料理を作るのにもヌチャナートがおろし金を使っているのを見たことがない。
やはり、タイにはおろし金はないようだ。

日本の家庭なら必ずあるものだから、タイの家庭にもあるとつい思ってしまう。
おろし金をみているうちに、日本とタイの違いに気付いた。

2007/1/21

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アボガド

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森のバターと言われるアボガドをヌチャナートに試食させた。
タイでアボガドを見たことがない。見ていないと思う。
タイにアボガドがあるとすれば、タイの庶民が沢山食べているはず
だ。庶民がアボガドを食べているのを見たことはない。
ヌチャナー トに新しい味、知らない味を味わってもらいたい。
そんな気持ちからヌチャナートにアボガドを試食させた。

人間は食に対しては一種の警戒心を持っている。
自分の知らない食品を見てもそれを手にしようとしない。
いくらそれが安くても、知らない食品を買おうとはしないものだ。
買った食べ物が不味かったなら金が無駄になるという経済観念か
ら、知らない食品を買おうとしない人もいるだろう。
食べ方がわからないから、買わないという人もいるだろう。
それよりも、知らない食品は危険かもしれないという危機感の方が、
知らない食品に手を出すのを妨げている。俺のようにタイの市場を
歩き、知らない食品を探し回るのは少数派だ。

「食べてご覧!」アボガドの一片をヌチャナートに差し出した。
「あら、おいしいわね。油が多いのね」
「そうだね。この果物は森のバターと言われるのだよ」
ヌチャナートは納得し、にこっと笑った。果物と言うのは甘酸っぱい
ものが普通だ。そのまま食べるか、ちょっと塩をつけて食べるもの
が多い。醤油をつけて食べる果物はない。アボガドと醤油は相性が
いい。ねっとりとした触感と醤油の旨味が合う。
ヌチャナートにも醤油をつけたアボガドを食べさせた。
「うん、いいわね。この果物とマヨネーズも美味しいはずよ」
「そうだね、海老と一緒に食べても美味しいよ」
回転寿司に海老とアボガドが乗ったものがあるのを思い出した。
ヌチャナートに「回転寿司に海老とアボガドが乗ったものがあるよ」
と話したが、ヌチャナートはその寿司に気付いていなかった。
食や味に敏感なヌチャナートも海老とアボガドが乗った寿司に気付
かなかったのだ。このことからも食は保守的なのだとわかる。

醤油とアボガドが合うのなら、タイの調味料とアボガドも合うはずだ。
タイ人は青いマンゴーを唐辛子がちょっと混ざった塩をつけて食べ
ている。アボガドを同じ様にタイ人は食べるのではないか?
面白そうだ。やってみよう。

2007/1/20

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2007年1月20日 (土)

日本の大根

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今日は大根が安い。何処でも安売りをしている。
俺は大根おろしが大好きだ。ここ二十年ほど前から大根が甘くなり、
水っぽくなった。俺は辛い大根おろしが好きなんで、今の大根の味
に満足していなかった。最近、辛い大根が出てきた。
嬉しい話 だ。

大きな大根を見て、ヌチャナートが笑った。
「日本の大根は大きいわね。タイの大根はこんな細いのよ。
この写真を撮ってタイに送りましょうよ。お母さんは吃驚するわ」

そういえばブラジルから来た日系人も言っていた。
「ブラジルにも日本と同じものがあるが、日本の物はオレンジでも
何でも大きいですね。」
日本の農業も世界の先端を行っているようだ。

こんな大根を見慣れている俺達には珍しくもない大根だ。
ヌチャナートには新鮮な驚きなのだ。
文化の違い、育ちの違いがこの大根で分かった。

2007/1/20

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ゲンカリー

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久し振りにゲンカリーだ。普段はゲンカリーをヌチャナートは作って
くれない。今日は機嫌がいいのか
「ゲンカリーを食べるでしょ?」という。ゲンカリーは俺の好物だ。
ヌチャナートは「ゲンカリーなんて何で食べるの?」と普段は馬鹿
にするのだ。馬鹿にしながら作るゲンカリーだが、これが美味いん
だ。ゲンカリーと言うのは日本人がタイカレーと言っている奴だ。
レトルトパウチのタイカレーがあるが、食ったことがない。
ヌチャナートに頼めば作ってくれるから(機嫌がよければの話しだ
が)、レトルトパウチのタイカレーを食う必要がないからだ。
今日のカレーは辛味が抑えてある。余り辛くない。
多分唐辛子は二本ほどしかいれてないだろう。
ご飯にカレーをかける。ココナッツの香りがいい。
俺にはこの味がタイ料理の原点のような気がするのだ。

カレーの関連記事はここにあります。

タイのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_5144.html
タイカレーよ    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5578.html
三色のカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_574d.html
タイカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_e532.html
インドカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_a7ae.html
竹の子入りカレー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fd8c.html
インドカレーその後   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_a436.html
みずなのカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_fa26.html
タイカレーが出る   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_89f1.html
タイカレーの地方性   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_596a.html
パパイヤカレー    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_34f4.html

2007/1/19

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2007年1月19日 (金)

シャケのアラで

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毎日、食べても魚だったら飽きないというくらい、ヌチャナートは魚
が大好きだ。魚が好きな人は魚の選び方が上手だ。
「おいしそうなシャケのアラがあったから買ったわ」
シャケの頭の部分は昨日 タイの香草と一緒に煮込んで食べた。
なんという料理なのか名前を聞かなかった。
魚の生臭さは香草に消されている。

生臭みに弱い俺でもこの料理なら大丈夫だ。美味しかった。
今朝はカマの部分を焼いて食べた。薄塩のシャケだ。
熱いご飯に乗せて食べると美味しい。

シャケを食べ終わって、ゴミを捨てようとした。シャケを被っていた
サランラップを見た。品名と値段が書いてある札がついている。
品名は銀鮭甘口と書いてある。
その隣に(チリ産・養殖)と書いてあるじゃないか。
鮭も養殖できるのか?驚いてインターネットで調べると、鮭の養殖は
世界中で研究、実用化されているのだ。特にチリは有名だったのだ。
驚き、不明を恥じた。

東京では鮭をサケと言わず、シャケと呼ぶ。
子供の頃はシャケと言ってたが、大人になってからはサケと呼んだ
りシャケと呼んでいる。塩鮭の場合はシオサケとは言わず、今でも
シオジャケと呼んでいる。子供の頃に呼んでいたように、「シャケ」
と言わないと美味しそうな気がしない。
今はウチではパーサモンと呼んでいる。

昔の塩鮭はとてつもなく塩っぱかった。焼くと塩が白く浮かび上がっ
た。冷蔵庫が普及していない時代だから、食品の保存には塩を利か
せなくてはいけなかった。今は冷蔵保管が当たり前になっているの
で、甘塩になった。昔はシャケは塩っぱい物の代表だった。

死んだオフクロが何度も聞かせた笑い話がある。
先生「海の水はなぜ塩っぱいのでしょうか?」
生徒「ハイ!シャケがいるからです」

笑い話になるくらい、昔のシャケは塩っぱかった。

2007/1/19

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2007年1月18日 (木)

鶏の空揚げ

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冷蔵庫を開けながら、ヌチャナートが言う。
「豚肉、食べるでしょ?」「うん」
「どう料理したい?揚げる?」「うん」
「あら、これ鶏肉よ。鶏肉でもいい?」「うん」
「鶏肉をどうする?揚げる?」「うん」
「粉をつける?」「うん」
俺の返事は「うん」だけだ。

まるで天ぷらのような鶏の揚げ物が出来てきた。
「タレをつけるでしょ?」「うん」
当然、ヌチャナートがタレを作るのだと思っていた。
ヌチャナートはタレを作らない。しかたがないので、昨日の残りの
ナンプラと唐辛子のソースに唐揚げをつけて食べていた。
「甘い、タレがいいでしょ?」「いらない」
甘いタレというのは市販のタレだ。
酢と唐辛子と砂糖の甘くてちょっと辛い赤いタレだ。
このタレは余り好きではないが、ちょっと味見をした。
鶏の唐揚げと合う味だ。でも甘いので好きになれない。
俺が甘いタレを使わないのを見てヌチャナートが聞く。
「マヨネーズがいいそれともケチャップにする?」
「いらない」
アメリカなどでは鶏の唐揚げにケチャップをつける。
こうして食べるのも美味い。
マヨネーズをつけても美味しいかもしれないと思った。
俺はナンプラをかけて、赤い唐辛子を肉の上に乗せて食べ続けた。

