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2007年7月24日 (火)

タイのお頭

P1010694pct13 最近、ヌチャナートは鯛の頭に凝っている。
デパチカの店より安く売っている店を見つけて鯛の頭を買ってくる。
「またかよ!」
俺は厭きれてしまう。いくら魚が好きだと言ってもよくもまあ厭きないものだ。
俺はうんざりしている。
今日も鯛の頭を買ってきて料理を始めた。
「この魚をどうやって食べたい?」なんて聞いてくるけど、こっちは魚に興味がない。
適当に返事をしていた。
「適当な返事」というと無責任に聞こえる。
タイ語で料理の名前を言われても、こっちはどんな料理なのか分からないから
まともに返答のしようがない。
日本語で言えば「つくねがいい?それとも竜田揚げがいい?」と聞かれているようなもんだ。
「つくね」や「竜田揚げ」がどんな料理か分からなければ返事のしようがない。
いちいち「つくねってどんな料理?」なんて聞いていられない。
外人女房と一緒じゃないとこの面倒臭さは分からないだろうな。

「あら、おいしいわよ。味見して御覧なさいよ。」
無理矢理、味見をさせられた。
旨味はあるけど、感激はしなかった。
料理ができたので食卓についた。
「唐辛子を入れるでしょ?」
焙煎した唐辛子を入れた。
味見した時はそれほど感激しなかったが、こうやって食ってみると実にうまい。
魚をそれほど好まない俺が美味いというのだ。
これを魚好きの人が食べたなら、驚くかもしれない。
この料理をトムパーケムとか言っていた。
「魚の塩煮」とでもいうのだろうか?
大和言葉で言えば「鯛のうしお汁」となるかな?
普段より塩っけが多い。
唐辛子の辛味、魚の油などが交じり合って絶妙な味になっている。
この料理に使う唐辛子は焙煎したものを使う。唐辛子の香りが出ていい。
ただ単に辛ければいいというのではない。
タイ人は唐辛子を料理によって使い分ける。

鯛の頭なんて日本では「アラ」として売られている。
身に比べて「アラ」は一段格下の食材とみなされる。
タイの食文化、食習慣を見ていると、タイ人は魚の「アラ」の部分、肉の「モツ」部分を
格下の食材とはみていない。
「アラ」をこう調理すると美味しくなるから、「モツ」をこう煮ると美味しいと知っているから、「アラ」や「モツ」を
買い求めるようだ。
個人的な好みで「アラ」や「モツ」を買い求める。
「モツ」が格下の食材と考えないから、客人に「モツ料理」を出すこともある。

「ねえ、ここを食べなさいよ。油がのって美味しいわよ」
頭のどの部分か分からないが、ちょっと透明な部分を食べろと言っている。
とろっとした脂身で旨味がある。
俺が煮魚を美味しいと思いながら食べるのは珍しい。

2007/7/24

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