春巻
何を食べようかと見ると春巻があった。
直径3ー4センチ長さ20センチほどの春巻きだ。
日本のものよりも長い。
注文すると、皿に緑の野菜を二種類乗せる。 春巻きを鋏で食べやすい大きさに切って野菜のとなりに乗せる。
それに甘いソースを付けてくれる。
どろっとしたソースに粗く潰したピーナッツをかける。
タイ人にとってはどうといういことがないと思うのだが、日本人の俺にはおかしな料理だった。
何故、おかしいと思ったのかと言うと、春巻きの中に春雨が入っていたからだ。
「春」の中に「春」が入っていたのが俺には可笑しかった。
昔、中国系マレーシア人に聞いたことがある。
「春巻」は正式には「蛋巻」と書く。
昔は薄い卵焼きで肉や野菜を包んだから蛋巻と言った。
卵焼きを作るのは大変だし、金がかかるので小麦粉の皮で肉や野菜を包むようになった。
「蛋巻」も「春巻」も同じ発音で「ツンクン」と言う。
「春」の方がおめでたい意味がある。
それでいつしか「春巻」と書くことが多くなった。
2007・4・17
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