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2007年8月31日 (金)

わたりがにの缶詰

P1020337pct13 非常時の為に保存食として缶詰などを備蓄している。
缶詰を点検していたらわたりがにの缶詰があった。原産国はインドネシアとなっている。
身の少ないわたりがにを缶詰にするには相当な手作業が必要だ。
人件費の安い国でないと、こんな缶詰を作れない。
缶を手に取ってみてラベルが紙なので驚いた。
最近の缶詰は印刷缶だ。
印刷缶だとそれなりの利点がある。
まずラベル貼りの工程がいらない。
ラベルが剥がれることがないので、中身が何なのか分かりやすい。
印刷むら、色むらなどによる失敗作の無駄が高価になる。
印刷缶の場合、蟹缶に魚を入れることはできない。
製品ごとに缶を用意しなくてはいけない無駄がある。
紙のラベルの場合、印刷の失敗があっても安価だ。
蟹缶でも魚の缶でも同じ缶を使えるので缶の在庫が少なくてすむ。
空き缶の再利用でも紙ラベルなら悪いガスがでないが、印刷缶の場合インクが燃えて悪いガスが生じる。
昔ながらの紙ラベルの方が環境の面からみると優れている。

少し前までの缶詰は上下とも巻き締めになっていた。つまり缶の上と下が同じ形だった。
最近の缶は打ち抜き成型になっている。缶の上と下では形が違う。
ブリキ板に印刷をして型抜きをして茶筒のような形を作る。茶筒に物を詰めて蓋をする。
それが今の缶詰の工程だ。R0019101pct30

印刷に失敗したブリキ板を捨てるわけにはいかない。
タイで見たブリキ板の再利用はこんな形だった。
日本で言えば七輪の外側を失敗作のブリキ板で覆っていた。
日本語があったので面白いと感じ、写真を撮っておいた。

2007/8/31

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2007年8月30日 (木)

卵焼きと魚の卵

P1020323pct13 ヌチャナートはタラコも明太子もイクラも筋子もキャビアも区別しない。全て魚の卵なのだ。本当はそれぞれ違った名前があるのだろうが、ヌチャナートは知らないか、俺に言ってもわからないから魚の卵ですませているのかもしれない。貧乏な俺のウチでは本物のキャビアなんて滅多に食べることはないが、見栄でキャビアと言ってみた。滅多にないということは、たまには食べることになる。うーん、それも殆ど嘘に近い。
最後に食べたのはソウルオリンピックの年かな?それはどうでもいい。
本題に入ろう。
「卵、食べるでしょ?茹でる?焼く?」
「焼いてくれ」偉そうに言う。
「魚の卵を入れる?」
「そうだね、入れてくれ」
今日の魚の卵はタラコだ。身が崩れた安いタラコだから、こういう時はいちいち身をほぐさなくてもいいので便利だ。
タラコの他に玉ねぎを入れた。材料は卵とタラコと玉ねぎだけだ。
これらをかき回して油をしいたフライパンにあけて焼くだけだ。
ちょっと風変わりなオムレツと言える。
旨いのだが、やはりこれだけでは物足りない。
「ヌー、ナムプリックが欲しいな」
ヌチャナートはナンプラに生唐辛子をいれて持ってきた。
唐辛子と一緒に卵焼きを食べると一層うま味が増す。
「ヌチャナート、この唐辛子はタイのものかい?」
「そうよ、辛いでしょ」
「うん、辛いね」
毎日、唐辛子を食べているから唐辛子の味の差が見えるようになったのかもしれない。
日本の唐辛子と違う味だ。
このような卵料理は何処の国でもあるからタイ料理とは言えないかもしれない。
ナンプラと唐辛子を使うからタイ料理かな。

2007/8/30

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2007年8月29日 (水)

タイ風なめろう

P1020315pct13 この料理をヌチャナートはなんと言ったか忘れた。
それで俺は勝手にタイ風なめろうと呼ぶことにした。

漁師町には魚を叩いて味噌と混ぜ合わせたなめろうという料理がある。
なめろうを焼いたものをさんが焼という。
この料理はなめろうとさんが焼の中間みたいだ。
なめろうを作るには生の魚をたたく。
魚をたたくところは同じだが、この料理では生魚ではなくて焼き魚を使う。
今日は鯵を焼いた。
ニンニクや唐辛子も魚と一緒に焼く。
焼きあがったものを臼にいれてドンドンとつく。
全体がなめらかになったらおしまいだ。
これが辛いけどうまいんだ。
茹でた野菜にこのなめろうみたいなものを乗せて食べる。
ごはんにのせてもいい。
魚好きで辛い物を好む人なら間違いなく好きになる料理だ。
この味は日本にはない、タイ独特の味だ。

2007/8/28

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牛肉の空揚

P1020305pct13 あまりにも簡単な料理なので作り方の説明なんて不要だ。
牛肉を適当な大きさに切ってオイスターソースに漬け込んでおく。
それを油で揚げただけだ。
ヌチャナートに言わせると
「先日は日本の醤油で漬けこんだけど、今日はタイのソースで漬け込んだので
今日の肉の方が美味しい」
そうだ。

俺にはどちらの味も美味しい。
ナンプラと唐辛子をつけて食べる。この味でないとタイ人は食事だとは思わない。
毎日がタイ料理なので俺も自然にタイ人の食べ方になってしまった。
唐辛子の辛味がないと物足りないのだ。
辛い刺激で飯を食うという感じだな。
こんなにも唐辛子を食べてもいいものだろうか?
常々心配になる。俺が食べる唐辛子の量なんてタイ人に比べればタカがしれている。
唐辛子で胃腸がやられることはないはずだ。そう思いたい。
日本の料理は塩分が多いけど、タイ料理は塩分が少ない。
総合的に考えると日本の料理とタイの料理ではどっちが健康にいいのだろう?

2007/8/28

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卵スープ

P1020317pct13 鶏肉で出汁をとった吸い物に卵を落としたものだ。
これに春雨とトマトが入るところがタイ料理らしい。
見た目も綺麗な彩りだ。
中華料理、西洋料理で出される卵スープとほぼ同じだ。
春雨も出汁を吸い込んでいるから美味しいよ。

2007/8/28

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2007年8月27日 (月)

オンヌア ビーフシチュウ

P1020300pct13

この料理をビーフシチュウと言っていいのかどうか分からない。
肉は牛肉だ。スープと言うには野菜が多いからシチュウというべきだろうな。
これがシチュウなら、オンヌアを英訳するとビーフシチュウになるよね。
日本語だったなら「ごった煮」かな????

緑の葉は唐辛子だ。ベランダで育てている唐辛子の葉を摘み取ってきた。
こんなことをするから唐辛子は背が伸びるだけで全く花が咲かない。
花が咲かないから実がならない。本当なら沢山の赤い唐辛子が出来ていてもおかしくない時期だ。

日本では唐辛子の葉はちょっと辛い佃煮にするだけだ。
ヌチャナートは唐辛子の葉をいろいろな料理に使う。
右の器と左の器では同じ料理に見えて違う物だ。
右は俺の飯で左がヌチャナートの飯だ。
見ただけでは何が違うのか分からない。
ヌチャナートの飯には胆汁が入っている。
俺には耐えられない苦味なのだが、ヌチャナートには快い苦味だ。

「こっちはあたしのよ。苦いわよ!」
ヌチャナートはちゃんと注意してくれた。
あの胆汁のとてつもない苦味を旨味と感じるようになるには修行が必要だ。

2007/8/27

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ヤムマクワ 茄子のサラダ

P1020296pct13_2

茄子が安いので買い込んできた。茄子なら幾らあっても困らない。
新鮮なうちに食いきれないと思ったものは漬物にすればいい。
ウチには糠床なんてないから糠漬けはできない。
塩漬けならできる。ヌチャナートに任せておけば、無駄にすることはない。

「茄子焼を食べる?」
和食で言えばナスのシギ焼だな。焼いた茄子の皮を剥いて
生醤油をかけて生姜と一緒に食べる。これはうまい。
大好きな料理なんだ。でもヌチャナートが言う茄子焼はシギ焼の
ような料理ではないはずだ。
どんな料理になるのか分からないが、とりあえず「うん」と言っておいた。

