わさびイカ
ヌチャナートはわさびが大好きだ。あの鼻につんとくる感じが好きらしい。
タイ人はわさびを知らない。
わさびをタイに持って行き、ヌチャナートはタイ人にわさびを食べさせる悪戯をやる。
皆な、鼻を押さえる。それを見てヌチャナートは笑う。
わさびイカというのがあった。
「これはイカとわさびなんだよ。買ってみようか?それに特売だし。」
わさびと聞いてヌチャナートは首を縦にふった。
主婦だから特売と聞いて買う気になったのかもしれない。
わさびイカとはなんなのだ?珍しい品物だ。
柔らかなイカをわさび漬けにしたものだった。
感激する味ではないが、まあ、食える。
日本人はわさび漬けのどろどろとした酒粕は「食べられる物、食べる物」と知っている。
そんなことを知らない人から見たら気持ち悪い食べ物と見るだろう。
ある外人から聞いた話だ。
お土産にわさび漬けを戴いた。彼女はどろどろした酒粕を洗い流すものだと思った。
わさび漬けを洗ったら、何も残らなかったと笑っていた。
魚が好きなヌチャナートはこの味を受け入れると思っていた。
しかし、食べることは食べたが、それほど気に入らなかったようだ。
2007・6・24
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