2007/1/18

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筍と鶏肉

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普段は日本で売っている筍をヌチャナートは買わない。
筍はヌチャナートの好物なのを知っているので、「買おうか」と言って
も買わない。日本の筍は美味しくないというのが、買わない理由だ。
日本の店で売られている筍は中国などから輸入されたものが大半だ。
ヌチャナートが好きな筍はタイからの輸入品だ。
醗酵させ、酸味がでた筍がお好みだ。

買って来た筍を薄く削ぎながら味見をしている。
「うん、酸味があって美味しい。味見してごらんなさいよ」
味見したけど、タイの筍のような酸味はない。普通に茹でた筍の味
だ。この筍はヌチャナートのお気に入りになった。

筍をフライパンで炒めだした。鶏肉も入れた。
いろいろと味付けをし、唐辛子もごってり入っている。
強い味付けなので白いご飯に乗せると美味しい。
美味しいと言いながら食べていると、辛味がじわじわと出てきた。
やはりこの料理は辛い。とても辛い!ご近所さんにこの料理をお出し
したら、辛くて飛び上がってしまうだろう。

2007・1・18

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ソムタムの道具

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ソムタムはタイ東北部の人々の好物だ。特に女が好きだ。
バンコックに住むタイ人はソムタムは女の食べ物と考えているようだ。
そんなことを知らないから俺はソムタムを食べていた。
俺のテーブルの傍を通る女は俺がソムタムを食べているのを見て
みんな笑っている。
どの女も笑うので、俺もなんだか様子が可笑しいと感じた。
英語が通じる女にこの事を話すと彼女も大笑いしていた。

ソムタムを作るには、青いパパイヤを縦長に持ち、表面をナイフで
ポンポンと叩いて切れ目を入れる。 次ぎに、ナイフでパパイヤを削ぐ。
こうして青いパパイヤの千切りができる。
千切りを作るのに二つの工程がいる。

代々木でやったタイフードフェスティバルでパパイヤの千切りを作る
道具を見た。日本で大根の千切りを作る道具のタイ版と思えばよい。
これは便利だ。今度タイへ行ったらこれを買おうと決めていた。
タイの市場でその道具を探した。やはり、タイの市場にありました。
値段は覚えてないが、高い物ではない。

ヌチャナートが喜ぶと思って買ったのに、ヌチャナートはちっとも喜ば
ない。その理由は
「こうやって作った方が美味しいのよ!」だった。
食というのは本当に保守的だ。便利な道具を使おうとしない。
がっかりしたが、捨てるに捨てられずまだウチにある。

先端のガリガリでココナッツの実の中の果肉を削ぎ落とす。
平らの長い部分で大根、胡瓜の薄切りができる。
波型の部分で千切りを作る。
安っぽいステンレス製品だ。
どの程度、刃が鋭いか使っていないからわからない。
多分、余り良く切れないと思う。
柄もすぐに取れてしまうのではないかな?
タイの製品は安いけど、すぐに壊れる。
かっての日本製品も安かろう悪かろうだった。
今のタイの工業製品はかっての日本製品と同じだ。
やがてタイの製品も優れたものになるだろう。
そうなる日を待っている。

ソムタムの関連記事はここにあります。

ソムタムポンラマイ 果物のソムタム 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_a524.html
インゲンのソムタム   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_806d.html
ソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_a806.html
二人のソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d616.html
ソムタムの道具    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_fbe8.html
ソムタム祭    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_0b60.html
瓜のソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_baa8.html
ソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_a806.html
熱いソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_cc7b.html
茄子のソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_ccda.html
ソムタムを作る    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_ed2f.html
ソムタムを食べる   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_5e83.html
今日のソムタム    
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_f488.html

2007/1/17

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2007年1月17日 (水)

メキャベツを炒める

ヌチャナートが冷蔵庫を開けて、叫んだ!
「あらいけない!これを食べなくちゃ!安いから買ったのに腐らせたらいけないわよね」
冷蔵庫からメキャベツを取り出した。
「豚肉、あったかしら?」
「冷蔵庫の下の部屋にあるよ」
メキャベツと豚肉を炒めだした。ナンプラとニンニクで味付けをした。
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「あら、美味しいわね」自分で作って、自分で美味しいと言っている。
自画自賛だ。メキャベツも柔らかくなり、軽い苦味がある。
言われたように、確かに美味い味だ。
「タイにもメキャベツはあるかい?」
「あるわよ。でもこんなに大きくないわ。タイのメキャベツは小さいわ」
メキャベツは英語でBrussels sproutだ。名前から判断して原産地は
ベルギーかな?
原産地でなくともベルギー経由で出荷されたか、ベルギー近辺で
栽培されていたのだろう。ベルギーで栽培されていたとなると、寒さ
に強い野菜だろう。ベルギーの野菜が日本で栽培されていても、
それほど不思議には思わない。これがタイでも栽培できると聞くと、
「この野菜ってけっこう気候に順応性があるのだ」と感心する。
 

気候に順応するのは野菜だけではない。バンコックの動物園で
北極熊を見た。北極熊は氷なんかなくとも生きられるのだ。
北極から見ればバンコックはかなり南だ。更にもっともっと南に北極
熊を連れていけば、南極に到達する。まだ誰もこんな実験をやった
ことはないが、北極熊は南極でも生きられる。

メキャベツを食いながら、くだらないことを考えていた。

2007/1/17

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これで三回目

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昨晩作った鶏の蒸し焼きの残りをまた食った。朝食も昨晩の残りだ。
食いきれなかったものを今晩も食うのだ。今晩は、鶏肉を骨から外
して、肉を指で千切る。それに野菜と春雨を加えた。
こうやると、もう昨晩の残りのお菜とはまるで違う味になる。
ヌチャナートはよくやるよ。
同じ材料を違った料理にしてしまう。

ヌチャナートの料理には感心する。
料理が上手だと食品の知識が豊富だろうと想像するがそうでもない。
春雨の原料がなんだかヌチャナートは知らないのだ。
そんな物を知っていてもたいした価値はないし、偉くもないから知ら
なくてもいい。生活に困る事はない。
タイ料理に春雨はよく使う。
春雨を水でふやかしてから、煮立った鍋に入れる。
透明になった春雨はスープの旨味を吸いこんで食べやすくなる。
これはもう残飯整理ではない。昨晩の料理とは全く違う料理になって
いる。独立した立派な料理だ。

2007・1・16

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2007年1月16日 (火)

オップガイペット

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これは昨晩のお菜の残りを温めなおしたものだ。
昨日は、ただ美味しいと言いながら食べただけだった。
この料理の名前を聞いておこう。
「ヌー、この料理の名前はなんというの?」
たぶん、ガイペットと言う言葉は付くだろうと想像した。
「オップガイペットよ」
「えっ!もう一度言ってくれないか?」
ヌチャナートは同じ言葉を繰り返した。
想像していた名前に近い名前だった。
オップというのは蒸すと言う意味だから、この料理を日本語でいうと
「鶏のぴりから蒸し」とでも言うのだろう。
香辛料で味付けした鶏を大きな鍋に入れる。
鍋に蓋をして鳥からでる水分で蒸し上げたものだ。
食べた味からして蒸したものと推定していた。

この辛味はヌチャナートにとっては普通程度らしい。
俺の辛味にたいする感覚は普通の日本人の感覚とは違ってきて
いるはずだ。これはちょっと辛いかな?
飛び上がるからさではない。
普通の日本人が食べたら、ぴりからを通り越して大辛かもしれない。
辛いのは駄目だと言う人でも、この鶏の香りは気にいると思う。
香り高い、鶏の蒸し焼きだ。

2007/1/17

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鴨のくちばし

日本人は鴨を余り食べないが、タイ人は鴨をよく食べる。
鴨をローストして売っている。
日本で見る鶏の丸焼きのようなものだ。
鶏とは違う噛み応えがあって鴨もうまいもんだ。
鴨を売る店が沢山あると評判のよい店とそうでない店がでてくる。

タイの田舎道で車を走らせていた。
タイの自動車には乗客定員なんてあってないようなものだ。
自動車保険では定員が定められているようだが、そんなものは無視しているのか、保険に入っていないかのどちらかだろう???
乗り切れなくなった所が定員だ。
トラックなんて荷台にまで人を乗せる。
四トン車ほどのトラックの荷台を二階建てにして人を運んでいるのを見たことがある。

