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2007年7月28日 (土)

トマトケチャップ タイ製

P1010817pct13 スーパーでタイ製のトマトケチャップを見つけた。
「これ、タイのトマトだよ。買おうか?」
「よしなさいよ!甘いわよ!」
ヌチャナートは甘味のついた料理は好まない。
日本人が好む、鰻の蒲焼、天丼などの甘たるいタレは好まない。
タイ料理でも甘味のある料理は好まないし、作らない。
我々はタイ料理はどれもこれも辛いと思っているが、タイ料理のなかにも甘いものがある。
ドライソーセイジでも甘いものがある。甘いサラミなんて日本にない。
サラミだと思って食べると、甘ったるいので驚く。
決して悪い味ではないのだけど、期待、予想していた味と違うので不味いと感じるだけだ。

ヌチャナートが「よせ」というのを無視してタイ製のトマトケチャップを買った。
試食してみると、日本のものに比べて甘い。
その時、タイで食べたスパゲッティと鉄板焼を思い出した。

スパゲッティを注文した時、イタリヤ料理の風味を期待していなかった。
タイに入ってきた料理だからタイ風に変化しているはずだ。辛いはずだ。
想像に反して、タイのスパゲッティは物凄く甘かった。
イタリヤ料理を思わせる香りはこれっぽっちもなかった。
もし不味い料理の特集番組があったなら、お勧めできるほど「甘くて不味い奴」だった。
これがその時、食べたスパゲッティだ。笑い出したくなるほど不味かった。
砂糖がたっぷり入ったケチャップでうどんを炒めた焼うどんを想像すればいい。R0019149pct40pct50

タイ文字で「日本の麺」と書いてある下にローマ字で「テッパンヤキ」ではなくて「テパンヤキ」と書いてある看板を見つけた。
これは鉄板焼のことだろう。大きな鉄板があるから間違いない。
うどんだかスパゲッティだかわからない麺を炒めてケチャップをかける。
「日本ではケチャップなんかかけないぞ!」と言ったが無視された。
スパゲッティの経験があるから、今回はどんな味になるか予想がついていた。
想像していた通り甘い焼そばだ。実に不味い!予想が当たったのでまた笑ってしまった。
これが「テパンヤキ」だ。R0019150pct40pct50

なぜこんな不味い料理がタイで受け入れられるのか考えてしまった。
スパゲッティ、鉄板焼を食べた店は高級料理店ではない。庶民が気楽に入る店だ。
庶民にとってスパゲッティ、鉄板焼きは食べたこともない外国の料理だ。
料理の写真などを見て、庶民は外国の味を想像するしかない。
外国の料理は辛くない。色から見てケチャップを使う。
タイ料理でケチャップを使うことはない。ケチャップを使ったら酸っぱい!
酸味をタイ人は好まない。酸味を抑えるために砂糖を加えて甘くする。
こうやるとタイにはない味、つまり外国の味になった。
甘ったるい、スパゲッティや焼うどんを味見して、タイ人は外国料理を食べた気分になるのだろう。

スパゲッティや「テパンヤキ」に使ったケチャップは多分、この写真のような製品だろう。
タイ人の好みに合わせたケチャップをこのまま使ったなら、不味いというより日本人の好みにあわない。
大人には合わないけど、お子様メニュウにはいいかもしれない。
ウチの場合、(ヌチャナートはケチャップを使わないから、俺の場合という方が正確だ。)
ケチャップをそのまま使うことはない。ケチャップを使ってソースを作る。
このケチャップを使う時は砂糖を使わないか、量を抑えればいい。
値段は幾らだか覚えていないが、日本の物、アメリカからの輸入品に比べて安かったはずだ。
このケチャップは料理上手で値段に敏感な主婦の味方になるのではないかなあ??

