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2007年2月13日 (火)

ライムとレモン

ウチの料理ではライムやレモンをよく使う。
その代わり、酢はあまり使わない。
タイ料理の酸味は酢でつけたものだと思っていた。
ヌチャナートは酸味をライムやレモンでつけている。

日本ではライムやレモンは酸味よりも色や香りを重視している。
レモンの輪切りをカクテルグラスの縁にかける。
そうすると、ちょっと豪華になり、高級感がでる。
見た目の綺麗さを要求するので、新鮮なレモンでなくてはいけない。
日本人はライムやレモンに酸味をあまり求めていない。
酢の物などにすだちなど柑橘類の汁をいれることがあるが、これも香りを求めている。
柚子などは香りが強い皮だけを使い、汁をつかうことはない。
ライムやレモンは飾りであり、香りを求めるのが日本人だ。

ヌチャナートのタイ料理ではライムやレモンの酸味を要求するので、新鮮さは必要ない。
新鮮な物を買っても、レモンなどを使わない料理が続くとレモンは柔らかになる。
日本の家庭なら、そんなレモンは捨ててしまうだろうが、ヌチャナートは捨てない。
古くなって柔らかになったもの、皮が皺になったものでも構わないのだ。
ライムやレモンには皮にカビが生えることがあっても、腐るということない。
新鮮な果実だとジュースが沢山取れる。
古くなって皮が乾燥した果実でもジュースは取れる。
新鮮なものに比べるとジュースは少ないが、それで十分だ。
ライムもレモンも品種によって沢山ジュースがでるものとそうでないものがある。
果実が小さくてもジュースが沢山取れるものは「いい果実」とヌチャナートは称している。
ジュースを絞るためだから、見かけなんて関係ない。
果物屋の店先に古くなったライムやレモンが一山幾らで売っている。
そんなものを見かけると「安いわ!あれを買いましょう!」とヌチャナートは言う。
何処の国の女もバーゲンは大好きだ。

果物屋は「こんな古くなった果実を何に使うのだろう?」と思うだろう。
ヌチャナートの料理を見ているうちに、新しいフルーツを買う必要がないことが分かった。

2007/2/13

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