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2007年11月10日 (土)

ウチのエスニック料理

ウチでは毎日がタイ料理だ。一日三食がタイ料理。来る日も来る
日もタイ料理。タイ料理の繰り返し。ご近所さんは文句を言って
こないが、たぶん「くさい、くさい!」と思っているだろう。
昔、ピアノの音が五月蝿いというので殺人事件が起きたことが
ある。「ピアノ殺人事件」として有名な事件だ。
くさいと文句を言われても困るが、
「近所迷惑だからタイ料理を作るな」なんてご近所さんは言えない。
そんなことを言ったら「タイ料理殺人事件」が起きてしまうかもしれ
ない。ああ、コワコワ!!
周囲が和食の臭いで満ちているから、和食は臭わないと思って
いるだけだ。外国だと味噌汁はかなり臭いものだ。
ウチの料理だってタイでは臭わない。

臼で食材を叩き潰す音、あれも五月蝿いはずだ。臭いは窓を閉め
れば入って来ない。音は窓を閉めたって聞こえてくる。
俺はご近所さんに騒音を立てることを謝る。
「生活音でしょ?」
「ええ、まあ」いくら許容範囲内の生活音と言っても気が引ける。
「あれがないとお食事できないんでしょ?」
「すいません、そうなんですよねぇ」実際そうだ。ポクポクという音を
立てずにタイ料理は作れない。
「短時間ですもの、構いませんわよ」
優しいご近所さんのおかげで今日もタイ料理を食べることができる。

「タイ料理ばかりでよく飽きないね?!」と驚く?あきれる?人が
多い。タイ料理が常食となっているので、食事とはこんな物、辛い
物と言う観念が俺には出来上がっている。
こんな料理ばかりを毎日食べていると、この食事が普通の食事と
なる。
「食事はこんな物」と決まってしまうと、なんの疑問も浮かばない。
日本人が朝食に味噌汁を食べるが、それに疑問を持つことがな
い。それと同じだ。

よくエスニック料理って言う。
エスニック料理というのはある民族から見て他民族の料理のこと
だ。そもそもエスニック料理とは白人アメリカ人から見てメキシコ人
の料理をエスニック料理と言い出したのが始まりだ。
それがメキシコ料理だけでなく、アメリカに移住してきた外国人の
料理もエスニック料理と言うようになった。
エスニック料理という言葉が日本に入ってきて、タイ料理など日本
でまだあまり普及していない、まだ市民権を得ていない料理を
総称
してエスニック料理と言うようになった。
簡単に言うと、日本人から見て珍しい料理をエスニック料理と呼ん
でいる。珍しい料理=エスニック料理という公式が成り立つと思う。

ウチから見ると、寿司、刺身、味噌汁と言った料理は極めて珍しい。
そうするとウチでは和食はエスニック料理になる。
和食がエスニック料理だなんて考える俺は異端だ!!

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2007/11/10

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軍鶏鍋

タイ料理の食材屋にタイから輸入した鶏があった。ヌチャナートは
鶏に飛びついた。
「タイの鶏よ。美味しいのよ」
それを買い求めた。
「これはこうして食べると美味しいのよ。作ってあげるわね」
家に帰る途中、ヌチャナートは嬉しそうに鶏料理の話をしている。

家に帰るとすぐに鶏を料理し始めた。
丸ごと一羽買ったのだから、鶏のお尻から野菜などを詰めると
思っていた。ヌチャナートは出刃包丁で鶏をぶつぶつ叩き切った。

日本では地鶏、地鶏と騒ぎ、地鶏は身が締まっていて旨いと評判
が立っている。今の日本では地鶏なんて少ないので希少価値が
生まれている。
まあ、俺が見た範囲だが、タイでは鶏は全て地鶏だ。
鶏舎なんてない。大規模養鶏場を知らないからこんなことを言って
いるのかもしれない。絵本にあるような黄色いひよこを引き連れた
赤い鶏冠がついている白い
鶏はタイにはいない。
足が長くて黒い精悍な軍
鶏ばかりだ。軍鶏は闘鶏に使う鶏だから
気が荒い。軍鶏に近寄ると嘴で突くような格好をして威嚇する。