2007/7/27

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2007年7月27日 (金)

都庁舎の割り箸

ウチの料理はタイ料理だから、スプーンで食べる。
タイのレストランでは西洋料理に使う物と同じスプーンとフォークを出す。
ウチではそんな物を出して食べることは余りない。
ステンレスのレンゲを使う。それも景品で貰ったやつだ。
タイで調味料などを買うと付いてくる景品だ。景品を貰うために調味料を買ったというのが正しい。
レンゲで料理を取って、ご飯に乗せる。あるいはご飯と混ぜて食べる。
肉を切るのもこのレンゲをナイフの代わりにする。
これ一つで間に合う。タイ料理は「ナイフを使わないでもいいように調理する」が正解かもしれない。
ただ麺類だけは箸を使わないと駄目だ。
その時は割り箸を使う。その割り箸も一度で捨てないで、洗って繰り返し使う。
繰り返し使っているうちに先端が黒ずむ。そうすると捨てる。
これで不便を感じない。エコ志向だともケチとも思っていない。
使える物は使えるだけ使っているだけだ。ごくごく普通の、当たり前の考えだと思う。

最近、都庁の職員は割り箸を使わず「自前の箸」を使うようにしたそうだ。
出入りの弁当屋にも割り箸は不要と通知した。これを聞いて感じたことが幾つかあった。

その一つは都庁の職員が「マイ箸」と言っていたことだ。
なんで「マイ」とカタカナ英語を使うのだ?
「マイカー」「マイホーム」となんでも自分の物を「マイなんとか」と言っている。
そのうち蝸牛を飼っている人は「マイマイマイ」なんてわけが分からないことを言い出すかな?
首相が言う「美しい日本」には美しい日本語が必要だよ。
日本語にはない物、日本語に出来ないもの以外は日本語で表現すべきだと思うな。
明治の日本人は当時の日本にない観念「freedom」を「自由」という言葉にしたよ。
今の日本人はカタカナ英語、カタカナ仏語、カタカナなんとか語を使いすぎる。

その次に気になったのは、この取り組みで年間何トンの木材が節約できますと言っていた。
割り箸業者の話では「割り箸に使う材料は材木として使えない木」だそうだ。
森林は適当に伐採されるから生態系が守られてきた。
今後は森林の生態系が変化する。「マイ箸」革命を提唱した人は森林の変化についても考えていたのだろうか?
俺も割り箸を使い捨てるのは勿体無いと思っている。
衛生の面から考えて一度しか使わないのは納得できるが、それをゴミにするのは勿体無いと思うな。
業者が言うように割り箸以外に使い道のない木を有効に活用できないものだろうか?
使い捨ての割り箸を回収して物理的化学的に処理すれば接着剤やコンクリートの強化材などにならないか?

三つ目に日本を訪問した韓国人の話だ。
日本の家庭に招待されてすき焼きをだされた。日本の習慣に従い、家族は自分の箸で食べ、客人には割り箸を出した。
家族は綺麗な箸で食事をするのに、韓国人には粗末な(彼等にはそう見えた)割り箸をだした。
韓国では客人に一番綺麗な箸を出す習慣があるそうだ。
韓国人は完全に誤解し、怒った。その時出されたすき焼きの味を覚えていなかった。
たった一膳の割り箸で人間関係が壊れるなんて、誤解が解ければお互いに笑ってしまう出来事だが、こういう問題は意外と深刻な問題に発展しがちだ。

2007/7/26

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胡瓜と豚肉

P1010789pct13 「今日は肉がちょっとしかないわよ」
それを聞いて俺はほっとした。体重を減らすには食べてはいけないのだ。
「胡瓜、食べるでしょ?」
「うん」
俺は他のことをやっている、作ってくれる物ならなんでも食べるよ。
「メシフロネル」に属するタイ語だが、いちいちタイ語で返事をするのが面倒だ。
ヌチャナートの機嫌を損なわないように、適当に返事をする。
昨日は適当に返事をしていたら、後で俺が調理しようと思っていた鰻が出てきた。
大失敗だった!
「プララーイ食べるでしょう?」と聞いていたのだ。
俺は「プラなんとか」としか理解していなかった。「なんの魚か分からないが、魚の料理」と理解した。
まさか鰻がでてくるとは思わなかった。
他人の話はちゃんと聞かないと駄目だな。

今日はヌチャナートの話をちゃんと聞いた。
豚肉を胡瓜とマッシュルームで炒めたものだった。
唐辛子入りの酢をかけて食べた。
日本では胡瓜を炒める事はない。しんなりして炒めた胡瓜も美味いもんだ。
冷蔵庫で冷やした胡瓜に塩をつけて食べるのも美味いが、こうやって炒めても美味しく食べられる。
「この緑の野菜はなんですか」と日本人は聞くだろうな。
胡瓜と知ったなら驚くだろう。
この胡瓜も炒める前に、皮を剥いていた。

