烏骨鶏とバナナ
烏骨鶏を探していた。前回も探したが見つからなかった。
以前は鶏肉と同じ場所で売っていたと記憶している。
記憶を辿って鶏肉売り場で烏骨鶏を探したが見つからなかった。
どのスーパーでも売っていない。ないはずはない。必ずあるはずだ。
そう信じて探したが見つからなかった。
ヌチャナートが「あらっ!」と大きな声を出した。
ヌチャナートが指を差す方を見ると冷凍ショーケースのなかに日本の「うどん」があった。
「うどん」がタイにあるのを見てヌチャナートは驚いたのだと思った。
日本で買うより高いがタイでも日本の食品を買うことができるのを知っているので、俺は驚かなかった。
以前より日本の食品が種類も量も増えた。
俺が「うどん」だけを見ているので、ヌチャナートはいらついた。
「あっちよ」
見ると探していた烏骨鶏があった。
普通の鶏より高価な烏骨鶏は余り売れないので冷凍にして売っているのだ。
冷蔵ショウケースしか見ていなかった俺には烏骨鶏は目に入らなかったのだ。
さっそく烏骨鶏を求めた。
バナナの蕾もあった。
「これ好きでしょ?食べるでしょ?」
バナナの蕾も買うことにした。
「明日の朝は、これで料理を作ってあげるわ」
バナナの蕾を覆っている赤い皮を剥いて、白い部分を出す。
白い皮に塩辛を乗せて食べる。ちょっと渋いが美味い。
烏骨鶏とバナナの蕾の二つの料理がでてくるのだと思っていた。
烏骨鶏とバナナの蕾を冷蔵庫から取り出した。
「バナナの蕾を烏骨鶏に入れるのよ」
俺は味付けしたバナナの蕾を烏骨鶏の尻から腹に押し込んで、煮るか焼くのだと思っていた。
「できたわよ」
烏骨鶏とバナナの蕾を煮込んだ料理だった。
烏骨鶏の関連記事はここにあります。
烏骨鶏とバナナ
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2007/4/5
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