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2007年3月17日 (土)

タイの米と日本の米

タイの米はインディカ種なので細長くでぱさぱさしている。
ジャポニカ種の日本の米は短くて粘り気がある。
ウチでは日本の米とタイ料理で飯を食っている。

米の種類が違うので米の食べ方も日本人とタイ人では違っている。
俺は無意識の中に日本式のご飯の食べ方をしている。
日本の食事作法に反しているのではないのに、俺はヌチャナートに
いつも注意される。他の日本人と同じようにお行儀よく食べている
から、日本人の目ではなんらおかしい所はない。
しかし、ヌチャナートの目から見ると奇異な食べ方なのだ。

何処が奇異な食べ方なのかと言うと、日本人はお采を取ると、まず
お采を食べる。そしてご飯を食べる。ご飯の上にお采を乗せて食べ
るのは作法に反する。俺はヌチャナートが作ってくれるお采を食べて
からご飯を食べている。
タイ人はお采をご飯の上に乗せて、ご飯とお采を一緒に食べる。
お采、ご飯、お采、ご飯と繰り返しながら食べる俺の姿は
ヌチャナートには奇異に映るのだ。
そんな食べ方を見ると「俺が料理が不味いと思っている」のでは
ないかと心配になるようだ。
「お采とご飯を一緒に食べてよ」といつも言う。

日本の米は噛んでいる内に甘味がでるので、そのままでも旨味を
感じる。
タイの米は水ぽくて甘味がでてこない。炊き上げた米のまま食って
も美味くない。お采と一緒に食べないとタイの米は美味くない。
だからタイ人は必ずご飯の上にお采を乗せて食べる。

タイで日本人かタイ人か見分けるには、ご飯の食べ方を見れば
わかる。

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2007/3/17

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辰の落とし子

海に「辰の落とし子」という動物がいる。俺たちには龍のように
見える生き物だ。これが想像の動物、龍の原型となっている。
英語国民には馬に似ていると見えるらしい。
彼等はこの動物を「海の馬」と呼んでいる。
タイ人も「水の馬」と呼ぶ。
そう言われて、この動物を見直すと「馬」にも見えてくる。
水族館で泳いでいる姿を見るとなんとなく愛らしい。
アクセサリにも辰の落とし子の姿が使われている。

食事の時、ヌチャナートが「辰の落とし子を知っているでしょ?」と
言い出した。突然、そんな単語を持ち出されると俺の頭に入って
いる辞書は混乱する。ボケが始まっている頭で辞書を探る。
頭の中の辞書はアナログなのかデジタルなのか俺にはわから
ない。やっとヌチャナートが言う言葉が何なのか見つけた。

「あたしね、辰の落とし子を食べたことがあるのよ」
「ええっ!」俺は驚いた。
日本の近海では辰の落とし子なんてそんなにも沢山つかまる
ものではない。それを捕まえる漁師もいない。
温かい南の海には多くいるらしい。
タイの魚屋でも辰の落とし子を見たことないから、偶然につかまった
ものを手に入れたのだろう。それを料理して食べたのだと思う。
魚か海老のような味だったという。
辰の落とし子は食えない物ではないと思うが、食欲が湧く姿ではない。
ヌチャナートの食に対する好奇心には驚くと言うより呆れてしまった。