蒲鉾を取り出して薄く切っている。蒲鉾も茄子料理に使うらしい。
出来てきた料理を見ると、茄子を焼いて皮を剥いて食べやすい
大きさに切っている。
その上に蒲鉾の薄切りを乗せている。
ナンプラに酢と砂糖を入れたちょっと甘くて酸っぱいタレが
かかっている。少々唐辛子が入っているのかもしれないが、
唐辛子中毒?になっている舌では辛味を感じない。
和食のシギ焼とは違った美味さがある。茄子は口の中でとろっと
とろけてしまう。
甘くて酸っぱいタレが茄子の旨味を引き出してくれる。
蒲鉾もタレにつけて食べる。蒲鉾のシコシコとした感触が茄子の
感触といい対比をだしている。タレだけをスプーンですくってご飯
にかけた。こうやって食べるのもおいしーいよ。

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2007/8/26

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トムヤンクン

P1020295pct13 今日は日本人に一番お馴染みがあるタイ料理のトムヤンクンだ。
ウチで食べるだけだから有り合わせの器に料理を盛った。
友達や客人が来た時はこんな形ではお出ししない。
こん炉で鍋を温めながら食べる。
タイ料理店で出されるトムヤンクンの形は「よそ行き」の姿なんだ。
このように、器に盛ってだすのは「普段着」の姿と思えばいい。
日本のタイ料理店でも「普段着」の形でトムヤンクンを出す店もある。
大きな海老を使う店もあるが、小さな海老の方がうまい。
よく冷えたビールを飲みながら談笑していると、こん炉で温め続けた大きな海老は硬くなってしまうが、小さい海老は硬くならない。
適度に煮えた時は大きな海老の方がうまいが、だらしなく酔っ払った時には大きな海老はたいてい硬くなっている。

日本では鍋料理は寒い時の料理だ。
鍋を食べると身体が温まると俺達は信じている。
寒い時がないタイでは暑い中でトムヤンクンのような鍋料理を食べる。
冷房のない川沿いの店でトムヤンクンを食べても身体が熱くなるとは感じない。
何故だろう?
唐辛子が入っているからだろうか?

2007/8/26

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2007年8月26日 (日)

長い豆

P1020248pct13 長い豆を戴いた。長い物は一メートル位になる。
インゲンの一種だと思う。
これでスップマクアという料理を作って食べた。
この豆と竹の子、茄子を叩き潰したものだ。
唐辛子は約束のように入っている。
最後にミントの葉を乗せて飾る。
ヌチャナートのお気に入り料理で一人でパクパク食べている。
最初は豆の生臭みが気になったが、食べているうちに気にならなくなった。
P1020288pct13 温かいご飯に乗せると食欲をそそる。
辛味と香りでご飯を食べてしまう。

2007/8/26

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豚のすね肉

P1020283pct13  この料理をなんと呼ぶのか知らない。豚肉の野菜の合わせ煮とでもタイ語で呼ぶのだろう。
これも単純な料理だ。豚のすね肉とキャベツを煮込んだだけだ。
肉は柔らかになり、キャベツの甘味が出てくる。
適当な時期にすね肉とキャベツを取り出して皿に盛る。
豚のすね肉とキャベツはナンプラと唐辛子のタレをつけて食べる。
生のキャベツは大量に食べられない。煮込んだキャベツは柔らかで甘味があって沢山食べられる。
キャベツに唐辛子もいいもんだ。
肉と野菜を煮込んでいた水は美味しいスープになっている。
煮込んでいる最中からヌチャナートもこのスープの出来栄えに満足していた。
「ねえ、サミイ、スープの味見をしてよ!美味しいわよ!」
うん、確かにいい味がでている。
味を調えてスープとして食卓にのぼる。
スープの表面にはうっすらと油が浮いている。

日本のスーパーではあまりすね肉を単体で売っていない。
商店街の肉屋で時々、すね肉を売っているのを見かける。
すね肉を見かけると買って来る。
ドイツではアイスバインという料理にすね肉を使う。
ドイツ人のすね肉料理もうまいが、タイのすね肉料理も美味いもんだ。

2007/8/25

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2007年8月24日 (金)

スップマクア

P1020244pct13

塩漬けの魚と茄子、生椎茸を煮て叩き潰した物だ。
白い玉ねぎとミントの葉で彩りを鮮やかにしている。
見た目にも美味しそうな色合いだ。
約束のように唐辛子が入っているの当然だ。
この料理をヌチャナートはスップマクアと呼んでいた。
ちょっと塩っぱいがご飯と一緒だとちょうどよい塩加減だろう。
魚が好きなヌチャナートは美味しいと言いながら食べている。
魚の生臭みが気になって俺はこの味を受けない。
タイ料理だけを食べ続けているうちに、自然の成り行きで
好きなタイ料理と好まないタイ料理が出てきた。

スップマクアを冷蔵庫で冷やしておいた。
そうすると生臭みが消えて、美味しくなった。
皮を剥いた生の胡瓜と一緒に食べるとかなりうまい。
唐辛子の辛味が浮き出している。
ピリッとした刺激が快い味になっている。
胡瓜の淡白な味に複雑な味が加わり美味さとなっている。

2007/8/23

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2007年8月23日 (木)

竹の子カレー

P1020241pct13 タイカレーを食べたいと言ってもヌチャナートはなかなか作ってくれない。
電話で「タイカレーを作っておいたわよ」と言われて大急ぎで帰宅した。
今日は竹の子入りのタイカレーだ。
日本人はタイカレーが代表的タイ料理だと思っている。
ヌチャナートに言わせるとタイカレーなんて料理じゃないらしい。

タイカレーと言うのはインドカレーの亜流の味だと想像していた。
クミンの香りがするインドカレーに似ていると思っていた。
インドカレーと似たような味だと思っていたのに、タイカレーはまるっきり違う味だった。
「なんだこれ!?これがカレーかよ!」
期待、予想していた味とまるで違う味なので美味いとは思わなかった。
がっかりした、裏切られたような感じをもった。
それなのに、この味を何度も何度も食べているうちにタイカレーの虜になってしまった自分が可笑しくて笑ってしまう。

最近はスーパーでもタイカレーの素を売っている。
それを買ってきて作っても、ヌチャナートが作る味と同じ味にはならない。
何かが違う。ヌチャナートが作る味はタイで食べる味そのままだ。
タイ人と日本人では辛味に対する耐性が違うから、日本人には味見ができない?
舌が痺れるほど辛いソースの味見をして、考えながらまた何かを足している。
俺達がそんなソースを味見しても辛いだけでその外の味は分からない。

ヌチャナートはタイカレーをゲンカリーと呼んでいる。
中国の竹の子を使用している。
タイの竹の子の方が美味しいとヌチャナートはいうけど、中国の竹の子の味と余り変わらないと思う。
ゲンカリーに入った竹の子は味がよく浸みている。
生椎茸も入っているが、椎茸の香りなんてスパイスの強い香りに隠れてしまい何処にあるのか分からない。
ココナッツの風味と油の味がいい。
ゲンカリーの欠点は自制しないと、飯を食いすぎてしまうことだ。

2007・8・23

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2007年8月22日 (水)

カイトム 普通の朝食

P1020239pct13 日本人はタイ料理はトムヤンクンとかソムタムだと思っている。
確かにそれらはタイの代表的料理だから、それはそれで間違いはない。
でもタイ人はそんなものを毎日、毎食たべているわけではない。
タイの料理はもっともっと豊かで種類が多い。
いくらお金持ちだって朝からトムヤンクンなんて食べない。
日本人だって朝からあんなものを出されても食べる気がしない。
人間の生理なんてお金持ちも貧乏人も同じだ。
誰でも朝はどちらかというと軽い食事しかとらない。
これがカイトムと言われる普通の朝食のひとつだ。
半熟卵を潰してご飯と掻き混ぜる。ナンプラで味を調える簡単な料理だ。
温かいご飯に生卵をかけて食べるのもうまい。
半熟卵を掻き混ぜて食べるのもいいもんだ。ナンプラの代わりに醤油を使えば日本人好みの味になる。
この食べ方は欧米人にも受け入れられる。
これに魚か肉、野菜がちょっとつけば完璧な朝食だ。

2007/8/22

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2007年8月21日 (火)