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いろいろな香草を叩き潰し混ぜ合わせて軍鶏と煮る。煮込んで
いると、いい香りがたってくる。筋肉質の鶏だし、地鶏だから軍鶏
の肉は硬い。この肉の噛み心地がいい。
皮の部分は何度も噛まないと千切れない。ブロイラーなら、もう皮
なんて半分は溶けてしまっているほど煮込んでいる。
軍鶏の皮はまだ溶けていない。噛むと皮から旨みがでてくる。
この料理を日本語では軍鶏鍋というだろう。
養鶏場で育ったヤワなブロイラーにはない旨みが軍鶏にはある。

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2007/11/9

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2007年11月 9日 (金)

海老入りスープ

何時頃からだろう俺は海老の臭いが気になりだしたのは?
海老は旨いが焼いた時の臭い、手についた臭いが嫌だと感じ
出した。臭いや味が気になると、あんまり食べなくなる。

「スープ食べる?」
「うん」
「味噌汁がいい?」最近ヌチャナートは味噌汁を上手に作るように
なった。
「いや、普通のがいい」
普通のスープというとタイのスープになる。
ヌチャナートはタイのスープとミソスープしか知らない。
フランス料理のスープなんて知らないから、普通のスープと言えば
タイのスープになる。出てきたスープは海老のスープだ。
またあの臭いがあるのでは?と思いながら一口スープを頂いた。
「ない!あの気になる臭いがない!うまい!」

P1030180pct13

フランス料理だとまずはスープを食べて、肉や魚を食べるという
「お約束」がある。ウチの料理はタイ料理だからそんな「お約束」
はない。料理ができるとどさんと食卓にだし、好きなものから食べ
ていけばよい。タイ料理の食べ方は好きなものから食べれば
いいのだが、それでもなんとなく暗黙の決まりごとがある。
魚を食べたら、ご飯、次は野菜、肉、ご飯というようにいろいろな
ものを摘んではご飯を食べる。
食べる順番はどうでもいい。だいたい、ご飯、料理、ご飯、料理と
いう順序だ。ご飯を美味しく食べるために、いろいろな料理がある
とタイ人は考えている。この点は日本人の考え方と似ている。
ご飯が主食でお采は副食だ。
タイ人はひとつの料理を集中的に食べることはない。
気に入った料理があると俺はそればかり食べる。それを見て
ヌチャナートは
「こっちも食べてよ!」と文句を言う。

俺はまずスープから食べ始めた。旨い。またスープを食べた。
ご飯は食べない。立て続けにスープを食べた。
今日のスープの具は海老、卵、玉葱、グリーンピースだ。
俺があまりにも旨そうにスープを食べているのでヌチャナートは
「こっちの料理も食え」と言い出さなかった。
スープを食い終わると「旨い!」と言って他の料理を食べだした。
タイ料理の食べ方としてはマナー違反だが、旨いと思いながら食べ
る食事が一番幸せな食べ方だ。

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2007/11/8

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秋刀魚のプラケム、塩漬け秋刀魚

漬け込んでいた秋刀魚が熟成した食べ頃だ。
まずは秋刀魚の塩抜きをする。洗い桶に水をはり、秋刀魚を
水にしたす。秋刀魚から出た油が浮かび上がる。
「あら、このサンマは油が多いわ」ヌチャナートが驚く。
塩抜きをした秋刀魚を焼く。
新鮮な秋刀魚だと、焼き上がりの色も食欲に関係がある。
白く輝く皮にところどころ褐色の焦げ目があるといかにも美味し
そうに見える。尾びれなどにつけた塩は焼きあがると盛り上がる。
この塩は見た目に綺麗なだけでなく、この塩を舐めながら飲む
酒もうまい。

塩漬けの秋刀魚は焼き上がりの出来映えなんて気にする必要
はない。焼きあがったら、生姜を散りばめる。
そしてレモンを絞る。このレモンの絞り汁が秋刀魚の味を引き締
める。酸味があるとないでは味に大きな差ができる。
秋刀魚はいい具合に出来上がっている。生の秋刀魚にはない
旨みがある。醗酵熟成させているので、身は柔らかになっている。
塩辛い秋刀魚だがご飯にのせるとちょうどよい塩加減になる。
生姜の香りと辛味が舌を刺激して食欲を増す。