詰められるだけ乗せた車の中で一人の女が「ここで止めて!」と叫んだ。
鴨をローストしている店の前で車は止まった。
女は車を降りて店の中に入って行った。
包みを持って女は車に戻った。
「美味しいわよ。これ食べる?」
なにやら黒っぽいものをくれた。
「これなあに?」
「鴨のくちばしよ。試してみてよ。」
靴べらのような嘴の中に肉が薄く張り付いている。
その肉を歯でこそぎ取る。
うん、確かに食える味だ。
「この店は評判がいいのよ。美味しいでしょ」
鴨肉はゲテ物とは日本人は考えない。
だが、日本人の発想のなかには嘴のなかの肉まで食おうという発想はない。
「タイ人は鴨の嘴まで食う野蛮な人々だ」と考える人もいるだろうな。
俺はそうは考えない。
タイでは肉食の歴史が長い。
肉食をしている人々は肉のあらゆる所を無駄なく食べる。
肉食の歴史が浅い日本では、肉を無駄にしている。
日本でも肉食の歴史が長くなると、肉のあらゆる部分を食べるようになるはずだ。

2007/1/16

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2007年1月15日 (月)

鶏を丸ごと

ひな鶏を丸ごと買ってきた。
「これは美味しいわよ。あたしが作ってあげる。」
鶏の腹に詰め物をして、焼き上げる。その時、タイの香辛料を使う
のだろうと推定していた。
なにやら沢山の香辛料を混ぜ合わせて
いた。 それを臼で突いている。
俺は自分の家の食事だからこの臼の音を気にしないことにしている。
本当は気にしている。気にしていたら、飯が食えなくなってしまうの
で気にしないことにしている。ご近所には
「いつも音を立ててすみません」と謝っている。
「いいんですよ、生活音ですからしょうがないです。あの音がないと
お料理つくれないのでしょ?」
優しいご近所さんに甘えてポコポコと臼で香辛料を混ぜている。
それが終わったと思ったら、何かを叩き切る音がしている。
「サミイ、見て!」
鍋の中を見た。丸ごと料理するのかと思ったら、鶏を四つ割りにし
ている。
そんなら、わざわざ丸ごと鶏を買う必要ないじゃないか???
鶏肉には先ほど混ぜ合わせた香辛料がまぶしてある。
見ただけで、美味そうだ。
これを煮込んだ。香辛料が沢山入っている
ので家中に香辛料の臭いが立ち込める。
そんな悪い臭いではないが、ご近所に気が引ける。
ウチが料理をしていない時、ご近所からカレー、焼き魚、サトイモの
煮付けなどの臭いがしてくる。日本人の俺には美味しそうな臭いと
感じるが、ヌチャナートには嫌な臭いかもしれない。
出来上がったものは、こんなものだ。見た目も美味そうだ。
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香りがいい。いろいろな香辛料の香りが口の中で広がる。
スプーンで汁と肉を一緒にとり、ご飯の上に乗せる。
汁を吸い込んだご飯と肉を一緒に食べる。
肉だけを食べるより、ご飯に肉を乗せて食べる方が美味しい。
じわじわと辛味が効いてきた。
この料理に大満足!!!

2007/1/15

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薬膳:苦瓜

俺が子供の頃には苦瓜なんて売っていなかった。
ニガウリは沖縄などに行かないと食べられないものだと思っていた。
初めてニガウリを食べた時、その姿から胡瓜の味を想像していた。
どうやってそのニガウリを食べたのか思い出せないが、苦さに驚いた。

ニガウリはヌチャナートの好物でよくニガウリの料理を作る。
ベランダにニガウリを植えて、小さな実が出来るとそれを摘んできてぽりぽり食べる。
ニガウリの葉も料理に使ってしまう。
放っておけば大きく成長するニガウリも、大きくなると食べられちゃうので大きくならない。

タイの旅行案内書を読んでいた。
その中に、ニガウリのスープは解熱剤の効果があると書いてあった。
ヌチャナートにそれが本当かどうか聞いてみた。
ヌチャナートは知らないと言う。
人間は苦瓜の薬効を意識しなくても、体が知っている。
熱があると、無意識のうちに「苦瓜と豚肉の炒め物」が食べたいとか、「苦瓜のトムチュートが食べたい」なんて体が要求する。
人間の体は知らず知らずのうちに、薬になる食物を取り込んでいるのではないかな?
今度、熱っぽい時に、苦瓜の料理を作ってもらおう。
そしてその効果を試してみよう。

ウチでは苦瓜を5センチほどに切る。
芯の種を除いて、そこに肉などを詰める。
詰め物をした苦瓜をスープで煮る。
苦瓜が柔らかになって、美味しいのだ。

薬膳の関連記事はここにあります。

薬膳:ライムジュースと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f2f2.html

薬膳:苦瓜   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_ffd9.html

薬膳:赤いスープ   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_bdde.html

薬膳:烏骨鶏   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_56d1.html

薬膳:便秘に効く   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_096e.html

薬膳:トウモロコシと便秘 
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_7b1c.html

薬膳:青い葡萄   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2c5f.html

薬膳:マンゴー   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_6986.html

薬膳:唐辛子酢   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_b608.html

薬膳:便秘に効く果物   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_a32d.html

薬膳:便秘療法   
http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6278.html

2007/1/15

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スペアリブの唐揚げ

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スペアリブがあった。ヌチャナートが見つけて
「これはサミイが好きなものでしょ?買いましょうよ。」と言う。
これを油で炒めて砂糖と醤油で甘辛く中華風にしたものも美味い。
前の晩にヌチャナートはスペアリブに塩コショウをしておいた。
それを今朝、油で揚げた。
このような単純な味は飽きがこない。

骨の周りにある肉を前歯でこりこりと噛み取る。
この部分の肉が美味くて好きなんだ。
歯が丈夫なヌチャナートは俺が食べない軟骨部分をとっては食べて
いる。
「ここが美味しいのよ」
その美味しさは俺もわかるけど、最近は噛めなくなっている。
俺がスペアリブをナンプラに漬けると、「もう塩味がついているから、
ナンプラにつけなくても大丈夫よ。唐辛子と一緒に食べなさいよ。」
とヌチャナートが注意する。これもタイ料理なのかな?
このような料理は世界中の何処にでもある。
ナンプラに漬けた唐辛子と一緒に食べるのだから、やはりタイ料理
なんだろうな。

2007/1/15

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2007年1月14日 (日)

豚を炒める

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豚肉を炒めた。フライパンに油を多く入れたのだろう。
唐揚げのような仕上がりだった。
「ご飯の上に肉を乗せるのよ。それにナンプラをかけて小さな唐辛子
と一緒に食べるよの。」
とヌチャナートが食べ方の指導をする。言われたような食べ方をする。
この単純な味がいい。塩加減もちょうどいい。
生の唐辛子の香りがいい。
これだけで幸せな気分になれた。
唐辛子の刺激で汗が出た。
タイ人はいくら唐辛子を食べても汗をかかない。
辛いとも言わない。
唐辛子を食べているキャリヤーが違うから俺と比較は出来ない。

2007/1/14

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レモンを使う

タイ料理にはレモンをよく使う。
日本ではラグビーボールのような形をした黄色いレモンを使ってい
る。この種のレモンが一般的で何時でも手に入るからだ。
タイではスダチのような丸くて青いレモンを使う。
タイのレモンの値段は安いものだ。
俺の目からすると、タイ人はレモンを粗末に扱う。
それを見ると俺はつい「勿体無い」と思ってしまう。
今でこそ、日本でもレモンは安いが、昔はレモンやバナナは高価
だった。レモンは高価という記憶が抜けないため、タイ人がレモン
を粗末に扱うのを見るとなんとなくイライラする。

タイ人は使い切らないレモンを冷蔵庫にもいれず、そのまま放置
している。レモンには蝿もたからない。熱帯の気温の中に放置さ
れたレモンは直ぐに乾燥して萎んでしまう。その萎んだレモンをまた
使うのだ。タイ料理ではレモンの汁だけを使う。
西洋料理のようにレモンを薄切りにして料理のなかにいれること
はない。

