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2007年4月27日 (金)

まるで暖炉

喉が乾いたのと、疲れたので屋台の店に入り冷たい飲み物を求めた。
椅子に腰掛けて、通りに面した店の中を見た。
店の奥に赤く燃えるものが見えた。
「暖炉がある。暖炉を持てるなんて裕福な人なのだろう。」
俺はごく自然にそのように考えた。R0019008pct40_1 おいおい、待てよ。俺は今、熱帯の国にいるのだ。暖炉なんてどう考えても不要だ。
そうでなくとも暑い季節だ。とくに今年の暑さはひどい。
無意識の中で俺は日本を標準にしてものごとを判断している。
日本では家の奥で赤く燃えるものといえばストーブか暖炉だ。

もう一度、店の奥を見直した。
店の奥に祭壇を設けてある。炎に見えたものは、祭壇のお灯明だった。
一人で笑ってしまった。
それと同時に長い間の習慣は修正することがいかに困難か思い知らされた。

ヌチャナートの判断もタイが標準になっている。
例えば、日本で川の中に入っている釣り人を見るとヌチャナートは言う。
「危険ね」
俺は釣り人が川に流されることを危険と見たと判断したから「うん」と答えた。
「この川にワニはいないの?」
「えっ!」日本の川にワニなどいるわけはない。
タイではワニがいるかどうか確認してから川に入らないと危険なのだ。

ハイキングで山に行くと、最初は「良い天気ね」「お弁当は何処で食べるの?」
などとご機嫌だ。
そのうちに急に心配そうに聞く。
「この山に虎はいないの?」
日本の山に虎なんていない。
ヌチャナートには山に虎がいるのが常識なのだ。

2007/3/31

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