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2007・3・16

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タガメ

今日のソースには軽い芳香があるタガメのエキスが入っていた。
その香りは西洋梨のような香りだ。
この香りが虫からでたものだと知らなかったなら、俺はこのソースを
美味しい、よい香りだと好きになってい
る。
感動的な食事をした後にその香りが虫からきたものと知っても、
驚かないしその香りが好きになっていただろ
う。
幸か不幸か俺はその香りが虫由来のものだと食べる前に知って
しまった。食べる前にその香りが虫の物と知ってしまったので、
俺はその香りがするソースを食べたくない。
食事をしながらタガメを話題にした。
「夜店でタガメを売っているよね」
「・・・・」
「あれも食べるとこういう香りがするの」
「しないわ。夜店で売っているのはメスだけよ」
ああ、そうだったのか。タガメにオスメスがあることを忘れていた。
「臭いがあるのはオスだけよ」
オスは芳香を放ってメスを集めるのだ。オスの香りに似た西洋梨
を使えばメスが集まってくる可能性があるなと考えた。
「オスはメスの10倍も高いのよ。あんな値段でタガメを夜店で売れ
ないわよ」
俺たちは小瓶に入ったオスのエキスを使ったが、タイではオスを
そのまま他の材料と一緒に叩き潰してソース
を作るらしい。
虫を入れるのを見たら、日本人はタイ人を誤解する。

食習慣というのは他の人々には理解できない。
日本人がサメや鯨を食べるのを知り、ヌチャナートは驚いている。
真っ赤な鯛を日本人は愛でるがアフリカ人は赤い悪食の魚として
食べない。
タイ人はタガメを食べると言って軽蔑することはない。
日本人が普通に食べている食材で外国人から見たら奇妙と思う
ものが他にも沢山あるだろう。
牛蒡なんか木の根っこと誤解する。
ウドもおかしな食べ物にみえるかもしれない。

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2007/3/16

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めかじき

この料理はちょっと塩を振っためかじきを焼いただけだ。
そのまま食っても美味しい。
ひとくち食べてヌチャナートは気に入った。
「あら、美味しい魚ね!食べて御覧なさいよ!」
「うん、美味しいね。」
「油がのっているでしょ」
「そうだね」R0018839
「これをつけて食べるといいわよ」
ニンニクと唐辛子、ナンプラで作ったソースを持ってきた。
この辛味と香りがいい。
食欲がない時でもこのソースをつければご飯を食べてしまう。
色が綺麗なソースだ。唐辛子の新鮮な赤とニンニクの白が対照的だ。
めかじきをこのソースにつけて食べる。
魚の油とソースが合う。
この食べ方を知ったなら間違いなくもう一度これを食べたくなる。

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2007/3/16

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キャベツのサラダ

これがタイ人のキャベツの食べ方だ。
キャベツをざくっと切り、茹で上げただけだ。
今日はキャベツの他に生椎茸とインゲンも茹でてある。
新鮮なキャベツを千切りにしてトンカツソースをかけて食べるのも
美味しいが、茹で上げたキャベツを食べるのも美味しい。
俺はキャベツをニンニク、唐辛子、ナンプラのソースにつけて
食べる。
ヌチャナートはタガメの香りがするソースをつけながら野菜を
食べている。
生のキャベツだと少量しか食べることができない。
こうやって茹でたものを食べると大量に食べることができる。R0018841

これはキャベツのサラダと言える。
キャベツの美味しい食べ方だ。
この料理のいいことは単純だから飽きがこないことだ。

考えてみると面白いものだ。
日本人はモヤシは生で食べない。タイ人はモヤシを生で食べる。
日本人はキャベツを千切りにして食べる。タイ人はキャベツを千切りにしない。

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2007/3/16

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2007年3月16日 (金)

パットプリクトワ 

この料理はインゲンの唐辛子炒めとでも言えばいいのかな?
豚肉とインゲンを炒めたものだ。
味付けに唐辛子が入っている。
かなりの唐辛子が入っていると見える。
これを炒めていると、家中に唐辛子から刺激臭がでる。 R0018834
換気扇を回すだけでは、この刺激臭は出ていかない。
このままではくしゃみが止まらない。
ドアを開けて刺激臭を追い出す。今朝はちょっと寒い。天気も悪い。
でもドアを開けないわけにはいかない。

こんな料理は日本では昼食か夕食にでるものだろう。ヌチャナートは朝からこんなものを作る。
この料理は香りがいい。
インゲンを小さな輪切りにして炒める。
こういう調理はタイ独特の調理方法ではないかな?
日本や西洋でインゲンを炒める場合、長さ7ー8センチほどに切ったものを炒めるのではないだろうか?
彩りがいい。インゲンの緑がさえている。