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この焼き魚だったなら、俺も旨いと思って食べられる。
俺すら食べられるのだから、魚が嫌いな人でも食べられるのでは
ないか??生姜の他にプリッキヌーという小粒で辛い唐辛子
ある。この唐辛子
と一緒に食べる。この唐辛子はタイでも辛い
唐辛子になる。唐辛子のよい香りがする。
ヌチャナートと二人で食べたが、秋刀魚は食べきれなかった。
熱帯の料理はなかなか腐らない。食べ残った物は明日、食べれ
ばよい。

食事が終わり、口をすすぎに行った。白い洗面台に吐き出した
水を見ると赤い。
「何だ、この赤は?唐辛子が口の中に残っていたのか?」
もう一度、口をすすぐ。水を見るとやはり赤い。
どうやら秋刀魚の小骨で口のどこかを傷つけたらしい。
七輪などの炭火で焼いた新鮮な秋刀魚を食べた場合、小骨が
口に刺さったならすぐにわかる。
秋刀魚のプラケムを唐辛子、しかも辛い種類の唐辛子と一緒に
食べると、小骨が刺さった痛みが分からない。
赤くなった水を見ながら、俺は笑ってしまった。

我々は辛いことを「辛味」と言って「甘味」「酸味」と同じような味の
一種と考えている。
学者は「辛味」は味ではない「痛覚」だという。
小骨が刺さった時に痛みを感じた筈だが、俺はそれを唐辛子の
辛味と感じていたのかもしれない。
こんな経験をすると辛味=痛覚が正しいような気がしてきた。

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2007/11/8

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パッカパオ

パッカパオは俺の好物だ。辛味も香りもいい。
肉と汁を一口分のご飯に載せる。ご飯をよくかき混ぜて食べる。
これを食べる奴はうまいうまいと言いながら食べることができる。
その一方で、これを作る奴は大変だ。
唐辛子からあがる煙でくしゃみがでる。換気扇をかけて窓を全開
にする。それでも強い刺激臭と香りがする。
「サミイ!あっちの扉も開けてよ!」
ヌチャナートが叫ぶ!
そんなことを言われなくとも俺は開ける。開けないと大変だ。
飼い猫のサダム・フセインは椅子の座布団の上で丸くなって寝て
いる。少しも慌てた様子が見えない。もしかするとサダム・フセイン
は寝ていたのではなくて、丸くなって鼻を押さえていたのかもしれ
ない。嵐のような時が過ぎると刺激臭がなくなり、出来上がりだ。

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実にいい香りがする。辛さは食欲の刺激になる。
「この葉の名前はなんというのだっけ?」
「バイホラパーよ」そうだ、そういう名前だった。
「ベランダからとってきたのよ。買わないですむわ」
自分の家で香草を育て、それを料理して食べるのは楽しい。

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2007/11/9

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コーヒーはフランス語で

現在のタイ語には多くの英語が外来語として入り込んでいる。
タイ語がわからなかったなら、英単語をタイ人のアクセントを真似
して発音する。そうすると案外すっきりと通じてしまい、こちらが驚く。
ちゃんと学校教育を受けてないタイ人にも英単語で通じる。
そんなことからも英語が外来語としてタイ語に入り込んでいるな
とわかる。

コーヒーなんて飲み物は近年になってタイに入り込んだ。
俺が推定するに、コーヒー文化は英語と共にタイに入った。
それなら「コーヒー」とか「コーフィー」とタイ語でも言ってもいい
はずだ。しかし何故かタイ人はコーヒーをフランス語風に「カフェ」
と発音する。

こんなことを知らない日本人が「コーヒー」なんて言うと若いタイの
女は吃驚する。
「コーヒー」なんて人前で言ったなら、赤面するほど恥ずかしい
タイ語になってしまうからだ。

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2007/11/8

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2007年11月 8日 (木)