ヌチャナートが評価する良いレモンとは汁が沢山でるレモンだ。
皮が厚くて汁が少ないレモンは悪いレモンだ。
ウチではレモンをニンニクなどを入れた笊にいれて常温で保管して
いる。タイ人はレモンの鮮度にこだわらないようだ。
酢の代わりにレモンの汁を使うだけだから、レモンにカビが生えて
腐らないかぎりレモンを使う。レモンの黄色い皮がふにゃふにゃに
なってもなんでもないこととして使ってしまう。

適当な大きさのニンニクを探していた。
ニンニクの球や玉葱を掻き分けていたら、乾燥したレモンが出てきた。
あの黄色いレモンがカビに犯される事なく乾燥して小さくなっている。
殆どピンポン玉の大きさにまで縮んでいる。レモンの皮も硬くなって
いる。こんなものを使えるわけがない。いくらなんでもこのレモンは使
わないだろうと思っていた。これを見たらヌチャナートは
「食べ物を粗末にしてごめんなさい。」
と言ってレモンをゴミ箱に捨てると思った。ヌチャナートは乾燥して
縮んだレモンを何事もないかのように切って汁を絞っていた。

日本人とタイ人の考え方の違いに今更ながら驚いた。

2007/1/13

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サンマの開き

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このサンマは脂が乗った新鮮なものを開いたようだ。
ヌチャナートは「この魚は美味しい」と絶賛している。
「このままで十分、塩っぱいわよ。」
薄塩のタイ料理に慣れているヌチャナートにはこれくらいで塩味は
十分なのだろう。日本人には塩味の他に醤油の香りと旨味がない
と美味しいと感じられない。醤油をサンマの開きにちょっぴりかけた。

サンマの開きを食べながら、タイの干魚のことを思い出していた。
そう言えばタイで魚の開きを見たことがない。
あるかもしれないが、見た記憶がない。
どの乾燥した魚も丸干しだった。
ヌチャナートに聞いてみた。
「タイには魚を切って開いた乾燥品はあるかい?」
「ないわね」
魚を開いて乾燥させれば、速く乾燥できる。
タイのような熱帯の国ではわざわざ開かなくとも簡単に乾燥する
から、魚を開くと言う手間を省いているのかもしれない。
気温が低い日本で魚を素早く乾燥させるには開いた方がいい。
開きは日本の気候が生み出した日本人の知恵だったのだと気づ
いた。日本人がよく行くバンコックにあるスーパーならサンマやアジ
の開きもあるだろう。タイの庶民が行く市場では魚の開きは見かけ
ない。
タイへ行ったら、魚の開きを作ってみよう。
きっとタイ人は驚くだろうな。
「何をやっているの?変なことするね?!」
と言いながら魚の開きをみることだろう。姿、形が気持ちが悪いと
思うかもしれない。
新しい食品として受け入れられるかもしれないな。
食習慣は保守的だから新しい食品はなかなか簡単に受け入れら
れないはずだ。どんな反応がでるか楽しみだな。

2007/1/13

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アスピックみたい

周囲の白い背脂肪を取り除いたロースハムが冷凍庫にまだあった。
蒲鉾のようにプリプリしたこの不味いロースハムをどうやって食べ
ようか考えていた。しなやかな肉に背脂肪が周囲についたロース
ハムを食いたいと思ってもなかなかそのようなロースハムはない。
フライパンで炒めて味付けしても肉が硬くなるだけだ。
旨味の向上にはならない。
今日はロースハムをスープで煮込むことにした。
適当なスープを作り、ハムを入れた。彩りに赤い唐辛子を加えた。
それを暫くぐつぐつと煮込んだ。たったそれだけのことだ。
他の料理を食べているうちに、腹がいっぱいになり、このロースハム
は手付かずのままだった。
ロースハムを容器に入れて冷蔵庫にしまった。

翌日、ロースハムを見た。
スープがロースハムから出てきたゼラチンなどで固まっているでは
ないか。固まったスープを味見すると、良い味だ。
ハムを固まったスープと一緒に食べる。これはいける味だ。
まるでアスピックのようだ。
今度、不味いロースハムに出会ったら、アスピックを作ってみよう。
スープはタイ風の味にしてみるかな?
タイのスープだとうまくスープが固まらないかもしれないな。
きっと面白い味ができるよ。

2007/1/13

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2007年1月13日 (土)

日本のラーメン

俺はラーメンが好きだ。日本蕎麦も好きだ。タイのラーメンも大好き
だ。俺達はラーメンと言っているが、タイ人はバーミーナムとかクイ
ティオと麺の種類で呼び方を変えている。俺がラーメンが好きなもの
だから、「ヌチャナートもラーメンが好きなはずだ」と思いこんでいる。
ヌチャナートが日本に来た時、これは是非食わせなくてはいけない
食品と思ってラーメン屋に連れて行った。ヌチャナートの反応は今い
ちだった。むしろ冷ややかな反応だった。
意外な反応にこちらも固まった。それいらい殆どラーメンを食べてい
ない。ラーメンが食べたくなるとタイのインスタントラーメンを食べて
いる。それを「よくそんなものを食べるわね」とヌチャナートは冷やや
かな目で見ている。

それほど寒くはない冬の日だが暖房のないテントの下で順番待ちを
していた。用事が終った時には腹が空き、身体が冷えていた。
ラーメンでも食って身体を暖めたかった。
「ラーメンを食おうか?暖かくなるよ」
「そうね」
ヌチャナートは素直に俺の言葉に従い、黄色い看板のラーメン屋に
入った。先ずは基本の味である醤油ラーメンを注文した。
「ああ、この味だよ」久し振りにラーメンの味を思い出した。
麺はしこしこしている。いつも食うタイのバーミーナムとは違う歯ご
たえだ。腹がすいているからむしゃむしゃ食べた。

ヌチャナートの丼を見ると、まだ半分ほどしか食べていない。
「サミイは食べるのが早いわね。よく熱いものを食べられるわね。」
猫舌のタイ人にはあつあつのラーメンは食えないのだ。
ラーメンが冷めるのを待ちながら食べている。
「タイの食事には熱い物はないね」
「そうね、みんな冷たいわね」
冷たいと言っても氷で冷やした料理ではない。
常温か、日本の焼きめしか野菜炒めの温度の物ばかりだ。
タイラーメンも熱湯の中で数回こちょこちょと揺り動かして麺を戻す。
それにスープをいれる。
日本のラーメンのように舌が火傷するような温度ではない。
ヌチャナートが食べ終わるのを待つ。
久し振りに食べたラーメンだった。
今回はヌチャナートはラーメンを不味いとは言わなかった。

2007/1/12

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2007年1月12日 (金)

キムチ鍋の素

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キムチ鍋の素が余っていた。
これを使って今日もキムチ鍋をやることにした。
キムチ鍋の辛味はヌチャナートにとっては通常の刺激だ。
味や香りはタイ料理とは違うがヌチャナートにとってキムチ鍋は受け
入れ可能な味なんだ。この鍋に入れるものはなんでもいい。
どんなものでもキムチ鍋になってしまう。

今日は牡蠣を入れた。ヤリイカも入れた。
ヤリイカは身が柔らかくて美味しい。
楔形に切ったキャベツをいれる。
キャベツを楔形に切るのはタイ料理の特徴だ。
キムチ鍋に楔形に切ったキャベツを入れるのをみて一人でニヤッと
笑った。この笑いはヌチャナートにはわからない。
キャベツを煮込むと甘みが出る。
固形アルコールを燃料に鍋を温めている。
ヌチャナートとビールを飲みながら鍋をつついている。
タイの両親はどうしているかな?甥や姪は元気かな?
そんな話をしながらビールを飲む。
「電話してみようか?」「そうね」
固形燃料が消えかかっている。
「火を足してよ」
火傷をしないように固形燃料を継ぎ足す。
また鍋が元気を取り戻した。静かな時間が過ぎていく。

2007/1/12

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牛肉とジャックフルーツ

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牛肉とジャックフルーツを煮込んだ物だ。複雑な香りがする。
「辛いでしょ?」
「うーん、わからない」
食べているうちに辛さがじわーっと出てきた。
「やっぱり辛いね」
汗を拭きながら食べた。
これで唐辛子はたった二本しか入っていない。
たった二本とはいえ和食では考えられない量だ。
ジャックフルーツは缶詰だから色が黒い。
ジャックフルーツがご飯のおかずになるなんて日本人には考えられ
ない。こうやって食べてみると結構美味いもんだ。

2007/1/11

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2007年1月11日 (木)

