苦い物
ヌチャナートは苦いラープなどが好きだ。その他にも苦い野菜などを好んで食べる。
苦い胆汁を料理に加える。
苦瓜など大好きだ。昨日は未熟の小さな苦瓜を貰った。
「これは苦くて美味しいのよ」と喜んでいた。
「この苦瓜、食べる?」
「うん」
「サミイは苦くて食べられないわ」
そう言って笑い、苦瓜料理を作ってくれなかった。そんなら、「食べるか?」なんて聞くなよ。
タイ人は苦い物なら何でもが好きなのだと思っていたが、どうやら違うようだ。
苦さや苦味の種類によって好む物と好まない物がある。
「オレンジが入ったお酒を買って来てよ。ビールもね」
俺はヌチャナートに頼まれて酒を買いに行った。
生憎、オレンジ入りの酒はなかった。グレープフルーツ入りの酒ならあった。
どちらも似たような物と思い、グレープフルーツ入りの酒を買った。
俺はグレープフルーツに苦味があることを忘れていた。
「このお酒、苦くて不味いわ」
ヌチャナートが差し出した缶を見るとグレープフルーツ入りの酒だ。
「うーん」
俺は考えてしまった。
苦味を好むタイ人でも、苦ければなんでもいいというわけにはいかないのだ。
人間の好みと言うのは面白いものだ。
2007/9/12
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