豚の焼肉

それほど珍しい料理ではない。厚めに切った豚肉をナンプラで
味付けをしてフライパンで焼いた。その豚肉をご飯の上に乗せた
だけだ。いつものお手軽料理だった。
味には期待していない。いつもの料理とタカをくくって食べていた。
「もう味がついているから、そんなものをかける必要ないわ」
ヌチャナートの言葉を無視してナムプリックをかけながら食べた。

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ナムプリックが少なくなっているので、酢とナンプラを継ぎ足した。
唐辛子は加えなかった。肉の脂や焼く時に使った油と酢や唐辛子
が合う。肉にナムプリックをかけると、酢が混じったナンプラが油
と一緒にご飯に流れ落ちる。ご飯にちょっと酸味がつく。
唐辛子を載せた肉を食べる。肉を置いてあった場所のご飯には
肉の旨み汁も移っている。酸味と肉の旨みがついたご飯を一口分
だけかき混ぜる。これで旨いご飯になっている。
このご飯を食べると唐辛子の辛味が消える。
これを繰り返して食べているうちに、この焼肉は旨いと感心する。
「旨い!もう一口、もう一切れ!」
と食べているうちにご飯がなくなった。
ヌチャナートが席をはずした隙に、皿に残った汁を舐めた。
こんなお行儀が悪いことをすると、ヌチャナートに怒られる。
旨いと感じた時は皿まで舐めたくなるものだ。

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2007/11/7

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トムナンパー、鶏のスープ

料理というのはいろいろな調味料を使って複雑な味にしたものも
旨いが、逆に調味料を使わず素材だけの味も旨いものだ。
今日のトムナンパーは素材の旨みを引き出した味と言える。
材料は玉葱、長ネギ、鶏肉だ。これにナンプラで塩味と旨みを
加えた。材料が揃ったら、煮るだけ。
こんな単純な方法で美味しいスープが出来上がる。

P1030164pct13

食べ方も簡単だ。スープをレンゲですくって食べる。
レンゲには汁と一緒に肉や玉葱も入るからそれを食べる。
そしてご飯を食べる。ラーメン・ライスの食べ方に似ている。
時々、汁をご飯にかける。ウチはタイ料理を食べるから、ご飯は
茶碗にもらない。ご飯は皿に乗っている。
これがタイでは普通のご飯の盛り付けだ。
一口分のご飯を皿の端にもってくる。これに汁をかけて混ぜる。
こうすれば残りのご飯が水っぽくならない。ご飯を茶碗に盛ったなら
こんなことはできない。
鶏肉につけるためのナムプリックがある。このナムプリックは
プリッキヌーと言う唐辛子を使っているので辛い!
この唐辛子の刺激をタイ人は求める。辛すぎるので日本人には
お勧めできない唐辛子だ。

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2007/11/8

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2007年11月 7日 (水)

タイの卵とじ

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これはヌチャナートが適当に作った卵料理だ。
この料理の名前を聞いたが「知らないわ」と答える。
玉葱を炒めて卵でとじた。
色づけ?に唐辛子が入っている。
そうだ、この料理を「タイの卵とじ」と言えばいいかな?
使った唐辛子は日本の物だ。
「この唐辛子、辛いね!」
「日本の物よ。辛くないはずよ。」
ヌチャナートも味見した。
「そうね。辛いわね。」
日本の唐辛子でも辛いものが時々ある。

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2007/11/17

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豚肉の大蒜焼き、トートムゥグラチアム

あんまり聞きなれない料理だ。豚肉の生姜焼きなら誰でも知って
いる。生姜の代わりに大蒜を入れたものだ。
そういえばどんな料理か想像がつく。
豚肉をナンプラと大蒜で味付けをして、油で揚げた。
大蒜が香ばしくなっている。
このまま食べても旨いが、俺は生の唐辛子と一緒に食べた。

タイにいるのなら、このような料理を誰もが食べているので、大蒜
の臭いを気にする必要がない。日本では大蒜の臭いは嫌われる。
食べている本人は気づかないが周囲の人は「ニンニク臭い!」と
思っている。

