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2007年6月10日 (日)

鶏ガラと蟹

今までに何度か鶏ガラについて書いている。
日本人は鶏ガラを出汁をとるためにしか使わない。
あんなものはゴミの一歩手前だと考えている。
ところが、タイ人は鶏ガラを食べている。
一番よく目にするのは鶏ガラを一匹、丸ごと唐揚げにしたものだ。
驚くほど沢山の肉が鶏ガラについている。
軟骨部分はこりこりしていて美味しい。
ゴミだと思った鶏ガラにこんなにも沢山の肉があるのか、またこんなにも美味しく食べることができるのかと

驚く。
今まで、鶏ガラをゴミとして捨てていた自分が恥ずかしくなるほどだ。
食べてみると分かるが、鶏ガラは美味しい。

「ねえ、あの肉屋さんに寄らない?」
近所の小さな肉屋のことを言っている。
「・・・・」
「あそこに、鶏ガラがあるのよ。あれで料理を作ってあげるわ。お酒と一緒に食べるのよ。美味しいわよ。」
「・・・・」
俺はとくに興味がなかったので、あいまいな返事をしていた。
バスを降りると、ヌチャナートはもうあの肉屋に行こうとは言い出さなかった。
俺の反応がよくなかったからだろう。
「ヌー、鶏ガラを買うのだろう?」
「ええ、そうだったわね」
「鶏ガラの唐揚は美味しいね。ウチじゃ大きい鍋がないから作れないね。」
「作ってあげるわ。切ればいいのよ。」
なるほど、鶏ガラを4,5個の大きさに切れば、ウチのフライパンでも鶏ガラの唐揚を作ることができる。
小さな肉屋で鶏ガラを求めた。R0019854pct40

寝転んで本を読んでいるうちに本当に寝てしまった。
ドンドンという音で目を覚ました。
「驚いたの?鶏ガラを切っていたのよ。」
可笑しそうにヌチャナートは笑っていた。
暫くすると、鶏ガラのパッカパオが出来てきた。
鶏ガラを一口大に切り、レモングラスなどの香草と一緒に炒めたものだ。
香草の香りがいい。
辛味があるタレが満遍なくかかっている。
鶏ガラについている肉を口の中で慎重にとる。
あるいは指で鶏ガラを摘んで、肉や軟骨部分を食べる。
美味さが口の中で広がる。
鶏ガラのこんな美味しい食べ方があるのだと驚く。
この美味しさを広めたいと思う反面、鶏ガラの需要が高まれば値段が高騰する。
それも俺達には迷惑だな。複雑な気持ちで鶏ガラを食べている。
牛豚のガラと違い、鶏ガラは小さいので食べにくい。
慎重に食べないと口の中を怪我する。
指で摘んで食べる方が食べやすいが、指がべたべたする。
紙ナプキンなどで指を拭きながら食べる。

鶏ガラを食べているうちに、鶏ガラは蟹に似ていると感じた。
味も姿も全く似ていないが共通点がある。
鶏ガラのパッカパオも蟹も美味しいけど食べにくいのが似ている。
どちらも一生懸命に食べていると無口になる。

この料理を食べ終わった後に、忘れてはならない大切なことがある。
紙ナプキンで拭いたからと言っても、まだ指には唐辛子の成分がついている。
それを知らずに指で目をこすったら、痛い目にあう。
食後は必ず、手を洗うこと。

2007/6/10

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