« ソンクランの日々 | トップページ | ソンクラン: 町営バスの奉仕 »

2007年4月28日 (土)

ソンクラン: 給水車

一台のピックアップトラックに大人子供10数人が乗り込み我々も水の掛け合いに出かけた。
弾薬である水はドラム缶ほどのタンクを二個乗せた。
まあまあ十分に弾薬はあるから大丈夫だと思っていた。
ソンクランでは水を沢山かけることが出来る奴が偉いのだ。
子供達も張り切って水をかけるので、あれだけあった水もすぐになくなった。
レストランで食事を注文している間にタンクに水を貯めた。

この町から50キロほど離れた町に向かった。
所々に集落がある。
集落では国道にタンクを持ちだし、俺達が来るのを待ち構えている。
びしょびしょに濡れた服を着た子供が止まれと合図をしている。
車は最徐行をする。路上と車上で水掛けが始まる。
そんなことを繰り返すのでなかなか目的地につかない。

どのトラックもドラム缶の水など、すぐになくなる。
水がなくなると、その辺の池の水を汲んでくる。
池と言っても日本の池を想像したら大間違いだ。
衛生観念が低いタイ人は池に塵芥を捨てる。
池の水は青く濁って悪臭がする。
しばしば腐臭が漂う。
そんな水を掛けられたものはたまったものではない。
しばらくすると皮膚が痒くなる。
池の水は伝染病を媒介することにもなる。

断水でもないのに給水車が出ていた。
給水車は道路の反対車線に停車しているのに、ホースを握ったおばさんが盛んに手招きをしている。
おばさんは「こっちに来い」と手招きする。
あまりにもひつこく手招きするので、道路を斜めに横断して給水車の側に行った。
おばさんは給水車から水をタンクに入れてくれた。
誰かがおばさんにチップを渡した。
喜んだおばさんは車に大量の水をかけて洗ってくれた。

町や村もソンクランを祝って給水車を出しているのだと俺は解釈した。
タイの国中がお祭り気分なのだ。
これは楽しいことだと思った時、俺は重大な間違いに気づいた。
もし、町や村が無料の水を出さなかったなら、人々は汚い水を掛け合う。
そうすると恐ろしい伝染病が蔓延する。
皮膚病や眼病の患者が増える。
これは町や村にとって大きな損失になる。
無料で清潔な水を配布するほうが行政府にとっては安上がりになる。

2007/4/15

TREview
■トラックバックURL
http://tb.treview.jp/TV/tb.cgi/23001002/0/945/a4KPdnAJ/1215508296

素晴らしい すごい とても良い 良い

|

« ソンクランの日々 | トップページ | ソンクラン: 町営バスの奉仕 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/7721526

この記事へのトラックバック一覧です: ソンクラン: 給水車:

« ソンクランの日々 | トップページ | ソンクラン: 町営バスの奉仕 »