お餅が好き

タイの東北に住む人々はもち米が常食だ。
蒸あげたもち米を指で丸めながら辛いタイ料理を食べる。
もち米の甘さと料理の辛さが合うのだ。

ヌチャナートはもち米が大好きだ。時々、もち米を蒸上げて食べて
いる。タイではちょっと変わった道具でもち米を蒸上げる。
日本にはそんな道具がないのでもち米を蒸上げる事はできないと
思っていたらしい。
俺はもち米を蒸上げる方法をヌチャナートに教えた。
今は日本のもち米を美味しく蒸上げることができるようになった。

もち米を潰したものがお餅だ。ヌチャナートはお餅も大好きだ。
ちょっと小腹がすくと餅を焼いて食べている。
焼いた餅をそのまま食べるのだ。タイ料理の余り物を取出して、
餅をちぎっては料理と一緒に食べている。
醤油のつけ焼きなどはやろうとはしない。

そうそう、タイでの体験を思い出した。
炭火で餅を焼き、タイの魚醤油ナンプラをつけては焼き、つけては
焼いた。
「食べてごらん」とタイ人に餅をご馳走した。
タイ人は美味しそうに餅を食べていた。

2007/1/11

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ジャガイモで朝食

タイ料理にはジャガイモは使わない。
俺の知っている範囲ではジャガイモを使ったのを見た事がない。
金持ち階級が行くスーパーなどではジャガイモを売っていたと思う。
ウチの料理でもジャガイモがでてきたことはない。
使わないから長いこと、ジャガイモを買っていない。

俺はカレーを食いたいと思った。
カレーにジャガイモ、人参、玉ねぎが定番の素材だ。
玉ねぎはタイ料理にはよく使うからウチにある。
人参はタイ料理にも使うから、時々ウチにもある。
タイにとって人参は外来野菜なのだ。
人参が在来の野菜なら、人参を表すタイ語があるはずだ。
タイ人は人参のことをケロットと言う。英語が訛ったものだと直ぐに
わかる。言葉の上から見ても人参は外来種だということがわかる。

ジャガイモを買いこんだ。これで必要な野菜は揃った。
カレーなんて一度食えば、何度も食うものではない。
インドの方、ごめんなさい。
本場のインドカレーは日本のカレーとは違っていることを充分に
知っています。日本人は時々、カレーを食べるとそれで充分なん
です。

一人が一回のカレーに使うジャガイモの数なんてたかが知れてる。
ジャガイモが余った。
これでコロッケを作るか?それともサラダにしようか?
保存が効くので慌てて処分することもない。

ヌチャナートが突然、変なことを言い出した。
いつもと違う事を言われると俺のタイ語はついていけない。
聞き返した。
「明日の朝はジャガイモを茹でて食べましょうよ」
「えっ?!」
半信半疑だった。

茹でたジャガイモが出た。
これをどうやって食べるつもりなんだろう?
俺はヌチャナートのやることを興味深く見ていた。
冷蔵庫からマヨネーズを取出してジャガイモにつけて食べていた。
タイの庶民の生活にはマヨネーズなんて使わない。
ヌチャナートにとってジャガイモもマヨネーズも馴染みが薄くて、どち
らかというと珍種の食品なのだ。その二つを組み合せると美味しい
ということをヌチャナートの味感覚は見ぬいていた。
こういう感覚というのは先天的なのだろうか?
普通の人の味感覚は親から子に伝えられた味、自分が住む社会
で普遍的な味しか受け付けないものだ。
その他の味は異端として排除する。ヌチャナートの感覚は他の人
とはちょっと違うのだと驚き感心した。

2007/1/10

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2007年1月10日 (水)

ロールキャベツ

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キャベツをタイ人はよく使う。日本ではキャベツは千切りにしてだす
が、タイではキャベツを楔形に切ってだす。生で食べる場合も茹で
て食べる場合もある。ロールキャベツをタイでは見た事がない。
調理した料理を売っているデリカテッセンのような所でロールキャ
ベツは売っていたかもしれない。
そのような場所は庶民が買物をする場所ではない。
庶民が毎日食べる食事の中でロールキャベツはない。
俺は見た事がない。
キャベツが沢山あるからロールキャベツを作ろう。
ロールキャベツなら食べ切れなかったなら保存が効く。
どのようなロールキャベツにしようかな?
ユーゴスラビア風のロールキャベツを作ることに決めた。
挽肉にご飯を混ぜる。
ヌチャナートはこれを見て笑っている。
貧困地帯のタイ東北部のソーセイジにはご飯が入る。
それを思い出しているのだろう。
キャベツで挽肉、ご飯、玉ねぎの混ぜ物を包む。
これをキムチ鍋の汁で煮込む積もりだった。
途中で、冷蔵庫にミニトマトが沢山あったことを思い出した。
ミニトマトを食べてしまわないと傷んでしまう。
このトマトをソースにしてロールキャベツを煮込むことにした。

「できたよ」
「あら、綺麗ね。」
「タイにこの料理はあるかい?」
「ないわよ。今日はサミイが料理を作ってくれたので助かるわ。」

2007/1/9

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アンチョビイ

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イタリアから輸入されたアンチョビイが叩き売りされていた。
タイにはアンチョビイはない。
しかしアンチョビイに似た魚の醗酵製品は沢山あるから、アンチョビイはタイ人にも受け入れやすい食べ物と睨んだ。
「これをヌチャナートに食べさせたい」と思ってアンチョビイを買い求めた。
一度、ヌチャナートにアンチョビイを食べさせたことがあるがヌチャナートはもう忘れているはずだ。
アンチョビイ入りのピザも食べたことがあるが、ヌチャナートにはどれがアンチョビイなのか分からなかっただろう。
アンチョビイを試食させると、すぐさま「うん、美味しい!」と言った。
この味はタイ人にも受ける味なのだ。
ヌチャナートはこれを使って料理を作るという。

小さな紫玉ねぎ、生姜、レモングラスなどを切り、アンチョビイと混ぜた。
ネズミの糞という変な名前の小さくて辛い唐辛子も入れた。
それにレモンの汁をかける。
全体をこちょこちょと掻き混ぜると出来あがりだ。
簡単な料理だ。
こうやると、このアンチョビイの味は完全にタイ料理になってしまう。
「これは面白い味だ。イタリアの素材がタイ料理になるのだ!」
驚き、感心した。
冷たいビールでも熱燗のお酒でも合う味だ。
白いご飯に乗せて食べても美味しい。
塩味と辛味でご飯をパクパクと食ってしまう。

2007/1/9

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2007年1月 8日 (月)

お弁当

正月休みはごろ寝が一番だ。
ヌチャナートはごろ寝が大好きだ。
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寝ているのかと思うと、猫のサダムの動きには敏感に反応する。
「サダムの食事を用意して」
命令をするとまた眠る。
そんな器用なことは俺にはできない。

さすがにごろ寝にも飽きたのか、ごろ寝に疲れたのかヌチャナートは何か他のことをしたくなったらしい。
「ねえ、サミイ!今日は外で食事をしましょよ」
天気もいい。昨日の強風は何処かに消えてしまった。
「直ぐ食事を作るわ」
有り合わせのものをちょこちょこと調理して弁当箱などに詰めた。
エリンギと長ネギの味噌汁、ご飯はジャーに入れた。
太刀魚の三五八漬けのようなものを焼いた。
鶏肉の焙り焼。蛸の焙り焼。
ヌチャナートが大好きな魚のシチュウ
そんな料理を持って家をでた。
ごく普通の家庭料理を表で食べるだけだ。
同じ料理でも屋外で食べると気分が変わって美味しい。
もっと美味しくなる。

なんとなくタイらしい雰囲気を出したかった。
タイの屋台に置いてあるトイレットペーパーの容器を持ち出した。
トイレットペーパーはナプキンとしてタイの屋台では使っている。
ピンクの容器を買ってきて日本のトイレットペーパーを入れてみた。
タイのトイレットペーパーは日本のものより幅が狭いのだ。
日本のトイレットペーパーをこの容器に納まらない。
わざわざタイから買って来たトイレットペーパーをこの容器にいれた。
この馬鹿馬鹿しいことが遊びなんだ。

