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2007年7月27日 (金)

都庁舎の割り箸

ウチの料理はタイ料理だから、スプーンで食べる。
タイのレストランでは西洋料理に使う物と同じスプーンとフォークを出す。
ウチではそんな物を出して食べることは余りない。
ステンレスのレンゲを使う。それも景品で貰ったやつだ。
タイで調味料などを買うと付いてくる景品だ。景品を貰うために調味料を買ったというのが正しい。
レンゲで料理を取って、ご飯に乗せる。あるいはご飯と混ぜて食べる。
肉を切るのもこのレンゲをナイフの代わりにする。
これ一つで間に合う。タイ料理は「ナイフを使わないでもいいように調理する」が正解かもしれない。
ただ麺類だけは箸を使わないと駄目だ。
その時は割り箸を使う。その割り箸も一度で捨てないで、洗って繰り返し使う。
繰り返し使っているうちに先端が黒ずむ。そうすると捨てる。
これで不便を感じない。エコ志向だともケチとも思っていない。
使える物は使えるだけ使っているだけだ。ごくごく普通の、当たり前の考えだと思う。

最近、都庁の職員は割り箸を使わず「自前の箸」を使うようにしたそうだ。
出入りの弁当屋にも割り箸は不要と通知した。これを聞いて感じたことが幾つかあった。

その一つは都庁の職員が「マイ箸」と言っていたことだ。
なんで「マイ」とカタカナ英語を使うのだ?
「マイカー」「マイホーム」となんでも自分の物を「マイなんとか」と言っている。
そのうち蝸牛を飼っている人は「マイマイマイ」なんてわけが分からないことを言い出すかな?
首相が言う「美しい日本」には美しい日本語が必要だよ。
日本語にはない物、日本語に出来ないもの以外は日本語で表現すべきだと思うな。
明治の日本人は当時の日本にない観念「freedom」を「自由」という言葉にしたよ。
今の日本人はカタカナ英語、カタカナ仏語、カタカナなんとか語を使いすぎる。

その次に気になったのは、この取り組みで年間何トンの木材が節約できますと言っていた。
割り箸業者の話では「割り箸に使う材料は材木として使えない木」だそうだ。
森林は適当に伐採されるから生態系が守られてきた。
今後は森林の生態系が変化する。「マイ箸」革命を提唱した人は森林の変化についても考えていたのだろうか?
俺も割り箸を使い捨てるのは勿体無いと思っている。
衛生の面から考えて一度しか使わないのは納得できるが、それをゴミにするのは勿体無いと思うな。
業者が言うように割り箸以外に使い道のない木を有効に活用できないものだろうか?
使い捨ての割り箸を回収して物理的化学的に処理すれば接着剤やコンクリートの強化材などにならないか?

三つ目に日本を訪問した韓国人の話だ。
日本の家庭に招待されてすき焼きをだされた。日本の習慣に従い、家族は自分の箸で食べ、客人には割り箸を出した。
家族は綺麗な箸で食事をするのに、韓国人には粗末な(彼等にはそう見えた)割り箸をだした。
韓国では客人に一番綺麗な箸を出す習慣があるそうだ。
韓国人は完全に誤解し、怒った。その時出されたすき焼きの味を覚えていなかった。
たった一膳の割り箸で人間関係が壊れるなんて、誤解が解ければお互いに笑ってしまう出来事だが、こういう問題は意外と深刻な問題に発展しがちだ。

2007/7/26

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