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2007年1月16日 (火)

鴨のくちばし

日本人は鴨を余り食べないが、タイ人は鴨をよく食べる。
鴨をローストして売っている。
日本で見る鶏の丸焼きのようなものだ。
鶏とは違う噛み応えがあって鴨もうまいもんだ。
鴨を売る店が沢山あると評判のよい店とそうでない店がでてくる。

タイの田舎道で車を走らせていた。
タイの自動車には乗客定員なんてあってないようなものだ。
自動車保険では定員が定められているようだが、そんなものは無視しているのか、保険に入っていないかのどちらかだろう???
乗り切れなくなった所が定員だ。
トラックなんて荷台にまで人を乗せる。
四トン車ほどのトラックの荷台を二階建てにして人を運んでいるのを見たことがある。

詰められるだけ乗せた車の中で一人の女が「ここで止めて!」と叫んだ。
鴨をローストしている店の前で車は止まった。
女は車を降りて店の中に入って行った。
包みを持って女は車に戻った。
「美味しいわよ。これ食べる?」
なにやら黒っぽいものをくれた。
「これなあに?」
「鴨のくちばしよ。試してみてよ。」
靴べらのような嘴の中に肉が薄く張り付いている。
その肉を歯でこそぎ取る。
うん、確かに食える味だ。
「この店は評判がいいのよ。美味しいでしょ」
鴨肉はゲテ物とは日本人は考えない。
だが、日本人の発想のなかには嘴のなかの肉まで食おうという発想はない。
「タイ人は鴨の嘴まで食う野蛮な人々だ」と考える人もいるだろうな。
俺はそうは考えない。
タイでは肉食の歴史が長い。
肉食をしている人々は肉のあらゆる所を無駄なく食べる。
肉食の歴史が浅い日本では、肉を無駄にしている。
日本でも肉食の歴史が長くなると、肉のあらゆる部分を食べるようになるはずだ。

2007/1/16

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