ヤムヌアマクア 牛肉と茄子のサラダ

P1020226pct13 タイの緑色のナスを戴いた。ピンポン玉をちょっと大きくしたほどの物だ。
日本では茄子は紫色のものしかないが、タイにはいろいろな茄子がある。
葡萄の粒ほどの茄子もある。これは噛むとプシュッと潰れる。
茄子を薄切りにして、表面に焦げ目をつけた牛肉と合わせたサラダだ。
辛味とちょっと甘味があるタレをかけてある。
このタレをご飯にかけてもうまい。
それだけで飯を食ってしまう。
茄子を切ってそのまま食べるという料理は日本にない。
新鮮な驚きを感じさせる料理だ。

2007/8/20

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唐辛子を植える

P1020223pct13 ウチの料理はタイ料理だから大量の唐辛子を使う。
植木鉢に唐辛子を植えた。ヌチャナートは唐辛子の種を一箇所にばらばらと蒔く。
日本人は少量ずつあちこちに種を蒔く。
ヌチャナートは一箇所に種を蒔くから、同じところから一斉に沢山の芽がでてくる。
沢山の芽を見て、俺は間引きか移植しないといけないと思っていた。
元気のない、育ちの悪い唐辛子を抜いて、元気な子だけを育てる農法だ。
ヌチャナートはそんなことに無頓着だ。
元気な奴は元気に育ち、育ちの遅い奴は元気な奴の葉の影にいる。
日本の農業と違うやり方をするのは、それなりの理由があるはずだ。
どうするのか見守っていた。

昨日は唐辛子の葉をむしってきて、料理に使った。
「こんなことをしたら唐辛子は育たないじゃないか」
そう思っていた。

今日、唐辛子を見た。そして理解した。
料理に使ったのは、密生していた唐辛子のうち、元気な葉だけをちぎっって使ったのだ。
そうすると、太陽をさえぎられて日があたらない小さな唐辛子に日が当たるようになった。
葉を千切られた唐辛子は一時 生長が止まる。
その間に今まで元気がなかった他の唐辛子が元気に生長する。
これは間引きをしたのと同じ効果が得られる。
ヌチャナートのやり方に合理性があることが分かった。

だが、このやり方には問題が一つある。
日本では唐辛子を作れるのは夏だけだ。
ヌチャナートのやり方では唐辛子の実を得ることができない。
唐辛子の実が出来る頃には、寒さがきてしまい唐辛子は育たない。
タイなら、このやり方で唐辛子の葉を食べながら、唐辛子の実をつくることもできる。
日本とタイでは気候が違うから同じ農法は使えない。

2007/8/20

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2007年8月20日 (月)

西瓜を飯のおかずに

P1020208pct13 日本の西瓜は甘くて美味しいといつもヌチャナートは言っている。
一年中、暑いタイではいつでも西瓜を食べることができる。
日本の真冬にタイに来て西瓜を見て感激する日本人がいる。
「西瓜大好きなんだ。真冬に西瓜を食べられるなんてウレシィー!」
なんていいながら西瓜を食べている。
タイ人から見ると安い果物を嬉しそうに食べる日本人はバカに見えるかもしれない。

俺達日本人にとって西瓜は果物だ。
喉が渇いている時、冷たい西瓜を出されるともう夢中で食べてしまう。
タイの屋台では西瓜を氷の上に乗せて冷やして売っている。
日本でも昔は同じような売り方をしていたので、これを見て不思議には思わなかった。
デザートに西瓜がでることもある。西瓜と言うのは果物であって野菜ではない。
野菜ではないのでそのまま食べる。煮たり焼いたりすることはない。
好みで塩をつける人もいる。砂糖を加える人もいるかもしれない。
トマトのように飯のおかずにすることはない。
西瓜の加工品と言ったら西瓜ジュースくらいかな?

ヌチャナートの話ではタイでは西瓜を飯のおかずにするのが好きな人が多いらしい。
西瓜を飯のおかずにしているのを俺が目撃したのは近所のおばさんだ。
俺は驚いておばさんに聞いた。
「西瓜を飯と一緒に食べるの?」
「そうよ、おいしいのよ」
西瓜を白飯に乗せて食べている。
俺は、西瓜をおかずに飯を食う姿を呆れてポカーンと見ていた。
いくら飯のおかずだとは言え、西瓜の黒い種は食べない。

でもね、西瓜の種は乾燥させると食べられる。
ちゃんとパックに詰めて売っている。

日本では西瓜の皮を味噌漬けにする。
西瓜の皮をつかった食品をタイでは見かけなかった。

2007/8/19

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軟骨と一緒に

P1020206pct13 俺は軟骨のこりこりしたところが好きだ。
ヌチャナートが冷蔵庫から軟骨を取り出した。
また、軟骨を油で揚げて出すのだろうと推定した。
そうしたら、ヌチャナートは軟骨を煮始めた。
黙ってヌチャナートのやるままにさせておいた。
なにやら、部屋中が臭い。タイ料理の臭いだ。
そのうちに臭いがおさまった。

食卓に出された物を見るとなんだかインドカレーのような物ができている。
食べてみると明らかにタイの味だ。
香草を取り除きながら食事をすすめる。
辛いがうまい。辛味が食欲を刺激する。
夏の味だ!
なんて感じてしまったが、タイでは一年中こんなものを食べている。

よく日本人はタイには季節がないという。
俺にはタイにも季節があると感じている。
あの花が咲くと何月。雨季が始まると何月。乾季になると何月。
アレが売りにだされると何月。
そんなものから季節を感じ始めている。

そうそうそう言えば、タイの季節と料理の関係を今まで考えていなかった。
「雨季が始まるとこの茸が出始めるので、こんな茸料理がでる。」
そのように、季節と料理の関係を見るのも面白い。

2007/8/19

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2007年8月19日 (日)

蒲鉾のヤムウンセン

P1020182pct13 ヤムウンセンは俺の大好きな料理だ。春雨サラダとでも言うのだろうか?
春雨に香草を加える。蟹やイカなどを入れる。
彩りも鮮やかにする。ちょっと酸味があって辛くって何とも言えぬ美味さを感じる。
これを初めて食べる日本人はきっとヤムウンセンの美味さの虜になる。
今日はヤムウンセンに蒲鉾を入れた。
蒲鉾のヤムウンセンもいいもんだ。蒲鉾がもつ歯応えが春雨とあう。
いつからヤムウンセンに蒲鉾を使い始めたのか忘れた。
ヌチャナートがヤムウンセンに蒲鉾を入れた。
食ってみると美味かった。
スーパーで蒲鉾を見るとヌチャナートが
「あれをヤムウンセンにいれましょうよ」と言い出した。
自分から蒲鉾をヤムウンセンにいれて食べようと言うのだから、これはヌチャナートの
お気に入り料理でもある。

2007/8/18

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カイルアット 半生卵

P1020200pct13 最近、生卵健康法などというのが流行っているようだ。
これは料理とも言えない、生卵とも言えないものだ。
言うならば半生卵だ。
生卵を茹でて白身がちょっと固まったなら卵を割ってコップに入れる。
胡椒とナンプラを入れる。醤油でもいい。
入れすぎると塩っぱくなり不味くなる。
卵の甘味が感じられる程度の塩味が丁度良い。
これを掻き混ぜてから飲む。
美味い!
生卵にはない旨味がある。
熱がかかっているから消化もいい。
身体が弱っている病人にもいいんじゃないかな?