2007/7/27

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2007年7月26日 (木)

ナンプラのにおい

ナンプラというのはタイで使っている魚から作った醤油のことだ。
ベトナムでもニョクマムと言う魚醤を使う。
タイ語もベトナム語も魚醤を表す言葉は「魚の水」という意味だ。
魚の蛋白質を分解して旨味を作り出したものがナンプラ、ニョクマムだ。
魚醤には強い旨味がある。
しかし動物性蛋白質の分解産物だから、ひどい臭いがある。
この臭いを知らない人には悪臭と感じる。
俺も最初は悪臭と感じていたが、まいにちナンプラと付き合っているので、
臭いに鈍感になった。
ナンプラの臭いを嗅いで「ああ、腹がへった。美味そうな臭いがする」とは感じない。
この臭いを嗅いで食欲が刺激されるようになれば、タイ料理のツウだろうな。

タイ料理ばかり食べているが、醤油が焦げる臭いを嗅ぐと「美味そうな臭い」と感じてしまう。
冬の夕方、駅の立ち食い蕎麦から流れてくる醤油の臭い、鰻の蒲焼の臭い・・・美味そうな臭いだ。

日本人は醤油には臭いがないと思うだろう。醤油もかなりひどい臭いがする。
煎餅などを外国の空港待合室で食べると、かなり遠くから醤油の臭いを感じてしまう。
この臭いは外人には分かるが、日本人には当たり前すぎて分からない。
自分達が醤油の臭いに鈍感になっているので、タイ人はナンプラの臭いに鈍感になっていると思っていた。

食事が終わった。小皿には唐辛子を浮かべたナンプラが残っていた。
腐る物ではないので、次の食事にこのナンプラを使う。余り物と言っても捨てない。
今、流行の言葉で言えば「再利用」する。

ヌチャナートが言った。
「ナンプラにラップをかけておいてよ。臭いのよ」
俺は吃驚した。ヌチャナートも「ナンプラはくさい」と感じているのだ。
臭いと思わないのなら、小皿に蓋はしない。
ヌチャナートがナンプラの小皿にラップをかけるのは、ゴミが入るのを防ぐ目的だと思っていた。
臭いが拡散するのを防ぐ目的でヌチャナートはナンプラにラップをかけていたのだった。

2007/7/26

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トマトスープ

P1010753pct13 「トマトが安いから」と言ってヌチャナートはトマトを買い込む。タイ料理の場合、トマトを使うが西洋料理ほど使わない。
イタリヤ料理ならスパゲッティのソースなどに大量のトマトを使う。
サラダなどにもトマトの輪切りなどをのせる。こうやって食べるトマトも美味いよね。
自家製のケチャップやトマトソースを作って食べる。
西洋料理ではトマトをよく使う。
タイ料理の場合、赤い飾りつけ、ちょっと酸味を加える程度にしか使わない。

二三日前に冷蔵庫を見たら、まだトマトが残っていた。
このままでは傷んでしまう。トマトを洗って新しいポリ袋に入れた。
多分、その時の処理が悪かった。洗った後にトマトの表面を乾燥させてからポリ袋に入れるべきだった。
濡れたままトマトをポリ袋にいれた。
今日、冷蔵庫のトマトを見たら傷みかけている。
傷んで柔らかになった部分を切り取って捨てた。まだしっかりしている部分を煮た。
これでトマトソースなり、トマトスープを作れる。
ヌチャナートはこれにマッシュルームを加えてトマトスープにした。
トマトの一部が傷むと、丸ごと捨ててしまう主婦がいる。
ちょっと手を加えれば食べられる。食材を無駄にしてはいけないよね。
ヌチャナートよ!幾ら安くても消費に見合った量を買えよ!
頭では分かっているが、主婦は安いものを見ると衝動買いをする!

