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2007年6月26日 (火)

タイカレーとエバミルク

タイカレーが食べたくなった。「今晩、タイカレーを作ってくれ」と頼んでおいた。
忘れているかと思ったのに、ちゃんと覚えていてヌチャナートはタイカレーを作ってくれた。
今日のタイカレーはいつもと違ってエバミルクを使っている。P1010125pct13

エバミルクと言うのは牛乳を濃縮させたものだ。濃縮後に砂糖を加えて甘くしたものと砂糖を加えないものがある。
甘くしたものをコンデンスミルクとか加糖練乳と言う。無糖のものをエバミルクとか無糖練乳と言う。
昔はエバミルクをコーヒーに入れるのに使っていた。今、そんなことをする人はいない。
手っ取り早い商品があるからだ。
大手乳製品メーカーからいろいろなブランドで出されている、植物油脂、コーンシロップ、カゼインなどを加工したコーヒーホワイトナーを使うのが普通になっている。

ある時、ヌチャナートが言った。
「日本にはエバミルクはないの?」
エバミルクなんて言葉をヌチャナートは使わなかった。エバミルクや無糖練乳なんていうタイ語を俺も知らない。
俺は言われたことがわからなかった。
「牛乳をどうのこうの・・・・・」とヌチャナートは説明した。
その説明を聞いているうちに、ヌチャナートが何を求めているのか分かってしまうから不思議だ。
「ああ、あるよ。今度、見かけたら買おう。」
スーパーに行ったらヌチャナートが求めていたエバミルクがあった。
「ヌー、ここに来てごらん。探していた牛乳があるよ。」
エバミルクなんていうタイ語を知らないから牛乳という単語で誤魔化した。
日本語しか書いていない缶入りのエバミルクを手にとって、買おうかどうしようかとヌチャナートは迷っている様子だった。
その気持ちはわかる。缶を見ていてもどんな商品か、どんな味なのかわかるわけがない。
俺は黙って缶を取り、篭に入れた。ヌチャナートはエバミルクを台所の何処かに保管していた。

タイカレーを作る段階になって、エバミルクを取り出した。
「エバミルクをどうするんだい?」
「カレーに入れるのよ」
「ココナッツミルクを使わないの?」
「使わないわよ。同じよ。」
1リットル入りの容器に入ったココナッツミルクはあるが、一人前のタイカレーを作るには多すぎる。
そこでエバミルクが登場したのだ。
出来上がった物を見ると、ココナッツミルクを使ったものと見かけは同じだ。
味もそんなに変わらない。感心し、考えながら食べていた。
俺が黙ってタイカレーを食べているのでヌチャナートが心配そうに尋ねた。
「ねえ、どうしたの?不味いの?」
「そんなことないよ。美味しいよ。」
俺が出されたタイカレーをきれいに平らげたのでヌチャナートは安心したように笑った。

2007/6/26

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