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2007・3・16

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鰊を焼く

ラジオをつけたら料理番組をやっていた。
在日韓国人のおばさん
が鰊を焼く料理について語っていた。
鰊に塩を振って・・・
醤油とおろしたニンニクと・・・・を入れたタレをつけて食べるのです。
なんて鰊の料理方法を話していた。
その話し方でその人がどんなに焼いた鰊が好きかわかった。
「こう話しているだけで、口の中に唾がたまっちゃうんです」
聞いていて俺は笑ってしまった。
まだ、そのように鰊を食べたことがないが、きっと美味いだろうと
感じた。

タイ料理も韓国料理もニンニクをよく使う。
この番組を聴いていて、タイのニンニクの使い方と韓国のニンニク
の使い方が違うのに気づいた。
韓国ではニンニクをおろして使う。
タイではニンニクは薄く切って使う。おろしたニンニクを使っているの
をタイでは見たことがない。
ウチにはおろしがねがあるが、ヌチャナートは使わない。

タイのレストランでは皮を剥いたニンニクが鼠の糞と言われる小さく
て辛い唐辛子と一緒に出されることがある。
男も女も生のニンニクをそのまま齧る。辛味があり、美味いのだが
食べた後の口の臭いが気になる。
俺はちょっと遠慮するが、ヌチャナートは美味しそうに食べている。
タイではみんながニンニクを食べているので、ニンニクの臭い
なんてお互いに感じないのだ。ニンニクはビタミンが豊富で元気の
素だ。臭いなんて気にしないでタイではニンニクをいっぱい食べよう。

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2007/3/15

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2007年3月15日 (木)

鶏肉と竹の子

ヌチャナートが鶏肉があるかと聞いている。鶏肉は冷凍庫から
だしてあるがまだ解凍されていない。
鶏肉を室温にだして解凍を早めていた。
「お腹がすいた?」
腹は減っていないと答えると、ヌチャナートはごろんと横になり
猫と遊んでいる。俺はパソコンを操作していた。

「おーい、腹が減った」そろそろ鶏肉も解凍されている頃だ。
ヌチャナートは料理を始めた。家中にタイの臭いが立ち込めている。
なんだか美味そうな臭いだ。
こういう臭いを嗅いで美味そうと感じるにはタイ料理を食い続け
ないといけない。R0018832pct20
タイ料理を知らない人にはこの臭いは異臭と感じるはずだ。

鶏肉と竹の子、それに茸が入っている。
丸いボタンのようなものが茸だ。
この茸はちょっと固い。噛むとぷつんと肉が切れる。
旨味がじわっとでてくる茸だ。

緑の野菜はパクイエンというそうだ。
タイ東北部とラオスなどで食べられている野菜とのこと。
茎の部分は硬いので残した。
スープをご飯にかけながら食べる。
「辛くない?大丈夫?」
ヌチャナートが心配して聞いてくる。それほど辛くはない。
そう言えば、料理を作る前に唐辛子を何本入れるか聞いていた。
二本と答えたことを思い出した。
ヌチャナートは鶏の代わりに魚を入れたものを作っていた。
ということは俺の鶏料理には二本の唐辛子が入っていることだ。
和食では考えられない量の唐辛子だ。
こうやって食べていると、それほど辛いとは感じないもんなんだ。

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2007/3/15

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タイの屋台

熱帯の国タイでは屋台がいたるところにある。
熱帯の夜、エアコンの効いた店よりも、屋台で冷たいビールを
飲むのが好きだ。いくらタイでも夜になると涼しい。
涼しいと言うより気温がさがると言うべきだ。
昼間の暑さに比べれば過ごしやすい。
クルンテープには静かな通りに面した屋台もあれば、夜でも騒音
が激しい通りに屋台がでている。
静かな通りで料理をでてくるのを待ちながらビールを飲むのもいい。
騒音が激しい通りというのは人通りも多い。
通り過ぎる人々を観察しながらビールを飲むのも楽しい。
その光景は夏のパリのカフェでコーヒーを飲むのと似ている。
違うのはクルンテープの屋台はテーブルが汚い。椅子も粗末だ。
騒音も桁違いに大きい。