地面にこのまま座ったらお尻が冷える。
ビニールシートの下に毛布を敷いた。
冷たい地面の上で気持ちよく座れる。
ああ、こういう食べ方もいいな。

2007/1/8

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苦いココア

タイ人は辛味にも強いが苦味にも強い。
俺達が苦くて食べられないものを平気で食べている。
しかも美味しそうに食べるのだ。
「苦くて、美味しい」と言っている。
人間の習性として苦いものには毒があると感じて、苦いものは避
ける。安全と分かった苦い食品は嗜好食品となる。
その一方で初めて食べる苦い食品は異物のように感じるものだ。

ヌチャナートはココアを知らないはずだから、ココアを作ってあげた。
ココアには苦味がある。
その苦味を隠すために砂糖とクリームを沢山いれた。
十分に甘くしたつもりだ。
このこってりとした甘さのココアをきっと喜ぶと思った。
ココアはコーヒーと違ってとろみがある。
同じ温度でもとろみがある食品は熱く感じる。

「ヌー、できたよ。飲んでごらん。美味しいよ。」
「熱いでしょ。冷ましてから戴くわ」
「冷めたら美味しくないよ」
日本人は熱い御茶や味噌汁を平気で食べるが、タイ人は食べられ
ない。熱帯の国だから熱い食品、料理を食べないのだろう。
タイ人は猫舌なのだ。
ちょっと冷ましてからヌチャナートはココアを飲んだ。
「ああ、苦い!」
そう言って、それ以上ココアを飲もうとしなかった。

ああ、これでも苦いのか?
タイ人は苦味に強いと思ったが、この苦味は受け入れないのだ。

2007/1/8

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2007年1月 7日 (日)

軟骨の唐揚げ

豚の軟骨があった。これを唐揚げにした。
これにはコラーゲンが豊富だ。
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化粧品とか薬品の広告にコラーゲンが肌にいいとか関節の痛みに効くとか書いてある。
そんなに効果があるものなら、豚の軟骨を食べればいいのだ。
薬屋がコラーゲンを取る大元になるものはこのような食品だ。
薬になると高いが軟骨だとやすい。
しこしこして噛みごたえがあってうまい。
歯がよい人は軟骨の味と噛む感触を堪能できる。
俺はタイ風のソースにつけて軟骨を食べたかった。
ヌチャナートは日本のポン酢で食べたがっていた。
俺はニンニクと生の唐辛子を叩き潰したソースで食べたかったがヌチャナートは作ってくれない。
その代わりに焙煎した唐辛子をつかったソースを作った。
ポン酢も美味いね。油と酢の味があう。
俺はポン酢に空揚した軟骨を浸し十分にポン酢を吸い込ませる。
こうして食うのも美味いもんだ。
辛い唐辛子ソースもいいよ。

2007/1/7

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ラオス風竹の子のシチュウ

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今日はラオス風の料理だそうだ。ゲンノーマイラオと言っていた。
生の食材がないので全て缶詰を使った。
竹の子もタイから輸入した缶詰だ。
缶から取り出した竹の子は柔らかい。
その竹の子をフォークで引っ掻く。
丸い竹の子が千切りになる。
それからヘットポーという茸を入れる。
この茸は一年に一度、雨季にだけでてくる茸だ。
取れる量が少ないからタイでも高価な茸だ。
色は黒くて見掛けは悪いが、しこしことした噛みごたえと旨味がある。
缶詰にしても噛み応えは残っている。
このスープの黒い色はナムバイヤナンというものから来ている。
柔らかそうな野菜を搾ってその汁を缶詰にしたものだ。
缶を開けると黒い水だけで固形物がないので日本人は騙されたような気がする。
この汁がないと料理にならないらしい。
汁と言えば、竹の子の缶詰にも汁がある。
この汁も捨てることなくこのシチュウにいれてある。

食べ物で黒い色というのは食欲をそそらないものだ。
イタリヤやスペインにイカの墨を使った黒い料理がある。
黒い食べ物に手をつけるのは最初はちょっと抵抗がある。
でも食べてみるとこれも美味いよ。
軽い芳香が口のなかでひろがるのだ。

2007/1/7

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蒲鉾のスープ

正月もそろそろ終わろうとしている。
正月のお節料理も食い飽きたと言いたいところだがウチにはお節料理はない。雑煮だけは食べようと思って蒲鉾を買っておいた。
雑煮も一度食べただけだから蒲鉾は手つかずのまま残っている。
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板ワサで酒のツマミにして食えばいい。今すぐ食わないと腐るものでもない。
冷蔵庫にしまったままだった。

「ねえ、サミイ!スープいるでしょ?」「うん」気のない返事をする。
魚を煮込んだ料理以外は、ヌチャナートの料理を何でも食べている。
何でも食べるということは、何を出されてもいいということなんだ。

「できたわよ」というので食卓についた。
スープを見て驚いた。スープの中には蒲鉾が浮いている。
表面を赤く染めた蒲鉾だ。
スープには小さなトマトが入っている。
ヌチャナートが作る薄味のトマトスープは美味しい。
そのトマトスープに蒲鉾が浮いている。
俺は驚いてスープを見直す。
彩りはいい。トマトスープと蒲鉾も味の相性がいい。
これは結構いけるよ。蒲鉾をスープにいれてごらん、美味しいよ!
ヌチャナートは彩からトマトスープに蒲鉾を入れたのだと思う。
スープに蒲鉾をいれるという発想は日本人にはない。
外人女房は変わったことをやってくれる。
これって笑えるね。

2007・1・6

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2007年1月 6日 (土)

ゲンヤムウンセン

たしかこの料理のことをゲンヤムウンセンと言っていた。
春雨と鶏肉、野菜を煮こんだものだ。
「辛くないでしょ?」
言われてみると辛くない。これはこのような味だと思っていた。
「サミイの為にほんのちょっぴりしか唐辛子を入れなかったのよ」
日本人向きの味付けにしたのだ。
この味なら日本の鍋物と同じ様なものだ。
俺は辛味を感じないが、他の人なら大辛かピリ辛かもしれない。
こんなあっさりしたスープに唐辛子を入れたなら辛いはずだ。
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しかも熱いから余計に辛味を感じるはずだ。
ああ、俺もタイの味に慣らされているのだ。
この料理に辛味を感じないのだから。
スープに鶏肉と野菜を入れたどうということがない料理だ。
ちょっと違っているのは春雨が入る事だ。
春雨はスープの味が染み込んでいるので美味い。
春雨や野菜をすくって、ご飯の上に乗せる。
ご飯もスープの味を吸って美味しくなる。
ゆっくり、ゆっくりご飯を食べる。
ご飯は日本の米だ。これがタイ米だと味が変わるだろうな。
タイ米だと水分を急速に吸うので、米の旨味がなくなってしまう。
タイカレーの場合はタイ米の方が美味しいが、この料理の場合は日本の米の勝ちだと思うな。

2007/1/5

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2007年1月 5日 (金)

プリッキヌー 鼠の糞

タイ人でも「これは辛い!」という唐辛子がある。
日本の鷹の爪のほどの大きさの唐辛子だ。
プリックキヌーとタイ語で言う。
「鼠の糞」というおかしな意味だ。
食べ物なのに「糞」という人が嫌がる言葉を使うなんて「信じられない」感覚だ。
そう言われて唐辛子を見ると鼠の糞に似ている。
おかしな名前だが、親しみを込めた名前にも思える。
形や色が綺麗だから、赤ん坊がその唐辛子を手にとって食べようとする。
大人でも唸る辛さだ。赤ん坊には危険な辛さだ。
慌てた母親が「それは駄目よ!鼠のウンチよ」と警告するためにそんな名前をつけたのかなあ???