日本人は生卵をご飯にかけて食べる習慣があるから、このカイルアットに
違和感を持たない。
生卵を食べない白人にはカイルアットは駄目だろうな。

2007/8/19

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2007年8月17日 (金)

ピーグワイ バナナの蕾料理

P1020178pct13 なにを食べたいか聞かれてもこまる。
「サミイはピーグワイが好きでしょう?作ってあげるわ」
ピーグワイというのはバナナの蕾のことだ。
どのようにタイ文字で書くのか知らないが、いつもバナナの蕾に時はピーグワイというので、俺の頭には
「ピーグワイ=バナナの蕾」と発音と物が一対一の関係が出来ている。
俺はタイ語ができるのではない、このような関係が幾つもあるのでヌチャナートとの会話が出来ているだけだ。
他のタイ人とは話ができない。
バナナの蕾の缶詰を見るとタイ文字が書いてある。
タイ文字から得られる発音とヌチャナートの発音ピーグワイでは差がある。
このような文字の並びの時はこのような音になるという規則にあった変化だと了解できた。
ヌチャナートが言うピーグワイは正しい発音なのだ。
いつもの通り、バナナの蕾と鶏肉で料理を作ってくれた。
写真で見ると見掛けは悪いけど、味はいいよ。
初めてこれを食べる人は「バナナの蕾が食べられるなんて!」と吃驚する。P1020172pct13

近所のバナナの木に蕾ができている。この蕾も以前よりちょっと大きくなった。
日本ではこれ以上大きく育つことはない。
このまま枯れてしまう。

2007/8/16

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トムカーガイ

P1020175pct13 ヌチャナートも暑くて飯を作るのが面倒になったらしい。
俺に何が食いたいか聞く。
俺も考えるのが面倒だ。
「トムカーガイ」とひとこと答えた。これが食いたいのではない。
口から出た言葉がこれだった。
「すぐ出来るわ」
台所にたってちょこちょことやると料理がでてきた。
「酸味はどう?酸っぱい?」
「ちょうどいいよ」
レモンやタマリンドで酸味をつける。それにココナッツの油があう。
ピリッとした辛味がある。
冬にこれを食べてもいいが、やはりタイの料理は夏に食べるほうが美味しいのではないか?

2007/8/16

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プラサイケム

P1020180pct13 またヌチャナートが安い魚を買ってきた。
「これが、美味しいのよ。安いから買ってきたのよ」
安い買い物を見つけてヌチャナートは得意げだ。
いつもいつも魚で俺は参っている。
「随分、買ってきたな!」
「大丈夫よ。全部、食べるわ」
一度に食べ切れないほどの量だ。いつもの通り保存食にするのだろう。
魚に塩を振っている。器にご飯を入れて塩を振った魚と一緒にかき混ぜる。
これを冷蔵庫にいれておけば長持ちする。
ご飯粒は熟成を促進するのだろう。
これで一週間以上保存できる。
この魚はあまり塩辛くない。
このまま焼けばすぐおかずになる。
魚はあまり好きではないが、油の乗った魚は美味いので知らない間に食べている。

今朝はこの魚を茹でていた。焼くだけではない、茹でて食べる方法もあるのだ。
「今朝は時間がないのよ。茹でるほうが簡単でしょ?」
そりゃそうだな。
ヌチャナートは同じ魚、同じ材料を使っていろいろな食べ方をする。
日本でも昔は馴れ寿司、塩辛など魚の保存食を作っていた。
もっともっと魚の保存食を復活して資源を有効に活用しなくてはいけない。

2007・8・16

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インドカレー

辛い物ならなんでもタイ人は好むと思っていたがこれは大きな誤解だ。
日本人はタイカレーもインドカレーも同じように辛い料理と解釈する。
タイ人はインドカレーは香りの強い料理と感じ、辛い料理とは感じていない。
その香りも異臭のように感じるようだ。インドカレーをタイ人は好まない。
その理由はわからない。
俺の推定ではタイに住むインド人はタイに流れ込んだ異邦人という差別感、
インド人はタイ人より色が黒い。色が白いことをよしとするタイ人は色黒のインド人より優越感をもっている。
下等なインド人の食べる料理なんて食えるか!なんていう差別があるのではないかと俺は推定している。
これは俺の推定だからどの程度正しいかわからない。
タイ人はインドカレーが嫌いと覚えておこう。

日本にインドカレーが入ったのは明治だ。まず東京の上流階級の食卓に上った。
上流階級には女中がいた。女中と言うのは多くの場合、上流階級の主人の出身地に住む田舎の貧しい農家の出身だ。
田舎の農家ではインドカレーなんて見たこともない。
黄色くてどろどろして変な臭いがする料理は田舎出の女中には気味が悪い。
色と臭いから彼女はよからぬ物を連想する。
「ウチのご主人様は汚らしき物を食べる」
と女中は考えた。

この話を俺はヌチャナートにした。
ヌチャナートは女中が何を連想したのか理解した。
そしてヌチャナートもにやっと笑った。

2007.8.16

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2007年8月15日 (水)

卵焼きタイ風

P1020153pct13 これは卵焼きと言っていいのかな?オムレツというのかな?
挽肉、タイの紫色の小さな玉ねぎ、唐辛子、トマト、ニンニクなどを炒めて卵を落としたものだ。
このような料理は世界中何処にでもある。
タイ風卵焼きの特徴は唐辛子が入っていることかな。
唐辛子は辛味ではなくて彩りを目的としているから、あんまり辛くない。
辛くないというのは唐辛子ボケしている俺の感覚だ。
日本人には十分すぎるほど辛い卵焼きかもしれない。
「ヌチャナート、これよく出来ていて美味しいよ。ナムプリックあるかい?」
唐辛子ソースを求めている。
辛い唐辛子ソースと一緒に食べるともっと美味しくなった。

2007/8/15

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スップマクア 茄子味噌

P1020146pct13 これを味噌と言うのは相応しくないのがわかっているが、他の言葉を知らない。
英語ならeggplant pasteだろうな。英語のペーストに相当する日本語がない。
一番ペーストに近いものが味噌だから、味噌とした。
適当な言葉をご存知なら、読み替えて戴きたい。

茄子、唐辛子、ニンニク等々を潰した物だ。
それにミントを乗せて彩りにした。
これは辛いのだが香りがいい。
肉の上にちょっとのせる。肉の旨味と味噌の辛味があう。
ヌチャナートはこれは俺の好みに合わないと思っていた。
「これはあたしのよ。サミイには向かないわ」と言う時は辛過ぎるか生臭くて食べられない。
俺も駄目だと思っていた。
ちょっと食べたら、美味いので気に入った。
「美味しい?」
「うん、美味いよ」
「肉と一緒に食べてみてよ」
俺が旨いと言ったのでヌチャナートは意外だったらしい。
「サミイはタイ人みたいね」と言いながらも嬉しそうだった。

2007/8/14

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2007年8月14日 (火)

辛口って

「ヌチャナート、この券で500円分の買い物が出来るよ。ビールを買おうか?」
「あらいいわね。ビールを飲みながら帰りましょうよ」
「そうだね」
店に入りビールを買った。そうするとつまみが欲しくなる。
「ベビースターおとなのおつまみ」というのが目に入った。P1020145pct13
ヌチャナートは日本のラーメンやタイのバーミーなどは食べない。
それを知りながら「ベビースターおとなのおつまみ」を買った。
パッケージには「辛口しょうゆ味ピーナッツ入り」と書いてあり、真っ赤な唐辛子の写真があるからだ。
当然、辛口というのは唐辛子の辛味を意味していると思った。
ラーメンのような麺の写真も載っている。
麺の写真を見てヌチャナートは「ラーメン・不味い」と思ったようだ。
「食べろよ」と無理矢理ヌチャナートに食べさせた。
「あら、美味しいわね。豆もはいっているのね。」満更でもなさそうだ。
唐辛子の写真を見て
「日本人は辛いと言うわね」
「うん、そうだね」
そんなことを言いながら二人で一袋を食べた。
「ヌチャナート、これって辛かったかい?」
「全然辛くないわ」
「辛くないよね」
ヌチャナートが辛くないと感じるのはわかる。だが、俺も辛いと感じないのは何故か?
朝食で少なくとも二本の生唐辛子を食べた。毎日、毎食に唐辛子がでてくる。
このベビースター大人のおつまみ一袋には唐辛子が半本も入っていないだろう。
これでは、辛いと感じないのも当然だ。
俺も唐辛子中毒になっている。唐辛子の辛味に鈍感になっている。

日本人が辛いという唐辛子入りの米菓をタイに持って行った。
タイ人は美味いというが、辛いとは言わなかった。(当たり前だ!!!)
今度、タイで辛口という菓子を買ってみよう。
多分、あると思う。唐辛子だか炎の絵が描いてある菓子を見たような気がする。
タイ人が辛いというのだから、辛いだろう。
日本人が食べたら、どう反応するだろうか?
辛すぎて食えないか?

