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2007年3月12日 (月)

買い食い文化、タイと日本

最近は「買い食い」という言葉を聞かなくなった。
「買い食い」と言うのは、腹が減ると食べ物を買って食い、腹を
満たしていることを言う。
俺が子供の頃は「買い食い」という言葉を良く聴いた。
俺の親などは「買い食い」をすることを軽蔑していた。
貧乏人だから、「買い食い」をする余裕がなかったのも事実だ。
それで「買い食い」をする人をみると、「自分で食事を作らない
だらしない人」「無駄遣いする人」なんて悪く言って、自分を慰めて
いたのかもしれない?
まあ、その気持ちは理解できるな。

「食事は自分で作り、家で食べるもの」という観念がその頃は
あったようだ。学校の先生もお菓子などを買って「歩きながら物を
食べる」ことを下品なことと子供に教えていた。
俺が子供の頃は今ほど外食産業はなかった。コンビニなんてもの
は勿論なかった。それでも駄菓子屋があったし、パン屋や蕎麦屋
などがあったので、「買い食い」をするのに不便はなかった。
今なら、家に冷蔵庫がなくても、ガスコンロがなくても、コンビニに
行けば温かい料理、冷たい料理の「買い食い」生活ができる。
腹が減ったら、ハンバーガーショップなどに入りつまみ食いをする
のが、常態になっている。
誰しもが「買い食い」をするので「買い食い」という言葉が死語と
なり、「買い食い」を軽蔑することもなくなった。

タイでは「買い食い」が普通の姿になっている。
腹が減ったら、通りにでて屋台や行商人から料理を買う。
ポリ袋に入れて料理を家に持ち帰り、器にあけて食べる。
そんな人々が多いので、料理を作れないタイ人が沢山いる。
「材料を買ってきて料理を作っても、出来上がった料理を買って
きても値段はかわらない。それなら、出来上がった料理を買った
方が手間がかからないのでいい」というのが買い食いをしている
タイ人の理論だ。

同じ「買い食い」だが、日本の「買い食い文化」とタイの「買い食い
文化」はちょっと違う。
現在の日本の「買い食い」は、小腹が減った時の一時しのぎの
食事だ。一人でアパート暮らしの学生で、自炊をしない学生は学校
の食堂で食べるか、おばさんがやっている近所の店でアジフライ
定食などを食べているのではないか?
ほかほか弁当などを買ってきて食うこともあるだろうが、毎日は
やらないと思う。

タイの「買い食い」は完全に正式な食事なのだ。
朝食は「あれを買ってきて食い」昼食は「これを食う」と言った具合だ。
買って食うのが食事だから、食事の作り方を知らなくてもおかしくない。

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2007/3/11

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