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2007年12月22日 (土)

消費期限偏重も考えもの

日本は大量の食料を輸入している。その一方で食べられるもの
を大量に捨てている。消費者の安全を守るため食品に消費期限
の明示が義務付けられた。
これは消費者にとって嬉しいことだ。誰もがこの措置を歓迎した。
この法律に反対する人はいないだろう。

法律の認知が高まるにつれて、予想もしていない事態が起き
ている。消費者は消費期限まじかな商品を買わなくなってしま
った。店は消費期限まじかな商品を棚の手前に置く。棚の奥に
消費期限がまだ長い商品を置く。消費者は棚の奥に手を伸ば
し、消費期限の長い商品を買い求める。
消費期限が短い商品は売れ残る。

コンビニで売っている弁当なども同じ運命だ。売れ残った物は動物
の飼料に生まれ変わる。これって随分もったいない話だ。
腐ってはいない。食べられる。しかしこれを売って
「腹がいたくなった」なんて訴えられたらもっと大変だ。
数百円の商品を売るには危険が大きすぎる。
店は売れ残った食品を泣く泣くゴミにしている。

あるコンビニでアルバイトをしていた男の話を聞いた。
店の裏にある冷蔵庫をあけると、売れ残りの弁当などがある。
「店長、この弁当をゴミにだしておきましょうか?」
「いや、いい。そのままにしておいて。」
「あの店の店長はどうやら売れ残りの弁当を食べて生活していた
らしい」とアルバイトをしていた男が話し
てくれた。

昨日は一般ゴミの日だった。ウチの周辺のゴミ集積所ではゴミ
をだしたなら網をかけることになっている。
網をきちんとかけておけば、野良猫やカラスがゴミを漁ることが
ない。誰かがゴミをだして網をきちんとかけていなかった。
ゴミ袋が破られゴミがあたりに散乱していた。
まだ十分に食べられる新しい鶏肉がゴミとして捨てられていた。
「うーん、ウチならこの肉を食べちゃうな」思わず呟いてしまった。
俺と同じ時にゴミを出しにきた近所の主婦もその肉に気づいて
いたらしい。
「そうよね」
俺が思うに、この肉のパッケージに消費期限というのが書いて
あるのだろう。消費期限を一日過ぎたから、この主婦は鶏肉を
捨てた。つまり、家族の食の安全を守る賢い消費者を演じた
積りだろう。消費期限を気にする賢い主婦なら、消費期限前に
調理し、後で食べられるようにするとか、加工して保存食
品に
する。

消費期限の明示は嬉しいが、これが食べ物の無駄を作る元凶
になっている。この問題をどう解決するか考えていかなくては
いけない時代になった。

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2007/12/22

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