俺はクルンテープの屋台で一人でビールを飲んでいた。
賑やかな通りに面した屋台だ。
屋台の客を目当てに物売りがやってくる。
宝くじ、お守り、玩具・・・・などなどが彼らの商品だ。
物売りは歩きながら屋台の客に「宝くじはいらんかねー」などと
声をかける。レストランでは、店にもよるが物売りが店内に入ってくる
こともある。
レストランの場合は店主の許可か黙認が必要だろう。
公道に面した屋台の場合、物売りが歩きながら屋台の客に物を
売ることを店主は拒否できない。

注文した料理がなかなか来ない。
その時、インド人の物売りがナッツを売りにきた。
ビールのつまみにナッツを買った。
物売りは慎重にナッツの量を測り、鼠の糞といわれる唐辛子と
一緒に置いていった。
俺はその時、ナッツが欲しかったから買った。

俺の観察だとタイ人は物売りが持つ商品が欲しくて買うのでは
ない。食事をできる人は幸運な人、物売りは薄幸な人と考える
のだ。幸運な人は薄幸な人から商品を買うことでタンブンを
している。つまり功徳を施していると考えているようだ。
食事をしながら善行をすることで、食事がより美味しくなると
考える。この考え方は理解できる。

日本の習慣では食事の場所に物売りは来ない。
彼等が持つ商品は我々の購買意欲を刺激するものではない。
食事をしながら会話をしているのに、会話の中に割り込まれる
のもいやなもんだ。
物売りは商品を買えばその場を去ると分かっているが、そうかと
いって「欲しくもないもの、必要のないものを買いたくない」のが
日本人だ。買ったとしても金額は大したことはないのだが、
食事中に彼等が来ると、俺は落ち着かなくなる。

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2007/3/15

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良い唐辛子

唐辛子の種類は沢山ある。辛味も香りも色もさまざまだ。
大きさも長いものから短いもの。
形も先が尖っているものと、丸みがあるものなどがある。
唐辛子について調べだしたなら興味はつきない。

タイ料理は唐辛子を抜きにして語ることができない。
ウチでは乾燥唐辛子と生の唐辛子をかかしたことがない。
料理によって使い分けている。
唐辛子がなかったなら、ウチでは飯を作れない。
タイ飯から唐辛子を抜いたら、山葵を抜いた寿司よりもっとまずく
なる。サビ抜きの寿司は食えるけど、唐辛子抜きのタイ飯は食えない。

生の唐辛子は冷凍でタイから輸入されている。
俺たち日本人は唐辛子の種類を色や大きさ、形で区別できる。
微妙な香りの差はちょっと区別するのは難しいだろうけど、香りも
まあ区別できるとしよう。
辛味の差を区別しろと言われたら、もうこれは殆ど不可能だ。
日本のしし唐と鷹の爪くらいなら辛味の比較はできる。
同じような種類のタイの唐辛子の場合、辛味の比較なんて
俺にはできない。辛さの違いがあるのだろうが、俺にとってはどれ
もこれも同じように辛いのだ。

冷凍の唐辛子をタイの食材店ピイで買っていた。
先日、タイの食材店エスで冷凍唐辛子を買った。どちらも見た
ところ似ている。エスで買った唐辛子の方がちょっと大きめだ。
どれも赤色だ。

料理を味見していたヌチャナートが言った。
「あら、エスの唐辛子の方がいいわ。辛いのよ!」
俺にはピイもエスも同じように辛い唐辛子だ。
辛味に慣れているヌチャナートは辛味の強さを判別できる。

俺たちがタイ人と同じように辛味の強さを判別できるようになる
には、どのくらいの唐辛子を食べたらいいのだろうか?
一食に3本の唐辛子を食べて、普通の辛さと感じるようになれば
辛味の強さを判別できるだろう。

