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2007年6月 5日 (火)

プラケム 塩漬けの魚

いつだったか鯵が馬鹿安だった。
ヌチャナートはこの時とばかり鯵を大量に買い込んだ。
それを塩漬けにしておいた。
漬け上がった当時は「美味い、美味い!」と言って塩漬けの鯵を食べていたが、やがて飽きがきた。
塩漬けにした鯵があることすら忘れていた。
熱帯の国で魚を保存する方法をそのまま日本で行っている。
常温においていても絶対に腐るはずがない。
ヌチャナートは食べ物を無駄にしないから、ここはヌチャナートにまかせておけばいい。R0019803pct20

何かを油で揚げていた。
換気扇を回して油の臭いを追い出す。
「できたわよ!味見して!」
テーブルの上には魚の唐揚が乗っている。
魚には唐辛子や、小さな紫色の玉ねぎ、ニンニクの薄切りが乗っている。
これって、日本で言う「南蛮漬け」の原型だな。
魚をちょっと摘んで味見した。
塩っぱいが、塩漬けされているうちに出来上がった旨味がたっぷりある。
「これはよくできた!美味いね、ヌー。」
ヌチャナートがにこっと笑う。

習慣というものはなかなか抜けないものだ。
俺は魚を摘んでは食べて、それからご飯を食べる。
別にどうということがないと思うだろう。
日本人にはごく普通の魚の食べ方なのだ。
しかしこんな食べ方はヌチャナートには奇妙な食べ方なのだ。
俺の食べ方に文句をつける。
今日のご飯は餅米でなくて普通の日本のご飯だ。
餅米の場合は餅米を指で丸めて、魚に押し付ける。
そうすると魚の旨味が餅米に浸み込む。
普通のご飯の場合は食べ方がちょっと違う。
「魚をご飯に乗せて食べるものよ」
あるいは、ご飯の上で魚の身をほぐして、魚とご飯をまぶして一緒に食べる。
ここが日本人とタイ人の魚の食べ方の違いなんだ。

俺がタイ人に化けてもこんな小さなことから、日本人とばれてしまう。

2007/6/4

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