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2007年2月13日 (火)

オックステールスープ

日本ではオックステールスープは我々貧乏人には高くてちょっと注文できない。
それにオックステールスープを出すレストランも限られている。
食べたくてもなかなか食べられないのがオックステールスープだ。

タイでもオックステールスープがあるのを本で知った。
牛の尾を煮込むと美味しいスープになると世界中の人々が知っている。
タイ人も牛の尾でスープを作るのを知って嬉しくなった。
一頭の牛から取れる量は限られており美味なので、牛の尾は何処の国でも高価だ。

ヌチャナートに「今度タイへ行ったら、オックステールスープが食べたい」と言っておいた。
それを覚えていて、レストランに入ると注文してくれた。
こういうのは現地の人間と一緒だから経験できる。
日本人同士ではこうはいかない。

観光客が入る宮廷料理の店なら英語や日本語のメニュウがあるから食べたい料理を注文するのも困難ではない。
田舎の店ではタイ文字のメニュウしかない。
こうなるとタイ語がわからない日本人は完全にお手上げだ。
メニュウにオックステールスープと書いてあっても、わからない。
他に客がいれば、店内を見回して美味しそうな料理を食べている客のテーブルを指差して「あれ!」と言って同じ料理を注文す

ることもできる。
他に客がいない時は発音が簡単で確実に通じるから「カオパット」と言って、焼き飯を注文することになる。

俺達が入った店は田舎の官庁ビルの前にあるレストランだった。
日本人の目では普通のラーメン屋程度の綺麗さの店だ。
店の一部は仕切ってあり、そちらにはエアコンが付いている。
タイの庶民感覚からするとちょっと高級そうな店、中級以上の店になるのかな?
昼飯時なので官庁ビルから出てきた役人風の連中はエアコンのある部屋に入っていく。
きちんとワイシャツを着て、ネクタイをしているのはエリートクラスの証拠だ。
彼等はビールを飲みながら食事をしている。
俺は役人が昼酒を飲むのを見て驚いた。

注文したオックステールスープが出てきた。
西洋風の味付けかと思っていたが違った。
完全にタイ風の香りだった。
俺はこの料理をオックステールスープと英語で呼んでいたので、勝手に西洋風の味付けを期待していた。
ここはタイなのだ。タイ人にはタイ人の好みと伝統的な味付けがある。
この味付けでいいのだと思い直した。
スープは淡い色の上品なコンソメだ。
この味なら間違いなく西洋人も受け入れる味だ。
それにタイの香草の香りがいい。
肉は柔らかに煮込んである。
美味しいスープだ。

2007/2/13

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