2007/7/25

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ジャックフルーツのタイ風サラダ

P1010758pct13 なんだか見かけの悪い物を出してきた。缶詰の魚の身をほぐしたみたい。
「ねえ、これを食べてよ!」
「これ、なんだい?」
「ジャックフルーツよ。美味しいわよ」
そう言えば缶詰の魚なんて使っていなかった。
ジャックフルーツのシチュウは美味いので大好きだ。
このサラダも新鮮なジャックフルーツを使えば果肉が白いので、もっと見栄えがいいはずだ。
缶詰の果肉は褐色を帯びている。
食欲をそそる色ではない。
ヌチャナートに促されてジャックフルーツを食べた。
「これ、美味いね」
見かけは悪いが、美味しいサラダだ。
美味いと分かると、すぐに次の手が伸びる。
辛味がかなりあるが、美味い。
「ご飯にのせなさいよ。もっと美味しくなるわ」
このまま食べるよりも、ご飯に乗せると塩味が丁度よくなる。

2007/7/25

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2007年7月25日 (水)

マンゴーのソムタム

P1010728pct13 今日はマンゴーを買ってきたとヌチャナートがいう。
日本では熟したマンゴーしか手に入らない。タイ人は青い未熟で硬いマンゴーを食べる。
青いマンゴーなんて日本で手に入るのだろうか?
「青いマンゴーを買ったのかい?」
「違うわ。熟した物よ。甘いのよ。」
「ふーん」
「これでソムタムを作るのよ。美味しいわよ!」
ヌチャナートは嬉しそうに笑っている。
いろいろな果物で作ったソムタムを食べたことがあるけど、熟したマンゴーだけのソムタムなんて知らない。
ヌチャナートがマンゴーのソムタムを作り始めた。
マンゴーをつまみ食いして「あら、甘くて美味しいわ!」と喜んでいる。
「できたわよ。辛いわよ。味見してごらんなさい。」
ちょっと摘んだだけで辛さが伝わる。
これはそうとう辛いはずだ。
それになんだか生臭い。
「カニを入れたのよ」
見るとカニの足がはいっている。
先日、塩漬けにしたカニをソムタムにいれたのだ。
甘い果物に生のカニを入れるというのは日本人の発想にない。
俺は辛すぎるのと生臭いので遠慮した。
ヌチャナートが一人でソムタムを食べている。
「ああ、辛い!!ああ、美味しい!」
カニが入ったソムタムを俺が食べないと知っているので、最初から唐辛子を思い切り沢山入れたようだ。
ヌチャナートが「辛い!辛い!」と言いながら食べるのだから相当に辛い!!!
俺は辛さを消すために、ソムタムにしていないマンゴーを食べた。
甘いマンゴーだ。P1010729pct13
「こんなにも甘くて美味しい果物を、なんでタイ人は不味くして食べるのだ??」
なんて日本人は思うかもしれない。
食文化の違いなんだ。タイ人は「美味しい果物を更に美味しくして食べている」と考えているのだろう。

2007/7/24

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2007年7月24日 (火)

汚れが落ちるか?ステンレス石鹸

100円ショップでステンレス石鹸を買った。これで手を洗うと魚の生臭みが落ちると言う。
その効果のほどを俺は疑っている。
魚が好きで魚料理をよく作るヌチャナートに言った。
「これで手を洗うと魚の臭みが落ちるんだって」
ヌチャナートは鼻先で笑って使おうとしない。
俺も使わない、ヌチャナートも使わないステンレスの石鹸がそのままになっている。
使わないままになっているステンレスの石鹸の利用方法を考えていた。
「そうだ!!石鹸と言うのだから汚れが落ちてもおかしくない!」
ステンレス鍋に焦げ付いた汚れを落とすのにステンレスの石鹸を使ってみた。
ステンレスの石鹸で汚れは落ちます。
金属たわしと違って角がないから鍋が傷つかない。
でもなあ、これは物理的に焦げ付きを削ぎ落としているだけだ。
木製のへらで焦げ付きを落とすのと変わらない。
ステンレスの石鹸は石鹸と銘打っているが、石鹸ではないので汚れ落しには不向きだ。

2007/7/24

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タイのお頭

P1010694pct13 最近、ヌチャナートは鯛の頭に凝っている。
デパチカの店より安く売っている店を見つけて鯛の頭を買ってくる。
「またかよ!」
俺は厭きれてしまう。いくら魚が好きだと言ってもよくもまあ厭きないものだ。
俺はうんざりしている。
今日も鯛の頭を買ってきて料理を始めた。
「この魚をどうやって食べたい?」なんて聞いてくるけど、こっちは魚に興味がない。
適当に返事をしていた。
「適当な返事」というと無責任に聞こえる。
タイ語で料理の名前を言われても、こっちはどんな料理なのか分からないから
まともに返答のしようがない。
日本語で言えば「つくねがいい?それとも竜田揚げがいい?」と聞かれているようなもんだ。
「つくね」や「竜田揚げ」がどんな料理か分からなければ返事のしようがない。
いちいち「つくねってどんな料理?」なんて聞いていられない。
外人女房と一緒じゃないとこの面倒臭さは分からないだろうな。

