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2007年10月24日 (水)

タイの迷信とサダム・フセインの家出

サダム・フセインは家出を決意したのかまだ帰ってこない。
雨に濡れてサダム・フセインは悲しそうに泣いていた。
身体を拭いて、ミルクを飲ませて可愛がってきたのにサダム・
フセインは家を出たまま戻ってこない。
ヌチャナートはこの猫をサダム・フセインと命名した。
彼女はアルカイダやテロリストの一味ではない。
これはタイ人独特の冗談感覚らしい。
タイで「この猫の名前は何と言うの?」と聞かれると「サダム・
フセインよ」と答える。どのタイ人も笑い出す。

サダムがいつも遊んでいる場所を探したがいない。
そのうちに帰ってくるだろうと様子見をしていた。まだ帰って
こない。先日、道路で車に撥ねられた黒猫を思い出し暗い予感が
し始めた。ヌチャナートがサダムの好物の海老を茹でた。
「こうすれば戻ってくるわよ」
ヌチャナートは臭いでサダムを呼び戻す作戦にでた。
俺もこれはいい作戦だと思っていたが、臭い作戦も失敗した。
さすがのヌチャナートも心配になりだした。

俺は猫を気にしながらヌチャナートが作ってくれた飯を食っている。
「もうすぐ戻ってくるよ」と思いながらも、気になっていた。
ヌチャナートはサダムの海老を茹でた鍋を顔の前にもってきた。
鍋で顔を隠すような格好だ。鍋を持ったまま、マイクで話すように
声をだした。
「サダムちゃん、戻っていらっしゃい。ごはんですよ!」
なんて呼びかけている。
それを見ても俺は何をやっているのかわからなかった。
「犬や猫がいなくなったら、タイでは鍋を持って"戻っていらっしゃ
い”と呼びかけるのよ。そうすると犬や猫は戻ってくるとタイ人は
信じているのよ」
俺は思わず笑い出した。
何処の国でも馬鹿々しい迷信があるが、これは笑える。

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2007/10/23

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