クワヌア
腹が減ったが、ヌチャナートが洗濯を終えるまで待っていた。
あんまり飯を食うといけない。
丁度良い。
飯ができるのを待っていた。
今日の飯はこんな飯だ。
飯の名前を聞いたら「クワヌア」と言うそうだ。
辛いとは思わないが顔から汗が吹き出る。
汗をかくのは辛い証拠だ。
美味いと思うから、黙々と食べている。
こういう時は辛いとは感じない。
ヌチャナートは俺が汗をかいているなんて思っていないらしい。
「辛くないでしょう?」
「・・・」
黙ってヌチャナートの方を見る。
「あら、汗をかいているじゃない。辛いのね」
今は寒いので薄荷の育ちが悪い。
小さな薄荷の葉が少しだけ入っている。
薄荷の葉を噛むと良い香りが口の中に広がる。
この料理はタイの味、タイの香りだ。
2007/2/8
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