2007・8・14

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2007年8月13日 (月)

クアカイ 卵料理

P1020112pct13 食卓に出された物を見て驚いた。
「なんじゃ、これ?タイ風オムレツでもない。親子丼でもない」
これを作っている時、ナンプラの強い臭いがしていた。
卵焼きを飯の上に乗せただけみたいだ。
食ってみたら、見た目よりも美味い。
鶏肉を煮てナンプラで味付けしたスープに卵を落としたものだ。
卵焼きは日本の子供が大好きな料理の一つだ。
見た目から判断してこれはタイの子供料理だと思った。
「これはタイの子供料理かい?」
「大人も子供食べるわよ。」
やっぱり、子供だけの特別料理ではないのだ。
日本の子供にこれを出したなら、間違いなく飛びつく。
何も知らない子供はぱくっと食べてすぐに間違いなく泣き出す。
唐辛子の輪切りが入っているからだ。

この料理には仕入れてきたタイの唐辛子を使っている。
日本の唐辛子と違って辛味がある。
唐辛子を食べない日本の子供はびっくりしてぎゃあぎゃあ泣き出すだろう。
この料理を食べて「ちょっとぴりっとした辛味」と感じる俺の方がおかしいのだ。
唐辛子の他にニンニクが入っている。
熱がかかったニンニクから甘味がでる。
長ネギの香りもいい。
俺には美味しい卵料理なんだが、日本人には受け入れられないだろうな。

2007.8.12

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ジャックフルーツで

P1020105pct13 ジャックフルーツと塩漬けの鯵でこんなものを作った。
缶詰のジャックフルーツを使っているので色が悪い。
でもこの味はいい。鯵は塩抜きをしたが、かなり塩っぱい。
塩を加える必要はない。
餅米と一緒に食べると丁度良い塩味になる。

2007/8/12

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サラネーの花

P1020140pct13 ウチの料理にはサラネーをよく使う。サラネーというのはタイ語で薄荷のことだ。
薄荷は簡単に育つし、寒さにも強い。ベランダでほっといてもぐんぐん成長する。
ウチの場合は、成長と食べる速度がほぼ同じなのでウチのサラネーはいつも同じ高さだ。
近所を歩いているとサラネーの花が咲いていた。
ウチのサラネーは花など咲いたことがない。
花を咲かせるほど大きく育ったことがない。
その前に食べられちゃう。
ウチのサラネーはなんだかちょっと可哀想だ。

2007/8/13

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2007年8月12日 (日)

カオパット 炒飯

P1020098pct13 ヌチャナートは食事を作るのが面倒なようだ。
「ねえ、カオパットでいい?」
こんなものは食事ではないとヌチャナートは考えているようだ。
日本人だけでなく外人観光客はタイの屋台でカオパットを食べるのを楽しみにしている。
カオパットはタイの代表的料理だと思っている。
それなのにヌチャナートはカオパットは料理ではないと思っている。
だからと言ってヌチャナートが作るカオパットは不味くない。
ご飯がパラパラとなった美味しいカオパットを作ってくれる。
軟骨で出汁をとったスープが一緒にでてきた。
上品な味に仕上がったスープだった。

2007/8/11

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苦手な発音

何処の国の人でも苦手な発音がある。日本人やタイ人は「L」と「R」の発音が苦手だ。
単語が長くて覚えられない場合がある。
そういう時は外国語の発音を日本語の単語に置き換える。
そうすると、覚えやすく、通じやすい。
例えば「ウエストケンシントン」なんて地名は長すぎて覚えられない。
これを「上杉謙信」と置き換える。
一生懸命「上杉謙信」と言っているのに通じない。
気がついたら「武田信玄」と言っていたという笑い話がある。

パイナップルのことをタイ語では「サパロット」という。
聞きなれない言葉なので日本人にはなかなか覚えられない。
新鮮なパイナップルなんて日本でも現在は簡単に手に入る。
でも熱帯で暑い気候の中でパイナップルを食べてみたくなる。
そこで味わう味が本当のパイナップルの味だ。
タイでパイナップルを買って試食したいので「サパロット」というが通じない。
これを「札幌」というと通じると聞いた。
嘘か本当か試してみた。
ヌチャナートに「札幌」と言ったらパイナップルだと分かった。
タイでパイナップルを買う時は「札幌」と言えば通じます。

英語国民用に書かれたタイ語会話の本を読んでいた。
タイ語で虎を意味する「スア」という単語の発音は英語国民には苦手な発音だそうだ。
「スア」を「shirt」に置き換えると簡単に通じるそうだ。

何処の国民も同じようなことをやっていると知り笑ってしまった。

2007/8/12

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タイのアイスクリーム

P1020101pct13 タイ食材店に行ったら冷凍ショーケースにアイスクリームがあった。
日本のアイスクリームを売っているものと思い込み、商品を見ようともしなかった。
アイスクリームのことをタイ人は「アイサキム」と言う。英語がタイ語に訛り発音が変化している。
タイでアイスクリームを食べて腹を壊したということをよく聞く。
アイスクリームの天ぷらをバンコックで食べた人も腹を壊した。
「天ぷらで熱がかかっているから、大丈夫だと思ったんだけどなあー」とぼやいていた。

ヌチャナートが、アイスクリームを食べたいと言い出した。
「自分で、買って来いよ。俺はここで待っている」
冷たく、言い放す。
ヌチャナートは子供のように笑いながらアイスクリームを買ってきた。
「タイのアイスクリームよ。美味しいわよ。食べてみない?」
「いらないよ」
「食べなさいよ。美味しいわよ。」
無理矢理、アイスクリームを口に突っ込まれた。
アイスクリームと言えば、バニラの香りを期待している。
「なんだ、この臭いは?」
期待している香りではない。嗅いだことが異臭がある。
「ガティがはいっているね」
ココナッツクリームをガティとタイ語では言う。
乳脂肪の代わりにココナッツの脂肪をつかってコストをさげているのか?
「これは芋が入っているのよ」
「・・・・・・」
P1020102pct13 芋が入っていると言われても日本にはそんなアイスクリームはない。
芋入りのアイスクリームなんて想像がつかない。
確かに芋と言っている。タイ語の解釈が間違っていることはない。
どんな芋が入っているのかわからない。
パッケージにはタロラクトアイスと書いてある。
タロ芋の絵も描かれている。
アイスクリームにタロイモを混ぜたのだ。
日本では鹿児島名物「薩摩芋アイス」なんてものができるな。

2007/8/11

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2007年8月11日 (土)

ソムタムと朝顔

P1020093pct13 ヌチャナートはソムタムを作り始めた。いちおう俺にソムタムを食べるか聞く。
俺は断った。
「食べないのね。自分用のソムタムを作るわ」嬉しそうに笑う。
本当のタイの味を作れるからだ。
カニを発酵させたもの、公魚を発酵させたものを取り出してくる。
この臭いがひどい。俺が納豆を食うと、ヌチャナートが
「よくそんな臭い物を食べるわね!」と厭きれるが、俺もこのカニや公魚の臭いにあきれてしまう。
この味と臭いがないと、美味しいソムタムにならない。
茹でておいた冷麦にソムタムを混ぜる。
真っ赤な色はいうまでもなく唐辛子だ。それにトマトが入っているので、余計 辛そうに見える。
今日はタイの唐辛子が切れたので、日本の唐辛子を使っている。
日本の唐辛子は赤みが強いが辛味がない。
辛味を求めて多めに唐辛子を使う。
「ああ、辛い。いい辛味だわ!」と言いながらヌチャナートはソムタムを食べている。
タイ人が辛さでヒィーヒィー言うのだから、日本人の口の中は火事になる。P1020094pct13

今日はソムタムの他に朝顔をだした。
最近は朝顔を空芯菜という名前で売っている。
初めて空芯菜を食べた時、Fried Morning Gloryとして食べたのでこの野菜は「朝顔」として俺の頭に焼き付いている。
簡単で美味しい空芯菜の食べ方を日本人は知らないだろう。
これ以上、簡単なものはない。
洗ってそのまま、食卓にだすだけだ。
空芯菜を指でくるくると巻いて食べやすい大きさにする。
いとも簡単にヌチャナートは朝顔を
ヌチャナートは空芯菜をソムタムと一緒に食べている。俺は唐辛子とニンニク、レモンのソースにつけて食べる。
「朝顔は生でも食べられるのだ。これはサラダと言っていいか?」
意外と美味いから、是非、お試しを。
レタスなどと一緒に混ぜて好みのドレッシングをかけても美味しいはずだ。

2007/8/11

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2007年8月10日 (金)

