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2007年11月 7日 (水)

雨降りタバコ

食後の一服はタバコのみにとっては一番旨いタバコだ。
美味しい料理を食べて、酒を適度に飲む。
その次はタバコというコースだ。
タバコや酒につける商標はおめでたいとか快いイメージのある
名前が多い。
「サイフォン」という名前のタバコがタイにある。
直訳すると「雨降り」だ。
俺はこのタバコに接した時、カルチュアーショックを受けた。

日本人にとって雨は不快で迷惑だ。特に梅雨時の雨はじめじめ
して憎らしくなる。洗濯物は乾かないし、洗濯したくても洗濯でき
ない。まごまごしているとカビが生える。
そんな不快なものを商標とするなんて、タイ人の感覚はどうなって
いるのだ!と疑ってしまった。

考えてみれば年がら年中、暑い中でたまに降る雨は涼しさを
もたらす快適な天の贈り物だ。雨が降ると涼しくなる。
こんなうれしい事はない。
暑いことは不快で苦しいから、暑さ=悪という公式がタイ人には
できている。日本の寒い時期にタイに行くと暑さが快い。
日向にいるとタイ人が日陰に来いという。
「俺は日光が好きなんだ」これを聞いてタイ人は首をかしげ
ながら言った。
「自分は月光の方が好きだ」
暑いのは嫌なもの、涼しいことは好ましいものだ。
タイ人にとって涼しくしてくれる雨はいいものだから「雨降り」なんて
名前をタバコの商標にする。

もしこのタバコが日本に輸出されて「雨降り」という名前で売り出
されたなら絶対に売れない。
食後に「雨降り」タバコを吸いながら一人でにやっと笑ってしまった。

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2007/11/6

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