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2007/11/6

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ソムタムの道具

ソムタムを作るのにこれといった特別な道具は必要ない。
ナイフと臼のようなものがあればいい。
青いパパイヤの皮を剥く。そして片手でパパイヤを回転させなが
ら表面をナイフで叩く。
次にパパイヤをそぐ。そうするとパパイヤの千切りができる。
これは面倒な作業だ。もっと簡単にパパイヤの千切りを作れる
道具があるはずだ。タイの市場でこんな道具を買ってきた。

P1030153pct13

これがあれば千切りは簡単に作れる。
この道具をパパイヤの表面を削るように動かせば、千切りは
できる。二回の工程が一回になる。これは便利だと俺は思う。
「これを使えば?」
ヌチャナートに道具を見せた。
「いらないわよ!こうした方が美味しいのよ!」
ナイフでパパイヤをポコポコと叩きながらヌチャナートは千切り
を作っている。どうしても新しい道具を使おうとしない。

食習慣は保守的でなかなか新しい味に馴染もうとしない。
それをわかっているから、初めてタイ料理を食べる人に俺は無理
強いはしない。

食べることが保守的なのは知っていたが、調理も保守的なことを
知って俺は驚いた。ヌチャナートはこんな道具を知っているはず
だが、「こうして作ると旨い」と思い込むと、新しい道具を使おうと
はしない。
食習慣は保守的だが、調理方法も保守的なんだ。

この道具の先端にぎざぎざがある。これでココナツの実から白い
身を掻き出す。この部分は油があり、栄養価も高い部位だ。
これも旨い。ココナツのジュースだけを飲んで、中の白い身なんて
多くのタイ人は食べない。日本と違ってココナツなんてタイでは
何処にでもある。しかも一年中ある。
時々、中の白い身を食べている人を見かけるが、その人はその
部分が好き、あるいはちょっとお腹がすいている、手持ちぶたさ
で口寂しいので食べている??
俺の目から見ると、タイ人はもったいない食べ方をしている。
タイのホームレスはこの道具で捨てられたココナツの中身を掻き
出して食べていれば栄養は取れると俺は考える。
しかしそんな姿を見たことがない。
空き瓶、空き缶を集めれば食事を買える金がタイでは簡単にできる。
食べられるものを捨てているのを見ると、何かいい利用方法は
ないかなと考えてしまう。
例えば、これを乾燥させてアフリカに送れば、大勢の子供の命が救える。

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2007/11/6

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雨降りタバコ

食後の一服はタバコのみにとっては一番旨いタバコだ。
美味しい料理を食べて、酒を適度に飲む。
その次はタバコというコースだ。
タバコや酒につける商標はおめでたいとか快いイメージのある
名前が多い。
「サイフォン」という名前のタバコがタイにある。
直訳すると「雨降り」だ。
俺はこのタバコに接した時、カルチュアーショックを受けた。

日本人にとって雨は不快で迷惑だ。特に梅雨時の雨はじめじめ
して憎らしくなる。洗濯物は乾かないし、洗濯したくても洗濯でき
ない。まごまごしているとカビが生える。
そんな不快なものを商標とするなんて、タイ人の感覚はどうなって
いるのだ!と疑ってしまった。

考えてみれば年がら年中、暑い中でたまに降る雨は涼しさを
もたらす快適な天の贈り物だ。雨が降ると涼しくなる。
こんなうれしい事はない。
暑いことは不快で苦しいから、暑さ=悪という公式がタイ人には
できている。日本の寒い時期にタイに行くと暑さが快い。
日向にいるとタイ人が日陰に来いという。
「俺は日光が好きなんだ」これを聞いてタイ人は首をかしげ
ながら言った。
「自分は月光の方が好きだ」
暑いのは嫌なもの、涼しいことは好ましいものだ。
タイ人にとって涼しくしてくれる雨はいいものだから「雨降り」なんて
名前をタバコの商標にする。

もしこのタバコが日本に輸出されて「雨降り」という名前で売り出
されたなら絶対に売れない。
食後に「雨降り」タバコを吸いながら一人でにやっと笑ってしまった。

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2007/11/6

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2007年11月 5日 (月)