鶏肉とキャベツの牡蠣油炒め

P1020081pct13 腹がへった。ヌーに何か作ってくれと頼んだら鶏肉をキャベツと一緒に炒め始めた。
牡蠣油で味付けをしていた。これは中華料理屋でも出す料理だ。
ニンニクと唐辛子を潰したものをちょっと加えながら食べるのがタイ風な食べ方だ。
ちょっと甘味がある汁をご飯にかけると、これまた美味い。
この料理だったなら、嫌いだ、食べられないという人はまずいない。
宗教的理由、アレルギーの人を除いて、誰でも食べられると思う。
俺は唐辛子を使って食べたが、辛い物が苦手な人は、このまま食べればいい。

俺はこれを食べながら考えた。
牡蠣油のことを英語ではオイスターソースという。牡蠣はオイスターだ。
牡蠣つまりオイスターから作ったソースだからオイスターソースというのは分かる。
これを漢字で書くと牡蠣油となる。漢字の「油」と英語のソースが対応する。
俺達には油と書くと、機械につける油や灯りに使う油を思ってしまう。
脂肉に熱をかけて出てくるものも油だ。
牡蠣油はどうみても油なんてはいっていない。それなのに油と書くのはなんだかおかしな感じだ。
醤油も油なんてつかってないのに油と言う字を使う。
英語で醤油のことをソイソースという。醤油の原料は大豆だからソイソースなんだな。
そうすると漢字の「油」は油脂という意味の他に「旨味がある汁」という意味がありそうだと推定がつく。

2007・8・10

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2007年8月 9日 (木)

レモングラスも唐辛子も

今まで元気だったレモングラスが元気を失った。
暑さと日照りでやられたのかとも思ったが、レモングラスは熱帯で育つ植物なので夏の暑さでやられるはずがない。
先日、ヌチャナートがレモングラスの葉を切り取って使っていた。
葉を失ったので根が伸びるまで元気がない。このまま待っていれば元気を取り戻すのかなと思っていた。
しかし元気になる様子はない。葉がだんだん枯れていく。

同じ植木鉢にある、唐辛子も元気がない。此方はまだ苗程度の大きさだから暑さにやられた可能性はある。
朝は元気なのに、昼になると元気がなくなる。水を与える時間帯も変えてみた。
それでも元気がない。

ヌチャナートが植木鉢の土をひっくり返していた。
「昆虫を探しているのよ」
俺達日本人の農作業とヌチャナートの農作業ではやり方が違う。
そんなに土を穿り返したなら根がやられてしまう。
心配しながらヌチャナートがやることを見ていた。
「虫がいたわよ」
大きな蛆虫のような幼虫が土のなかからでてきた。
いったいこの幼虫は何処からきたのだろうか?
一匹だけだと思ったら三匹もでてきた。先日も三匹ほど捕まえたから少なくとも六匹はこの植木鉢にいたのだ。
気持ちのいい姿ではないので、じっくり観察する気にならない。
この辺を飛び回るカナブンの幼虫ではないだろうか?
いずれにしてもうちの大事な野菜を食う「にっくき奴」だ。P1010995pct13

レモングラスも唐辛子も根を食いちぎられていた。
その時、俺はふと疑問に思った。
唐辛子の実は辛い。葉も辛味がある。それじゃ、根には辛味成分がないのだろうか?
葉が辛いのだから茎も根も辛いような気がする。
あの幼虫は辛い根も食べていたことになるな。
他に食い物がなくて空腹に耐えかねて辛い根まで食べていたのだろうか??

2007/8/8

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2007年8月 8日 (水)

プラケム 鯵の塩焼き

P1010992pct13 鯵が安かった。「買わなくちゃ損」とばかりにヌチャナートは鯵を買った。
買わなくても損はしないけど、主婦は損すると感じるようだ。
幾ら安いからと言っても、食べないで捨てるようだったなら、高い買い物になる。
鯵のたたきでも作ろうかと思ったが、ヌチャナートは「刺身は食べたくないわ」と言う。

帰宅するとすぐにヌチャナートは鯵の調理にかかった。
たたきや刺身にするのは俺の仕事だが、タイ料理だからヌチャナートが担当する。
調理と言っても簡単だ。大量の塩に鯵を漬けるだけだ。
こうして常温に保管しておく。大量の塩が入っているのでこのままでも腐らない。
魚から水がでてきて、濃い塩水になる。魚は自分からでてきた水で作った塩水のなかに漬かる。
魚は静かに発酵して生の鯵にはない旨味を作り出す。
この塩漬け魚をプラケムと呼んでいる。塩水も強い旨味があるので、料理に使う。

昨日、塩漬けしたばかりの鯵を焼いて食べた。
十分に塩がいきわたっている。
この写真を見れば日本人の調理ではないとすぐにわかる。
まず頭を落としている。鯵や鰯のような小型の魚の場合、日本人は頭を落とさない。
魚の目が開いているのを気味悪がる西洋人は魚の頭を落とすかもしれない。
落とした頭も捨てるようなことはしない。頭は別の料理に使う。
ケチというのか、環境に配慮しているというのか、タイ人は食材を無駄にしない。

熱を通りやすくするためと、塩を浸みこみ易くするために、胴に切り込みを入れるのは日本人もタイ人も同じだ。
日本人は切り込みを胴を輪切りにする方向にいれる。
タイ人は胴に沿って切り込みを入れる。

焼くと塩の塊が皮に噴出してくる。ここを餅米と一緒に食べると美味い。
かりっとした皮の触感と、魚のうまみ、塩味で申し分のない美味さができあがる。
魚をあまり好まない俺が美味いというのだから、焼き魚が好きな人だったなら、「もう一度、食いたい」と言い出すと思う。
今日は普通のご飯だ。他にもおかずがあるので、塩っぱい皮の部分は遠慮した。
遠慮しないと塩分の取りすぎになる。美味さの誘惑に勝てず、やっぱりちょっとだけ塩っぱい皮の部分を味見した。
昨日、漬け込んだばかりなので発酵臭はない。

ちょっと塩を振って一晩置いてから焼いた鯵に醤油をたらして食べるのも美味い。
今日の鯵は塩味が十分についているのでナンプラをかけると塩っぱくなりすぎる。
生の唐辛子と一緒に食べると、違った旨味がでてくる。

2007/8/8

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2007年8月 7日 (火)

人畜共用

このイカはサダムのために買ってきたものだ。猫にイカを食べさせると腰を抜かすというのは迷信か?
ウチのサダムはイカが大好きだ。毎日、イカを食べているけど、腰なんか抜かしていない。
もう既に抜けているのか??他の猫と同じように歩くから腰は抜けていない。
イカを煮たり焼いたりすると、もうじっとしていない。傍にきてイカが貰えるのを待っている。
時には流し台に飛び乗ってイカを見ている。
サダムは猫舌だから熱いものは食べられない。イカが冷えるのを待っている。
イカを貰うと嬉しそうに にこっと笑って食べる。

P1010982pct13 イカが入ったヤムウンセンは美味しい。それに彩りが綺麗なんだ。
この料理も俺が好きな料理だ。
「ヤムウンセンを食べるでしょ?」というので軽く「ウン」と返事をしておいた。
出来上がったヤムウンセンにはサダムのイカが入っている。
ウチの料理は人畜共用だ。
いくらイカが好きでもサダムは唐辛子の辛味がついたヤムウンセンの中のイカは食べない。

2007/8/6

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2007年8月 6日 (月)

トムカーガイ

P1010969pct13 飯を何にするか聞かれたが、何が食いたいと言う特別なものはない。
「何でもいいよ」ヌチャナートも考えるのが面倒らしい。
「私もなんでもいいわ」と答える。
これじゃあ、先に進まない。
冷蔵庫に鶏肉があるのを思い出した。鶏肉料理にしよう。
鶏肉料理と言ってもどんな料理があるのかわからない。
料理の名前をちゃんと覚えていないから、こういうことになるのだ。
トムカーガイを思い出した。
「トムカーガイがいいな」
「サミイはタイ人みたいね。トムカーガイが食べたいなんて言うんですもの」
酸味があるけど、ココナッツのこってりした油と合いうまい。
唐辛子の辛味があってまさに夏の料理だ。
熱帯の料理だ。食欲が落ちても酸味と辛さで刺激されて自然に食べてしまう。
タイでは何処でも簡単に手に入る身近な食材だけを使っている。
栄養豊富な健康食品だとタイ人の知恵に感心した。
「これはうまい、これはうまい」と感動しながら一人で食べてしまった。