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2007・3・15

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2007年3月14日 (水)

水炊き

二人とも今日は何を食べたいという物がない。
お互いに「何を食べる?」「なにを食べたいの?」と聞きあっている。
冷蔵庫をヌチャナートが開いた。
「サミイ!これは牛肉?」
「そうだよ」 R0018830pct20
水炊きの用意を始めた。
これは日本の料理と同じだ。
スープに焙煎して粉にしたもち米を入れるのがタイ風なんだ。
写真がどうしてもうまく撮れない。
何度も撮り直しているうちに野菜が煮えすぎた。
タレは三種類作った。
一つは生姜、葱、ポン酢の和風のタレだ。
もう一つはナンプラ、唐辛子、レモンなどのタイのタレだ。
最後の一つは胆汁をいれた苦いタレだ。
「こっちのタレは苦いから、サミイは食べないでね。サミイのタレはこれよ」
苦くないタレと和風のタレを俺の前にだした。
和風のタレも上手に作れるようになった。

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2007/3/13

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2007年3月12日 (月)

きのこのスープ トムヤムヘット

山盛りになった生しいたけがあった。
安いと思って買ったが、この商店街のどこの店でも大体同じような
値段だった。主婦は一円でも安い方でないと納得しない。
値段と言うのは量と品質によって変わるのだが、主婦は見た目
で判断する。

俺は生椎茸の軽い香りが大好きだ。それでついつい生椎茸を
買ってしまう。 そういえば、俺は茸を買うことが多いな。
俺は肉を買うのだが、ヌチャナートは魚を買う。
ああ、そんなことはどうでもいいことだ。R0018812pct20

茸のスープを作ってくれた。
いい香りがする。
レモングラスを取り除いて茸を食べる。
タイ飯だから唐辛子が当然のように入っている。
分け葱は色づけでもあるし、味付けでもある。
柔らかな分け葱は香りがいい。
他にも料理があったが、こっちの方が好きなので茸のスープを一生懸命食べた。

こういうタイ料理はレストランでは食べられない。
タイの家庭料理なんだ。

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2007/3/11

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買い食い文化、タイと日本

最近は「買い食い」という言葉を聞かなくなった。
「買い食い」と言うのは、腹が減ると食べ物を買って食い、腹を
満たしていることを言う。
俺が子供の頃は「買い食い」という言葉を良く聴いた。
俺の親などは「買い食い」をすることを軽蔑していた。
貧乏人だから、「買い食い」をする余裕がなかったのも事実だ。
それで「買い食い」をする人をみると、「自分で食事を作らない
だらしない人」「無駄遣いする人」なんて悪く言って、自分を慰めて
いたのかもしれない?
まあ、その気持ちは理解できるな。

「食事は自分で作り、家で食べるもの」という観念がその頃は
あったようだ。学校の先生もお菓子などを買って「歩きながら物を
食べる」ことを下品なことと子供に教えていた。
俺が子供の頃は今ほど外食産業はなかった。コンビニなんてもの
は勿論なかった。それでも駄菓子屋があったし、パン屋や蕎麦屋
などがあったので、「買い食い」をするのに不便はなかった。
今なら、家に冷蔵庫がなくても、ガスコンロがなくても、コンビニに
行けば温かい料理、冷たい料理の「買い食い」生活ができる。
腹が減ったら、ハンバーガーショップなどに入りつまみ食いをする
のが、常態になっている。
誰しもが「買い食い」をするので「買い食い」という言葉が死語と
なり、「買い食い」を軽蔑することもなくなった。

タイでは「買い食い」が普通の姿になっている。
腹が減ったら、通りにでて屋台や行商人から料理を買う。
ポリ袋に入れて料理を家に持ち帰り、器にあけて食べる。
そんな人々が多いので、料理を作れないタイ人が沢山いる。
「材料を買ってきて料理を作っても、出来上がった料理を買って
きても値段はかわらない。それなら、出来上がった料理を買った
方が手間がかからないのでいい」というのが買い食いをしている
タイ人の理論だ。