何も知らずに俺がそれを食べようとすると、タイ人に「それは辛いから止めとけ」と言われた。
タイ人が俺にいい格好を見せようとしてその唐辛子を食べた。
最初はなんでもないような顔をしていたがやはり辛さで顔をしかめた。
笑ってしまった。俺は唐辛子の先っぽを齧った。
言われたとおり辛かった。
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タイの食材店で鼠の糞を買ってきた。
「今日は素麺を食べるわ」とヌチャナートは嬉しそうだ。
この素麺の料理をなんと言ったかな。
タイ人のお好み料理だ。日本で言えば駅の立ち食いそばのような感覚の食事だ。
素麺を茹でて、キャベツの千切りといっても日本のトンカツ屋でだすような細いものではない。
幅5ミリほどに切ったキャベツだ。
それに生のモヤシも一緒だ。
タイ人はあの生モヤシの豆臭い臭いが気にならないらしい。
素麺、キャベツ、生モヤシをスープに入れて食べる。
つけ麺の感覚だ。
 

俺は一本の赤いプリックキヌーを丸ごと齧った。
唐辛子の香りと一緒に口の中に痛みを感じ出した。
「ああ、この感じだ。」
昔の感覚を思い出した。口中に火がつき、水を飲んでも火が消えない。
ひたすら辛味が消えてくれるのを待つ。
あの時の感覚だ。
「多分、あの頃はこの感覚を辛味、痛みと感じていたのだ」
今は痛いと感じるが、辛いとは感じない。
口にこのように痺れるような痛みを感じるのだから、かなり辛いはずだ。
一本だけで止めといた。

ヌチャナートは俺が赤いプリックキヌーを食べたのを見ていた。
「青い方が香りがいいのよ」
もう一本、青いプリックキヌーを食べろと薦める。
「勘弁してくれ、もういい!」
ヌチャナートは美味しそうに何本ものプリックキヌーを食べていた。

2007/1/4

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2007年1月 4日 (木)

お節料理

正月だからと言って、ウチにはお節料理はない。
ヌチャナートはお節料理なんて作れない。
教えれば、栗きんとんでもなんでも上手に作るはずだ。
お節料理を自分で作るのも面倒だ。
そうかと言ってお節を買って食うのもどうかと感じる。
お節料理を売っている方には申し訳ないが、美味くても不味くても失敗しても自分の家でお節料理を作ることに意義があると考える。
お節料理を作らない奴のたわごとです。
でもちょっとだけ日本の正月気分を味わいたい。
ヌチャナートにもお節料理とはどんなものか教えておきたい。
大晦日の夕方6時過ぎにスーパーに出かけた。
もう大半のお節料理は売り切れている。売れ残ったものを叩き売りしている。
お節料理ならなんでもいい、一つだけ買い求めたいのだから、売れ残りの叩き売りの商品で充分なのだ。
数の子も叩き売りで半値になっている。
俺が子供の頃は数の子は安かった。
俺の家では安い数の子を大量に買って味付けしていた。
お節料理の最後に残るのは毎年きまって数の子だった。
腹を空かせて食い物をねだると「数の子を食べな!」と言われた。
もう数の子は食い飽きた。
食い飽きるほど数の子を食うなんて 今では贅沢な話だ。
母の数の子は不味かったのかもしれない。
硬かったし、独特の臭いがあった。
臭いが鼻についたという感じだった。
子供時代の経験から数の子を長い事食べなかったが、最近は子供の頃が懐かしくて少しだけ食べる。
数の子が安くなっているけど、あんなに買ったなら食い飽きる。
俺が何時も回転寿司で数の子を食べるのを知っているヌチャナートは「サミイが好きなんだから、買ったら」と薦める。
正月に数の子を食い飽きたことを思い出すと数の子を買う気にならない。

真っ赤に染めた酢だこがあった。
あまり美味しいとは思わないが、正月になると決まってでてくる品だ。
これも安売りしていた。商品はまだ沢山ある。
店内を一回りしている内にもっと値引きするかもしれない。
野菜などを買って、酢だこの売り場に戻った。
「なんでそんなもの買うの?」ヌチャナートは不思議そうだった。
「正月用だよ」「ふーん」正月と聞いてヌチャナートも納得したようだ。
値引きは先ほどと同じく30%だが、小さなものがあった。
ちょっとだけ味見ができればいいのだ。小さなものでいい。
それで正月気分を味わうのだ。
ちいさな、真っ赤な酢だこを求めた。

正月には雑煮を食うのをヌチャナートは知っている。
雑煮のことをタイ語でなんと言ったかな??
「餅のスープ」なんて言ったかもしれない。
「雑煮は作れないわ。サミイが作ってね!」
餅を焼いて関東風の簡単な雑煮を作った。

2007/1/4

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豚肉とオイスターソース

ウチにはお節料理なんてないが、年越しそばから雑煮など和風の料理、辛くない料理を食べていた。ヌチャナートが作ってくれた、トマトを多く使った「辛くないソース」というのを食べるとやたらと辛いと感じる。
俺が辛いと感じるのだから、他の日本人には辛すぎて食えないだろう。
やはりタイ料理は辛いのだと改めて実感した。
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またいつものように「何、食べたい?豚、鶏?」と聞いてくる。
適当に返事をしていたら、豚肉をオイスターソースと一緒に炒めてものが出てきた。
これは辛くない。オイスターソースの濃厚な味がする。
彩りもいいじゃないか。美味いと思うと無言になる。
テレビの料理番組のように「これは美味しいですねえ。口の中でとろけますね。」なんて感想を言っているのは、美味しくない証拠だ。
本当に美味しいと思う時は、余計な事は喋らない。
ただ無言で食う。
食うことに夢中になる。食う事に専念する。
俺が一生懸命に食べているので、ヌチャナートも話しかけてこない。

豚肉の炒め物を食べたり、ご飯の上にヌチャナートが言う「辛くないソース」を乗せて食べた。

2007/1/3

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2007年1月 3日 (水)

カオツム タイ風お粥

ゆっくりと鍋をつつきながら酒を飲み、話をしている。
ヌチャナートも酒を飲み笑っている。
タイのご近所の人に話がとんだ。
あの人はどうの、この人がどうしたこうしたという他愛ない話だ。
ある仲のよい夫婦の話になった。
「俺は思うんだが、女が男に惚れているんだよね」
「アハハハ・・・。そうかもしれないわね。」
ヌチャナートはハイボールを飲んでいる。
最近はハイボールなんて言葉を使わない。
ウイスキーを炭酸で割ったやつを昔はハイボールと呼んだ。
俺は焼酎を飲む。
同じ味を繰り返し呑んでいると飽きがくる。
なにか別の飲み物が欲しくなった。
中国の紹興酒が目に入った。安いから買った品だ。
これが実に不味い酒なんだ。もう買うまいと思っていた。
安くて不味い酒だから、捨てちゃえばいいのに貧乏性の俺には捨てられない。
他に酒がない時には不味くても我慢して飲む。
ここが飲ん兵尉の面白さだ。
砂糖を入れると少々美味しくなるが、まだ許せる味ではない。
ふと思いついて、その紹興酒を炭酸で割った。
そうすると紹興酒の苦味がうすまり適度な刺激になる。
これなら飲める。
またこの紹興酒を買ってこようという気になった。
この単純さに我ながら呆れる。
「ねえ、おなかすいたでしょう?」
「いや」
「お酒飲んで、そのまま寝ちゃいけないわ。体に悪いわよ。何か食べないと駄目よ。

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カオツムを食べるでしょ?」
「いらないよ」
「駄目よ、食べなくちゃ。あたしが作ってあげるわ」
こんなカオツムが出来てきた。
このタイ風のお粥は大好きだ。
日本で食べても美味しいが、暑いタイで食べるともっと美味しい。
酔っ払った後でこのお粥を食べるのだ。
カオツムはパック旅行で連れて行かれる宮廷料理の店では味わえない。
見かけが よくて、格式ばって、観光客向け味付けの店にはない。
タイの庶民が楽しむ味がカオツムなんだ。
夜も更けてきた。カオツムを食べて寝ることにしようか。
「まだ熱いわよ。ちょっと待った方がいいわ」
日本人は熱い料理を平気で食べる。
熱い味噌汁を日本人は平気で食べるのを見て、タイ人は驚く。
この程度の熱さのカオツムなど俺は平気だが、ヌチャナートのいうようにちょっと冷ましてからカオツムを食べた。

2007/1/2

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ザー菜

ザー菜*と言うのはタイにはないらしい。
タイには中国人が沢山住んでいるのだからザー菜があってもいいはずだ。
タイに住む中国人の出身地は中国南部なのかもしれない。
ザー菜を好むのは中国北部と記憶している。
そうするとタイではザー菜はないのかもしれない。
あるいはヌチャナートが気づかない、関心をもたない食品だったのかもしれない。
少なくともヌチャナートはタイにはザー菜がないと思っている。

俺が中国人の店から買ってきたザー菜を味見してヌチャナートは美味しいと言い出した。
既に塩抜きされているザー菜だが、更に水洗いしている。
胡麻油に唐辛子を加えた香?麻油**を加える。
レモンも加えていたようだ。
この他にも何かを加えてまとまった味にしてしまった。

食べたことがない、知らない食材を使って食べられるものにしてしまうヌチャナートの才能に改めて感心した。出来上がった味は中華料理屋の味に近いものになっているのも偶然か?

