イカの生干し
サダムの食事を作らなくてはいけない。ヌチャナートはサダムが
好きだからと言って猫にイカを与える。
「冷蔵庫からイカを出してよ」
イカをヌチャナートに渡した。大きなスルメイカだ。
「あら、大きいわね。サダムには足をあげて、身は私達が食べ
ましょうよ」
サダムの食事の一部を横取りする計画を立てた。
「このイカに塩を振るのよ。なま乾きの時に食べると柔らかで
美味しいわよ」
以前、スルメを作ろうとして失敗したことを思い出した。
たしかあの時は梅雨の時期だった。乾燥する前に悪臭が出て
きて、どうにも我慢ができなくなり捨てた。
ヌチャナートはイカを広げて吊るすと主張するが、俺は反対した。
網の上に広げることにした。どうやら今回はうまく行きそうだ。
ヌチャナートは生乾きのイカを焼いた。イカはくるくると丸まった。
指でイカを細く千切る。簡単にイカの身は裂ける。
生イカを焼いたのとは違う美味しさがある。塩味もちょうどいい。
今回はイカの生干しに成功した。
2007/10/23
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。



コメント