サイコロステーキ
日本ではおなじみになっているサイコロステーキだ。
これは大きな肉の塊をサイコロ状に裁断したものではない。
細かい肉を圧縮して肉の繊維を絡み合わせた後、裁断したものだ。
食品のハイテクと言ってもいいかな。
サイコロステーキを作る技術はまだタイにはない。
金をかけて機械を導入しさえすれば、こんなものはすぐに作れる。
庶民が行く市場ではサイコロステーキは見たことがない。
綺麗なスーパーでもなかったと思う。
人件費の安いタイでは機械を使うよりも人間を使う方が安上がりだ。
雇用を増やすことになるので、現在のタイでは人間を使う方がいいのだ。
「この肉はタイにあるかい?」
「ないわ」やはりないそうだ。
「今晩、これを料理してくれる?」
初めて見る肉をヌチャナートがどのように調理するか興味があった。
肉を炒めて、タイの辛いソースをかけて出す。
衣をつけて揚げてから、ソースをかける。
そんな料理を作ると思った。
出てきたものはサイコロステーキをフライパンで炒めただけだった。
それに野菜を茹でた物だった。
唐辛子ソースで食べるのがタイ風だ。
今日の唐辛子ソースには長ネギを使っていた。
2007・2・23
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