同じ「買い食い」だが、日本の「買い食い文化」とタイの「買い食い
文化」はちょっと違う。
現在の日本の「買い食い」は、小腹が減った時の一時しのぎの
食事だ。一人でアパート暮らしの学生で、自炊をしない学生は学校
の食堂で食べるか、おばさんがやっている近所の店でアジフライ
定食などを食べているのではないか?
ほかほか弁当などを買ってきて食うこともあるだろうが、毎日は
やらないと思う。

タイの「買い食い」は完全に正式な食事なのだ。
朝食は「あれを買ってきて食い」昼食は「これを食う」と言った具合だ。
買って食うのが食事だから、食事の作り方を知らなくてもおかしくない。

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2007/3/11

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ヌーの親子丼

昨日、ヌチャナートはプラスチックのパッケージに入った卵を
落とした。殆どの卵は割れた。割れた卵を集めていた。
「明日、これで料理を作るから大丈夫よ」 R0018809pct20

鶏肉と卵とだし汁を合わせてどんぶり飯に乗せると「親子丼」と言うのだとヌチャナートに教えたことがある。
なぜ、親子丼というのか、その理由を教えたら、可笑しそうに笑っていた。

「サミイ、見てよ。驚くわよ!」
ヌチャナートが大声を出す。見ると親子丼が出来上がっている。
「あたし、日本の料理を作れるようになったわ」
一人でご満悦だ。
見た目は美味しそうに出来上がっている。
食べてみると塩味が足りない。俺は醤油をかけて食べた。

ヌチャナートにはちょうどよい塩加減だ。タイ料理は薄塩だ。
それと比べると日本の料理は塩っぱい。
日本の料理は塩分が強い。
俺たち日本人は塩分の取りすぎではないかと、この親子丼を食べながら思った。

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2007/3/11

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紙ナプキン

最近、俺はレストランにある紙ナプキンはもったいないと思うよう
になった。口の周りを拭くのにあんな大きな紙はいらない。
もっと小さくてもいいと思う。

タイの屋台を真似して、ウチはテーブルの上にトイレットペーパー
を置いている。箱に入ったティシュウは置いてない。
紙ナプキンなんて使っていない。
トイレットペーパーで十分に役立っており、不便を感じることもない。
なにもティシュウを使うことはない。ティシュウは森林資源を無駄
に使っている。今まではティシュウをよく買っていたが、最近は
ほとんど買わなくなった。その分、トイレットペーパの消費は増え
ている。トイレットペーパーは再生紙だから森林資源の保護に
役立っている。

ハンバーガーショップに入った。その店では客が好きなだけ
紙ナプキンを取れるようになっている。
高校生が紙ナプキンを厚さ3センチほどの束でとった。
その全てを使うのなら、その全てが必要なら好きなだけ取ればいい。
高校生は使わなかった紙ナプキンを手でぐしゃっと握りつぶし捨て
ていた。この高校生には無駄という観念がないのだろうか?
店は経営努力で100円バーガーなどを出しているのに、客がこんな
無駄なことをすれば経費がかかり値上げせざるを得なくなる。

今の日本のレストランにある紙ナプキンは贅沢すぎる。
もっと節約しよう。たかが紙一枚というけれど、全国のレストラン、
食堂が小さなナプキンを使うようになれば、話は別だ。
大量の紙資源を節約できる。