小鯛のプラーヌング

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塩漬けにした小鯛を野菜と一緒に蒸し揚げたものだ。
こっちはヌチャナートの食べ物。俺は別の物を食べている。
小鯛も食べたいが、他にいろいろ食べているのでこれ以上は
摂食禁止だ。自分で食べるのを抑えないと食いすぎになる。
見た目が可愛らしい。
ヌチャナートは一人で美味しそうに食べている。

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2007/11/4

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鯵のプラケム

鯵のプラケムだ。昨日、漬け込んだばかりだから、まだ十分に
醗酵していない。塩を振って一晩おいたような感じだが、ちょっと
だけ違う。今日は大根おろしをつけて和風にした。
ヌチャナートのアイデアだ。
まだ本格的なタイの味になっていないから、大根おろしをつけても
可笑しくない。タイ語の名前の通り、塩っぱい魚になるとにおいも
味も変わる。新鮮な鯵とは違った旨味がでてくる。
焼き魚にご飯と言う典型的な和食になった。

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2007/11/4

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唐辛子の選択

ウチは唐辛子を沢山使う。毎日がタイ料理だから当然の話だ。
日本人は唐辛子は全て同じと考えている。
唐辛子について日本人に尋ねると一番最初に返ってくる答えは
麻の実、蜜柑の皮等々が入った七色唐辛子だ。
次に何も入っていない一味唐辛子。辛いと言われている鷹の爪。
沖縄の人なら島唐辛子をあげるだろう。
その程度だ。どれもこれも買ってきてそのまま使う。唐辛子を焙煎
するなど自分で加工することはない。
唐辛子を多用するタイ人や韓国人は唐辛子にこだわりをもつ。
それと同時に唐辛子を自分で加工する。

10数年前、日本や韓国を冷夏が襲った。
日本の米は不作だった。韓国でも米が不作だったかどうか知ら
ないが、唐辛子が不作だった。キムチを漬け込む時期になって、
ある特定の唐辛子が不足した。その唐辛子がないとキムチの
赤い色がでない。色だけの問題なら唐辛子を沢山使えばいいじゃ
ないかと日本人は考える。そんなことしたら、辛すぎて食べられ
なくなる。キムチを作るには赤い色が濃い特定の唐辛子を使わな
くてはいけない。

先日、ヌチャナートが呟いた。
「日本の唐辛子は皮が硬いのよ」
タイ人は唐辛子の香り、辛味、色にこだわることは知っていた。
しかし、皮の硬さにもこだわりを持っているとは知らなかった。
タイ料理は臼のような器に材料を入れて、すりこ木のような棒で
材料を叩き潰す。これをやらないとタイ料理にならない。
日本の唐辛子だと、いくら叩いても皮が潰れない。タイのものだと
皮が潰れて他の材料と混じる。
唐辛子を選ぶ時には皮の硬さも重要な要素になっているのを
知った。

話はちょっと飛ぶ。
沖縄の名物、泡盛はタイの焼酎ラオがもとになっている。
タイの製法が日本に伝わったという。日本政府は米の輸入を
統制していた時代でも泡盛を作るためにタイ米の輸入を認めて
いた。沖縄とタイは食べ物の繋がりが濃い。

先日、タイ人が沖縄の島唐辛子を「プリッキヌー」と言っていた。
プリッキヌーというのはタイ語で「鼠の糞」と言う意味の辛くて小さ
なタイの唐辛子だ。
もしかして島唐辛子もタイが原産なのかなと思ってしまった。

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2007/11/5

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2007年11月 4日 (日)

汁ビーフンに鳴門巻

先日、タイ祭でタイの麺が安く出ていた。麺といってもラーメン
ではない。汁ビーフンだ。賞味期限まじかなので安売りをしていた
というわけだ。
俺は安けりゃ、賞味期限なんて気にしない。食い物なんてデジタル
の世界と違う。デジタルの世界は一秒だって待ってくれない。
指定の時刻を過ぎたら、赤い物が黒くなるのがデジタルだ。
食い物の世界では賞味期限が切れたら、甘いものが酸っぱくなる
なんてことはない。製品にもばらつきがある。専門家がみたら
賞味期限前に味が変わっているものもある。
専門家が見ても賞味期限を過ぎても味が変わらないものもある。
賞味期限はおおよその目安だ。そんなわけで俺は賞味期限
なんて気にしていない。