2007.8.5

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キャベツと茄子と鰯

P1010974pct13 これはヌチャナートが好きな簡単な料理だ。どのくらい簡単かと言うと材料を蒸し器に入れて蒸すだけだ。
「茄子を食べるでしょ?」と聞くから「食べる」と答えておいた。
茄子のシギ焼ではないが、ちょっと珍しい茄子の料理を作ってくれたことがある。
俺はそれが気に入っていた。その料理が出るのかと思っていた。
出された物はキャベツと一緒に蒸しただけだ。

この赤いナムプリックは鰯を使ったものだ。この鰯は商店街の魚屋で見つけた丸干しだ。
なんだか美味そうなので食いたくなった。鰯の丸干しを焼いて朝飯に食いたくなったのも事実だが、本当のところは
バカ安の値段だったから買う気になったのだ。
「ヌチャナート!この鰯を買おうか?」
「そうね。二つ貰いましょうよ」
買ってきた鰯を冷蔵庫にしまおうとしていたら、ヌチャナートが「鰯をつかうから、出しておいて」という。
鰯を焼いて唐辛子や玉ねぎと一緒に潰したのがこのナムプリックだ。
ナムプリックだけを味見したら、鰯特有の臭みがある。他の味は申し分ない。
「お味はどう?」
「鰯の臭みがあるけど、美味しい味だよ」

冷たいビールを飲みながら食事を始めた。
餅米を手で丸めてナムプリックをつけて食べる。先ほどは気になった鰯の臭いもこうやって餅米と一緒に食べると気にならない。
キャベツの葉でナムプリックを包んで食べる。生キャベツにトンカツソースをかけて食べるのも美味いが、ナムプリックと一緒に蒸し上げたキャベツを食べるのも美味いもんだ。
生キャベツの場合は飽きがくるけど、蒸した物だと飽きがこない。蒸すとキャベツの甘味がますのでナムプリックの辛味と調和するのだろう。

茄子の皮は蒸されて色が変わっているが、身が柔らかになっている。
これもナムプリックと一緒に食べると、いいんだな。

今日の料理は完全にタイだ。タイの普通の家庭の普通の料理だ。
日本で食べると、「夏らしい料理」になる。

2007・8・5

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ナムヤーとノムチン

ヌチャナートはノムチンと言っている素麺が大好きだ。タイ人なら誰でも好きな食べ物だ。
日本で言えば立ち食い蕎麦みたいなものかな?
何処にでもあり、安くて美味しい。しかも飽きがこない味だ。
蕎麦を皿に盛って、そばつゆをかけたものを想像すればいい。
蕎麦の代わりに素麺を使い、そばつゆの代わりにナムヤーと呼んでいるソースをかける。

日本の立ち食い蕎麦の味を想像してノムチンを食べたらいけない。
ノムチンは完全にタイの味だ。
そばつゆに相当するソースをタイ語で「ナムヤー」と言っている。
直訳すれば「水薬」となる。
タイ人はこのソースを薬と考える。素麺を美味しくさせる薬、旨味を増加させる薬と考えているのだろう。

「ナムヤー」と聞いて俺は日本とのつながりを感じてにやっと笑ってしまった。
蕎麦につき物の、七味唐辛子、葱、その他を関東では「薬味」と言っている。
関西の人は「かやく」「加薬」と言っている。
関東でも関西でも「薬」と考えている。
タイ人と日本人は何処かで共通点がある。
腹を抱えて笑う面白い話ではないけれど、なんとなく、にやっと笑えるでしょ。

2007/8/6

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2007年8月 4日 (土)

鯛の皮

シャケの皮について書いていたら、思い出したものがある。
昔、住んでいた家の近くに小さなスーパーがあった。
ある日、鯛の皮だけを売っていた。
鯛の皮をまな板に広げる。皮の上にふきんを乗せる。
ふきんの上から熱湯をかける。鯛の皮が縮まる。
皮を細く切ってわさび醤油で食べるとうまい。
鯛の皮なんて普通は売っていない。
魚屋は捨てている鯛の皮だから安い値段をつけていた。
それが売り物になると知ったら、値段を釣り上げた。
なんだか腹が立ったので、鯛の皮を買わなくなった。

ヌチャナートは魚売り場を丹念に見る。
美味しくて安い魚を買って来て、俺達日本人が知らない物を作る。
すぐに食べないものは保存加工する。
保存したものは調味料だったり、素材になる。
「今度、鯛の皮を見たら買ってくれ」とヌチャナートに頼んだ。

2007/8/4

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餅米

P1010965pct13 今日は餅米を炊いた。水を入れ過ぎたようだ。今日の餅米は珍しく不味い。
いつもは餅米が甘くて美味しい。
餅米を指でとって丸める。丸めたものを料理に押し付ける。
あるいは餅米の上におかずを乗せる。
こうやって餅米を食べると、タイ料理を食べていると感じる。
タイ料理は辛くて嫌いという人でもこの餅米と一緒に食べたなら、タイ料理が好きになってしまうかもね。

2007.8.3

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素晴らしい すごい とても良い 良い

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鯛のラープ

P1010964pct13 鯛の身を細かく切った。これを茹でてラープにした。
ベランダでミントを栽培している。
栽培と言うと手入をして大事に育てているように聞こえる。
ミントは適当に水をやっていれば育つ。
育ってくると葉をむしって料理に使う。
ミントの方は慌てて新しい葉をだす。その葉を摘み取って食べるの繰返しだ。
鯛をこのように食べる家庭は少ないだろうな。
こんな鯛の料理なんて知らない家が多くても当然だ。
タイ人で魚が大好きなヌチャナートだから作る料理だろう。

2007/8/3

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シャケの皮とカマ

P1010958pct13 俺が子供の頃、俺より小さな子供が当時、人気があった視聴者参加番組に出演した。
それがラジオだったのかテレビだったのか覚えていない。
そのくらい、古い話だ。

女のアナウンサーが子供に聞いた。
「ボクの好きな食べ物はなあーに?」即座に子供が答えた。
「シャケの皮!」
卵焼きとか甘いお菓子が出てくると思っていたのに、意外な答えが出てきてアナウンサーも会場の客も大笑いした。
俺も笑った。その当時、俺はシャケの皮の部分は余り好きでなかった。
皮の下には油があり、ヌルっとしている。その感触が嫌いだった。必ず赤い身と一緒に皮の部分も食べた。
今、シャケの皮の部分を食べると「油があってうまい」と感じる。
それと、あの子供は「相当なグルメだ」と驚いた。

そんな昔のことを思い出しながらシャケのカマを食べている。
「ここは油があって美味しいのよ」と言って、魚の好きなヌチャナートはシャケのカマをよく買ってくる。
ヌチャナートに付き合って、俺はシャケのカマを食う。あんまり魚は好きでないが、焼き魚なら食べる。
お付き合いで食べているうちに、シャケのカマも美味いと感じるようになった。
塩鮭の切り身も美味いが、カマの部分に比べると切り身は味が単純で、焼きすぎると身がパサパサになり美味くない。
カマの部分は場所によって味が違う。宝探しをするみたいに、身を選ぶのも楽しい。
残った皮を食べる。皮の外側は焦げ目があって香ばしい。内側には油がついている。
「うん、確かに旨味がある。この旨味が分かった、あの子供はたいしたものだ。」
今日は鯛のカマも焼いた。ヌチャナートにとってカマはアラつまり廃棄物の一歩手前の食材ではない。
自分が食べて美味しいと感じ、好きな食材だから買い求めるみたいだ。

2007/8/4

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クンテン

P1010960pct13 海老を買いながら「クンテンを作りましょう」と言っていた。
これがクンテンだ。
でてきたクンテンを見てクンナンプラとどう違うのか分からなかった。
「クンテンとクンナンプラでは何が違うの?」
「クンナンプラはニンニクしか使わないわ」
ああ、なるほど。これにはミントが使ってある。
その違いかな?
海老の甘さとミントの香りが調和する料理だ。
クンテンというのは生海老のサラダと言えばよいかな。
「タイの淡水に住む海老は寄生虫がいるので生で食べられないわ」
そんなことを言いながらヌチャナートは美味しそうに海老を食べていた。

2007/8/3

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2007年8月 3日 (金)

胡瓜と筍

本当に久しぶりにこんな小さな胡瓜を食った。昔は盛夏になると小さな胡瓜がでた。
「もろきゅう」という奴だ。形は小さいが香りが良くて美味い胡瓜だ。
夏の暑い短い期間だけこの「もろきゅう」がでた。
木の箱に綺麗に並べて売っていた。普通の胡瓜よりも値段が高かった。
これを金山時味噌のような甘味のある舐め味噌で食べると美味かった。
このような胡瓜を農家は暫く栽培していない。夏になっても「もろきゅう」は出てこない。
もうあの味を楽しめないのだと諦めていた。P1010908pct13_3

大手の居酒屋チェーンなどで、「もろきゅう」を注文する。
普通の胡瓜を二三箇所で切ってから四つ割りにしたものの脇に普通の味噌を乗せてくる。
今の若い者はこれが「もろきゅう」と思っているのだろう。
本当の「もろきゅう」はこんな胡瓜よりももっと美味しい。
胡瓜のいぼいぼもしっかりしている。
居酒屋チェーンの「もろきゅう」は名前を本物から借りた偽もんなんだぞ!!