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2007/3/11

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イカのサラダ ヤムプラムク

このところ、和食のようなものを食っている。
なんだか、そうなってしまったのだ。
つまり、辛くない料理が続いているのだ。
俺はなんともないが、ヌチャナートは欲求不満がでてきたようだ。
「いつも日本のご飯だから、辛いものが欲しくなったわ。」
やっぱりそうだったのか。
R0018814pct20 「今日は辛いものを作るわ」
イカのサラダ、ヤムプラムクを作ってきた。
この料理は美味い。俺が好きな料理だ。
ヌチャナートは辛くしたという。
その辛さはどのくらい辛いのか食べなくても想像がつく。
普通の日本人なら一人前の料理に唐辛子が一本入ったなら、辛すぎるくらいだ。
この一皿にヌチャナートは唐辛子を少なくとも五本は入れただろう。
「おいしいわ」
嬉しそうにイカのサラダを食べている。
「ああー辛い!」
ヌチャナートが悲鳴をあげるほど辛いサラダだ。
時にはこのくらい辛い物を食べないと、タイ人は気が狂うようだ。
俺も少しは食べたが、辛いのでそれ以上は遠慮した。
「辛い、美味い」を繰り返しながら、ヌチャナートは一人で料理を平らげていた。

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2007/3/11

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2007年3月11日 (日)

肉の値段や環境問題

先日、豚の胃袋ガツの値段は日本では安いがタイでは高いという
話をした。ガツの味や感触がタイ人の好みにあっているので、需要
と供給の関係でタイではガツの値段が高止まりになっている。
肉食文化が長いタイでは豚から取れるものは何でも食べる。
豚の血液も食べる。皮も食べる。
ネムの中に入っている小さく切った皮はこりこりして歯ごたえが
楽しい食材だ。

今の日本ではあまり食べていない内臓、頭、血液、皮などを我々
がもっと食べれば肉の値段は下がる。
精肉業者は売れないもの、捨てるものが多いから採算がとれない。
売れる部位だけを売って採算を取ろうとする。
だから、ロース、肩、腿肉の値段が高くなる。

環境だ!エコロジーだ!なんて言っている人から率先して例えば
血液を食べるといい。環境を汚さずに血液を廃棄するには大変
な金と処理施設が必要になる。
これを我々が食べてしまえば、血液の処理施設は不要になる。

今は捨てられている食材を見直し、美味しく食べる方法、何でも
食べてしまう方法を工夫すれば肉の値段もさがるし、環境にも
優しくなる。
タイの食文化を見ているうちにこんな考えがでてきた。

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2007/3/11

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豚の血液

日本の肉食文化は明治の文明開化から始まったからまだまだ
歴史が浅い。肉食の風習が長いこと続いている国では、動物から
得られるものは何一つとして無駄にしない。
血液だって皮だって捨てることはない。みんな食べてしまう。
野蛮な行為、下品な食習慣でもない。
自然の恵みに感謝する気持ちがあったなら、食べられるものは
何でも食べようという気持ちになる。

ソーセイジだって血液で作ってしまう民族が多い。
民族と言う言葉を使うとジャングルで裸で暮らす未開の野蛮な
民族だと思う人がいるかもしれない。
「豚の血を食べてごらん」なんて言うと、
「私は日本人よ!血液を食べるなんて未開な野蛮人と一緒に
しないでよ!」なんて怒る人がでてくる。
そう言う人に限って欧米人の食習慣なら積極的に取り入れる。
西欧のドイツ人、ゲルマン民族は血液で作ったソーセイジを
好んで作る。そう言うと「血液は食べない!」と宣言した人は
困ってしまう。

タイの市場では牛丼の丼より小さな器、サラダボウルほどの
大きさの器をひっくり返した赤黒いものを売っている。
これは豚の血液に熱を加えて固めたものだ。好奇心が強い俺は
豚の血液に飛びついた。
「これは日本にはない、絶対に美味いはずだ」と確信をもって買い
求めた。それを料理してもらった。ホテルに宿泊する観光客では
こんなことはできない。俺が買い求めた食材を見せると
「日本人がこんなものを食べたがっている」とタイ人が驚いたり、
笑ったりすることがある。血液を見せた時はタイ人は驚かな
かった。普通の肉や魚を見るのと同じ見方をしていた。
スープだったか、肉や野菜の炒め物を作ってくれた。
どんな料理の中に入っていたのか忘れたが、豚の血は美味い
と確信できた。まるで蒲鉾のような感触の食材なのだ。
こんな美味いものを日本人は捨てているのだ。
申し訳ないという気持ちになった。