タイ料理を毎日食っているが、タイ料理の微妙な味の違いなんて
なかなか分からない。味が変わっているかもしれないが、腹を
壊さない限り気にしない。

俺は汁ビーフンはそれほど好きではない。ビーフンだけを茹でて
おいて、茹で上がったビーフンをスープに入れるとおいしくなる。
そんなことは分かっているが、面倒なのでビーフンをスープの中
で茹でて食べる。そうするとビーフン特有な臭いがでる。
その臭いが嫌だ。それを避けるにはビーフンだけを別の鍋で茹
でればいい。自分の横着で美味しく食べられるものを、不味く
して食べている。
そして俺は汁ビーフンが好きでないと言っている。自分勝手だ。
けしてビーフン屋さんが悪いのではない。悪いのは俺だ!

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鍋にビーフンと粉末スープを入れて煮込んだ。腹が減っている
からその汁ビーフンを食べた。汁ビーフンを食べながら、包装を
見た。調理見本の写真が載っている。そこにはなんと鳴門巻が
あるではないか!タイには鳴門巻なんてない。
鳴門巻なんてタイの市場でもスーパーでも見た事ない。
バンコックの日本人用の店にはあるのだろう。
タイの田舎では鳴門巻なんて知らない。生椎茸、エノキダケも
ある。日本的な盛り付けだ。小さなトマトの薄切り、人参もある。
ここまではまあ、日本的だ。薩摩揚げのようなものがある。
これはタイの物だ。ここで異国風と感じる。
アスパラを見るともう完全に日本の料理ではないと思う。
日本人が嫌いなパクチーが入っているので笑った。
タイ人にとってパクチーの香りに相当するのは日本の何になる
だろう。青紫蘇の香りかな?この香りはタイ人もいい香りと言う。
ドクダミは悪い臭いだが、料理には使わない。何があるかなぁー?

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2007/11/4

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帆立貝とナムプリック

帆立貝を買ってきた。ヌチャナートが焼こうとしていた。
貝にプラスチックのピンクの糸のようなものがついているのに気づいた。
プラスチックを焼いたら帆立が不味くなる。どうやらこの帆立貝は養殖物
で稚貝に穴をあけてプラスチックの紐で吊るしていたようだ。
普通は紐を完全に取り除くのだが、取り忘れている。

タイのレストランでは帆立を食べたような記憶があるが、タイの市場では
見たことがない。ヌチャナートに聞くと、やはり市場では売っていないとの
こと。

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焼き上げた帆立をナムプリックで食べる。
今日のナムプリックは長ネギとミントの葉を入れた。
日本の常識ではかなり辛いだろうが、タイの常識では普通の辛さだ。
こうやって帆立を食べるとタイの味になる。

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2007/11/3

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カニ入り卵焼き、タイ版

「カニが入った卵焼きをご飯に乗せたものって日本人は好きね。」
とヌチャナートが言った。天津丼のことを言っていると思った。
今日はヌチャナートが卵焼きにカニを入れるという。ウチには
カニなんてない。カニボコならある。卵焼きにカニボコをいれた。
柔らかでふんわりとなった卵焼きを作っていた。
美味そうだな。この辺で火を止めると思っていた。
それなのに、ヌチャナートはまだ熱をかけている。
「あーぁ、卵が硬くなってしまう!」
ヌチャナートはそんなことに関心がない。タイで作る卵焼きを
作っている。
「できたわよ。さぁー食べて!」

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俺が期待した卵焼きではなかった。
作っている途中を見なかったなら、これは美味しい卵焼きだ。
期待したふんわり卵ではなかったのでちょっとがっかり。
冷蔵庫に酢に唐辛子をいれたものがある。
酢の酸味と唐辛子の辛味を加えると、見違えるほど旨味がでる。
タイの卵焼きも美味い!!!

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2007/11/3

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