「あら、おいしいわよ。味見して御覧なさいよ。」
無理矢理、味見をさせられた。
旨味はあるけど、感激はしなかった。
料理ができたので食卓についた。
「唐辛子を入れるでしょ?」
焙煎した唐辛子を入れた。
味見した時はそれほど感激しなかったが、こうやって食ってみると実にうまい。
魚をそれほど好まない俺が美味いというのだ。
これを魚好きの人が食べたなら、驚くかもしれない。
この料理をトムパーケムとか言っていた。
「魚の塩煮」とでもいうのだろうか?
大和言葉で言えば「鯛のうしお汁」となるかな?
普段より塩っけが多い。
唐辛子の辛味、魚の油などが交じり合って絶妙な味になっている。
この料理に使う唐辛子は焙煎したものを使う。唐辛子の香りが出ていい。
ただ単に辛ければいいというのではない。
タイ人は唐辛子を料理によって使い分ける。

鯛の頭なんて日本では「アラ」として売られている。
身に比べて「アラ」は一段格下の食材とみなされる。
タイの食文化、食習慣を見ていると、タイ人は魚の「アラ」の部分、肉の「モツ」部分を
格下の食材とはみていない。
「アラ」をこう調理すると美味しくなるから、「モツ」をこう煮ると美味しいと知っているから、「アラ」や「モツ」を
買い求めるようだ。
個人的な好みで「アラ」や「モツ」を買い求める。
「モツ」が格下の食材と考えないから、客人に「モツ料理」を出すこともある。

「ねえ、ここを食べなさいよ。油がのって美味しいわよ」
頭のどの部分か分からないが、ちょっと透明な部分を食べろと言っている。
とろっとした脂身で旨味がある。
俺が煮魚を美味しいと思いながら食べるのは珍しい。

2007/7/24

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幻の食事

人間の目とか記憶というものはいい加減なところがある。
自分が欲しい物、憧れる物は実際より輝いて見えるし大きく見える。
ガラス玉でもダイヤの輝きに見えることもある。
子供の頃は大きく見えても実際は小さいこともある。
子供は自分の体の大きさと比較して大きいとか小さいと見ている。
両手を広げて捕まえる大きなボールと思ったのに、大人になって見るとスイカほどの大きさだなんてこともある。
最近、俺は物の大きさについて不思議に思うことがある。

日本人が一日に摂取すべきカロリーは2200だか2400カロリーだと言われている。
これは今も昔も変わらない。
俺が子供の頃、学校の保健室の前や保健所にガラスのケースがあって、其処に推奨する料理のサンプルがあった。
毎日、この位の食事を取りなさいと書いてあった。
料理サンプルを見て栄養の目安にしなさいというわけだ。
ケースの中には大きな肉や魚が並んでいた。
俺は「あんな大きな肉を食いたいな。美味そうだな!」と羨ましげに料理サンプルを見ていた。
子供だから大きな肉に見えたのだろうか?
おれんちは貧乏だから、あんな大きな肉や魚は食わせてもらえなかった。
理想の食事とはほど遠い食事がおれんちの食事だった。

最近、似たような料理サンプルを見た。
昔は「この位の栄養を取れ」と書いてあったのに、今は「これだけで十分です。これ以上とるな!」と書いてある。
カロリーも昔と同じく2200だか2400カロリーと計算されている。
肉も魚も小さい一切れだ。

肉や魚がどのくらいの大きさに見えるかは、それらが盛ってある皿の大きさにもよる。
同じ大きさの肉でも大きな皿に乗っていれば、肉は小さく見えるし、皿が小さければ肉は大きく見える。
昔も今もガラスのケースに入っている皿の大きさは同じだ。

