よそ行きの服
日本でも昔は普段着とよそ行きの服と分けていた。
普段は色あせた服を着ているが、よそへ行く時は綺麗な服を着たものだった。
最近の日本ではよそ行きの服と言う観念がなくなった。
出かける場所にあった服、好みの服を着て出かけるようになった。
タイのホテルのロビーなどにティーシャツにゴム草履という姿のタイ人がよく現れる。
ホテルに馴染まない格好だと思っていた。
最近、そのような姿を見ると、
「ああ、彼等は最高のお洒落をしてきたのだ。よそ行きの服を着ているのだ」と感じるようになった。
彼等の多くはネクタイなどもっていない。
まして背広など持つ者はいない。
この気候の中で上着など必要ないのだ。
靴は高いので買えない。
その代わり、真新しい綺麗なゴム草履を履いている。
タイの一般人にとって背広は、日本のサラリーマンにとって豪華な宴会で着用するタキシードやエナメルの靴みたいなものかな?
彼等にとって背広なんて不要なものと同様に、日本のサラリーマンにタキシードなんて不要なのだ。
いつのまにやら俺もタイ人の普段着とよそ行きの服の見分けがつくようになっていた。
2007/5/4
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