俺たちはもっともっと自然の恵みに感謝して、食べられるものは
なんでも食べるようにしなくていけない。

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2007/3/11

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鶏の足

日本人はどうして鶏の足を食べないのだろうか?
日本の仏教は四足の肉を食べることを禁じている。
鶏は四足ではないから鶏を食べることは禁じられていないはずだ。
R0018806pct20 肉食をする民族は肉を絶対に無駄にしない。
食べられる部位ならどんな部位であろうとも食べてしまう。
日本では動物の肉を食べるのを禁じていたから、四足ではないが鶏を食べることも避けていたのではないか?

仏教徒のタイ人だが、タイの宗教では四足を食べることを禁じていない。
大昔からタイでは動物の肉を食べ続けてきた。
そのような肉食の長い歴史がある国では肉を無駄にしない。
現在の日本ではゲテモノとして扱われる鶏の足もタイでは普通の
食べ物として扱われている。鶏を食べる風習が日本でも長いこと
続いていたなら、鶏の足を間違いなく食べていた。
タイの庶民は鶏の足を普通の食材として買って料理をする。
奇をてらったゲテモノ料理だなんて思ってもいない。
単に好みの差としか思っていない。

俺が思うには鶏料理も明治の文明開化と同時に日本で普及した
のではないか?西洋料理を日本に持ち込んだのは日本の上流
階級だ。欧米使節として随行した者、金持ちや特権階級、官費
留学生などが日本に西洋料理をもたらした。
彼等が経験した西洋料理は欧米でも上流階級が食べる料理
だった。時には王宮で行われた正式な晩餐会の料理だった。
そんな料理を紹介された日本では上流階級が食べる料理だけ
が西洋料理だと勘違いした。
それは別に悪いことでもないから、批判をする積りは全くない。
俺が残念に思うのは偏った肉食文化が日本に根付いてしまったことだ。

鶏肉の胸肉やもも肉の食べ方だけを覚えたが、こりこりした首の
軟骨部分やコラーゲンの多い足の美味しい食べ方を教わらなか
ったというより当時の日本人は知らなかった。
上流階級の料理には鶏の足を使った料理はないから、鶏の足は
捨てるもの、食べ物ではないと残念なことだが日本人は思うよう
になってしまった。
もし日本人が大昔から鶏肉を食べていたなら、日本独特の鶏
料理が発達していたはずだ。
味噌やたまり醤油に漬ける、胡麻塩を振った乾燥肉、地方ごと
の焼肉のタレ・・・などが発達したはずだが、鶏肉の食文化は
日本にない。

話が変わる。
肉屋に行ったら、鶏の足が大きな袋に入れて売られていた。
日本人が食べない鶏の足だから安い。
店としてもこのくらいの量にして売らないと採算がとれないの
だろう。こんなに買っても食いきれないなと思ったが、ヌチャナート
が全部を買うというので大きな袋ごと買った。
家に帰るとそれをすぐに料理するという。今すぐ鶏の足を食べる
のではなくて、調理しておけば保存がきくので何日かもつ食品に
なるというのだ。
「半分にしておくかい?」
「それを全部使うわ。たいした量じゃないわ」
言われてみれば、その通りだ。見かけは大きいが食べる肉は
少ない。沢山あると見えて、その実、食べる所は少ししかない。

鶏の足をレモングラスなどと一緒に煮込んだタイ料理を作った。
タイのスパイスを大量に使っている。家の中がスパイスからでる
臭いで充満している。
換気扇を回すだけではこの臭いはでていかない。
扉を開けて臭いを追い出さないとくしゃみがでる。

出来上がった鶏の足だ。
鶏の足は手で持って食べる。手がコラーゲンでべとべとになる。
間接部分の軟骨がこりこりしていてうまい。スープをご飯に
かけて食べる。
辛味のあるスープがご飯の甘味とあってうまい。

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2007・3・10

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