昔の計算が間違っていた?大きな肉を食べないと必要なカロリーを摂取できないと計算されたのだろうか?
カロリー計算なんて簡単な計算だ。間違うはずがない。

そうすると、肉が大きく見えたのは俺の幻なのだろうか?
昔の牛や豚は痩せていて油がのっていないから、大きな肉を食べないと必要なカロリーを摂取できない?
そんな馬鹿な!
昔も今も肉のカロリーは同じだから、肉が皿にちょこんと乗っていたはずだ。
俺は「あんな肉が食いたい!」と思い、自分の頭の中で幻の食事を作っていたことになる。
肉は皿の中央にあっただけなのに、幻の食事では肉の端が皿の端に届いている。
子供だから肉が大きく見えたのか?
俺が幻で見た肉を実際に見たものと勘違いしているのだろうか?

昔はもっと栄養を取れと啓蒙するために、必要以上に大きな肉を使っていた。
今は逆に栄養の過剰摂取を抑えろという警告の意味でわざと小さな肉を使っていることも考えられる。
本当のところはわからない。
でも子供の頃に見た、料理サンプルの肉は大きくて美味そうだったと今も記憶している。

2007/7/23

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小さな毬栗

P1010722pct13 誰が植えたのか分からないが、栗の木があった。小さい毬ができている。
「ああ、そんな季節なんだ。これが秋になると大きな実になるのだ」
はっきりしない梅雨空が続く日々だ。梅雨が終わると暑い夏になり、涼しい秋がくると実が熟す。
月日がたつのは早い。

ヌチャナートが毬栗を見て「ランブータンよ」と昔を思い出して笑う。
日本に来て初めて毬栗を見た時、ヌチャナートは毬栗を熱帯の果実ランブータンと勘違いした。
その時は「ランブータンだわ。ランブータンがあるわ」と興奮していた。
ランブータンというのは英語の呼び名だ。タイ語では「ンゴ」という。
俺はヌチャナートが何を言っているのかわからない。
「ンゴ」という発音は「蛇」という意味の単語の発音に似ている。
蛇がどうした?蛇なんかいないじゃないか!
やっとヌチャナートが勘違いしていることがわかった。
果樹園で毬栗を触らせて納得させた。
そんな経験を思い出してヌチャナートは笑っていたのだ。

ランブータンは上品な甘さがある美味しい果物だ。
これも好きな果物だ。

2007/7/23

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2007年7月23日 (月)

回転寿司の風景

ヌチャナートは何故か寿司が気に入っている。
タイでは生魚を余り食べない。その理由の第一は衛生的でない。第二は新鮮な物が少ない。第三は寄生虫がいる。
こんな理由でタイでは魚は熱をかけてから食べる。
ヌチャナートは魚が好きだが生魚や寿司は食べないだろうと思った。
日本の食文化を教えるために、寿司屋に連れて行ったら、寿司が気に入ってしまった。
ウチが行く寿司屋は回転寿司だ。
これは俺もラクチンだから歓迎する。いちいちメニュウを説明し注文する必要がない。
ヌチャナートが勝手に自分が好きな寿司をとって食べてくれる。
今日も寿司を食いに行こうと言う。
「ええっ!またかよ!!」
魚をあまり好まない俺は寿司屋に行くのを躊躇う。
それでもヌチャナートに押し切られて寿司屋に行くことになった。

あるお父さんがこぼしていた。
「回転寿司に行くとウチの子供は魚だけを食べてご飯を残すんだ。しょうがないから俺がご飯を食べる。
飯だけを食うから腹が一杯になって、寿司が食えないんだよ」
その話を聞いて、可笑しいやら気の毒やらで同情したが、悪いけど笑ってしまった。

「あら、あの子供は魚だけを食べてご飯を食べないわ」
ヌチャナートが驚いたような声をあげる。まさかあのお父さんの家族ではないだろうな?
俺はどきっとしながら振り返って、ヌチャナートが見ている方向を見た。
俺が知っているお父さんではなかった。
皿の上には手をつけないご飯が一杯になっている。
そんな皿が二皿もある。これを丼に入れたら丼が山盛りになる。
なんとまあ勿体無いことをするのだ。
「世界には飢えた子供が沢山いる。食べ物を無駄にしてはいけない!」
なんて善人ぶった説教は俺には不似合いだ。
食べられるおいしいご飯がそのままゴミ箱に行くと思うと残念で悲しくなる。
終戦直後の食糧難の時代には俺達庶民は野の草を食って生きてきた。
草よりも美味い米飯がゴミになるのか!許せない!怒りがこみ上げる。
豚の餌にでもなるのなら、慰められるが。
これがそのままゴミとして捨てられると思うと情けなくなる。
それを黙って見ている親も親だ!
「金を払えばいいんだろ!飯を食おうと食うまいとこっちの勝手だ!」
そんな風に考えているのかもしれない。
「高いと言ったって一皿100円じゃないか。いま時100円なんてたいした価値じゃないよ。
食べたくないものは食べなくてもいいんだ」
なんて考えているのかもしれない。それは傲慢なとんでもない考え違いだ。

