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2007年1月29日 (月)

しょっぱい物

俺は塩分が多いと「塩っぱい」とは言わないで、「しょっぱい」と言っている。
タイ料理は日本の料理と比べて塩分が少ない。
測定したわけではないが、塩分が少ないと感じる。
あの辛さの料理に和食と同じ量の塩を入れたならとても辛くて食べられない。

日本人は塩分が多いと「辛い」と言う。
辛味というのは唐辛子や胡椒が持つ刺激だ。
塩にはそんな刺激はない。
しかし日本語では「しょっぱい」も「辛い」も同義語だ。
塩の刺激と唐辛子の刺激は共通点があるのだろうか?

最近の日本の食べ物は”塩分控えめ”が多くなった。
塩鮭も漬物も塩分が少なく甘くなった。
冷蔵庫が普及し、流通段階も冷蔵なので塩分を強くする必要がなくなったからだ。
昔は保存のために塩を効かせていた。

ヌチャナートが好きなので寿司屋に行く。
寿司を腹いっぱい食べて暫くすると喉が渇く。
醤油をたっぷりつけて食べるからだろう。
断っておくが、これは回転寿司での話だ。
ヌチャナートは寿司は黙っていても回ってくるものだと思っている。
このまま騙し続けるつもりだ。
カウンターで注文しながら食べるのが寿司だなんて思っていない。
考えてください!
いちいち「マグロ、海老、トロだ」とヌチャナートは食べたい物をタイ語で言う。
ヌチャナートの代わりに俺が注文する。
食事をしながら、そんな面倒なことはしたくない。
食べ物は気楽に食べなくては美味しくない。
日本語タイ語と頭を切り替えていたのでは食った気がしない。
回転寿司ではヌチャナートが勝手に好きな物を取って食べるので、こっちの手間が省けていい。

話が横にそれた。塩分の話に戻そう。
日本に仕事で来たタイ人が心配そうに言っていた。
「ホテルで食事をして暫くすると喉が渇くのよ。何故かしら?」
「味噌汁を飲んだだろう?」
「はい」
「味噌汁には塩分が多い。それで喉が渇くのだ。」
「ふーん」
タイ人はちょっと納得した様子だった。

ウチではいつもタイ飯ばかりだが、時々和食のようなものが出る。
例えば蒲鉾だ。
そういう時は醤油を使う。
蒲鉾を醤油に漬けて食べる。
どうしても最後に醤油が残る。
その醤油を飲みたくなる。
それを見てヌチャナートは驚く。
「そんな塩辛いものを飲んじゃ駄目よ!」
俺もそう思うが、なんだか”しょっぱい”ものを体が要求するのだ。
こんなことからも、タイの飯は塩分が少ないのではないかと推定している。
たまに食べる醤油の味をもっと強く感じたいのか?

2007/1/27

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