昔の「もろきゅう」に似たものを見つけた。
ヌチャナートはそれを塩漬けにしてくれた。塩漬けにすると日本人好みの料理になると覚えたのだ。
塩加減がいい。ちょうどよい漬け上がり時に出してきた。
生の胡瓜の新鮮な香りを保ったまま、塩っけがついて旨味がます。
これをこのまま食べても美味しいが、辛い味噌のようなものをつけながら食べても美味しい。

缶詰の筍をそのまま出してきた。熱が既にかかっているのでこのままでも食べられる。
そのまま食べたのでは味が物足りない。
魚と唐辛子で作った味噌のようなものをつけながら食べる。

2007/8/2

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タイカレーが出た

P1010911pct13 「今日はカレーを作るわ」ヌチャナートが珍しいことを言うなと驚いた。
普段はカレーなんか作らないからだ。「カレーなんて料理ではない。あんなもの食事ではない」という考えらしい。
それなのに、自分からカレーを作るという。おかしいな?どうしたのかな?
「日本のカレーを作ってあげるわ」
「えっ!・・・」
ヌチャナートが言う日本のカレーとは、我々が言う黄色いインドカレーだ。
日本で始めてインドカレーを知ったのだろう。ヌチャナートはインドカレーは日本の料理だと思っている。
どんなカレーができてくるのかわからない。
「いいよ。ヌーのカレーは美味しくないよ」
「大丈夫よ。作れるわ。」
「タイカレーにしてくれよ」
こんなやり取りがあって、タイカレーを作ることになった。
タイカレーがでてくるのは久しぶりだ。
スパイスを油で炒めている。ちょっと刺激臭があるが、楽しみの前の我慢だ。
ココナツを加える。濃厚な味ができつつある。
「辛いの駄目でしょ?」
「いや、タイの普通の辛さにしてくれよ」
「それじゃ、タイの味にするわよ」
「筍をいれる?」
「そうだね。冷蔵庫に筍があるよ」
「日本の筍は美味しくないわ。タイの物じゃなくちゃ駄目よ」
「・・・」
「日本の筍は酸っぱくなるけど、タイの筍は酸っぱくならないわ」
本当かな?まあいいや。ヌチャナートが納得するように作ればいい。
暫く待っているとタイカレーが出てきた。
「唐辛子を入れる?」
「ああ、そうだね。唐辛子は日本の物にしてくれよ。日本の唐辛子は色が綺麗だからね。でも辛くないんだ」
日本の唐辛子を入れた。
もう、それだけでも辛そうだ。
久しぶりに食うタイカレーは美味かった。

2007/8/2

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2007年8月 2日 (木)

ゲンオプファク 鶏と夕顔か冬瓜

P1010897pct13 ヌチャナートがちょこちょこと作った料理だ。
「日本人は油料理が好きね。野菜を食べなくちゃいけないのよ!」
そういいながら作った料理だ。

俺は肉を食いたいが脂肪はイヤだ。
それで鶏肉は胸肉を買うことにしている。
ヌチャナートは「胸肉は美味しくないわ。腿肉を買いましょうよ」と言って油の多い腿肉を買う。
ヌチャナートの言っていることと、やることは同じではない。
俺だって胸肉より腿肉の方が美味しいと思っている。
減量したければ、多少不味くても我慢して胸肉を食べるべきだ。
「よおーし、女房がなんだ。女房なんてコワクネェーぞ!今度は胸肉を買うぞ!」
今は強気だが、ヌチャナートに「駄目よ!こっちにしなさい!」と言われると、気の弱い俺は腿肉を買いそうだな???

今日の料理なんだが、見たとおり簡単な料理だ。
唐辛子の入ったスープに鶏肉と野菜を加えたものだ。
野菜の一つに今日は冬瓜を使った。
「ヌチャナート、今日は冬瓜だけど、夕顔を使っても美味しくできるよね」
「そうよ、夕顔でも美味しいわよ」
やっぱりそうか。夕顔でも美味しく食べられる。
「日本人ように唐辛子を少なめにしておいたわ」
唐辛子を少なめにしたというが、食べ終わると頭から汗が吹き出ている。
毎食後、顔と頭を洗い汗を流さなくてはいけない。
タイ人は辛い料理を食べても汗をかかないのは、どうしてだろう。
俺も汗をかく量は減っていると思うが、それでも辛い物を食べると汗が出る。

なんの疑問もなく俺はこのような料理を毎日、食っている。
考えてみたらこれは鍋料理の一種だ。
日本の家庭では夏に鍋料理なんてやらない。
夏の鍋料理なんて日本人から見ると奇異だ。
熱帯の国タイでは年がら年中、鍋料理をやっている。
「冬、寒い、鍋料理、あったまる」という考え方は熱帯では通じない。

2007/8/2

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2007年8月 1日 (水)

肉じゃが

P1010884pct13 しらたきがあった。これを炒めてナンプラで味付けをする。唐辛子を入れて辛くしたらヌチャナートの好みに合うと思った。
ちょっと食べて「うん、美味しい」と言ったまま、それ以上食べようとしない。
「ふーん、この味はタイ人好みではないのだ。」
次はどんな味付けにしようかと考えていた。
俺が使おうと思っていたもう一袋のしらたきをヌチャナートが見つけた。
「あら、サミイ、これで日本の料理を作ってあげるわ。食べるでしょ?」
「・・・・」
「美味しいわよ」
使おうと思っていた材料を横取りされ、しぶしぶ「うん」と返事をした。

どんな料理を作るのかと思っていたら肉じゃがだった。
味付けも日本の味になっている。
酒の肴で、これをつまみにするのなら塩味はちょうどいい。
飯のおかずではもう少し塩っぱい方がいい。
俺はそのまま食べてみたが、いつも辛い料理ばかりなので、唐辛子のない味は物足りない。
生の唐辛子を取り出して入れた。
この唐辛子は日本の物なので綺麗な赤い色をしているが、辛味が少ない。
それと唐辛子の皮が硬い。
唐辛子評論家みたいになっている自分を笑ってしまった。

2007.8.1

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バナナの蕾

P1010866pct13 先日、ここにバナナの蕾ができているのを見た。俺はヌチャナートに言った。
「どうせ、食べないからこの蕾をもらおうか?」
「いらないわよ。不味いわよ」
この蕾はまだ小さい。これから暑くなってもタイのバナナのように大きくはならないだろう。
外側の皮が紫色になる前に寒さが来て枯れてしまうだろう。
美味しいバナナの蕾と不味い蕾があるなんて俺は知らなかった。
日本人でバナナの蕾が食べられるなんて知っている人は少ない。

2007/7/31

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スペアリブの空揚

P1010856pct13

今日はスペアリブの空揚だ。スペアリブの軟骨部分だ。
これにナンプラと調味料を加えて味付けをして、空揚にしただけだ。
簡単な味付けだが、飽きがこない美味さがある。
骨の周囲についた肉を齧る。それから軟骨を齧るとコリコリする。
この味付けなら世界中の人が食べることができる。
似たような味が何処の国の料理にもあるからだ。
好みによってナムプリックをつけて食べてもいい。
今日の味付けはいつもより濃いので、なにもつけずにこのまま食べた。

2007/7/31

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