このベルトに乗ってくる寿司は「安く、美味しく食べてもらおう」という店の努力もある。
美味しい米を作ろうとする農家の努力もある。体をはって荒海で漁をする人がいる。
米や魚を運ぶ流通業者の努力もある。
社会全体の努力で安くて美味しい回転寿司が成り立っている。
自分の周囲の人々の努力のおかげで、家族で低廉な価格で外食を楽しめるのだ。
感謝して回転寿司も食べなくてはいけない。
こんなにも沢山の飯が残っているのを見たら、店で働く人はがっかりする。
店の人々の気持ちを考えると、申し訳ないと思ってしまう。
(なんで俺が謝らなくちゃいけないんだよ!!)
酢が入っているから寿司米は腐りにくい。あとで食べるのなら、冷蔵庫にいれておけばいいのだ。
あの寿司米を持ち帰れば、簡単に散らし寿司が作れるだろうに!
ヌチャナートも「悪い人ね」と呟いていた。

次々と寿司が流れてくる。見慣れぬものが流れてきた。クラゲの寿司だ。その皿を取った。
「ヌチャナート、これを食べてごらん」
「なあにこれ?」ヌチャナートは皿を覗き込んで考えている。
「これは・・・・」
クラゲってタイ語でなんて言うのか思い出せない。鞄から英タイ辞書を取り出す。
英語だからちょっと面倒だが手帳ほどの大きさの便利なタイ語の辞書だ。
クラゲは英語で何と言ったけな?jelly fishだったな。読みにくいタイ文字を読み上げるとヌチャナートは理解した。
寿司を食いながら辞書を引く家族はウチだけだ。苦笑しながらクラゲの寿司を食った。
これも回転寿司を食う平和な家族の風景だ。
「ねえ、次、何を食べる?」
わさびをたっぷり入れた醤油に寿司をつけながら、ヌチャナートは次の寿司のことを考えている。

2007/7/22

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2007年7月22日 (日)

タイ風うどん

P1010692pct13 昨晩、テレビでうどんをやっていた。
「明日はうどんを食べよう」
ヌチャナートに言った。

俺はうどんを茹でてヌチャナートが起きてくるのを待った。
その間、俺はうどんをつまみ食いして空腹を騙していた。
ヌチャナートが起きてきた。
「何を食べる?」
「うどん」
「ご飯があるわよ」このご飯も俺が炊いた奴だ。図々しい女だ。
「うどん」
俺はうどんにこだわった。
「日本にする?タイ?」
タイに決まっているだろう。ヌチャナートに日本のうどん汁を作れるはずがない。
作れないことはないが、タイ人から見た日本風の味だ。
「タイ」タイ風な料理を所望した。

「これ、海の野菜よね?」
海の野菜と言うのは昆布のことだ。昆布茶の袋を取り出していた。
「そうだよ」
ヌチャナートは昆布茶を出汁につかった。昆布茶は昆布だしになるのだ。
「卵をいれるでしょ?」一個だけ残っている卵をいれた。
「出来たわ。出汁を味見して!」
綺麗なうどんができている。出汁は関西のうどんのような味になっている。
いい出汁がでている。
「これはよく出来た。何を使った?」
「海の野菜にナンプラをちょっと入れただけよ」
うどんの上にはタイ土産の油で揚げた豚の皮を散らしてある。
「これを入れてかき回してね」
唐辛子を入れた壷を持ってきた。
その唐辛子は俺が作った奴だ。
俺が日本の唐辛子とニンニクを潰して酢を加えたものだ。
唐辛子を加えて掻き混ぜた。
これは日本のうどんをタイ風な味付けにしたものだ。

2007/7/22

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