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2007年3月18日 (日)

魚の頭

ヌチャナートが日本に来た時、鯛の兜焼きを作って食べさせた。
嫌がるかと思ったが、それを喜んで食べた。
無理をして、美味しそうに食べているのかと思っていた。
俺は今でもよたよたのタイ語を話しているのだから、その当時は
今よりもひどいタイ語だった。それでも二人で買い物にでかける
ことにした。鯛のお頭が本当に気に入っていたのだ。
「魚の頭を買いたい」と言っているのだがなかなか分からなかった。
今となっては懐かしい思い出だ。

昨日、ヌチャナートは魚屋で魚の頭を見つけて買ってきた。
「安かったから、魚の頭を買ったわ」
安くて沢山あるものを見つけると主婦は嬉しそうに笑う。
ヌチャナートにもそのような微笑みが浮かぶようになった。

帰宅すると、すぐに魚の頭を洗って塩を振っていた。
どうやら鮮度が勝負らしい。 更にニンニクのみじん切りを混ぜた。
こうして冷蔵庫にいれておけば魚は腐らないし魚に塩がしみて美味しくなる。R0018849

日本では魚の頭はあまり食べない。魚の頭を使った有名な料理は北海道のサンペイ汁で、塩鮭の頭を野菜などと煮込んで名物料理になっている。
日本人の普通の食べ方は魚の頭に塩を振って兜焼きにする。
ニンニクを混ぜることは絶対にない。
冷蔵庫のなかった時代の熱帯のタイでは塩だけで腐敗を防止しようとすると
塩っぱくなりすぎる。
それでニンニクを加えることで塩分を抑えながら腐りにくくしたのだ。
これはその風土に住む人々の親から子に伝わる知恵なのだ。

ヌチャナートはこの魚の頭を何日か漬け込んでおいて煮込み
料理をつくるはずだ。兜焼きにはしないと思う。

商店街で鮫の頭とマグロの頭を売っていた。買う人がいないから
安かった。店では誰も買わなくても、店の看板になれば、買い物客
の足が止まればいいと思っているようだ。
魚の頭が大好きなヌチャナートに言った。
「ねえ、ヌー!あれを買おうか?」
「要らないわよ、あんなもの!」
買わないでよかった。あんなものを買ってきたら冷蔵庫に入らない。
肉が沢山取れるかもしれないが、ごみの山も大きくなる。

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2007/3/18

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