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2007年12月 4日 (火)

和食とワイン

ミシュランが東京の美味いもの店の格付けを行った。和食部門
で上位に入った店はワインを置いているそうだ。
これでワインの消費が増えればワイン業界にとっては嬉しい話だ。
しかしこれは伝統的な和食の食べ方にはないので危険がある
かもしれない。伝統的食べ方はそれなりに理由がある。
理論的、科学的に証明はされていないかもしれないが、伝統的
な食べ方をしていれば安全である。
安全だとわかっているから、何処の国の人も伝統的食べ方に
こだわっている。刺身を山葵や生姜と一緒に食べるのが日本
の伝統だ。生の魚を食べるなんて危険なことだが、山葵と食べれ
ば食中毒にならないことを経験が教えてくれている。
なぜ生魚を山葵と一緒に食べるのか、誰もその理由を考えない。
ただ伝統に従って刺身を山葵と一緒に食べている。

確か中国の辺境地域だったと思う。そこでは何かおかしな物を
食べている。その土地の土壌にはモリブデンが不足している。
このミネラルは大量に摂取する必要はないが、不足すると体に
異常がでる。ある物を食べるとモリブデンの不足を補える。
それでおかしな物を食べる伝統が生まれた。

タイで食事中に倒れた男の話を読んだ。
彼はタイ料理をメキシコの酒テキーラと一緒に食べていたと
いう。テキーラはサボテンから作る酒だ。サボテンから作る酒は
タイにはない。タイのビール、タイで取れる作物から作った酒を
飲んでいたなら安全だったのではないだろうか?

よく食い合わせが取りざたされる。あれとこれを一緒に食べては
いけないというやつだ。それには科学的根拠があるものと、全く
の迷信と思われるものがある。タイで言われている食い合わせ
のひとつに
「酒を飲む時、ジャガイモを食べると馬鹿になる」というのがある。
ビールをがぶ飲みして、ジャガイモを大量に食べるドイツ人は
馬鹿か???

ミシュランがワインが和食と合うと間接的に認めた。
これは権威者によるお墨付きのようなものだ。
フランス人がたまに日本に来てワインを飲みながら懐石料理を
楽しむ程度なら問題はない。晩酌を熱燗の酒からワインに変え
て、毎日毎晩、刺身を摘んでいたらどうなるか予想がつかない。
そのうちにトロの脂とワインの酒石酸が作用して腎臓結石を起こ
しやすくなるなんてことがわかってくるかもしれない。

俺はワインと和食の組み合わせを手放しで喜んでいない。
もしかすると危険かもしれないと思っている。
ワインと和食の組み合わせが危険と指摘されるにはあと10年
くらいかかるだろう。例えば腎臓結石の患者の中にワインを晩酌
にしている人が多いなんて研究結果がでるには時間がかかる。
逆にワインを晩酌にしている人は高血圧になりにくいなんて、
その組み合わせが健康によく安全と確認されるにもやはり10年
はかかるだろう。
ヨーロッパ人は日本人よりもワインと和食の組み合わせを好む
はずだ。日本人はワインと和食の組み合わせを「お洒落」
「ファッション」とするだけだ。
ヨーロッパ人と違って日本人はワインを酔うほどには飲まない
だろう。もしワインと和食の組み合わせが悪いなら、悪い症状は
ワインを大量に飲むヨーロッパで発見される。
それは多分フランスやドイツの科学者が指摘するだろう。

俺の話には科学的根拠は全くない。単なる俺の憶測だ。
経験的に分かっているのは、ある国に行ったならその国の食べ
物を食べていると病気になりにくいことだ。
その国の気候、風土に対抗するための何かを食べ物が与えて
くれる。俺が見ている範囲でも異国で和食を食べ続ける日本人、
アメリカ風の食事にこだわるアメリカ人がまず倒れた。
「出張先、駐在先の国の食べ物を食べていないと駄目だよ」
と指摘するビジネスマンが多いことからも、食べ物と健康には
大きな関係があることがわかる。

日本では和食と共に飲む酒は清酒に決まっている。
ヨーロッパの習慣を日本に持ち込んで和食をワインで食べると
思わぬ落とし穴があるのではないかな?
日本にきたら日本の食事を日本人が食べるように食べている
のが安全だと思う。

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2007/12/3

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