ザー菜* ザー菜の袋には、こんな字が書いてあった。
     「ザー」は木篇の隣にウ冠、その下に「ハ」を書いて、「ハ」の下に「乍」を
           書いた字。
この字はUnicodeでないと表示されない。

香?麻油** シンガポール製品でラベルには英独仏西中語が書かれている。
         漢字の中にある「?」の字はUnicodeでないと表示されない。
         「辛」という字を左右に並べる。左の「辛」の字の「立」の字の下に
         ある「十」の字の縦棒は左斜めにはねる。ベンと読むらしい。
          この香油は各国の料理の味付けに使われている。

2007/1/2

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まあ、水炊き

この料理の名前をタイ語でなんと言うのか聞いたが忘れた。まあ、水炊きとしておこう。
「今日は野菜だけを煮るのよ」「ふーん・・・・・」
「タレは自分で作ってね。あたしは自分の物を作るからね。」
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ヌチャナートは自分のタレを作り始めた。
焙煎した唐辛子を粉にした物をレンゲに半分ほどの山盛りにした。
隣のおばさんが見たら絶対に卒倒する。
「えっ!これが一回分!?辛すぎて絶対に駄目!ダメダメ!」
悲鳴をあげるほどの唐辛子を使う。
日本人が普通使う量の一月分ほどの唐辛子を一回に使うのではないか???
その唐辛子にナンプラやらレモンなどを入れる。

この他にもう一つタレを作っていた。
そのタレには苦い胆汁が入っている。
このタレは俺が苦手な味だ。
「こっちはサミイは食べられないわ。苦いのよ」

俺は醤油に酢、レモン、砂糖などで味付けをしたタレを作る。
ちょっと味が濃いが野菜と一緒に食べると丁度よい味になるはずだ。
ヌチャナートが味見して、「うん、いいわ」と言った。

小さな鉄鍋にタイの香辛料で香りつけしたスープを入れた。
二人で食べるには丁度よい大きさの鍋なんだ。
そのスープで野菜を煮る。
煮えた野菜を摘んで和風のタレやタイ風のタレにつけて食べる。
こういうのは飽きがこない。
野菜だけだとちょっと物足りない。
ヌチャナートが千枚を取り出してきた。
ちょっと煮た千枚のしこしことした感触がいいのだ。
煮すぎると美味しくない。
鶏肉を入れても美味しいのだが、鶏肉を入れると脂がでて味が濃くなる。
今日は野菜を食べようという考えだ。
千枚のように脂が浮かない肉の方がいい。

2007/1/2

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2007年1月 2日 (火)

トートムウ

R0018342pct20 ヌチャナートが聞く。「何を食べる?」
挽肉があったので、これを料理するように頼んだ。
ヌチャナートは何やら作っていた。
出来たわよ。
るとハンバーグのような物が出来ていた。


俺は「タイ風ハンバーグ」と名付けた。
ヌチャナートはトートムウと呼んでいた。
このハンバーグにはバイホラパが入っている。
その香りがいい。俺はこの香りが大好きだ。
ああ、タイの香りだ。
人によっては癖のある香りというかもしれない。
でもパクチーの香りに比べれば癖はないと思うがどうだろうか?
香りと言うのは好き嫌いがはっきりする。
俺はこの香りが好きだ。

ステンレスのレンゲを肉に押しつけて食べやすい大きさに切る。
それに唐辛子を載せて食べる。
バイホラパの香りと唐辛子の辛味が一緒になる。
なんとも楽しい味だ。

2007/1/2

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ハバネロ

昨年、いや年があけたから一昨年の春だか夏に生のハバネロを買った。
ハバネロというのは世界で一番辛い唐辛子と言われている。
ヌチャナートはこのハバネロを三粒か四粒ソムタムに入れた。
食べている時は「ウーッ!辛くて美味しい!」なんて言いながらソムタムを食べていた。
「そんなに入れて大丈夫なのかな?」と心配した。

ソムタムを作る時、「こっちはサミイのよ。こっちがあたしのね」と二種類を作る。
俺のソムタムは辛くないように唐辛子は三粒ほどしかいれない。
ヌチャナートのソムタムには唐辛子を10粒ほど入れる。
タイ人の唐辛子に対する耐性は強い。
「ハバネロを三粒いれてもヌチャナートには通常の辛味なんだろうな」と思い直した。
美味しそうにソムタムを食べていた。
それから暫くして、ヌチャナートはトイレに駈け込んだ。
トイレから出てきて「あの唐辛子は辛すぎたわ」とつぶやく。
やはり、あの量は多過ぎたのだ!
さすがのタイ人でも唐辛子にあたるのだ!
気の毒だったが、可笑しくもあった。

時々、生のハバネロを売っているのを見かける。
「ハバネロを買おうか?」と言うと、それ以来、ヌチャナートは「あれは駄目よ」と言う。

生のハバネロの種をとっておいた。その種を昨夏、ベランダの鉢に植えた。春先に植えればいいのに忘れていたのだ。もう駄目だろうと思っていたが、芽が出た。それがすくすくと伸びて葉がでた。白い花が咲き、何時の間にやら小さな実が出来た。その実がだんだんと大きくなる。
ちいさな緑の実が大きくなる時には季節は冬に入っていた。もう駄目だろうと諦めていたが、それでもハバネロは頑張っている。まだ実は落ちないし、葉は枯れない。
寒さで少々弱っているようだ。100円ショップで緑の棒を4本買ってきた。その棒を鉢の四隅に立てて、スーパーのビニール袋を緑の棒に刺した。ビニール袋ですっぽりとハバネロを包み込んだ。本当は透明な袋が欲しかったが、透明な袋なら寒さを防ぐと同じに光も与える。
ビニール袋で温室効果を狙ったのだ。
このままハバネロは冬を無事に越せるのだろうか?
そして春には緑の実がまたオレンジ色になるのだろうか?
暖かい春が来るのが楽しみだ。

2007/1/2

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2007年1月 1日 (月)

猫の家出

ウチの猫はどういうわけか魚を食わない。昨晩、ヌチャナートが
クサヤを焼いた。家中にクサヤの悪臭が立ち込めた。
その悪臭とは裏腹にクサヤの味の方は飛び切りうまい。
眠っていた猫もこの悪臭で目をさました。暫くは猫もその悪臭を
我慢していたようだ。とうとう我慢しきれなくなった猫はくしゃみを
した。そして表に出たがる様子だった。扉を開けると猫は表に
飛び出して行った。

猫にも生活習慣があって、だいたい同じ時間に同じ場所で眠り、
同じ時間に表に出て行く。そして同じ時間に戻ってくる。
まだ表にでる時間には早過ぎる。それなのに表に出たがる。
不思議に思ったが猫を表にだした。
普段は扉を開けても、直ぐに外にでていかない。
外の様子を伺って、安全を確認するとゆっくりと外に出て行く。
今回はちょっと違う。扉を開けると直ぐに表に出て行った。
嬉しそうに外に出て行ったのだ。
「すぐに戻ってくるだろう」と思ったのになかなか戻ってこない。
そろそろ戻ってもいいはずだと思うのにまだ戻ってこない。
このウチの悪臭に耐えかねて、猫が家出したのだ。
猫にも嫌われるウチになってしまった。もう帰って来ないのかと思う
と淋しさを感じた。クサヤの臭いが薄れた夜明け前に帰って来た。
まだ眠い時に起されたが、猫が戻ったのでほっとした。
グルメの猫がいて、
「これは美味い、大好物だ」といいながらクサヤを食べる猫も
いるだろうな。

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2007/1/1

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有り合わせのもの

ちょっとアップロードがご無沙汰になっている。
最近は飯を食わない、食えないわけではない。
ちゃんと食っている。記事にするような面白い料理がでないのだ。
なんだか有り合わせのものを食べている。

そうしないと冷蔵庫の中が片づかない。
それから非常用の保存食品も食べて片づけなくてはいけない。
非常時なんて疲れて体力が落ちている。
普段ならちょっと古い食べ物でも大丈夫だが、非常時には食べ物
には注意しなくてはいけない。古いものを食べて新しい保存食品
に買い替えなくてはいけない。

今晩は焼き肉にしようかなとヌチャナートは言っている。
そうするとつい酒を飲み過ぎるな。
焼き肉も楽しい。いろいろなソースを作って味の変化を楽しむのだ。

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2006/12/30

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