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2007年2月20日 (火)

高級レストランと紙ナプキン

タイでも高級レストランへ行けばテーブルに日本や欧米と同じような
紙ナプキンが置いてある。日本ではどんな食い物屋に入っても
テーブルに紙ナプキンが置いてあるから、それを当たり前のように
思ってしまう。
タイの多くの屋台では丸い容器に入れたトイレットペーパーが紙
ナプキンの代わりにテーブルに置いてある。トイレットペーパーの芯
を取り除き、真ん中から紙を引っ張り出す。
口を拭いたり、テーブルにこぼれた汁を拭くにはこれで十分である。
時にはティシュウを置いてある屋台もあるが、その数は少ない。
日本で言えば一膳飯屋、焼き魚定食を出す田舎の駅前食堂程度の
綺麗さの店はタイではちょっといい店の部類に入る。
この程度の綺麗さのレストランに入ると、紙ナプキンがある。
でも一枚一枚が小さい。
日本や欧米の紙ナプキンは大きすぎる。
口の周りを拭くにはあんな大きな紙は必要ない。
紙の無駄遣いだと思う。
タイの紙ナプキンは小さいので一枚では不足な時がある。
もう一枚使ったとしても日本のナプキンより紙は使わない。

タイの屋台を思い出し、俺は面白がってウチでもテーブルの上に
トイレットペーパーを載せている。ヌチャナートはそれを見ても黙っ
ている。日本人妻なら「トイレのものを食卓に置かないでよ!」と
怒るだろう。
「未使用のトイレットペーパーだから不潔なことはない」と頭では
わかっていても感覚が許さないのだ。

トイレットペーパーは再生紙だ。
ティシュウは新しいパルプを使っている。(俺はそう思っているが
間違っているかな?)
そう考えるとトイレットペーパーを使った方が環境に優しい。
ティシュウと違ってトイレットペーパーは、特にウチのトイレットペー
パーは安物だから肌触りが悪い。食卓でトイレットペーパーを使って
いるうちにこれでも不便を感じなくなった。ティシュウの使用量が
極端に減った。口を拭いたトイレットペーパーも捨てないで再利用
する。それで食後の汚れた皿を拭いてから流しに持って行く。
こうすると食器用洗剤が少なくて済む。
環境問題を考える人はティシュウを止めてトイレットペーパーを使っ
た方がいいと思う。

タイからトイレットペーパーを入れる容器を買ってきた。
トイレットペーパーなんてみな同じ大きさだと思っていた。
日本のトイレットペーパーをタイから持ってきた容器に入れたら、蓋
が閉まらない。タイのものに比べて、日本のものは少し大きいのだ。
せっかく容器を買ったのにそれが使えないのは悔しい。
再度タイに行った時にトイレットペーパーを買ってきた。
タイを知っている人、タイ人がウチに来ると容器にいれたトイレット
ペーパーを出す。彼らは懐かしそうにそれを見て、にやっと笑う。

ウチのトイレットペーパーは模様も表面加工もない巻き紙だ。
タイのトイレットペーパーにはボツボツとエンボス加工がしてある。
ウチのものより高級だ。更にタイのものは紙の繊維が長く肌触りも
いい。これからタイは工業が発達していく。そうなると環境問題が
浮上する。タイでも今からトイレットペーパーは再生紙を使うように
習慣づけしておかないといけない。今はないようだが、再生紙で
作ったトイレットペーパーを使う方がタイの環境のためにいい。

ここまで「タイのトイレットペーパー」と言ってきたが、タイの普通の
家庭のトイレにはトイレットペーパーがない。用便後は水で尻を洗う
から紙は不要だ。
「お尻を拭かないなんて野蛮だ」なんて思う人もいるだろう。
経験しなくとも分かるが、水で洗った方が拭くより清潔だ。余分な
ゴミを作らないから環境にもいい。
熱帯の国だから濡れたお尻はすぐ乾く。トイレに紙がはいっている
のは日本人や西洋人の家、中級以上のホテル、高級レストランだ。
トイレットペーパーは金持ちが使うものと言う考えがタイ人にはある
のだろう。
「金持ちが使うものだから、エンボス加工し肌触りをよくして当然だ」
とタイ人は考えるのだろうか?トイレットペーパーより高価な紙ナプ
キンやティシュウを買えない庶民はトイレットペーパーで代用して
いるのだ。

2007/2/20

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